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郷土史、登山、スキーなどを写真と共に書き綴っております

愉快な写真仲間、悠人会会員の力作展:棚田編

2010-07-06 16:26:12 | 写真

       三重県熊野市の丸山千枚田を訪ねて

  
めかちゃんの作品を一点追加掲載しました(7月13日)

このたび会の名称も決まり生き生きと活動する悠人会のメンバーで撮影の旅
出かけてきました。そこは熊野市丸山にある棚田、丸山千枚田です。

悠人会は私達に写真を指導下さっています八田正文先生の下に集まる
愉快な写真仲間の会です。年に何回かこのようにみんなで撮影に出かけて、
撮った写真を先生に観ていただいております。

私、Kennyは初めて棚田というものを見ましたが、高台から前に広がる田園(?)
の風景を見たときには、これは異様、なんなの?と。 農家生まれ
で小学生時代
から田んぼの手伝いを強制されてきたKennyにとっては、これでは稲作の作業が
大変! これが第一印象です。

滋賀県からバスに揺られて片道5時間弱、撮影時間は1時間強と忙しい一日
でしたが、バスの中では往路は地元三重県から参加のメンバーおじさん(爺?)、
つーさん(Tダさん)のガイドで盛り上がります。復路は撮りたての写真をTV
モニターに写してみんなで評しあい、和気藹々の内に往復です。

メンバーの中のTeaさんはバス(今回は小型バスをレンタル)の運転もお手
の物、その上自分でモニターをバスに取り付けて(電気工事も必要です)、私が
パソコン他用具を協力して正に手作り、費用節減の理想的な企画です。 
念のため申し添えます。長時間でもあり安全のためTeaさんの友人に運転交代の支援をいただきました) 

幹事のTeaさん(TNさん)、サンキュー!!
 

       (このブログは悠人会の公式ブログではなくKennyの個人的な趣味です)


            =仲間の作品です=
              
展示期間:7月9日ー7月15日

               Maecanさんの作品

   
                     眼下のパズル
 山間に広がり、まるでパズルを組合せた棚田が一望出来て感激しましたが、毎手入れの人々が
  少なくなり、廃墟となりそうな不安を感じる

                  すずらんさんの作品

   
                     山間いの棚田
 
曲線を描きながら階段を上るような小さな田んぼ、先祖から受け継がれて今も守られている
 棚田
後継者が少なくなってひっそりと淋しい山間い小さな田んぼ 

                つーさんの作品

   
                     丸山千枚田
 「以前の写真で指摘されました構図を思い出し切り取りなしでの写真です」と先生のHP上でこの写真
 を説明されています。つまりこの作品は取り直し、レベンジ作です。 さすがは努力家!


                マッシーさんの作品

   
                    紫陽花の向こうに 
 
棚田の作品は全体に今ひとつで構図も皆さんと似たような物ばかりでどうかと思いましたが、取り敢えず
 参加することに意義を感じて1枚出しますの
で宜しく」とはご本人のコメントです。ところがどうしてどうして、
  仲間の間では ”超新進写真家” として頼もしいおじ様、余裕のお一言ですなー

                   徹子さんの作品

   
                                                 千枚の青田
                       
千枚の青田を刻む時計台(徹子)
 遠い先祖から守り継がれてきた棚田、今でも1340枚もあると言う。そこで生活してきた人だけでなく、自然
 を愛する多くの人々によって支えられ、未来へ引き継がれて行く。千枚の棚田は、青田となって時を刻む

                                       Teaさんの作品

      
                                        展望台から
 当日は幹事さん兼ドライバーかつ復路、バスでのエンタテイメントの準備、映像
 装置の調整に手間を取られて撮影の時間がなく、高台からいつもの一眼レフではなく
 コンパクトカメラで撮った写真が送られてきました。画像はカメラではなく腕だよと
 言わんばかりのしっかり合ったピントがいいですね

                        Daimamaさんの作品

    
                    後世に引き継ぐパノラマ
 
雨の予報の中、長時間掛けての移動、短時間の撮影・・・不安の胸中でしたが、バスを降りて、眼下に
   広がる
棚田の風景に圧倒されました。
この広大な風景を、どんな風に撮れば良いのか、しばらくの間、
   ぼう然としました

                                        めかちゃんの作品  追加掲載(7月13日)

   
                      
丸山千枚田
 
 めかちゃんは仲間の中でも独特の感性をお持ちの一人で、棚田を一面に捉えるのではなく、ぐーんと  
    
アップして背景の山との空間をさりげなく持ってきて山間にある小さな田んぼの雰囲気を出されました
 
                             
                               Kennyの作品

   
                             
 
棚田にも田園の風景
 
一面に広がる小さな田んぼの棚、広場はない。棚田も珍しいけれど田園の風景。ふとはずれに目を
  やるとしゃれた三角の空気塔らしき屋根の建物が見える。 その広場にほっと安堵の一息を・・

 
余談に変えて
: 今も受け継がれる
日本に誇る、そして大規模な棚田の背景は?

  
         
この丸山千枚田で最も小さい3株の田んぼ

 
棚田の存在は: 1300枚を優に上回る
  (当日その棚田におられた後継者のお一人であるおじさんとお話を・・)
  1.勿論この斜面で田を耕さざるを得なかった、
しかしそれだけではないと。
  2.それは、この棚田は土、水、太陽の稲作には絶好のいい条件にある
  3.:このように山の中でしかも傾斜に田がある。腐葉土が流れ込むいい
      条件にある。つまり山の腐葉が土に養分を与えてくれる。
    :これも山の中を流れてくる間に稲作に大事な養分を含んでいる
    太陽:一日中日が差す南斜面で、また傾斜で満遍なく均等に日が当る
  
 
3株の田んぼ:
  
上の写真にある3株の田:これは決して観光用ではない。流れ落ちる水から
  田んぼを守る(段差を少なくして)ために重要な役目を果たしていると。
 

      
              熱心に撮影する仲間
      

    今日もご覧下さいましてありがとうございました。(Kenny)


     

     

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6 コメント

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さすがに感嘆する眺め (茲愉有人)
2010-07-09 17:07:21
1300枚以上の棚田の景色はさすがですね。
皆さんの多角的に獲られた写真を組み合わせてみて、
イメージの世界で千枚田の全景を膨らませてみています。
百聞は一見にしかず。一度現地に足を運んでみたい気がしますね。
稲穂が黄金色になったこの景色もまた、違う風景としてすばらしいのではないかなあ。

人間の叡智と労力の結晶ですね。
幾代に亘る労苦がこの景色を生み出したのでしょうか。その営為にも感嘆するばかりです。

写真を拝見してのイメージから駄句一つ。
千枚のうねる田の面や苗運
返信する
面白い(珍しい)光景です (kenny)
2010-07-10 11:45:08
本当に珍しい姿、棚田の教科書としか言ようがありません。相当真剣に保存か荒れるままにかがこの棚田の行く末ですね。観光ポイントとして残す価値(面白い風景、受け継がれた棚田)はありますね。なかなな見応えはあります。地元ではどっちになっているかが気になります。既に廃田になっているところが何箇所のありました。
返信する
Unknown (tosikazu)
2010-07-11 11:35:15
 今回もすばらしい写真を鑑賞しました。棚田の最も映える時期に企画された撮影会ですね。それぞれに視点を定めて見事に表現されていると感動しました。妻幸代も「ウワーすごい!」「みんな元気だなァー!」「棚田について語るおじさんの言葉も感動的・・・」とつぶやきながら観ていました。ついでながら、幸代の指摘では「悠人会々員」の表記は「悠人会会員」が正しいとのことです。「悠人会の会員」と「の」が挿入可能なときは「々」は使わないのだそうです。「悠々自適」などは「々」を使うそうです。
返信する
ありがとうございます (Kenny)
2010-07-12 08:08:08
感想を聞かせていただきありがとうございます。せっかくカメラという共通の趣味をもった悠人会会員の集まりなので、現時点3人の幹事さんと一緒にこのような企画をして会の皆様と楽しんでおります。9月末には私が幹事で虎御前山のキャンプ場のロッジに宿泊して晴天ならば伊吹山7合目まで車で行き、お花畑や山の風景を撮影し、雨なら彦根城に。翌日は小谷城関係の施設、須賀谷温泉などを訪ねる計画です。

また、個人的なブログですが、こんな風に利用したいと思ってやり始めたので、実現して嬉しいです。

悠人会「会」員の件、ありがとうございます。訂正しました。助かります。 Kenny
返信する
用の美 (トミおじさん)
2010-07-12 13:29:12
 お百姓さんも美しい造形を作ろうとして作ったわけではないでしょう。必要にせまられて耕した形が、この美しい棚田になったのですね。「用の美」ということでしょうか。
 3株の田んぼも意味ふかいものを感じさせてくれました。
返信する
トミおじさん、ありがとうございます (Kenny)
2010-07-12 20:31:49
こんばんは 車で山の中を曲がりくねって、しかも狭い道でして車どうしのすれ違いさえ困難な山深い山村でした。峠に差し掛かったとき、突然前が明るく広がったかと思ったら正に「用の美」ぴったりの表現の景色が現れました。しばし見ってしまいました。やはり必要にせまられたその背景はなんとも厳しいものだったろうと。そして今、何箇所かが耕されずに果てていくままになっていました。お話したおじさんが教えてくれたように稲作に適していなければ、とっくの昔に消えていたでしょうね。

私の写真、早速HPに掲載ありがとうございます。
返信する

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