FW・佐々木竜太 出場した試合「点を取る」
2008/06/12(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
「もっと点を取らないと駄目です」。いつ質問しても、同じような返事なのが3年目のFW佐々木竜太。果敢なドリブル突破、どこからでもゴールを狙う姿勢。若さあふれるプレーで、サポーターを魅了する20歳は、常に上昇志向だ。
今季はリーグ戦6試合2得点。そのほとんどが途中出場で、出場時間はわずか146分。90分当たりの得点率は約1.23点で、8得点で得点王にいるマルキーニョスの約1点を上回っているが、先発の座はなかなか回ってこない。それだけに、第13節・柏戦での先発フル出場は大きな転機となった。「スタメンと途中から出るのでは大きく違う。大きかった」。試合展開やペース配分を考えたプレーを求められることを肌で感じたようだ。
自ら課題に挙げるのがFWとしての質の向上。「ボールを収めて、もっと周りを使わないと…。でも、持ちすぎてもいけないし。その判断かな」。若さゆえ周囲が見えなくなる場面もあるが、自覚しながら、少しでも落ち着いたプレーができるように、基本的な技術のレベルアップにも努めている。
「点を取り続けたら使ってくれると思うし、駄目なら出番がなくなる。出た試合は全部点を取り、もっとチームに貢献したい」。鹿島の昇竜が爆発すれば、連覇への道も切り開ける。180?、74?。鹿嶋市出身。
柏戦のフル出場で一皮剥けた様子である。
フィジカル・ライティの異名を持つ佐々木竜太は、平瀬の速さ、本山の巧さ、隆行の強さを兼ね備える次世代ストライカーである。
その若きFWが更なる覚醒をしようとしておる。
昇竜拳で相手を倒すのである。
しかしながら、本来は昇龍拳が正しい。
MS-IMEの誤変換には困ったものである。