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安土城をつくった男達

2009-09-27 20:04:26 | 安土城址

今、安土城が面白い。 映画「火天の城」で更にクローズアップされている。

滋賀県立安土考古博物館では安土城築城430年記念で6回シリーズの講座が
開催されており、その第3回は「安土城をつくった男達」がテーマーだった。

          

岡部又右衛門は映画で私は初めて知ったが、彼は大工さんだけれども、他にも
多くの人物が関わったのは勿論です。今のお金で総工費1000億円とも言わ
れる安土城の建築に講座では以下の人物が紹介された。

岡部又右衛門: 熱田の大工  室町将軍家の御用を勤める番匠

狩野永徳: 絵画だけれど、襖絵などで携わったのかな

後藤平四郎: 上一重の金具 後藤家:刀装具(小柄、こうがい、目貫)を家業

たい阿弥: ニ重目からの金具 

唐人一観 ー 中国(明)人: 瓦焼

穴太(あのう)衆: 石垣 (大津市坂本周辺で見る穴太積で有名)

在村型の職人:現在でいう近江八幡市在住の石工

お百姓さん: 動員されれば百姓としての役を勤めなくてもよい
       「二重役負担の免除」の扱いを受けた

なお、これらの事実は主に「信長公記(しんちょうこうき)」に記載されている。

応仁の乱以降、室町幕府の衰退から地方の守護大名の勢力争いと共に戦国時代
に入り戦う城の築城が盛んになったが、信長の天下統一により安土城は戦う城
から見せる城への変貌の魁となったとのこと。

併設の展示場では安土城展が開催されており、発掘された金箔を施した瓦や、
安土城以外の各地の城の展示があり、一見に値すこと間違いなしです。

なお、聞き間違いでの誤記述があればなにとぞご容赦を!! Kenny




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (茲愉有人)
2009-09-28 18:35:22
映画は見ていませんが、小説「火天の城」は大変興味深く読みました。築城はまさに一大ビジネス・プロジェクトですね。総棟梁の視点と立場を軸に、様々に描かれていて楽しめました。天主閣の心柱になる大木の川流し、蛇石の山への運搬、心柱の一部切断による加重調整などは映像化にフィットするシーンですね、又右衛門と息子との建築法についての確執、各匠の職人としての見識と意地のエピソードもよかった。
安土城址に登ったときのことを思い出しながら読んでいました。
「信長公記」巻九の「安土の御普請首尾仕るの事」には出来上がった天主の内部が微細に書き出されていますね。
城が炎上せずに現存すれば....ああ、残念!
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城が炎上せずに!でも歴史は? (Kenny)
2009-09-28 20:02:47
コメントありがとうございます。信長公記も読まれたのですか? すごい! さて、築城当事者も信長の命を受けての仕事、命がけだったのでしょうね。今に置き換え、大事業で命をかけて取組む(と簡単にいいますね)は、つまり失敗すれば本当に首が跳ぶ。ここから来ている
のではと思わずにはおれません。

「心柱の一部切断による加重調整」とありましたね、彼らの緊張感を感じます。

明日映画を観てきます。
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