鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

U-23日本代表・植田、セットプレーは『決めてやる』という気持ちでやっていた

2016年01月14日 | Weblog
U23植田「全員のゴール」開始5分で千金先制V弾
[2016年1月14日1時44分]


前半、植田の先制ゴールを喜ぶ日本代表(撮影・清水貴仁)

<リオデジャネイロ五輪最終予選兼U-23アジア選手権:U23日本1-0U23北朝鮮>◇13日◇1次リーグB組◇ドーハ

 U-23日本代表DF植田直通(21)が、先制V弾を決めた。前半5分、DF山中亮輔(22)の右CKをファーサイドで待ち受け右足で突き刺した。貴重な1点を最後まで守りきり、白星スタートを飾った。

 植田は「硬い試合だったけど勝てたことがかなり大きいことなので次つなげていければいい。初戦硬い試合セットプレー1本を狙っていたのでよかったです。全員で乗り越えていこうとチームで言っていた。全員のゴールなので、みんなで喜びたくて走っていきました」とベンチで喜びを分かち合った。

 守備でも何度もはね返し続け「僕の強みでもあるし、楽しかった。北朝鮮には負けてきたんでリベンジできてよかった」。U-16アジア選手権、U-19アジア選手権と負けてきた相手に勝ち、喜びもひとしおだった。

U23日本1勝 信頼される男、DF植田直通V弾
[2016年1月14日7時33分 紙面から]


先制ゴールを決め笑顔で駆けだす植田(撮影・清水貴仁)

<リオデジャネイロ五輪最終予選兼U-23アジア選手権:日本1-0北朝鮮>◇13日◇1次リーグB組◇ドーハ

 6大会連続の五輪出場を狙う日本が北朝鮮を1-0で下し、白星発進した。16チームが参加し、3枚のリオ五輪切符を争う大会の初戦。前半5分に右CKからDF植田直通(21=鹿島)が決めて先制し、後半は劣勢の時間帯が続いたが、無失点で切り抜けた。過去の世代別代表で2度敗れた因縁の相手にリベンジし、各組上位2チームが進出する準々決勝に前進した。16日にタイ、19日にはサウジアラビアと対戦する。

 運命の初戦はDF植田の一撃で幕を開けた。開始わずか5分、DF山中の右CK。カーブを描いたボールが届いたファーサイドにノーマークの植田がいた。右足で力を抜き、確実なボレーでゴールに突き刺す。「初戦は硬い試合になると分かっていたので、セットプレーを狙っていた」。小学6年まで続けたテコンドーで日本一、世界3位になった時の武器だった右足で、先制点を蹴り込んだ。

 手倉森ジャパンの出場時間1位で最も信頼される男が、代表初ゴールで応えた。足での得点はプロ入り後初めて。186センチの長身で空中戦のイメージも強いが「右足、自信あるんすよ」と好機を待っていた。「サッカーをかじり出した」という小学生の時、昼間にリフティングを始め、気付いたら真夜中になっていた。「1000回やろうと思って。家訓が『植田家に生まれたからには負けるな』なんで」。子供のころから鍛錬してきた足で得点をねじ込んだ。

 10年のU-16選手権、14年のU-19選手権で敗れた北朝鮮に、3度目の敗北を喫するわけにはいかなかった。パワフルな攻撃に劣勢となる場面も、ことごとく立ちはだかった。「僕がはね返すしかないというぐらいの気持ちでやっていた」。押し込まれた後半16分からの約5分間に4度のクリアでピンチを救った。混戦でも恐れはなく、頭から飛び込んだ。

 肉弾戦でも当たり負けない。筋肉量や体脂肪率、LMI(筋肉指数)など6項目で測る「体組成テスト」の数値はU-23代表NO・1。A代表の平均値すら超えている肉体で、攻守に躍動。そんな鋼の肉体に、一本気な性格が宿っている。オフに神戸から獲得オファーを受けた。ネルシーニョ監督からテレビ電話で口説かれ「すごく評価してくれて迷ったけど、鹿島で試合に出たかった」。昨季途中に鹿島で失った定位置を取り戻すことが「リオ五輪へ、最も成長につながる」と信じたからだった。

 「まだ改善する部分はたくさんある。中2日あるので改善して臨みたい」。大きな勝利の立役者は、満足することなく次に目を向けた。【木下淳】

 ◆植田直通(うえだ・なおみち)1994年(平6)10月24日、熊本・宇土市生まれ。大津高-鹿島。13年3月23日、ナビスコ杯第2節東京戦でプロデビュー。14年3月1日、J1開幕戦の甲府戦でJリーグ初出場。11年にU-17W杯出場、12年にU-19アジア選手権、14年にはU-22アジア選手権に出場。15年1月のアジア杯でA代表初選出。国際Aマッチ出場なし。186センチ、77キロ。

 ◆日本の過去の五輪アジア最終予選初戦 本大会の出場が23歳以下に限定された92年のバルセロナ五輪以降、通算3勝2分け1敗。その1敗は予選で敗退した92年のバルセロナ五輪。引き分け以上だった96年のアトランタ五輪以降の5大会はすべて本大会出場を決めている。00年のシドニー五輪以降に限れば、初戦は4大会連続無失点。

手倉森J、リオへ白星発進!守備の要・植田が右足ボレー弾

植田(中央)が前半5分に右足で先制ゴール。チームメートに向けて人さし指を突き上げた (撮影・桐山弘太)

 U-23アジア選手権1次リーグ(13日、日本1-0北朝鮮、ドーハ)日本、白星発進! リオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねて行われ、1次リーグB組で6大会連続10度目の本大会出場を目指す日本は初戦で北朝鮮と対戦した。日本は前半5分にDF植田直通(21)=鹿島=が先制ゴール。北朝鮮の分厚い攻撃をインフルエンザで出遅れていた主将MF遠藤航(22)=浦和=ら守備陣が守り切り、1-0で逃げ切った。勝ち点3を得た日本は第2戦(16日)でタイと対戦する。


誤したセットプレー(右CK)から鮮やかに決めた

 北朝鮮の怒涛(どとう)の猛攻を必死にしのいだ。1-0のまま後半ロスタイムも3分が経過。ドーハのピッチに長いホイッスル音が響くと、重圧から開放されたDF植田は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 「堅い試合だったが勝てたことは大きい。セットプレーで1本狙っていた」

 紅白の帽子をかぶった北朝鮮の応援団を植田が開始5分で黙らせた。1本目のセットプレーとなった右CK。遠いサイドにスルッと現れ、右足でGKの脇を打ち抜いた。両手を広げて自軍のベンチに向かうと、控え組の手荒い祝福を受けた。

 「(足に)当てたら入った感じ。全員で(初戦を)乗り越えようといっていた」

 小学3年の時、テコンドー小学生部門で全国3位に輝いた生粋のファイター。その一方で、ドラえもんの映画を1人で見て、涙を流す心優しい一面もあわせ持つ。リードを奪った後は、ゴール前にクロスをほうり込む相手の攻撃を必死にクリア。「ヘディングだけは負けられない」と1メートル86の体を必死に伸ばした。

 手倉森誠監督は「勝てたことがすべて。これ以上、悪い試合はないでしょう」と辛勝に苦笑いを浮かべた。得点力不足を指摘される中、苦手としたセットプレーを直前合宿で改善。「10本くらい(種類を)用意した。楽しみにしていてください」と話した通り、唯一のゴールはDF岩波らが近いサイドで“つぶれ役”になったことで、植田をフリーにした。


北朝鮮に勝利し喜ぶ植田直通(右)らイレブン=ドーハのグランドハマドスタジアム(撮影・桐山弘太)

 北朝鮮には苦杯をなめてきた。2010年はU-16代表が、14年はU-19代表がいずれもアジア選手権で敗れた。「僕がすべてをはね返すつもりだった」。痛快なリベンジに植田は胸を張る。第2戦のタイはB組でやや力が劣る相手。白星発進した日本にリオへの道が開けてきた。 (大石豊佳)

右CKで先制点をアシストしたDF山中(柏)
「勝ち点3を取れてほっとしている。苦しい時間も声を掛け合って頑張れた。セットプレーはキッカーの質で点になる。集中して蹴れた」

無失点に唯一の大学生のDF室屋(明大)
「初戦で難しくなることは分かっていた。1点取れたので、残りの時間は一つになって守れた」

リオ五輪切符獲得の条件
 今大会は12日から30日まで開催。出場16カ国を4カ国ずつ4組に分けて1次リーグを行い、各組上位2カ国が決勝トーナメントに進出。日本が属すB組は準々決勝でA組のいずれかと対戦する。3位までが五輪出場権を獲得する。

植田 直通(うえだ・なおみち)
 1994(平成6)年10月24日生まれ、21歳。熊本・宇土市出身。小3でサッカーを始める。大津高から2013年に鹿島入団。14年3月1日の甲府戦でJ1初出場、昨年4月16日の柏戦で同初得点。11年U-17W杯では過去最高に並ぶ8強入りに貢献。昨年1月のアジア杯で日本代表に初選出も不出場。J1昨季12試合1得点、同通算32試合1得点。1メートル86、77キロ。


前半、空中で競り合う植田(上)=ドーハ(共同)


前半、先制ゴールを決め喜ぶ植田(左から3人目)ら日本イレブン=ドーハ(共同)


前半、先制ゴールを決め喜ぶ植田(中央)=ドーハ(共同)


前半、先制ゴールを決める植田=ドーハ(共同)


前半、ゴールを決め喜ぶU23日本代表・植田=ドーハのグランドハマドスタジアム(撮影・桐山弘太)


前半、攻め込む室屋=ドーハ(共同)


前半、セーブするGK櫛引=ドーハ(共同)


北朝鮮に勝利し喜ぶ植田(右端)ら日本イレブン=ドーハ(共同)


植田 守役が主役弾!守備でもCBで完封貢献
U―23アジア選手権1次リーグB組 日本1―0北朝鮮 (1月13日 カタール・ドーハ)


<日本・北朝鮮>ゴールを決めた植田
Photo By スポニチ


 守備の要の植田が、虎の子の1点を奪った。前半5分、山中の右CKにファーサイドで待ち構える。フリーになり、右足インサイドボレーでゴール左隅にねじ込んだ。手倉森ジャパン出場20試合は鈴木と並んで最多タイ。待望の手倉森ジャパン初得点を確認すると、両手を広げてベンチへ走りだし、控え選手のつくった輪に飛び込んだ。

 「セットプレーで1本狙っていた。やる前から(非公開練習で)確認していた形。いいボールが入ったので、あとは僕が決めるだけだった」。日本を勢いづける有言実行の一撃だった。

 中学時代にテコンドーで世界大会に出場した経験もある好素材。だが、昨季の鹿島では石井監督就任以後、出番が激減した。一時はセンターバックの5番手まで序列を下げた。チームはナビスコ杯で優勝したが、完全に蚊帳の外。「俺、何やってんすかね」と関係者に漏らしたこともあった。今冬には複数のJクラブからオファーを受けたが、残留を決断。大いに悩んだが「外されて気づくこともたくさんあった。この壁を乗り越えない限り成長はない。レギュラーを獲って成長したい」。決心の裏には、リオ五輪本大会で活躍するという大きな目標がある。

 昨年12月30日に石垣島合宿を終え、その足で帰省した。地元・熊本で小学校や中学校時代に世話になった関係者へあいさつに回った。そこで今大会への激励も受けた。初詣は熊本市内の健軍神社に行った。「勝負の神様が祭ってあるんです。お願い?言わずもがなですよ」。もちろん、6大会連続五輪切符獲得を祈願していた。

 本職の守備では、シンプルに放り込んでくる相手に対し、空中戦で強さを発揮。無失点に導き「相手が蹴ってきてくれたので楽しかった」と言ってのけた。「全ての試合でゼロを目指してやっている。勝てたのはかなり大きい。次につなげていければ」。岩波とツインタワーを形成する背番号5が、次戦もゴール前で立ちはだかる。

 ◆植田 直通(うえだ・なおみち)1994年(平6)10月24日、熊本県生まれの21歳。中学時代はテコンドーで日本王者となり、世界大会に出場。大津高でサッカーを本格的に始め、高さとスピードを買われDFに転向してレギュラーに定着。13年に鹿島に入団し、J1通算32試合1得点。11年U―17W杯では1次リーグのアルゼンチン戦で1得点。15年アジア杯でA代表初選出。1メートル86、77キロ。利き足は右。
[ 2016年1月14日 05:30 ]

【U23】植田、右足ボレーで先制!
2016年1月13日22時42分 スポーツ報知


植田の先制ゴールに喜ぶイレブン

 ◆16年リオデジャネイロ五輪最終予選兼U―23アジア選手権 日本―北朝鮮(13日・カタール)

 U―23(23歳以下)日本代表は、1次リーグ初戦の北朝鮮と対戦。前半5分、植田直通(21)=鹿島=の右ボレー弾で早くも先制した。

 日本は、山中亮輔(22)=柏=の最初のCKをファーサイドの植田がダイレクトで合わせゴール左隅に決めた。

手倉森ジャパン辛勝発進!植田千金V弾
2016年1月14日


 前半、先制ゴールを決め喜ぶ植田(中央)=共同

 「サッカー・U-23アジア選手権、日本1-0北朝鮮」(13日、ドーハ)

 サッカー男子の五輪最終予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア選手権で日本は1次リーグB組の初戦に臨み、北朝鮮を1-0で下して白星発進となった。前半5分に右CKをDF植田直通(21)=鹿島=が右足で合わせて先制。1-0で折り返し、後半は堅守でしのいだ。日本は6大会連続10度目の本大会出場を目指し、次戦は中2日で16日にタイと対戦する。

 五輪への第一歩を記すゴールは意外な“伏兵”が刻んだ。開始5分、DF山中の右CKをファーサイドで待ち受けたフリーのDF植田が、丁寧に右足ボレーで合わせた。自身の手倉森ジャパンの公式戦初ゴールは、そのまま値千金の決勝弾になった。「初戦は堅い試合になると分かっていたので、セットプレーは狙っていた。点を取れてよかった」と胸を張った。

 植田は3年間のプロ生活で公式戦わずか1得点だったが、大一番で勝負強さを発揮。中学時代にはテコンドーで日本一にも輝いたことのある“武闘派DF”だ。6日の親善試合シリア戦後には「すぐに倒れるヤツばかり」と相手をあざ笑うほど好戦的な性格。本職の守備では「自分がはね返すしかないと思っていた」と186センチの長身を生かし、闘争心をむき出しに空中戦で相手のロングボールを阻み続けた。

 試合2日前の11日には、手倉森監督の就任以来初となる非公開練習で入念にセットプレーを確認。アシストの山中は手倉森監督が「チームの宝」とまで称する、チーム唯一の左利きで「キックの精度には自信がある。セットプレーはキッカーの質で決まる。勝ち点3が取れてホッとしている」と振り返った。

 観客席には、1000人超の北朝鮮応援団が詰め掛け、バックスタンドの半分近くを占拠。“喜び組”ではなくほぼ全員が男性で、手拍子や野太い歓声で日本を威圧。アウェーさながらの雰囲気を作り出し、非日常感にあふれた初戦となったが勝利につなげた。

 五輪が23歳以下の出場制限となった92年バルセロナ五輪以降、日本は最終予選初戦に勝利すれば必ず五輪切符を手にしている。「次も勝ちに行くだけです」と主将MF遠藤。苦しみながらつかんだ船出の勝利を、リオへの切符へとつなげる。

U-23代表DF植田が“狙い通り”の一撃「全員のゴール」「みんなで喜びたかった」
16/1/14 01:03



[1.13 リオ五輪アジア最終予選GL第1節 U-23日本 1-0 U-23北朝鮮 グランド・ハマド・スタジアム]

 U-23日本代表がリオデジャネイロ五輪出場へ向けて白星スタートを切った。日本は前半5分にCKのチャンスを得ると、DF山中亮輔(柏)が蹴り出したボールがファーサイドでフリーになったDF植田直通(鹿島)が右足で合わせ、1-0。虎の子の1点を守り抜いた。

 決勝点を挙げた植田は「初戦で堅い試合になるとわかっていた。セットプレー一本狙っていた。それで取れてよかった」とホッとした様子。得点後にはベンチへ一直線に駆け寄ったが、「全員で乗り越えて行こうとチームで言っていた。全員のゴールだと思う。それをみんなで喜びたかった」と理由を説明した。

 日本は開始早々に先制したが、その後は得点が生まれず、逆に北朝鮮にゴールを脅かされる場面もあった。植田は「勝てたことがかなり大きいこと」としながらも、「改善する部分がたくさんある。この後、中2日で改善していきたい」と次へ切り替えた。

 初戦の勝利にも笑顔を見せなかった植田。中2日で迎えるタイ戦でも攻守でチームに貢献し、リオデジャネイロ五輪出場へ向けてまずはグループリーグ突破をチーム全員で目指していく。

DF植田が示した絶大なる存在感…守勢に回るも「楽しかった」
16/1/14 07:40



[1.13 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選GL第1節 U-23日本 1-0 U-23北朝鮮 グランド・ハマド・スタジアム]

 右足で合わせたシュートがネットを揺らす。値千金の先制点を奪ったDF植田直通(鹿島)は、一目散にベンチへと駆け寄った――。

 狙いどおりのセットプレーからスコアを動かす。前半5分、CKのチャンスを得ると、DF山中亮輔(柏)が蹴り出したボールに反応。「セットプレーでは決めてやるという気持ちでいました。フェイントをかけて入ったら相手が引っかかったし、ボールも良かったのであとは決めるだけでした」。右足ダイレクトで合わせたシュートはゴールネットに突き刺さり、チームに先制点をもたらした。

 ゴールが決まった瞬間に感情を爆発させると、「チーム全員で喜ぼうと考えていました。全員で戦っているし、全員で取ったゴールだと思うので、皆で喜びたかった」とベンチメンバーの元へと駆け寄り、喜びを分かち合った。

 先制後は北朝鮮に主導権を握られる展開となったものの、ここで植田が立ちはだかる。相手が放り込んでくるロングボールを打点の高いヘディングでことごとくはね返し、攻撃の形を簡単には作らせない。守備に回る時間が長くはなったが、「楽しかったですね。蹴って来てくれて。僕ははね返す方が得意なので」と制空権を握り続けて、1-0の完封勝利へと導いた。

 本職の守備でも任務を遂行したことで、「すべての試合でゼロを目指しているので、ゼロに抑えられたのは非常に大きいし、次にもつながると思う」と胸を張る。手倉森誠監督も「攻守によくやってくれた」と称賛するように、攻守においてその存在感は絶大だった。

(取材・文 折戸岳彦)

北朝鮮に苦戦も決勝弾でチームに貢献…DF植田直通「全員のゴール」

チームメイトとゴールを喜ぶDF植田直通(5番) [写真]=Getty Images

 U-23日本代表は、13日に行われたAFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)のグループステージ初戦でU-23朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表と対戦し、1-0で勝利を収めた。試合後にDF植田直通がインタビューに応じた。

 試合は開始5分、右CKからファーサイドの植田が右足ボレーを突き刺し、先制点を決めた。「初戦で堅い試合になるってことは分かっていた。セットプレーで一本狙っていたので、そこで取れて良かったです」と試合後に語った植田は、狙い通りのゴールを挙げると、ベンチに駆け寄り、チームメイトと喜びを分かち合った。

「全員で乗り越えていこうってみんなで言っていた。全員のゴールだと思うので、全員で喜びたかったので走って行きました」

 幸先良く先制した日本だが、その後は追加点が遠く、後半に入ると北朝鮮の猛攻に遭う。しかし我慢強く守り切り、1-0で初戦を制した。完封に貢献した同選手は、「僕が跳ね返すしかないっていう気持ちでやっていたので、そこだけ集中してやってました」と振り返り、「勝てたことがかなり大きいことなので、次に繋げていけたら良いなと思います」と勝利を喜んだ。

 日本は、16日にグループステージ第2節でU-23タイ代表と対戦する。植田は「改善する部分はまだたくさんあるので、中2日でしっかり改善して挑みたいと思います」と2連勝へ意気込みを語った。

苦しんだ末の初戦白星…決勝点のDF植田直通「守備は楽しかった」

先制点を挙げて祝福されるDF植田直通(左から3番目) [写真]=Getty Images

 U-23日本代表は13日、AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)のグループステージ初戦でU-23朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表と対戦し、1-0で勝利を収めた。

 同試合で決勝点を挙げた鹿島アントラーズDF植田直通は試合後、自身のゴールについて「セットプレーは『決めてやる』という気持ちでやっていた。フェイントをかけて(ゴール前に)入ったら、ボールが良かった。あとは決めるだけでした」と振り返り、「あんまり覚えていないです。(ボールが)来て、決めたという感じでした」と回想した。

 ゴール後、チームメイトから叩かれて祝福されたことについては「みんな、荒いですね」と言いつつ、「全員で戦っている。あんな風にみんなで喜びたかった」と、ベンチへ駆け寄った理由を明かした。

 先制後は北朝鮮に押し込まれる時間が長かったが、植田は「北朝鮮の映像は見ていたので、はね返すだけでした。まだ課題が多いですね。相手の精度が高かったら、得点になっていたと思う。そこが課題です」と話し、守備について「辛かったか」と問われると、「いや、楽しかったです。(長いボールを)蹴ってきてくれて、そっちのほうが得意なので。あとはセカンドボールを拾うことが課題。次に活かしたい」と、次戦を見据えた。

 U-23日本代表は次戦、16日にU-23タイ代表と対戦する。



チンチロリン


大きく報じられる植田である。
値千金の先制決勝弾と空中戦に幾度も勝利し完封勝利に貢献したCBは文句なしのMOMである。
世界に大きなインパクトを残した。
テコンドーの逸話や鹿島での状況などが報じられる。
特に鹿島に於いてはCBとして序列が下がり、レギュラーから遠のいておる。
この冬には複数のクラブからの打診があり、移籍してもおかしくなかった。
しかしながら、植田は鹿島での成長を選択し、残留を決めた。
この強いメンタルと向上心が、このゴールを呼び込んだように思える。
この五輪予選でも更に活躍してくれるであろう。
また、今季の鹿島でも序列を上げレギュラーに食い込んでくるのではなかろうか。
植田の飛躍に期待大である。


チンチロリン

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2016-01-14 10:07:21
鹿島の選手が日本の代表として頑張ってくれている!
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Unknown (Unknown)
2016-01-14 11:36:10
植田かっこいいぞ!
とくに今年は鹿島でもスタメン奪取期待してます!
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Unknown (Unknown)
2016-01-14 17:27:03
鹿島で勝負したいと言ってくれた選手が活躍するのは大きな喜びです。いつも厳しい表情ですがとてもいい笑顔が見れて嬉しかったです。
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Unknown (遠方の鹿)
2016-01-14 19:27:46
『植田家 家訓』めちゃくちゃ頼もしいですね!
ゴールを決めた後、ベンチに向かう姿は寡黙な植田のギャップが見えて嬉しかった。
櫛引とクリーンシート続けましょう!
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