鹿島アントラーズ原理主義

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ジュビロ戦プレビュー

2012年08月10日 | Weblog
【J1:第21節 鹿島 vs 磐田】プレビュー:鹿島の6連戦ラストゲームは磐田戦。連戦で培った一体感で勝利を目指す!(12.08.10)
週に2試合を戦う連戦が3週間続く6連戦も、ようやく終わりを迎える。スルガ銀行チャンピオンシップに出場する栄誉を与えられた一方で、J1の18チームのなかで唯一鹿島だけが挑まなければならなかった厳しい日程だった。コンディション調整には細心の注意が払われ、選手だけでなく監督・スタッフも疲労回復に尽力。ホームゲームが終わったあと、選手全員を一旦寮に戻し用意した食事を摂らせてから帰宅させたり、鳥栖のアウェイ戦を終えたあとも「そのまま大阪に移動して、大阪で調整していくということを選択」(ジョルジーニョ監督)するなど、疲労を最小限に食い止める努力が重ねられてきた。その成果もあり、スルガ銀行チャンピオンシップを初制覇、ヤマザキナビスコカップも準決勝進出を決めた。

しかし、リーグ戦では前節・サガン鳥栖に0-2で敗れ7勝5分8敗と再び黒星が先行するようになってしまった。順位も12位に再び後退。残る試合数が14試合に減った状況で、首位ベガルタ仙台との勝点差は12。ACL出場権を手にできる3位に以内に入ることを考えても、ここから勝点差9を詰めなければならないという厳しい状況だ。

ただ、過密日程の苦境を共に闘い抜いてきたことで、新外国人のレナトも急速にフィットし、ドゥトラの高速ドリブルもより研ぎ澄まされてきた。水曜日のヤマザキナビスコカップ・セレッソ大阪戦では、そのドゥトラがドリブルから力任せにシュートを打つのではなく、「いっぱい練習した」と話す左足のコントロールシュートでゴールを射貫くなど、確実に成長を遂げていると感じさせるゴールをあげている。2トップの興梠慎三と大迫勇也が裏に抜け出す動きをしたときのパスは、まだまだ改善の余地はあるが、監督の指導もと着実に歩みを進めているのは頼もしい限りだ。

前回の磐田戦では慌ただしい展開となってしまい、早い時間に失点したあと、終盤にも相次いで失点。0-3という完敗を喫し、2002年以来10年振りとなるアウェイゲームでの敗戦となった。
その試合後、岩政大樹は「アウェイで先制されるときつい」とふり返っていたが、ホームに場所を移した今回の対戦でも同じだろう。6連戦の最後ということを考えれば、先手を奪って試合を優位に進めたい。

ただ、磐田にとっても先制点が欲しいことは変わらない。現在、アウェイで3連敗中。いずれも無得点で試合を終えているだけに、この悪い流れを断ち切りたいところだ。戦力的には山田大記も前節はスタメンで出場しており、9日に発表された日本代表に名を連ねる駒野友一、前田遼一のホットラインも健在。今季から磐田の9番を背負っている山崎亮平も、前節今季初ゴールを記録するなど悪くない状態だ。

また、磐田の左サイドバックは、鹿島から期限付き移籍中の宮崎智彦が務めることになるだろう。宮崎にとっては久々のカシマスタジアムでのプレーとなる。両チームともにサイドの攻防が鍵を握るだけに、彼がどういったパフォーマンスを見せるのかも見どころだ。


以上
2012.08.10 Reported by 田中滋


宮崎のカシマスタジアム凱旋となるジュビロ戦である。
すっかりジュビロで定位置を得、順調に経験を積んでおる様子。
これならば、鹿島に戻ってきても戦力として計算が立つのではなかろうか。
しかしながら、鹿島のレギュラーである新井場は33歳になった今も光り輝く躍動を魅せており、この夏場の連戦にも疲労感の一つも感じさせぬ。
来季もまだまだ新井場がこの定位置に座っておるように、今は思える。
とはいえ、ここで来季について考えても意味はない。
明日は今現在の左サイドの実力を比べる良い機会であろう。
新井場対宮崎、この二人に注目である。

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