鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

山形・奥野監督、記者会見

2011年12月23日 | Weblog
モンテ奥野新監督が就任記者会見
2011年12月23日 19:12

 来季J2で戦うサッカー・モンテディオ山形を率いることが決まった奥野僚右新監督(43)が23日、天童市の県総合運動公園内で就任記者会見を行った。奥野新監督は「シーズン終了時、山形の皆さまと共に笑顔で喜びを分かち合える努力をしたい。J1昇格を目指す」と、力強く1年でのJ1復帰を宣言。「今、いる選手の特長を生かしたスタイルづくりをしたい。各選手の強いポイントをつなぎ合わせ、より大きな力に変えていく」と見据え、“山形らしさ”を打ち出して戦い抜く姿勢を示した。以下は記者会見での一問一答の要旨。

 -どんなサッカーを目指すか。

 選手には力強さと勇気を求めたいし、それらを持ち備えていると確信している。選手それぞれが調和し、連動、連係、共有すること。抽象的かもしれないが、選手自身が自分で決断して行動できる。そういった個の集まりがグループになり、チームになっていくことを目指したい。

 -山形の監督を引き受けた理由は。

 初めてGMからオファーを頂いた時は、感謝の気持ちでいっぱいだった。(鹿島での)コーチ業が長く、アマチュアリーグ(草津)で2年間指導したが、それ以外は選手としてやってきた人物を評価して頂いた。(12月上旬に)一度山形に(視察で)来たとき、『ここで働くんだ』という気持ちが強くなった。まちの雰囲気、人の温かさ、優しさを感じた。それも決め手になった。

 -今季のモンテディオの印象は。

 継続したコンセプトの下、全員攻撃、全員守備のハードワーク、献身性がある。全員が協力して戦うという土壌がある。

 -来季のJ2について感じていることは。

 そこまで分析できていないが、印象としては、年間を通して安定した力を発揮できるチームが昇格できる。波があってはいけない。勝敗に一喜一憂することなく戦いたい。各チームの戦い方は、以前は堅実な守備から攻撃するチームが多かったが、今はそれぞれの監督がスタイルを築いている。そこにモンテディオのスタイルを構築したい。

 -サポーターにメッセージを。

 山形のサポーターはとても温かくて応援熱心で、なおかつ積極性があると思う。そういうサポーターに支えられるのは光栄なことだし、一緒に喜びを分かち合いたい。日本には日本の応援スタイルがあっていいと思う。どんな結果でも『俺たちがついていく』という印象がある。そういう県民性、地域の特長を表現していて、とても幸せなサポーターに囲まれている。サッカーは“情”を扱うスポーツ。感動や喜びの感情を持って頂けるようにやっていきたい。

【山形:奥野僚右氏モンテディオ山形監督就任記者会見】出席者コメント(11.12.23)
本日山形県総合運動公園2階大会議室にて、来季のモンテディオ山形トップチーム監督に就任する奥野僚右氏の記者会見が行われました。
会見での出席者のコメントは以下の通りです。
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●中井川茂敏 スポーツ山形21常務理事 兼 ゼネラルマネージャー
「みなさん、おはようございます。お忙しいなか、お集まりいだきまして本当にありがとうございます。我々はJ1からの降格という残念な結果に終わりましたが、もう新たなシーズンに向けたいい準備をするというのが、これからの我々の大切な使命だと思っています。

その第一として、まずスタッフ体制をきちっとつくっていくということを今、手がけています。そのなかで、奥野僚右監督を招へいできたということ、我々は本当に喜ばしく思っています。もう紹介しなくても、ある程度プロフィールはご存じかと思いますが、鹿島アントラーズで8年間コーチ、今季はヘッドコーチを務めていたという経歴をお持ちです。常勝チームの鹿島で8年間、そして、優秀な外国人監督――3人の外国人監督のもとでコーチを務めてきたということですから、本当に監督になる準備をしてこのクラブに来ていただいたというふうに感じております。

それでは、私のほうから、監督を招へいした理由を説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
まずは、ベースとなる人間性。そういったところが非常に高い人物だという評価をしております。情熱を持っているということです。我々の目標であるJ1復帰という目標を話しているなかで、その目標を達成するという意識を非常に高く持ってくれる、そして勝利に向かっていくという気持ちを非常に高く持っていてくれるということだと思います。あとはやはり、選手を育てるというところにも非常に情熱を傾けられるというところ。それからサポーター、ファンの方によろこびを与えられるというところ。こういったところに、非常に情熱を持っているなあというところが一点です。
あとは『リスペクト』ということで、大切に思う気持ちを持っている人物だなあと私は感じています。選手、クラブ、サポーター、すべての人に感謝の気持ちを忘れないという姿勢を非常に強く持っている人物だと感じています。そして努力家ということで、いろんな部分で、分析力だったりコンディショニングだったり、多岐にわたって勉強してコーチングできる能力を高めてきたということだと思います。
選手時代はディフェンダーですが、鹿島では攻撃を担当したりというところもありますし、フィジカルのほうも自分一人でもできるというようなこともありますから、非常に努力して今まで積み重ねてきた、というところが現にあるなと思っています。
それからスキルというところでは、勝つための手法というものを鹿島で学んでいるんじゃないかというところ、あとは先ほど話したように、分析力、戦術、トレーニング、フィジカルというところで、いろんなバリエーションを持ちながら練習も進めてくれるだろうと感じています。

そういうところをもって、我々は監督として来ていただいたということです。ですから、これらを総合して、J1復帰という目標を達成してくれる、そして選手を育成してくれる、そして山形がめざすサッカースタイルを達成してくれるという期待感を持っております。
今言った「山形のサッカースタイル」というところなんですが、技術、走力、そして駆け引きのあるダイナミックな攻撃サッカーをめざしていきたいなと思っています。これまでも全員攻撃、全員守備で主導権を握るというスタイルがあります。ハードワークをするというところがありますから、そういうところを壊さずにやっていく。そして、2点目は勝利。内容へのこだわりをスタッフ、選手、全員が持っていくということ。あとは最後まであきらめずにチームのために戦うというところ。そして、ファンのみなさまと一緒に闘っていくというようなところをめざしながらやっていきたいと思っております。監督としての準備をすべてクリアして、そして監督としての第一歩をこの山形で、いい準備をして踏み出してくれるということを信じています」


●奥野僚右新監督
「奥野僚右です。よろしくお願いいたします。本日は朝早くから多くの方々にお集りいただき、ありがとうございます。多少、今緊張しているもので口が滑らかではないんですけれども、今、中井川GMからもお話がありましたように、1年でJ1復帰をめざしております。そして、力強い、勇気ある選手たちの調和されたチームをめざします。山形のみなさまとともに、笑顔で、シーズン終了時によろこびを分かち合えるように努力していきます。

Jリーグの監督として山形でスタートを切るわけですけれども、モンテディオ山形の歩みに名を連ねることができて、大変光栄に思っております。みなさんとともに、当然ながらメディアの方たちもともに手を取り合って、山形を盛り上げていってください。また、このクラブの関係者の方に大変よくしていただき、全面的に僕をバックアップしてくれるという姿勢を強く感じております。その期待に応えるべく、全力を尽くします。どうぞ、これからもシーズンを通して山形を応援してください。本日は誠にありがとうございました」

(以下、質疑応答)
Q:中井川GMからも走力を活かしたダイナミックなサッカーをめざすという話がありました。具体的にどんなサッカーをめざしていきたいのか。それと、チームが若返っていくと思いますが、若手の育成というところでどういうことを考えていますか?
「今、最初のあいさつで述べさせていただいたように、選手には力強さと勇気を求めていきたいと思っています。また、それを兼ね備えていると確信しています。そういうところを調和して、チームとして連動、連係、共有、そういったところをコンセプトに攻守にわたり戦っていければと考えています。
若手の育成に関して言いますと、それぞれが才能を持ってこちらに所属している選手たちを、とにかく成長させることが目的であって、成長させる手段というのは個人個人、それぞれアプローチの仕方も変わってくると思うんですけれども、まずチームにいち早く僕の考え方を理解してもらうとともに、僕が選手一人一人を理解する、そういった相互理解のところを取り組んでいきます。そしてそれぞれに合った指導なり刺激によって若手が向上してくれれば幸せです」

Q:「力強さ」という言葉もありましたが、もう少し具体的にあればお願いします。
「すべて言葉は抽象的になってしまう部分はあるんですが、具体的に言いますと、選手自身が、自分で考えて自分で決断できる、そういった個の集まりがグループになり、グループがチームになっていってもらいたい。だから、一人一人の選手たちがモンテディオ山形の一部であって、全体である。そういったチームづくりをしていきたい。まだちょっと抽象的ですけれども、言い方を変えるなら、一人が全体を表して、全体が一人を表せる。個人の成長がチームの成長。チームの成長と結果が個人に刺激を与え、また成長につながるような循環が生まれるよう、トレーニング、ゲーム、すべてにおいていい循環をつくっていきたいと考えています」

Q:いろんな選択肢があるなか、山形の監督を引き受けることになった決め手を教えてください。
「初めてGMからお話をいただいて、とても感謝の気持ちでいっぱいでした。コーチ業は8年と長いですけれども、あとはアマチュアリーグで2年間指導していたもので、それ以外は選手としてやっておりました。そういった人物に対して期待をかけていただき、評価をしていただき、声をかけていただいた。もうそれが心強くもあり、うれしくもあり、自分の力をクラブに役立てたい。そして、自分のなかで考えながら、一度山形の街を拝見しにうかがって、そのときに『あ、ここで俺は始めるんだ』という気持ちがどんどん強くなっていった。それはどういうところかというと、街の雰囲気もそうですし、接する人たちのあたたかさ、熱意。まだ自分の身分も明かしていないのに、やさしさをすごく感じて、この環境で仕事ができるというのはとても光栄なことだと思いました。そういうところも、山形で仕事をしたいという一因ですね」

Q:鹿島のコーチ時代にも山形と戦っていますが、モンテディオのことをどのように見ていましたか?
「チームが継続して持たれているコンセプトというところで、全員攻撃、全員守備のハードワーク、チームに対する献身性というところで、いい指導とともに、みんないい選手たちだなという印象を強く持ってました。全員が協力してやるという土壌ができているわけで、当然のことながら選手としての資質は兼ね備えていると感じています」

Q:今の質問に関連してですが、鹿島から山形を見て、いいところの話をしていただきましたけれども、ここがもう少し足りないんじゃないか、ここをもっと強化したらさらに強くなるんじゃないかというところはありますか?
「あくまでも外から見た印象ですと、少し自分の感じることが違ってくるかと思うので、実際に選手たちと接して話していったり観察していくなかで、こういうところをもっと伸ばしていこう、と。結局、欠点と思われるような部分というのは、その選手にとってもチームにとってもごく一部のものなので、それを打ち消せるようなものを全体のコンビネーションなり、戦い方で補いつつ、自分たちが強いと思っている部分をもっと伸ばしていけばいいんじゃないかと、そういうふうに考えています」

Q:おっしゃりにくいと思いますが、欠点を具体的にお話していただくと?
「新しいシーズンに向けては、多少、人の入れ替えもあったりしていくなかで、まったく今度は指導する監督が代わるわけですから、それは僕の頭のなかでやる作業。選手のいいところだけはほめてあげられるんですけれども、弱点となったり、弱いなという部分をわざわざ口に出す必要はないんじゃないかと思ってます。お答えできずに申し訳ありません」

Q:めざすサッカーは戦術的にもあると思いますが、どういうサッカーをやっていきたいと思いますか?
「さっきから繰り返しになったり抽象的な言葉になるんですけれども、結局、サッカーの戦術、スタイルということ以上に、今いる選手を活かせるスタイルづくりをしていきたい。それぞれの選手がそれぞれの特長を持っており、強いポイントがありますね。その強いポイントをうまくつなげていって、より大きな力に変えるのが僕の仕事だと考えています。それは攻撃においても守備においても、それぞれの特長を踏まえたうえで、みんなが自分が持っている力をより上積みできるように、またグループになったらそれがより大きな力となって表現できるように、徐々に煮詰めていかなきゃいけない。だから、無理に型にはめるようなことは考えていません」

Q:まだ編成途中なので答えにくい部分もあると思いますが、今の段階で奥野さんから見て、この選手はいいなという選手はいますか?
「今シーズン戦っていた選手は、自分のなかでわかっておりますけれども、たとえば、あまり試合に出場してなかった選手たち、また、そういう子たちのプレーというのは実際に見てみないと評価は下していけないし、その評価が果たしていいのかというと、じっくり見てあげないといけないなと思っています。所属するすべての選手に期待を大きくしております」

Q:鹿島で学んできたことで、どんなことがこのチームで活かせると思いますか?
「鹿島で学んできたことですか。鹿島で……。とにかく、僕はサッカーを小学1年生から初めて、今43歳なんで36年、今度37年目になるんですけれども、歳とともに、サッカーというのは奥が深くて、なおかつシンプルなんだという思いが強くなってきました。そのなかで、年齢に関係なく何歳でもうまくなれる。体も頭も、使えば使うほど鍛えられる。そういうことは、非常に今強く感じております。だから、使うことは継続していきたい、頭と体と。今回、監督に就任するにあたって、ふだんいかに自分が頭を使ってなかったかというのを、この1週間ほどで実感しております。もう毎日のように、夜には頭がキンキンと痛くなってきて、こんなに今まで怠けてたんだと。だからそのよろこびを選手たちにも伝えてあげたいなと。現役時代にプレーヤーとしてやってて、いいプレーをしてるときって、試合が終わったら頭が痛くてガンガンしてたんですね。今、選手たちに聞いてみても、自分たちがよく考えていいプレーができたときはそういう選手が多いですから、試合が終わったら精魂尽き果てるような、そういうプレーを求めていきたいと思います。ちょっとプレーの話になってしまいました」

Q:Jリーグのチームを監督として初めて率いることになるわけですが、期待と不安ではどちらが大きいですか?
「もうよろこびでいっぱいで、期待でいっぱいですね。これからは新しい選手たちと接することができて、新しいリーグにチャレンジできる。そういうところのよろこびと期待がすべてです」

Q:憶えていたらで結構ですが、中井川GMから就任要請の際に受けた口説き文句は?
「口説き文句ですか? 本当に言葉以上に必要とされているなという部分を強く、全体から感じました。先ほども言いましたようにありがたいお話で、僕の力を役立ててほしいと求めていただいて、だからどこかのひとつのセリフが決め手になったという以上に、ありがたさが伝わってきました」

Q:山形の監督と言えば、田植えをすることになりますが、田植えに向けての意気込みをお聞かせください。
「ああ、意気込みですか? 田植えは少し腰が重くなりそうですね。でも、土に触れるということはとてもいいことだと思いますね。決めつけちゃいけないですけど、もともと農耕民族の方が多かったわけで、土に触れ合って畑仕事をしたりすることというのは、僕も好きです。大好きです」

Q:育成の話がありましたが、補強という点ではどういうことを考えていますか?
「そうですね、どういうふうにお答えすればいいですかね…」

●中井川GM
「補足いたします。やはり得点ということで、今季は得点が低かったというところですから、やはり得点が取れるフォワード、現有の選手を残留していただく、そして新たな選手を連れてくるというところからまず必要かなと。あとは、攻守のバランスということですから、中盤で運動量のあるような若手の選手に来ていただくということ。あとはディフェンスでは、センターバックで強さを持ちながら足元の技術も高い選手を補強するということを今考えています。今、ほぼある程度確定するようなところまで近づいている、というところを報告します」

Q:山形も4シーズンぶりのJ2になるのですが、最近のJ2の傾向についてどう見ていらっしゃるのか。そして戦ううえで、舞台がJ1かJ2かで戦い方を変えるのかということを教えてください。
「そこまでJ2の分析はできていないわけで、しっかりとしたお答えになるかどうかわかりませんけれども、印象として持っている部分としては、年間をとおして安定した力を発揮できるチームが昇格していく。波があってはいけないなといのが率直な印象ですね。スケジュールも以前よりも規則正しくなってるような印象も持っていますから、そこで自分たちが年間を通じて安定した力、また一喜一憂することなく継続して、最終節になる必要はないんですけども、それ以前までに昇格が決められれば、それがベストだと考えています。J1とJ2の戦い方に関して、そんなに今は違いがなくなってきたと思います。以前はゴール前を固めて、堅実な守備からの攻撃というスタイルのチームがJ2では多かったと思いますが、それぞれの監督がそれぞれのスタイルを築き上げられている。自分たちもモンテディオのスタイルというのを構築して、『あ、これがモンテディオなんだ』と思っていただけるようなチームづくりをしていきます」

Q:GMにうかがったほうがいいのかもしれませんが、コーチングスタッフも含めて、チーム編成で奥野監督の意向が入る余地はありますか?
●中井川GM
「まずコーチングスタッフについては、奥野監督の意向がほとんど入っているというところがあります。それで今、オファーを出すところまで来ています。ですから、年内中にすべて決まる見込みです。これはもう監督の意向を強く反映しました。選手については、監督をお願いしたときに、すでに選手構成をある程度つくりながら、見せながらやってきたというところです。監督決定が少し遅れましたから、そういった意味では、すべてがすべてとは言えないところも少しあるかなというふうに思います。ただ、ある程度の選手構成を見ていただいて、山形に来ていただくということを選定してもらったということは言えると思います」

Q:ちょっと気になったのが、「フィジカル(の指導)もできる」という話でしたが、それはフィジカルコーチの役割も任せるということではないですよね?
「そういうわけではないです。そういう能力も持ってますけども、そういうものをマネージメントできるということで話させてもらっています」

Q:ご自身の性格がこうなので、こんな指導をしていきたいなというのはありますか?
「自分自身の性格、なかなか自分で分析できなくて、見ていただいたままで、これからも接していくなかで、『ああ、あの監督、厄介なんだよな』と思っていただいたりしていければいいかなと思うんですけれど。指導に関して言うと、本当に1日1日の積み重ねがすべてだと思っています。それを365日……は練習しないわけですけれども、積み重ねを回数で表したり、時間で換算すると、そこにどれだけ自分が入り込んでいけるかが大きな差になって表れてくるんじゃないか。だから、いい積み重ね、いい種を蒔いてあげて、いい結果に結びつけていくように、いい実りを最後にいただけるようにしていきたいので、そこには当然、自分が毎日入り込んでいかなきゃいけない。そう取り組む姿勢でいます」

Q:ご自身の一番のセールスポイントは?
「セールスポイントですか。セールスポイントですか。あまり自分をセールスしたことがないので……。細かなところと大雑把なところが混ざってますよね。ですから、なるべくいろんな角度から物を見れるようにいつも務めています。ひとつの側面だけじゃなくて、他方向からいろんな物事を見られるように考えてますし、座右の銘じゃないんですけども、『虚心坦懐』という言葉が好きで、ほんとにわだかまりなく素直に物に臨めればなと。だから、理屈っぽいところもあるけれども、感覚で物を言ってしまうところもありますね」

Q:山形にはとてもあたたかいサポーターがいるということで、サポーターの方にひと言お願いします。
「とても本当にあたたかくて、応援熱心で、なおかつ積極性があると思うんですね。そういったサポーターに支えられるのは非常に光栄なことであって、そのサポーターとともによろこびを分かち合いたい。日本には日本のスタイルがあっていいと思うんですね。だから、ブーイングをしなきゃ選手は鍛えられないというんじゃなくて、日本人らしさで、『どんな結果であっても、俺たちがついている』という印象を受けています。そういった県民性であったり、地域の日本人の特徴であったりが表現できて、とても幸せなサポーターに囲まれてるなと思っています。結局、サッカーは情を扱うスポーツだと思ってますから、その情のなかでも、感動であったり、よろこびの感情を持っていただけるようにやっていきます。ですから、ともに情を動かされてください。それがお願いとともに、そういうものを見せていきます」

Q:明確に今一度、来シーズンの決意、目標をお願いします。
「ガッツポーズですか(笑)。J1昇格します。もう昇格することがすべての目標であり、目的ですね。それに付随して選手の成長もあるわけですから。昇格するためだけに来ました」

以上



[ 山形:奥野僚右新監督記者会見 ]

会場は山形県総合運動公園2階大会議室。30名を超す取材陣が詰めかけた。初顔合わせとあって、質疑の時間はたっぷりと設定された。

[ 山形:奥野僚右新監督記者会見 ]

冒頭、中井川茂敏ゼネラルマネージャーが奥野新監督獲得の理由と経緯を説明した。「感謝の姿勢を持ち、努力家」とその人柄を評した。

[ 山形:奥野僚右新監督記者会見 ]

具体的な目標を聞かれた奥野新監督は、「J1昇格するためだけに来ました」ときっぱり。オフィシャルのネクタイも似合っている。

[ 山形:奥野僚右新監督記者会見 ]

タオルマフラーを首に巻き、中井川GMと握手。GMからの口説き文句を聞かれると、「言葉以上に必要としていただいていると感じた」との表現で感謝の気持ちを話していた。

[ 山形:奥野僚右新監督記者会見 ]

モンテスとディーオのマスコットを持ってほしいとのリクエストにもすんなり応えた。奥さんと3人のお子さんがいるが、新学期からは家族5人で山形の生活を始めるという。


【山形】奥野新監督「1年でJ1復帰を」
 来季からJ2に降格する山形の新監督に就任した奥野僚右氏(43)が23日、山形・天童市内で会見を行った。今季まで8年にわたって鹿島でコーチを務めた奥野氏。自身にとって初めてとなるJリーグの監督として、J1復帰を目指すチームの再建を託されることになる。会見では当初やや緊張気味だったが「1年でJ1復帰を目指します。山形の皆さんがシーズン後に笑顔で喜びを味わえるように戦っていきたい」と話した。
 [2011年12月23日12時23分]

抱負を語る山形の監督に就任した奥野である。
1年でJ1復帰を目指すとのこと。
是非とも現実として欲しいところ。
そして、鹿島へ凱旋するのだ。
我等としても奥野が率いる山形と対戦するのは楽しみである。
来季のJ2も注目である。

神戸、田代を獲得

2011年12月23日 | Weblog
2011/12/22 鹿島アントラーズよりFW田代有三選手移籍加入決定のお知らせ
この度ヴィッセル神戸では、2012シーズンの新戦力として、鹿島アントラーズよりFW田代有三選手(29)の完全移籍加入が決定しましたのでお知らせいたします。

田代 有三(Yuzo TASHIRO)
■生年月日:1982年7月22日(29歳)
■身長/体重:181cm/77kg
■ポジション:FW
■出身地:福岡県福岡市
■チーム歴:
石丸FC(福岡県)
下山門中学校(1995~1997/福岡県)
福岡大学附属大濠高校(1998~2000/福岡県)
福岡大学(2001~2004)
大分トリニータ(J1/2003:福岡大学在学中、JFA・Jリーグ特別指定選手として登録)
サガン鳥栖(J2/2004:福岡大学在学中、JFA・Jリーグ特別指定選手として登録)
鹿島アントラーズ(J1/2005~2009)
モンテディオ山形(J1/2010)※期限付き移籍
鹿島アントラーズ(J1/2011)

■出場歴:
J1リーグ戦通算 リーグ戦144試合出場41得点、リーグカップ戦29試合出場10得点、天皇杯19試合出場9得点
※2011シーズン リーグ戦22試合出場12得点、リーグカップ戦3試合出場1得点、天皇杯2試合出場1得点
J2リーグ戦通算 リーグ戦10試合出場1得点

■その他公式戦出場記録:
2008年(鹿島)アジアチャンピオンズリーグ 8試合出場5得点
2009年(鹿島)アジアチャンピオンズリーグ 3試合出場0得点、ゼロックススーパーカップ1試合出場0得点
2011年(鹿島)アジアチャンピオンズリーグ 3試合出場1得点
■代表歴:ユニバーシアード代表(2003年)、日本代表(2008年) ※国際Aマッチ3試合出場0得点

■田代有三選手コメント:

「ヴィッセル神戸のような素晴らしいクラブに移籍させていただき、本当に嬉しく思います。サポーターの皆さんに愛されるプレーヤーになれるように努力し、試合では気持ちのこもったプレーを出せるように頑張ります。応援よろしくお願いします。」

神戸が鹿島から元日本代表FW田代を獲得
 神戸は22日、元日本代表FWでJ1鹿島の田代有三(29)の獲得を発表した。田代は2005年から鹿島でプレーし、07年からのリーグ史上初の3連覇に貢献。08年には日本代表として3試合に出場。今季はリーグ戦22試合に出場し、チームトップの12点を挙げた。田代はクラブを通じて「気持ちのこもったプレーを出せるように頑張ります」とコメント。
 [2011年12月23日7時24分 紙面から]

鹿島・田代、神戸に移籍…野沢も秒読み
2011.12.23 05:00

 J1鹿島は22日、FW田代有三(29)がJ1神戸に完全移籍することを正式発表した。今季チームトップの12得点を挙げた田代は「成長するためには環境を変える事が1番だと思い決断しました。寂しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱい」とコメント。11月に左足遊離軟骨の除去手術を受けたが、2月のキャンプインには間に合う見通しで新天地で飛躍を誓う。

 また、鹿島ジュニアユースからの生え抜き、MF野沢拓也(30)の神戸移籍も秒読み。神戸とは1年残す契約の違約金(推定5000万円)などの調整中で、週内にも発表される見通しだ。
(紙面から)

神戸 鹿島FW田代を獲得「愛されるプレーヤーに」
 神戸は22日、鹿島から元日本代表FW田代有三(29)を完全移籍で獲得したことを発表した。3年契約で推定年俸5000万円。

 出場機会を求めて新天地を選んだ田代はクラブ広報を通じて「素晴らしいクラブに移籍させていただき嬉しく思います。皆に愛されるプレーヤーになれるように努力し、試合では気持ちのこもったプレーを出せるように頑張ります」と意気込みを語った。

 田代は過去2年連続で2ケタ得点を記録するなど、空中戦に絶大な威力を発揮。3年続けて2ケタ得点選手がいない神戸にとっては、得点力不足解消のキーマンとして期待がかかる。すでにG大阪からMF橋本とDF高木の日本代表キャップを持つ両ベテランの加入も決定。来季は欧州、南米選手の獲得は見合わせる方針を示しており、アジア路線でACL圏内の3位以内を目指す。

[ 2011年12月23日 06:00 ]

J1鹿島・田代、神戸に完全移籍 野沢にも打診
J1鹿島は22日、FW田代有三(29)がJ1神戸に完全移籍すると発表した。特に空中戦に強さを発揮した田代は今季リーグ戦でチームトップの12得点と活躍。ナビスコ杯は準々決勝で決勝点を挙げるなど、9年ぶりの優勝に貢献した。

現在、神戸からは主軸の1人、MF野沢拓也(30)にもオファーが届いており、2人が抜けることになれば、大きな痛手となる。

田代は1982年7月22日生まれ、福岡県出身。福岡大から2005年に鹿島加入。昨季は山形に期限付きで移籍し、今季から復帰した。神戸からは11月中に正式なオファーが届き、鹿島側は慰留に努めていた。

移籍を決断した理由について田代は「成長するためには環境を変えることが一番だと思った」とコメント。「鹿島の名に恥じぬよう、新天地でも努力したい」と誓った。


田代の移籍がニュースになっておる。
得点力のある隆行と称される田代は神戸でもゴールを重ねるであろう。
怖い敵が現れてしまった。
野沢と共に襲いかかってくる神戸の田代を抑えきることが我等の目標となろう。
心して挑みたい。