鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

レナト、勝利をもたらす仕事

2012年06月30日 | Weblog
鹿島に新加入のレナト「勝利をもたらすことがわたしの仕事」
 29日、J1鹿島アントラーズに新加入したレナトの会見が行われた。現在13位と、低迷するチームにとって、浮上の起爆剤としての役割が期待される。大きな期待を背にした途中加入であることをブラジル人MFも自覚しており、「チームに勝利をもたらすことがわたしの仕事だと思う」と意気込んだ。

 レナトは、1984年9月15日生まれで現在27歳。左利きの攻撃的MFで、フリーキックとゲームメーク能力に優れるとされている。現在、鹿島の2列目は遠藤康とドゥトラが務めているが、どちらもドリブルに特長を持ち、FWへのパス出しに関してはまだまだ。そこで、レナトを獲得した経緯がある。

「ゴールの近くでプレーするときには、得点も狙っていきたいし、ラストパスを出す仕事もしたい」

 レナト本人も、期待される役割を十分に理解していた。

 5月までブラジルのポンチプレッタでプレーし、それを目にしていたジョルジーニョ監督の肝いりでの加入である。デビュー戦は7月25日のヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦、セレッソ大阪戦となる見込みだ。


取材・文:田中滋
[ スポーツナビ 2012年6月30日 14:54 ]


鹿島に勝利を持たすことが仕事と語るレナトである。
ゴールを狙うと共にラストパスの精度にも期待がかかる。
ジョルジーニョ監督が目利きしたレナトの活躍が楽しみで仕方が無い。
デビュー戦となるナビスコ杯準々決勝・セレッソ戦には聖地へ集合である。

栃木・佐々木、サイン会出席

2012年06月30日 | Weblog
「チームの戦力に」 佐々木、意気込み語る 栃木SC
(6月30日)



 J2栃木SCは29日、宇都宮市内でJ1鹿島から期限付きで獲得したFW佐々木竜太(24)の入団会見を行った。佐々木はこの日から練習に合流。「戦術やチームメートの特長を早く覚え、チームの戦力となれるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

 会見には南省吾強化部長も同席。冒頭、南強化部長が「得点感覚に優れている選手。チームの得点機が増え始めている中で、佐々木の得点力に期待している」と紹介。

 続いて、佐々木が「同年代の選手が多く、雰囲気もいい。すぐに打ち解けられそう」と初練習の感想を述べ、「後半戦、5点くらいに絡めるような働きをしたい」と活躍を誓った。

 佐々木の背番号は20。7月22日の第25節富山戦から出場が可能となる。また、30日午後4時からトッキースクエア(宇都宮市馬場通り4丁目)で行われるサイン会&握手会に、DF当間建文とともに参加する。


得点力を期待される栃木にレンタルされた佐々木である。
佐々木自身は同世代の選手が多く在籍する栃木で5得点を目標とするとのこと。
ゴリゴリとしたドリブルとパワフルな右足のシュートでゴールを量産して欲しいところ。
當間とのサイン会ではで人も多くのファンを獲得して欲しい。
背番号20に期待である。

山村、右足に痛み

2012年06月30日 | Weblog
鹿島山村が強行出場!五輪へ“最終試験”
 鹿島の五輪代表候補DF山村和也(22)が、強行出場で五輪切符獲得に最後までアピールする。29日に茨城・鹿嶋市内で行われた練習中、右太もも裏の張りを訴えて途中で切り上げた。以前から違和感のあった部位とはいえ、右足甲の打撲もあって大事を取った。クラブハウス内で治療に専念した山村は、今日30日のアウェー新潟戦に「出るつもりでいます」と、あくまでも出場に意欲を見せている。

 チームは急きょDF昌子を同行させ、19人で敵地に乗り込むことを決めた。それでも「ここで休むわけにはいかない」と強行の姿勢を示すのも無理はない。7月2日の同代表メンバー発表前、最後の試合になるからだ。18人という狭き門に加え、OA枠にはA代表から吉田と徳永の選出が濃厚。「DFラインに2人も入ったのは少し驚いた」と危機感とともに、チーム発足時から主将としてチームを引っ張ったプライドもある。

 対する新潟には、センターバックとして枠を争うDF鈴木大輔もいるが、DFにとって完封が一番の近道。「試験のような気持ち」と勝負の時を前に、自らを奮い立たせた。【栗田成芳】
 [2012年6月30日8時19分 紙面から]


右足に痛みも…山村、五輪アピールへ強行出場を志願!

29日の練習を途中離脱した鹿島のDF山村
Photo By スポニチ


 ロンドン五輪代表の予備登録メンバー35人に選出されている鹿島のDF山村が、7月2日の五輪代表発表を前にアクシデントに見舞われた。

 以前から違和感のあった右太腿裏と右足甲に痛みが出たため、29日の練習を途中離脱。チームは30日のアウェー新潟戦に向けた遠征メンバーに急きょDF昌子(しょうじ)を加えた。

 新潟戦は五輪代表発表前のラストマッチ。アジア予選で主将を務めた山村だが、04年アテネの鈴木、08年北京の伊野波と予選の主将が本大会メンバーから落選しており「休むわけにはいかない。出るつもり」と強行出場を志願した。

[ 2012年6月30日 06:00 ]

右太腿裏と右足甲に痛みを抱える山村である。
これは痛い。
山村本人は当然であるが、チームとしての痛手は大きい。
無理をさせず、ここは青木を起用したいところではある。
とはいえ、ロンドン五輪メンバー選考最終試合ということもあり、山村の強行出場と相成りそうである。
個人的には2004年の青木、2008年の誓志・興梠と落選後に奮起したメンバーを知る者としては、五輪出場は、さほどこだわるところでは無いと言い切れる。
しかしながら、大学在籍時からメンバーに選出され主将としてチームを引っ張ってきた自負もあろう。
是非とも、新潟を完封し、気持ちよく送り出したいところ。
気持ちで新潟攻撃陣を弾き返すのだ。
山村の活躍を期待したい。

柏レイソル戦のジャッジについて

2012年06月30日 | Weblog
【J1第15節 柏vs鹿島】
<読者からの質問>
「後半ロスタイム、レアンドロ・ドミンゲス選手のPKのシーンで曽ヶ端選手が弾いたボールを近藤選手が押し込み、得点が認められましたが、林選手がPKを蹴る前にペナルティーエリア内に侵入しているように見えます。この場合、得点は認められず、鹿島の間接FKになるのではないでしょうか? また、後半ロスタイム+4の場面のFKから鹿島がペナルティーエリアに攻め込み、柏のハンドがあったのではと思います。鹿島の西選手と同じような状況であり、PKではないでしょうか」

<松崎前委員長からの回答>
「後半のアディショナルタイム3分、柏GKの菅野孝憲選手が前線にロングボールを蹴ると、鹿島の岩政大樹選手がヘディングでクリア。セカンドボールを大谷秀和選手が左足ダイレクトでもう一度、ゴール前に浮き球のボールを入れます。そして、ペナルティーエリアのライン上で柏のジョルジ・ワグネル選手がゴールに背を向けた状態でトラップ。後方からの岩政選手のチャージも物ともせず、素早く反転してペナルティーエリア内に入り、浮き球のボールを左足でリフティングするようにコントロールします。ボールは対面で対応していた西大伍選手の方に向かったところ、西選手は右腕を広げ、小さくですが、二の腕のあたりでボールを止めてしまいます。
 パラグアイ人のアントニオ・アリアス主審は、西選手が意図的に腕を使ってボールを止めたとしてハンドの反則を取り、柏にPKを与えます。この判定は正しいですね。しかし、西選手への警告は不必要。このハンドで相手のパスを阻止したわけでなく、はたまた手または腕でボールを扱って相手の得点を止めたわけでもありません。
 そして、柏のPK。キッカーを務めたレアンドロ・ドミンゲス選手がゴール左を狙って蹴ったボールは鹿島GKの曽ヶ端準選手の右手を弾いて左のゴールポストに当たります。跳ね返りに全速力で詰めた林陵平選手は後方から小笠原満男選手に倒されますが、さらにその後ろに詰めていた近藤直也選手が右足でシュート。ボールはゴールネット上方に突き刺さり、アリアス主審は柏のゴールを認めます。ここで混乱が起きてしまいました。

 林選手が後方から小笠原選手に倒されたとき、ロドネイ・アキノ副審が小笠原選手のファウルを知らせるべく、すぐに旗を上げていたのです。旗が上がった直後、近藤選手がシュートしたボールはゴールに入ります。旗が上がり、アリアス主審も右腕でペナルティースポットを指してPKを示します。しかし、笛を吹いたのは、ゴールイン直後でした。
 きっと最初は副審の旗も上がり、自分でもファウルを感じていたので、2つ目のPKを示し、そのために笛を吹こうとしたのでしょう。しかし、そう思った瞬間には得点が生まれていた。もちろん、笛なしに得点を認めるのも選択肢ですが、実際、笛を吹こうと思って吸い込んだ息を止めることができなかった。映像を見ると、そう見えます。
 かつては得点の際、笛を吹いていました。随分昔のこと。今は『競技規則の解釈と審判員のためのガイドライン』にもあるように、ボールがぎりぎりゴールラインを越えたが、その後ピッチ内に戻ってきた場合などに限られています。今回の近藤選手のような得点であれば、笛は吹きません。
 鹿島の選手からすれば、副審の旗が上がり、主審はPKを示し、かつ笛も吹いている。それなら得点ではなく、小笠原選手のファウルでもう一度PKになるのではないかと考えるのは当然です。

 副審の旗が上がったとしても、PKを指したとしても、反則に対するPKを与えるより、100%近く得点となるのであれば、アドバンテージを適用する。可能性は低いけれど、PKは失敗することもある。どちらが反則を受けたチームにとって利益なのか。それを考えると、ボールがインプレー中(ボールがゴールに入る前)に笛を吹いていないのであれば、プレーを流す。
 ファウルを見て、一度笛を口に持っていったあと、流した方が良いと判断して、アドバンテージを適用するレフェリーを見ます。格好は良くないですが、反則の“やり得”とならないためには、その方が良いことが多くあります。また、競技規則上も問題はありません。
 この場面、これだけ得点の可能性が高いのであれば、新たなPKとしなかったことはよかったと思います。もしPKとすれば、柏は『得点が入ったじゃないか』とクレームするし、小笠原選手は決定的な得点の機会を阻止したことで退場にもなります。
 しかしながら、時としてレフェリングのまずさが“格好良くない”だけでは終わりません。選手にさまざまな影響を与えることもあります。映像を見る限り、この場面でアキノ副審の旗やアリアス主審のシグナルが鹿島の選手のプレーに影響を与えている様子はありませんが、大きな不満を与えたことは事実です。

『Wait&See』。少しだけ待って、プレーの行方を見て、FKにするのかどうかを判断する。レフェリングのキーワードです。オフサイドで旗を上げる際も、オフサイドポジションの選手が相手選手などに干渉しているかどうか、少し待つ。そんなときにも使われます。
 アキノ副審もアリアス主審も『Wait&See』で、旗を上げるのも、PKのシグナルを出すのも、もう少し待つべきでした。パラグアイではレフェリー無線通信システムを使っているので、もしかすると旗ではなく、まずは無線でファウルがあるかどうかを伝えるのかもしれません。いずれにしろ、副審は主審をどうしたらうまく援助できるのか考えてほしい場面でした。
 副審が旗を上げても、アリアス主審はすぐにPKを示すのではなく、少し待って、近藤選手のシュートが入ったのを確認して柏の得点にするべきでした。紛らわしいシグナルと笛が混乱を引き起こし、本当に残念でした。
 もちろん、状況によっては、待ち過ぎてはならない場面もあります。例えば、待ち過ぎて、ボールがゴールを外れてしまって、あとからPKを示したら、それはそれで混乱を引き起こすことになります。難しいところではあります。

 PKの際、柏の選手に侵入の違反があったというご指摘。
 この試合、審判アセッサーとして現場にいました。西選手のハンドを見てPKだと思ったし、副審が旗を上げたのもまずいなと感じました。しかし、侵入の違反には気が付きませんでした。
 帰って、映像を見ると、レアンドロ選手がPKを蹴るほんの少し前、林選手がペナルティーエリア内に入っているのを確認することができました。もし、林選手だけが侵入の違反をしたのであれば、レアンドロ選手のシュートが曽ヶ端選手の手を弾き、ポストに跳ね返ってきた時点でアリアス主審はプレーを止める必要がありました。侵入の違反を犯したのが攻撃側競技者である林選手だけなら、林選手が侵入した位置から鹿島の間接FKで試合を再開することになります。
 しかし、映像を細かく見ていくと、レアンドロ選手が蹴った瞬間、鹿島の岩政選手もペナルティーアークの中に侵入しています。もっと言えば、それ以外にも柏、鹿島の両チームにペナルティーエリアのラインを踏んでいる選手がいます(ライン上もペナルティーエリア内になります)。
 どこまで侵入の違反をきっちり取るか。それはPKのときにいつも議論されることです。キックが蹴られる前にGKがゴールラインから前に出る。最近では厳しく判断されます。他の選手の侵入も。ただ、ボールがゴールに入ったかどうかの判断よりは緩いことも事実です。
 本来なら、厳密に競技規則を適用すべきなんでしょうね。であれば、両チームの選手が違反を犯しているので、PKのやり直しになります。

 最後は、柏の選手にハンドの反則があったのではないかというご質問です。
 後半アディショナルタイムも5分を過ぎたところで、鹿島は右後方からFKのチャンスを獲得します。小笠原選手がゴール前に上げたボールをペナルティーエリア内の大迫勇也選手がヘディング。ファーサイドに流れたボールを山村和也選手がシュートしようとしますが、目測を誤り、ボールは山村選手の胸付近に当たって、シュートブロックに入ろうと背中を向けていた柏の林選手に当たります。こぼれ球を山村選手が今度は右足でシュート。柏の近藤選手に当たってゴールラインを割ったところでアリアス主審は試合終了のホイッスルを吹きました。
 山村選手はハンドをアピールしますが、主審はプレーを流しました。ボールは林選手の右肩の後ろか二の腕に当たっているように見えます。当然、ボールを腕で意図的に扱えば、ハンドの反則となりますが、この場面は林選手が腕を使って意図的にボールを止めたのではなく、ボールが腕に当たっただけのように見えます。
 ボールは山村選手に当たったあと、急に方向を変え、至近距離で林選手に当たりました。その直前に西選手がハンドの反則を犯したシーンとは随分、違う印象を受けます。この場面では、プレーを流したアリアス主審の判断は妥当であったと考えます」


柏戦のジャッジに関する松崎前委員長のコメントである。
もうこの人に期待するのはやめたい。
西のPKは正当であり、近藤のハンドは故意ではないとのこと。
さすがにこのコメントにはあきれた。
もはや審判団ぐるみの「犯罪」なのではなかろうか。