2013プレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
(ゴールを決めたダヴィ、大迫に関して)非常に良かったと思うし、献身的にチームがやろうとしていることをやっているのが感じられた。何度かフィニッシュにつながった動きもあったので良かったと思う。
サポーターが来てくれるということは分かっていたし、チームを支えてくれていることも分かっていた。皆さんに敬意を表す意味でも、最初の試合としては選手たちの動きは素晴らしかったと思うし、現段階としてやれることを最大限やってくれた。ボールを使ったメニューはまだ数回しかやっていない中、いい動きだった。ただ中を絞る相手に対し、中から攻めることに少し固執してしまったかと思う。もう少しサイドをシンプルに使っても良かったのではないかと思う。
(交代枠が多かったが)ただ闇雲に交代枠を使って、センターバックに対しセンターバック、ボランチに対しボランチというような交代をしても何の意味もない。いい流れでポゼッションしているなら、その流れを壊したくはないし、まだ選手たちの中には私が求めていることを消化し切れていない選手もいる。そういう選手を単純に出場させても仕方がないので、もっとデータをインプットしてから試合に出すようにしたい。
色々なことをまだ修正しなければいけないし、サッカーというのは複雑なもの。選手たちの能力を考えれば、ポゼッションできる選手が多いからその能力を生かしていなければいけない。ただ日本のサッカーはスピードがあるので、それに見合った形に修正していく。ただ選手たちに要求したことに関しては、やろうとする意思が見
【大迫 勇也】
メンバーを固定しないで練習している中でもスムーズに試合に入れたと思う。点を取る事は出来たけど、3点目を取れるチャンスがあった。それを決めていれば、もっと楽なゲームが出来た。
【曽ヶ端 準】
相手のシュートは変化していたと思う。上手くサイドチェンジされて展開されてしまった。紅白戦はやったけど、今日は相手あっての事だし、水戸もアグレッシブに来ていたので、難しい試合ではあったと思う。
2013年02月24日(日)
本日行われたプレシーズンマッチ 水戸戦は2-2のドローに終わりました。
【 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.02.24)
鹿島 2 - 2 水戸 (14:04/カシマ/9,576人)
得点者:17' ダヴィ(鹿島)、30' 橋本晃司(水戸)、41' 大迫勇也(鹿島)、83' 山村佑樹(水戸)
●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:今日、ダヴィ選手と大迫選手がそろい踏みで得点をあげましたが、二人についての評価をお願いします。
「非常に良かったのではないか。献身的に、チームが今やろうとしていることを努力してやろうとしている姿が伝わってきた。また、サイドにボールが入ったとき、FWには常にボックス内に進入しなくてはいけない役割があるのだが、そう言った形でフィニッシュすることができていたのでよかったと思う」
Q:久しぶりのカシマのベンチの座り心地とサポーターの声援についてお願いします。
「サポーターが来てくれることはわかっていた。アントラーズというクラブに対して、多くのサポーターが支えてくれている。チームとしても、今季最初の試合なので素晴らしかったと思う。ボールを使ったメニューも数回しかやっていない。今、現段階でやろうとする姿勢があったと思う。最初の試合としては、今の置かれている状況においては良かったと思う。当然ながら、いい部分もあれば、悪い部分もある。ボールを使った練習を数回しかやっていないので、それは当たり前のことだ。ただ、中央に絞りすぎて中を固める相手に対しては、中、中とありすぎたかな、と思う。もう少しサイドをシンプルに使えばくぐり抜けることが簡単にできた」
Q:交代枠が何人か残っていたと思いますが、使い切れなかったということなのでしょうか?
「単純にチームとしての意思統一ができていないなかで、交代枠があるから選手を代えていくことは考えなかった。センターバックをセンターバックに、ボランチをボランチに代えても、なんのプラスにもならない。あと、今日の場合は、交代する時間も限られているなかで、30分、35分、40分というタイミングで、選手を入れ替えてリズムを失うよりも、チームはしっかりポゼッションができていたし、狙いのところもできるようになっていった。新しい選手は何人かいるが、その選手たちが私が求めているものがわからないままピッチに送り出すよりも、まず練習を積み重ねて意思統一や狙いのところ、つまりデータをインプットしてからピッチに送り出した方が彼らにとっても効果的だ。単純にもっと練習を積んでから送り出したい思いでいる」
Q:先ほど、サイドをシンプルにと仰っていましたが、2点目の展開は仰っている展開と思って良いのでしょうか?
「2点目だけではなく、1点目は野沢選手の出したボールだ。そういった状況を多く使っていかないといけない。もう一つは相手が、戦法としてペナルティ幅ぐらいに人を集めて絞っているのだったら、空いているところはサイドだ。難しい話ではない。単純でシンプルなことだ。そこを使えば相手を横に広げることができる。そうすれば中央が空いてくる。日本の場合は、選手のスピードやアジリティがあるので、中央のラインでも寄せが早い。そこでボールを受けて捌こうとしても難しい。そのため、サイドをシンプルに使えば、今度は中が使えるようになる」
Q:改めて今季の目標とどういう戦いをしたいかお願いします。
「修正しなくてはならないところがたくさんある。ここで述べるとかなり時間がかかる。サッカーは複雑なスポーツだ。ただ、抱えている選手の能力を考えれば、パスワークやポゼッションできる技術の高い選手がそろっている。能力を引き出し合いながら自分たちのサッカーをやらなくてはいけない。日本のサッカーというのはスピーディで展開が早い。ダイナミックさも求められるし、集中力の持続も求められるスタイルになっている。チームとして、少しずつ修正して、それに見合った形に表現できればと思う。あとは自分たちが今日やっていくなかで、選手たちがそれをやろうとした姿勢が感じられたので、明るい一歩を踏み出すことができたと思う。日本の場合は、J1だとうとJ2だろうと、ポジショニングや運動量で頑張るし、チームとして組織として全チームがやろうしている。初めての公式戦と捉えれば、まったく悪くない。ボールを使ったメニューの回数を考えれば、チームが表現したものは妥当ではないかと思う。ただ、簡単なリーグ戦ではないことは確信している」
以上
【 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】試合終了後の各選手コメント(13.02.24)
●大迫勇也選手(鹿島):
「ダヴィとの関係はあまり考えすぎずにやりました。考えすぎると自分の良いところが消えてしまうから。良い感じでできていると思うので、あとは開幕して二人がどれだけ点を取れるかだと思います。
(ゴールも良い形だったが?)
見てくれててよかった。良いボールを入れてくれた。(みんな)技術が高いんで常にあそこは狙っています。
(ダヴィとは感覚的にやってても合う?)
そうですね。タクさんも入ってくるから、そこはタクさんがコントロールしてくれるんでやりやすいですよ。あとは結果を残すだけですね。開幕戦でしっかり結果が出せるように仕上げます」
●曽ヶ端準選手(鹿島):
「(失点については?)
変化はしてましたけど、あのスピードだったら取らなきゃいけないボールだったと思います。
(フリーにさせてはいけなかったと思いますが?)
うまくサイドチェンジされてからの展開だった。
(芝がすべて入れ替えられたがどうだったか?)
継ぎ目に砂が入っていましたけど、足を取られる選手もいなかった。まだ完全に根付いている感じではなかった。まあ、大きな問題が出るほどではなかったです」
●鈴木隆行選手(水戸):
「今までやってきた試合の中で一番よかった。開幕1週間前でいい結果を出せたことは自信につながる。開幕戦はホーム。『水戸は今年やれる』と思ってもらえるような内容で勝ちたいです」
[ 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸 ]
芝生の全面張り替えが終わったカシマスタジアム。ご覧のように美しいピッチが戻ってきました。
[ 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸 ]
試合前にピッチの状態を確認する青木剛選手と大岩剛コーチ。青木選手は地面の固さなどもチェックしていました。
[PSM]終盤ドローに持ち込まれるも、鹿島・セレーゾ監督「ボールを使ったメニューをまだ数回しかやっていない」
13/2/24 22:04
[2.24 プレシーズンマッチ 鹿島2-2水戸 カシマ]
前半17分に新加入のFWダヴィが先制点。追いつかれて迎えた同41分にはFW大迫勇也が勝ち越し点を奪い、鹿島アントラーズは前半を1点リードで折り返した。
だが後半は追加点を奪うことはできなかった。逆に後半38分、水戸FW山村佑樹に同点弾を奪われた。終盤での同点劇。だがトニーニョ・セレーゾ監督は「現段階でやろうとしていることは出来ていた。良い部分も悪い部分もあったが、ボールを使ったメニューをまだ数回しかやっていないですし」と、この結果を楽観的にとらえた。
しかしプレシーズンマッチとしては後味の悪い結果となってしまったのも事実だ。実際交代枠も2枠しか使わなかった。「CBをCB、ボランチをボランチと代えても意味がない」と強がったが、J2水戸相手に守りきれなかったことには変わりない。
「いろいろ修正しなくてはならないところはあるが、サッカーは複雑なスポーツ。幸いパスワークやポゼッションできる選手がそろっている。チームとして見合ったサッカーが出来るように修正したい」
昨季は20年目にしてクラブ史上初の2桁順位に終わったかつての王者。だがトニーニョ・セレーゾ監督が前回就任した初年度の2000年には、鹿島はJ初の3冠(リーグ、ナビスコ杯、天皇杯)を達成した。復権を目指すシーズン開幕まで残り1週間。帰ってきた名将の手腕に期待したい。
(取材・文 児玉幸洋)
交代枠につて口を開いたトニーニョ・セレーゾ監督である。
単なる同ポジションを置き換えることに意味は無いと言い切っておる。
確かにポゼッションは出来ており、流れは良かった。
ここで、バランスを崩すことを嫌ったことは理解出来よう。
しかしながら、我らとしては新戦力をお披露目して欲しいと思う部分があったことも事実である。
前野やアツ、植田のプレイを確認してみたかった。
とはいえ、指揮官はこの試合を単なるテストマッチとは捉えてなかったということである。
やはり、若き戦力の確認は練習を見学に行くしかあるまい。
それはそれとして、ダヴィと大迫の2TOPが揃って得点を記録したのは良い兆候である。
週末の開幕に向けて問題を修正し鳥栖に挑みたい。
楽しみである。
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
(ゴールを決めたダヴィ、大迫に関して)非常に良かったと思うし、献身的にチームがやろうとしていることをやっているのが感じられた。何度かフィニッシュにつながった動きもあったので良かったと思う。
サポーターが来てくれるということは分かっていたし、チームを支えてくれていることも分かっていた。皆さんに敬意を表す意味でも、最初の試合としては選手たちの動きは素晴らしかったと思うし、現段階としてやれることを最大限やってくれた。ボールを使ったメニューはまだ数回しかやっていない中、いい動きだった。ただ中を絞る相手に対し、中から攻めることに少し固執してしまったかと思う。もう少しサイドをシンプルに使っても良かったのではないかと思う。
(交代枠が多かったが)ただ闇雲に交代枠を使って、センターバックに対しセンターバック、ボランチに対しボランチというような交代をしても何の意味もない。いい流れでポゼッションしているなら、その流れを壊したくはないし、まだ選手たちの中には私が求めていることを消化し切れていない選手もいる。そういう選手を単純に出場させても仕方がないので、もっとデータをインプットしてから試合に出すようにしたい。
色々なことをまだ修正しなければいけないし、サッカーというのは複雑なもの。選手たちの能力を考えれば、ポゼッションできる選手が多いからその能力を生かしていなければいけない。ただ日本のサッカーはスピードがあるので、それに見合った形に修正していく。ただ選手たちに要求したことに関しては、やろうとする意思が見
【大迫 勇也】
メンバーを固定しないで練習している中でもスムーズに試合に入れたと思う。点を取る事は出来たけど、3点目を取れるチャンスがあった。それを決めていれば、もっと楽なゲームが出来た。
【曽ヶ端 準】
相手のシュートは変化していたと思う。上手くサイドチェンジされて展開されてしまった。紅白戦はやったけど、今日は相手あっての事だし、水戸もアグレッシブに来ていたので、難しい試合ではあったと思う。
2013年02月24日(日)
本日行われたプレシーズンマッチ 水戸戦は2-2のドローに終わりました。
【 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.02.24)
鹿島 2 - 2 水戸 (14:04/カシマ/9,576人)
得点者:17' ダヴィ(鹿島)、30' 橋本晃司(水戸)、41' 大迫勇也(鹿島)、83' 山村佑樹(水戸)
●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:今日、ダヴィ選手と大迫選手がそろい踏みで得点をあげましたが、二人についての評価をお願いします。
「非常に良かったのではないか。献身的に、チームが今やろうとしていることを努力してやろうとしている姿が伝わってきた。また、サイドにボールが入ったとき、FWには常にボックス内に進入しなくてはいけない役割があるのだが、そう言った形でフィニッシュすることができていたのでよかったと思う」
Q:久しぶりのカシマのベンチの座り心地とサポーターの声援についてお願いします。
「サポーターが来てくれることはわかっていた。アントラーズというクラブに対して、多くのサポーターが支えてくれている。チームとしても、今季最初の試合なので素晴らしかったと思う。ボールを使ったメニューも数回しかやっていない。今、現段階でやろうとする姿勢があったと思う。最初の試合としては、今の置かれている状況においては良かったと思う。当然ながら、いい部分もあれば、悪い部分もある。ボールを使った練習を数回しかやっていないので、それは当たり前のことだ。ただ、中央に絞りすぎて中を固める相手に対しては、中、中とありすぎたかな、と思う。もう少しサイドをシンプルに使えばくぐり抜けることが簡単にできた」
Q:交代枠が何人か残っていたと思いますが、使い切れなかったということなのでしょうか?
「単純にチームとしての意思統一ができていないなかで、交代枠があるから選手を代えていくことは考えなかった。センターバックをセンターバックに、ボランチをボランチに代えても、なんのプラスにもならない。あと、今日の場合は、交代する時間も限られているなかで、30分、35分、40分というタイミングで、選手を入れ替えてリズムを失うよりも、チームはしっかりポゼッションができていたし、狙いのところもできるようになっていった。新しい選手は何人かいるが、その選手たちが私が求めているものがわからないままピッチに送り出すよりも、まず練習を積み重ねて意思統一や狙いのところ、つまりデータをインプットしてからピッチに送り出した方が彼らにとっても効果的だ。単純にもっと練習を積んでから送り出したい思いでいる」
Q:先ほど、サイドをシンプルにと仰っていましたが、2点目の展開は仰っている展開と思って良いのでしょうか?
「2点目だけではなく、1点目は野沢選手の出したボールだ。そういった状況を多く使っていかないといけない。もう一つは相手が、戦法としてペナルティ幅ぐらいに人を集めて絞っているのだったら、空いているところはサイドだ。難しい話ではない。単純でシンプルなことだ。そこを使えば相手を横に広げることができる。そうすれば中央が空いてくる。日本の場合は、選手のスピードやアジリティがあるので、中央のラインでも寄せが早い。そこでボールを受けて捌こうとしても難しい。そのため、サイドをシンプルに使えば、今度は中が使えるようになる」
Q:改めて今季の目標とどういう戦いをしたいかお願いします。
「修正しなくてはならないところがたくさんある。ここで述べるとかなり時間がかかる。サッカーは複雑なスポーツだ。ただ、抱えている選手の能力を考えれば、パスワークやポゼッションできる技術の高い選手がそろっている。能力を引き出し合いながら自分たちのサッカーをやらなくてはいけない。日本のサッカーというのはスピーディで展開が早い。ダイナミックさも求められるし、集中力の持続も求められるスタイルになっている。チームとして、少しずつ修正して、それに見合った形に表現できればと思う。あとは自分たちが今日やっていくなかで、選手たちがそれをやろうとした姿勢が感じられたので、明るい一歩を踏み出すことができたと思う。日本の場合は、J1だとうとJ2だろうと、ポジショニングや運動量で頑張るし、チームとして組織として全チームがやろうしている。初めての公式戦と捉えれば、まったく悪くない。ボールを使ったメニューの回数を考えれば、チームが表現したものは妥当ではないかと思う。ただ、簡単なリーグ戦ではないことは確信している」
以上
【 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸】試合終了後の各選手コメント(13.02.24)
●大迫勇也選手(鹿島):
「ダヴィとの関係はあまり考えすぎずにやりました。考えすぎると自分の良いところが消えてしまうから。良い感じでできていると思うので、あとは開幕して二人がどれだけ点を取れるかだと思います。
(ゴールも良い形だったが?)
見てくれててよかった。良いボールを入れてくれた。(みんな)技術が高いんで常にあそこは狙っています。
(ダヴィとは感覚的にやってても合う?)
そうですね。タクさんも入ってくるから、そこはタクさんがコントロールしてくれるんでやりやすいですよ。あとは結果を残すだけですね。開幕戦でしっかり結果が出せるように仕上げます」
●曽ヶ端準選手(鹿島):
「(失点については?)
変化はしてましたけど、あのスピードだったら取らなきゃいけないボールだったと思います。
(フリーにさせてはいけなかったと思いますが?)
うまくサイドチェンジされてからの展開だった。
(芝がすべて入れ替えられたがどうだったか?)
継ぎ目に砂が入っていましたけど、足を取られる選手もいなかった。まだ完全に根付いている感じではなかった。まあ、大きな問題が出るほどではなかったです」
●鈴木隆行選手(水戸):
「今までやってきた試合の中で一番よかった。開幕1週間前でいい結果を出せたことは自信につながる。開幕戦はホーム。『水戸は今年やれる』と思ってもらえるような内容で勝ちたいです」
[ 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸 ]
芝生の全面張り替えが終わったカシマスタジアム。ご覧のように美しいピッチが戻ってきました。
[ 2013Jリーグプレシーズンマッチ 鹿島 vs 水戸 ]
試合前にピッチの状態を確認する青木剛選手と大岩剛コーチ。青木選手は地面の固さなどもチェックしていました。
[PSM]終盤ドローに持ち込まれるも、鹿島・セレーゾ監督「ボールを使ったメニューをまだ数回しかやっていない」
13/2/24 22:04
[2.24 プレシーズンマッチ 鹿島2-2水戸 カシマ]
前半17分に新加入のFWダヴィが先制点。追いつかれて迎えた同41分にはFW大迫勇也が勝ち越し点を奪い、鹿島アントラーズは前半を1点リードで折り返した。
だが後半は追加点を奪うことはできなかった。逆に後半38分、水戸FW山村佑樹に同点弾を奪われた。終盤での同点劇。だがトニーニョ・セレーゾ監督は「現段階でやろうとしていることは出来ていた。良い部分も悪い部分もあったが、ボールを使ったメニューをまだ数回しかやっていないですし」と、この結果を楽観的にとらえた。
しかしプレシーズンマッチとしては後味の悪い結果となってしまったのも事実だ。実際交代枠も2枠しか使わなかった。「CBをCB、ボランチをボランチと代えても意味がない」と強がったが、J2水戸相手に守りきれなかったことには変わりない。
「いろいろ修正しなくてはならないところはあるが、サッカーは複雑なスポーツ。幸いパスワークやポゼッションできる選手がそろっている。チームとして見合ったサッカーが出来るように修正したい」
昨季は20年目にしてクラブ史上初の2桁順位に終わったかつての王者。だがトニーニョ・セレーゾ監督が前回就任した初年度の2000年には、鹿島はJ初の3冠(リーグ、ナビスコ杯、天皇杯)を達成した。復権を目指すシーズン開幕まで残り1週間。帰ってきた名将の手腕に期待したい。
(取材・文 児玉幸洋)
交代枠につて口を開いたトニーニョ・セレーゾ監督である。
単なる同ポジションを置き換えることに意味は無いと言い切っておる。
確かにポゼッションは出来ており、流れは良かった。
ここで、バランスを崩すことを嫌ったことは理解出来よう。
しかしながら、我らとしては新戦力をお披露目して欲しいと思う部分があったことも事実である。
前野やアツ、植田のプレイを確認してみたかった。
とはいえ、指揮官はこの試合を単なるテストマッチとは捉えてなかったということである。
やはり、若き戦力の確認は練習を見学に行くしかあるまい。
それはそれとして、ダヴィと大迫の2TOPが揃って得点を記録したのは良い兆候である。
週末の開幕に向けて問題を修正し鳥栖に挑みたい。
楽しみである。