鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

誓志、復調の兆し

2012年06月07日 | Weblog
2012年06月07日(木)

16時より室内トレーニングを実施後、新潟戦に先発出場した選手以外はグラウンドで攻守のトレーニングを行いました。

練習に勤しむ誓志である。
一時はベンチ外も味わったが、ここに来て復調の兆しが見えておる。
それは、オリヴェイラとジョルジーニョの求める像の違いに気付き修正したところから始まっておる様子。
中断開けの攻勢には、誓志の力が必要である。
誓志のフィジカルと運動量で暑い夏を乗り切りたい。
期待しておる。

新潟戦レビュー

2012年06月07日 | Weblog
【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 鹿島】レポート:ワンチャンスをものにした鹿島が、新潟の機動力を交わして公式戦3連勝(12.06.07)
6月6日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
新潟 0 - 1 鹿島 (19:03/東北電ス/9,986人)
得点者:86' 大迫勇也(鹿島)


鹿島が1-0で新潟を下し、予選リーグBグループの2位をキープし、決勝トーナメント進出に前進した。後半41分、途中出場の本山雅志のクロスを、同じく途中出場の大迫勇也がヘディングで決めた。
新潟は、序盤は素早いプレスでリズムを作ったが、攻撃の連動性で詰めを欠き無得点。上野展裕監督代行の下での公式戦初勝利はならなかった。

鹿島・ジョルジーニョ監督の落ち着き払った表情が、余裕の勝利をうかがわせた。「全員がチームの一員として働く気持ちを持っていた」。指揮官の脳裏にあったのは決勝点のシーン。後半41分、遠藤康からパスを受けた本山が右サイドを突破。スピードを落とさずに放り込んだクロスに、大迫がぴったりのタイミングでのヘディングで押し込む。

ジョルジーニョ監督は、本山のクロスを「手で投げたような精度」とたたえ、大迫のヘディングを「ヘリコプターのように空中で止まって決めた」と絶賛した。ともに途中からピッチに入った。大迫は後半17分、本山は後半33分。それまで決して劣勢だったわけではない。ただ、前線からプレスをかけ、人数をかけてボールを奪いに来る新潟の守備に手を焼いていた。多彩なポジショニングを見せる相手の司令塔のミシェウを捕まえ切れなかった。

後半、募り始めていた閉塞感を打開するために、早めに交代選手を投入した。大迫と同時に山村和也もピッチに入り、センターバックへ。小笠原満男がベンチに下がり、センターバックでスタメン出場していた青木剛が本来のボランチに移った。相手の起点を潰し、攻守の切り替えを速くすることで、流れを引き寄せた。

結果的に90分間トータルでは、鹿島のペース。「今日は手堅くいった試合」。西大伍が言うように、相手の出方に左右されない力強さが勝利のベースにあった。

新潟はプレーの精度を欠いたことで、長所を生かしきれなかった。立ち上がりから積極的にボールを奪いにいった。藤田征也、田中亜土夢の両サイドハーフがゴール前のスペースを狙った。ただ、そこからの詰めが甘かった。

シュート数はわずか4本。前戦のリーグ戦第13節柏戦の15本から3分の1以下に激減した。バイタルエリアに入ってもパスコース探し、ペナルティーエリアでヒールパスを出してカットされる、などシュートチャンスで消極的なプレーが目立った。

「自分たちの形をもう少し作れたはず」。上野監督代行は言う。黒崎久志前監督の辞任後、高い位置からボールを奪い、そこから人数をかけて攻めるスタイルを徹底させてきた。選手たちにもその意識はあったが、本番では正確性がいまひとつ。

攻撃では、シャドーとダミーの動きで味方を引き出すはずのブルーノ ロペスが機能せず、簡単にボールを失った。失点シーンも警戒していたカウンターから。中央に人数がいたにも関わらず、寄せの甘さから簡単にヘディングを許した。攻め切れなかったケースの修正、対応の未整備が目立った内容だった。

鹿島は5試合消化して2位。予選リーグ突破に向けて自力でできることは果たしてきた。新潟は4試合で3位。決勝トーナメント進出の可能性はわずかながら残っている。鹿島はさらなる上積み、新潟はスタイルの整備が今後のテーマになる。


以上
2012.06.07 Reported by 斎藤慎一郎


鹿島の得点機について述べるレポートである。
確かに大迫の唯一の得点によりこの試合の勝敗は決した。
しかしながら、その以前から多くのチャンスを作り出しており、岳のバックヘッドやヤスの右足など惜しい場面が続いていたことも忘れて貰っては困る。
結果的の交代選手が試合を決め、戦術変更が功を奏したように見える。
だが、アウェイでの試合を手堅く行くというジョルジーニョ監督の方針にブレはなく、その方針のとおり序盤から最後まで決定機を作らせなかったことに意義があるのではなかろうか。
守り勝つ鹿島が還ってきた。
それこそが収穫である。

新潟戦コメント・報道

2012年06月07日 | Weblog
Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第5節


鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ
交代で流れを引き寄せることができた。小笠原は少し疲労があり本来の仕事ができていなかったので、山村を入れて青木を上げることで柴崎選手との速攻を使うことができた。本山のアシストはクロスと言われるが手で投げたような正確さで、あとは大迫が得点能力をしっかりと発揮した。

本山のような能力を持った選手を使えることは監督として誇らしいこと。今、順位は2位だが、次は清水との直接対決なので、1位になる可能性もある。そこを目指してやっていきたい。リーグ戦では清水に大敗したが、チームとしても安定したパフォーマンスができるようになってきているし、今度はホームなのでそのアドバンテージも活かしてやっていきたいと思う。





【本山 雅志】
ドリブルで行こうか迷ったけど相手の戻りが遅かったから、戻る前にクロスを上げた。確実なプレーをするか迷ったけど、サコが良く決めてくれた。あのボールを決めたのはビックリ。点を取るまでも裏で起点を作れていたし、シュートまで行けた。

【大迫 勇也】
胸トラップするか迷ったけど、決まって良かった。モトさんとは今週、ずっと練習を一緒にやっていたので、俺のことを見てくれると思っていた。(長い時間の)途中出場は久々できつい。

【曽ヶ端 準】
何度かスルーパスを出すことができたが、しっかり守ることができた。アーリー気味のクロスも多かったが青木や大樹が良いポジションを取って跳ね返してくれたので助かった。

【青木 剛】
無失点でアウェイで勝って帰れるのは良かったと思う。失点しなければ攻撃陣が点を取ってくれると信じていた。満足してはいけないが連勝で中断に入り、再開した試合で流れを継続出来て良かった。次も勝てるように準備したい。


2012年06月06日(水)

本日行われたナビスコ予選リーグ 第5節 新潟戦は1-0で勝利しました。

【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 鹿島】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.06.06)
6月6日(水) 2012 ヤマザキナビスコカップ
新潟 0 - 1 鹿島 (19:03/東北電ス/9,986人)
得点者:86' 大迫勇也(鹿島)


●ジョルジーニョ監督(鹿島):


Q:立ち上がりはうまくチャンスを作れなかったが。
「確かにチャンスはそれほど作れなかった。ただ、プランは相手にもチャンスを作らせないことだった。そこは90分間、通してくれたと思う。新潟は両サイドハーフが斜めに走り、空いたスペースにブルーノ選手が入っていく。また、ミシェウ選手のクレバーなポジショニングが危険になる。その中で、交代選手が流れを変えた。本山は手が投げたような精度の高いクロスを見せ、大迫はヘリコプターのように空中で止まって得点してくれた」

Q:新潟の攻撃で脅威を受けた部分はあったか。
「前半、両サイドハーフの斜めの走りから、危険な場面を作られた。ミシェウのタイミングのいい動きから引き出されたところも。そういったところがあったことは事実」


以上

【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(12.06.06)
●西大伍選手(鹿島):
「相手が持ち味を出してきたので、手堅い試合になったと思う。守っていれば得点はできると思っていた。(古巣ということもあり)個人的には少しやりづらい雰囲気。田中亜土夢、藤田征也ら同期の顔見知りと対戦できたことはうれしいし、やりがいもあった」

[ ヤマザキナビスコカップ:第5節 新潟 vs 鹿島 ]

岩政大樹(鹿島)とブルーノ ロペス(新潟)が激しい空中戦を繰り広げる。
新潟はヤマザキナビスコカップでホーム連勝とはいかず、惜しくも0-1で鹿島に敗れた。

[ ヤマザキナビスコカップ:第5節 新潟 vs 鹿島 ]

共に得点のないまま迎えた終盤の86分、アウェイの鹿島は右から途中出場の本山雅志のクロスを大迫勇也(写真)がヘッドで決めて土壇場で先制点をあげる!
試合は結局、このゴールが決勝点となり鹿島が1-0で勝利して、決勝トーナメントへ向けて一歩前進した。


鹿島、途中出場コンビで決勝点/ナビスコ杯
 ナビスコ杯1次L第5節B組(6日、新潟0-1鹿島、東北電ス)鹿島は後半に途中出場した2人、大迫と本山の活躍で後半41分に決勝点を奪い、1次リーグ突破に前進した。

 本山は中央からのパスを右サイドで受けてセンタリング。ジョルジーニョ監督が「手で投げたように正確だった」というボールは大迫の頭にピタリと合い、ネットを揺らした。

 ジョルジーニョ監督は「それほどチャンスはつくれなかったが、交代した選手が流れを変えてくれた」と満足そうだった。(共同)

鹿島、逃げ切る 新潟を零封 ナビスコ杯1次リーグ
Jリーグのヤマザキナビスコ・カップ第5日(6日・東北電力ビッグスワンスタジアムほか=6試合)1次リーグを行い、2連覇を狙うB組の鹿島は1-0で新潟を下し、予選リーグ突破へ大きく前進した。通算成績は4勝1敗、勝ち点12。

互いに無得点で迎えた後半17分、鹿島はジュニーニョに代えて大迫を投入。41分、本山の右クロスに大迫が頭で合わせて先制。残り時間を守り抜いて逃げ切った。鹿島は最終日(27日)の清水戦に引き分けても2位以内が確定し、決勝トーナメント進出となる。

A組はC大阪、B組は清水が勝ち、ともに得失点差で首位に立った。C大阪は川崎に3-2で勝った。このほかA組の鳥栖は浦和を2-1で下し、C大阪、磐田と同勝ち点。仙台は広島に3-1で逆転勝ちした。清水は札幌に4-0で快勝。大宮は神戸を1-0で破った。

鹿島、攻撃選手投入し競り勝つ 新潟、早いプレス実らず
(6日ナビスコ杯、鹿島1―0新潟)

 鹿島はジョルジーニョ監督の采配が的中し、競り勝った。新潟の素早いプレスに手を焼き、前半はなかなか好機を作り出せず、後半から次々と攻撃の選手を投入し、打開を図った。実ったのは後半41分。ともに交代で入ったMF本山の右サイドからのクロスを、FW大迫が頭で合わせて決勝点を奪った。


本山を絶賛するジョルジーニョ監督である。
「手で投げたように正確だった」と、本山のテクニックを褒め称えておる。
そのクロスを決めた大迫にはかつてジョルジーニョ監督が共に戦った長谷川祥之を重ね合わせるが如く賛辞を贈っておる。
二人で作った得点で勝ち点3を得たことは事実である。
とはいえ、その裏には新潟の攻撃を零封した守備陣の奮闘とジョルジーニョ監督の修正がある。
特に岩政のパフォーマンスには目を見張るものがあった。
今季は失点が多く忸怩たる思いがあったであろう。
その悔しさをぶつけるが如く、DFラインを統率し、見事、完封を成し得た。
素晴らしいCBである。
満男が交代した後はキャプテンマークを巻き、チームを牽引したことも付け加えておこう。
攻守に噛み合い、采配も冴えた、この新潟戦が、中断後の試金石となったのではなかろうか。