鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

同じ轍は踏まぬ

2007年11月29日 | Weblog

オリベイラ監督が最終戦で浦和情報封印
 鹿島のオズワルド・オリベイラ監督(56)が「魔法のタクト」を振るう。浦和が引き分け以下で、鹿島が勝てば大逆転優勝となる12月1日の最終戦清水戦に向けて、28日の練習前にミーティングが行われた。「試合中には浦和(対横浜FC戦)の情報は教えないからゲームに集中するように言われました」(MF本山)浦和の途中経過は伝えられないことになった。

 痛い教訓がある。首位磐田に勝ち点2差の2位で迎えた03年のリーグ最終戦浦和戦。2-1でリードの後半ロスタイムに磐田の敗戦を聞き、当時のセレーゾ監督がベンチ前に飛び出した。だが油断から同点弾を浴びて優勝を逃した。破竹の8連勝で勢いづいているが、苦い失敗を繰り返さないためにも、試合中はライバルの情報を封印する。 [2007年11月29日9時20分 紙面から]

選手に浦和戦の状況教えない!鹿島、清水戦に集中して朗報待つ

ロスタイムの失点で優勝を逃した03年。あのときの悪夢を繰り返さないよう、鹿島はリーグ最終戦を浦和戦の情報を封印、集中して臨む

 鹿島が2003年の悪夢を一掃して逆転優勝を狙う。今季リーグ最終節・清水戦(カシマ)を3日後に控えた28日、決戦へのミーティングを実施。オズワルド・オリヴェイラ監督(57)の指示で、試合中に優勝を争う浦和戦の状況を選手とベンチに伝えないことを確認した。ベンチの雰囲気が選手に伝染してロスタイムの失点で優勝を逃した03年11月29日の浦和戦の教訓を生かし、目の前の試合に集中して朗報を待つ。

 同じ“失敗”は繰り返さない。オリヴェイラ監督は、清水戦に向けて一戦集中で臨む決意を選手に伝えた。
 「監督は試合中に浦和とか他の会場の情報は入れないようにする、と言っていました。あのとき(03年)は、ベンチが騒がしくなって、そこにすきが生まれたから」
 MF本山が、03年の悪夢を振り返りながら指揮官の方針を明かした。

 03年11月29日の浦和戦。当時、出場停止でスタンド観戦だった本山は、チームの雰囲気に変化があったことを指摘。時間にして約10秒、首位に立った瞬間だ。ベンチでセレーゾ監督らが喜びを体で表したことで選手たちが他会場の結果に気を取られたすきを突かれ、浦和FWエメルソンに痛恨の一撃を食らった。まさかの2-2ドロー。土壇場で優勝を逃す結果となった。

 逆転優勝には勝利が実質の最低条件。厳しい状況にあるだけに、目の前の試合だけに集中することが大事。「集中力を欠いて、見に来てくれるお客さんをがっかりさせるような試合だけにはしたくない」と本山。指揮官はミーティングで精神面の重要性を強調した。もう悪夢は繰り返さない。悲願の10冠へ、『ノーモア・03シーズン』を胸に最後の一戦に臨む。 (千葉友寛)

■混戦VTR(03年11月29日・J1第2ステージ最終節)
 前節まで(1)磐田(2)鹿島(3)横浜M(4)市原(現千葉)で最終節を迎えた。上位4チームとも同時刻に試合が開始され、磐田Vs横浜M、鹿島Vs浦和、市原Vs東京Vで行われた。前半2分、磐田がグラウの先制点で優位に立ったが、後半5分に同点にされると、同ロスタイムに久保の逆転弾で首位は鹿島に。この時点で鹿島は2-1でリードしていたが、同ロスタイムに同点弾を喫して、横浜Mの逆転優勝が決まった。

雨のさいスタ、悪夢の序章と言うべきか。
あの落胆の記憶は生々しい。
ピッチ狭しと走る石川。
PKを与えた池内。
同点かと思いきやレッヅが外す。
Fマリノス勝ち越しの情報が広がるインジャリータイムのゴール裏。
そして…
あの頃はまさに筋書きのないドラマであった。
今季のプロレスが如きリーグ戦はファンを離れさせるのでは無かろうか。


最新の画像もっと見る