内田はバイエルン戦で守備に貢献、香川はマークに苦しむ
ブンデスリーガ第15節 日本人選手の通信簿
2010年12月6日(月)
■内田はリベリーとマッチアップ
バイエルン戦でリベリーとマッチアップしたシャルケの内田(左)【Bongarts/Getty Images】
シャルケ04は4日、王者バイエルンをホームに迎えた。この日も内田篤人は右サイドバックとして先発し、フル出場を果たした。前半はバイエルンがゲームを支配し、7度の決定機をつかんだが、FWマリオ・ゴメスのシュートミスやシャルケのGKノイアーの好セーブもあり、無得点に終わる。
後半になるとシャルケが巻き返し、58分にフラドが、67分にヘベデスがゴールを決め、2-0で勝利。内田は前半こそリベリーに裏を取られる場面が見られたが、後半はしっかりと守備でも貢献した。
■「鹿島でやってきたことが生きている」
<内田のコメント>
――前半はピンチの連続でしたが
向こうも良いチームですから、ピンチはたくさんありましたけど、体を張って防いだり……。センターバックの2人が本当に良いプレーしてくれた。
――前半の中盤から終盤にかけて、リベリーに立て続けに裏を突かれ、決定機を許していましたが、その後にはどういう意識でプレーしていた?
ああ、こいつは(守備には)下がって来ないで(前線に)残っているというのは分かっていたんだけど、そこで(自分が)前に行かないというのは、せっかく(バイエルンと試合を)やっているのにつまらないな、と思って。
――後半、オーバーラップは抑え気味でしたが、ロスタイムには前線に上がって良いクロスを入れていました。そこは自分の判断で?
(2点をリードしてからは)上がるなとは言われていたけど、「ここは行っていいでしょ!」と。もちろん、上がった後には(自陣への)戻りだけはしっかりとしないといけない。戻る時はマジ、必死でしたけど(笑)。
――そのあたりの判断は、うまくできるようになってきた?
うーん……まだまだ。探りながらですけど、鹿島でやってきたことが生きているかな。そのへんはオズワルド(鹿島監督)から厳しく言われていたし、満男さん(小笠原)だったり、サッカーを知っている人から、いろいろと教わってきましたから。
<ドイツメディアの評価>
・『キッカー』誌(スポーツ専門誌):3点
・『ビルト』紙(全国紙):4点
※ドイツの採点方式では1が最高、6が最低点
独での躍進を鹿島で培ったとコメントするシャルケの篤人である。
鹿島で育み、多くの者を得、そして旅立った内田篤人。
彼が我等の残したものは多い。
そして、篤人が鹿島から得たものもまた多いのである。
鹿島のDNAを独で、欧州で、発揮するのだ。
篤人の活躍は我等にとっても励みになる。
来年のCWCで対戦すべく、鹿島は天皇杯に照準を合わせた。
共に強く戦っていこうではないか。
ブンデスリーガ第15節 日本人選手の通信簿
2010年12月6日(月)
■内田はリベリーとマッチアップ
バイエルン戦でリベリーとマッチアップしたシャルケの内田(左)【Bongarts/Getty Images】
シャルケ04は4日、王者バイエルンをホームに迎えた。この日も内田篤人は右サイドバックとして先発し、フル出場を果たした。前半はバイエルンがゲームを支配し、7度の決定機をつかんだが、FWマリオ・ゴメスのシュートミスやシャルケのGKノイアーの好セーブもあり、無得点に終わる。
後半になるとシャルケが巻き返し、58分にフラドが、67分にヘベデスがゴールを決め、2-0で勝利。内田は前半こそリベリーに裏を取られる場面が見られたが、後半はしっかりと守備でも貢献した。
■「鹿島でやってきたことが生きている」
<内田のコメント>
――前半はピンチの連続でしたが
向こうも良いチームですから、ピンチはたくさんありましたけど、体を張って防いだり……。センターバックの2人が本当に良いプレーしてくれた。
――前半の中盤から終盤にかけて、リベリーに立て続けに裏を突かれ、決定機を許していましたが、その後にはどういう意識でプレーしていた?
ああ、こいつは(守備には)下がって来ないで(前線に)残っているというのは分かっていたんだけど、そこで(自分が)前に行かないというのは、せっかく(バイエルンと試合を)やっているのにつまらないな、と思って。
――後半、オーバーラップは抑え気味でしたが、ロスタイムには前線に上がって良いクロスを入れていました。そこは自分の判断で?
(2点をリードしてからは)上がるなとは言われていたけど、「ここは行っていいでしょ!」と。もちろん、上がった後には(自陣への)戻りだけはしっかりとしないといけない。戻る時はマジ、必死でしたけど(笑)。
――そのあたりの判断は、うまくできるようになってきた?
うーん……まだまだ。探りながらですけど、鹿島でやってきたことが生きているかな。そのへんはオズワルド(鹿島監督)から厳しく言われていたし、満男さん(小笠原)だったり、サッカーを知っている人から、いろいろと教わってきましたから。
<ドイツメディアの評価>
・『キッカー』誌(スポーツ専門誌):3点
・『ビルト』紙(全国紙):4点
※ドイツの採点方式では1が最高、6が最低点
独での躍進を鹿島で培ったとコメントするシャルケの篤人である。
鹿島で育み、多くの者を得、そして旅立った内田篤人。
彼が我等の残したものは多い。
そして、篤人が鹿島から得たものもまた多いのである。
鹿島のDNAを独で、欧州で、発揮するのだ。
篤人の活躍は我等にとっても励みになる。
来年のCWCで対戦すべく、鹿島は天皇杯に照準を合わせた。
共に強く戦っていこうではないか。
こうやってたまに鹿島を思い出し、鹿島や共に戦ったチームメイトの名前を出してくれるのはとても嬉しいです。
頑張れ!!篤人☆