山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

晦(つごもり)

2010-12-31 16:48:53 | モノローグ【エトセトラ】
大晦日の朝を迎えた。屋根に雪が積もっている銀の景色。
餅3個を食べたら朝から胸やけがして胃薬を飲む。喉に詰めて窒息死するよりは良いか。
昼、雪は溶けたが風は冷たい。夜も寒波がやって来ると言う。来なさい。

12月演劇公演「かぐや」で使った“呪いの藁(わら)人形”を正月用お飾りにするつもり。頭部にミカンを乗せ、腰にワカメ昆布を巻く予定。もちろん、胸に五寸釘を玄関に打ちつける。想像しただけで楽しい。異常性格?否、高等ジョークのつもり。わかるかなー、近所の人はわからないだろうなー。
「鶴は千年、亀は万年、人は百年。」とメデタイ殺し文句を添えたかった。

残念!

座長が藁人形をゴミ出し日で処分したらしい。あ~・・・美術作品が。芸術はゴミか?美術担当者さん、ごめんなさい。座長じゃ逆らえない。又、立派なのを作りましょう。

今夜は家族で海鮮鍋料理と名古屋きしめん(おれんじさんからの贈り物)で年を越すことになった。
帰省している冬馬(新婚夫婦)たち、サキ、悠夢たち計8名?(計算が合わない?不思議な家族である。)いっぺんに集まると大家族である。キッチンがキチキチになる。

明日(元旦)はこのメンバーで座長の実家(九州山地のド真ん中・山都町)に新年の挨拶に行く予定だが積雪10㎝らしい。チェーン規制されている。それでもイキマス。温泉(通潤橋のあるところ)に行けるだろうか。これは大冒険になるかも知れない。南国だが、九州のチベットと昔は言われていた。

2010年12月31日、これが今年最後の日記。今から料理の準備です。

皆さま、良いお年をお迎え下さい。2日より自宅にいます。お年玉が欲しい人はおいで~。呑みましょう。

2010回顧(メモ)

2010-12-29 20:07:12 | モノローグ【エトセトラ】
今年2010年も終わろうとしている。この1年をメモ程度に振り返る。

【1月】 
■3日-5日/大阪行き。(冬馬の新居移転)

【2月】 
■4日-7日/「演劇大学in熊本」(日本演出者協会主催・企画協力実施)
 於・熊本県立劇場
■24日~/「演劇ワークショップ」自主講座開始、月1回のペース
 「舞台技術講座」~「イメージトレーニング」演技開発まで

【3月】
■8日/向キミ子さん(劇団の衣裳部)病気療養中だったが亡くなる。

【4月】
■4日/冬馬(息子)彩音ちゃんの結婚式。於・熊本市「森のブーケ」
■17日/No.53「薔薇色之病室」名古屋公演(三部作第3弾)
 於・大須七ツ寺共同スタジオ(劇団てんぷくプロ協力・客演)
■30日/「薔薇色之病室」熊本公演
 於・熊本市健軍文化ホール
 ※「薔薇色之病室」三部作・大阪ー名古屋ー熊本公演終了する。

【5月】
■1日/熊本市清水市民センター「子ども劇を作る」講座、募集開始
■30日/butoh&コンテンポラリー「辻本知彦&桂勘ワークショップ」参加
 於・熊本県山鹿市公民館

【6月】
■4日-5日/八千代座100周年記念事業ーバルセロナフェスティバルGREC共同作品
 「木」をテーマにしたコンテンポラリー観賞(2011企画を打診する。)
 スペインを代表するフレデリック・アマト、セスク・ジェラベル、
 辻本知彦、桂勘、藤間勘十郎氏、歌舞伎長唄囃子など邦楽生演奏
■12日/「子ども劇を作る」講座開始。月2回のペースで11月まで。
 熊本市北部地区小学校1年生~5年生、12名受講することになった。
 於・熊本市清水市民センターホール

【7月】
■9日/流山児★事務所「お岩幽霊~ぶゑのすあいれす~」熊本公演受け入れ協力
 於・熊本市健軍文化ホール
■26日/「シナプスの転生」撮影会(企画・夢桟敷+フラワー)
 於・熊本県宇土市誰も居ない海水浴場。参加者12名

【8月】
■4日-7日/「演劇大学in福岡」見学
 主催:日本演出者協会、(財)福岡市文化振興財団
 企画制作:NPO法人アートマネージメントセンター福岡
 於・福岡市パピオビールーム
■23日/劇団で納涼バケーション 於・菊池渓谷
■29日/演劇ワークショップ「イメージトレーニングの方法」(最終回)
 於・武蔵ヶ丘教会

【9月】
■18日/「劇☆イメージの展覧会」
 演劇ワークショップ「イメージトレーニング」の成果発表会
 於・熊本市中央公民館
■21日-22日/南阿蘇アーデンホテル(座長と阿蘇観光)

【10月】
■3日/「子ども劇を作る」講座で特別枠美術「パネル書割作成」実施
 於・熊本市清水市民センター
■31日/村上精一君(元劇団員)教員採用試験合格祝賀会
 於・中華料理「美膳」

【11月】
■6日/子ども劇を作る「ふしぎの森」発表会
 熊本市北部地区市民の集い参加事業
 於・熊本市清水市民センター

【12月】
■18日/演劇エクスプレス(大阪ー熊本)
 劇団☆流星群(大阪)「GAIA」+劇団夢桟敷「かぐや」N0.55
 各2ステージ(計4ステージ)
 於・熊本市現代美術館アートロフト

X'masと忘年会

2010-12-26 23:37:36 | モノローグ【エトセトラ】
いつもの事ながら、この年末の慌ただしさの中では酒に依存する率は高くなる。いぼ痔に要注意だ。だが、このX’masは違った。12月24日-25日は、キッチリ次回公演3月予定「ねじ式」復活篇2011の台本作成に向かうことができた。「やればできる子」とチヤホヤされて育った経験がないため、「やればできる大人じゃないか。」と自分で褒めた。

2005年12月から2006年8月まで「ねじ式」三部作と銘打って熊本-福岡-大阪-名古屋と旅公演を経験したこともある。大きな想いや感動が詰まっている。実に5年ぶりの挑戦になる。
「ねじ式」の原作である「つげ義春」を演劇として取り入れることによって幅も深さも劇団夢桟敷として一回り大きくなったとも自負できる一品である。
原作があってそれをオリジナルに代えていく作業は鋭い切れ味のナイフで切り取り、それを次の場面に接着する新しい発想が要求される。
復活篇では「何故、デジタルの時代にねじ式か。」から出発する。この疑問こそが現代に突き付ける大きなテーマになる。そして疎外された人間たち、青年ヨシハル、天狗堂のご主人、金太郎飴のおっかさん、産婦人科の女医、サヨコ(「紅い花」より)、新田のマサジ(「紅い花」より)、チヨジ(「もっきり屋の少女」より)昭和の群像が現代・未来人に化けて登場する寸法。この劇で「オカッパ頭の未来少女三人組」も新たに結成する。

こんなことを書いているからX'masはほぼ酒なしで過ごすことができた。このようなアングラ的で楽しい時間を授けてくれた神様に感謝である。・・・まずは書くこと。劇団の俳優さんたちへのラブレターである。1月5日までは短い命の劇作家だ。

■12月26日(日)劇団の忘年会・稽古場/亀井公民館にて

夕方から水と雪が混じって空から降ってきた。寒いね。

「今日は特別ゲストが来られるよ!」とサキから言われた。誰だろう?まさか、流山児さんではないだろうか?ヤバい。あるいはYUKAちゃんか?韓国のアイドル少女たちか?
鍋料理やたこ焼きの材料をクドシンと買い出しに行って、まず最初に見たのがBB君であった。これは特別ゲストではない。フライドチキンを1t食べれる青年。逆立っている髪の毛の青年マシマンでもなかった。天狗堂のご主人さま(田中)でもない。オカッパの肥後ちゃんでもない。

なんと、まおちゃん。注)11月に子ども劇講座で「ふしぎの森」に出演した女の子。年齢差50才で恋に落ちたよ。不倫だフリンだわしょいわしょい!
お母さんからフライドチキンとカツサンドを差し入れてもらった。感謝。

大ちゃんが大入り寿司持参。感謝。
三輪明宏さんからはピザパイを配達してもらった。もったいないことです。
大阪の劇団☆流星群さんから頂いた「たこ焼き器」でトマトチーズなどの変わったたこ焼きを作った。イタリア~ん。演劇エクスプレスのビデオを見ながら盛り上がりました。

腹いっぱいで倒れそうになったが、幸せいっぱい。腹いっぱいになると戦争などする暇はないね。
来年は海を渡りたい。その為の劇作りです。

演劇エクスプレス報告☆4

2010-12-20 23:23:17 | No.56「KAGUYA」
公演報告、これをもって終了します。

演劇エクスプレス■大阪ー熊本
12月18日(土)
劇団☆流星群(大阪)「GAIA」+劇団夢桟敷「かぐや」
各2ステージ(計4ステージ)1日限り交流公演企画
会場■熊本市現代美術館アートロフト

【6】
■12月18日(土)うちあげ


毎度のことながら、公演終わっての打ち上げはお祭り気分になります。
直後ですから舞台の余韻が残っている。再び波が押し寄せてくる感じ。思いもかけなにことが起こりそうな予感もある。もう、死んでも良いとも思える。極楽浄土とはこんなものか。

この席に音楽を作ってくれた中村さんや冬馬がいたら・・・。中村さんは昼の部を見に来てくれ長崎に帰った。今回は彼の曲がメインであった。
大阪の冬馬ROCK「呪い」はラストで盛り上がった。まるで「一揆」のエネルギーに代わった。命のはかなさ、センチメンタルに終わりかけてROCKで爆発する。これだ。実は「呪い」の歌とオドリの裏に熊本の祭りの掛け声「どーかい、どーかい♪」と「えーじゃないか♪」も舞台で仕込んでいたのである。目をむき出し、ベロを出してオドル。
編曲のタカハシさんが打ち上げに参加しているから、裏方である音楽は彼が代表として淋しくはなかった。

多くの協力者に支えられて劇は成立している。出演した花形が一番それを感じている。ご来場頂いたお客様に役者たちが「ありがとうございました。」と頭を下げるのは、その協力者=裏方さんたちの重みもあって垂れる。

大阪から来られた劇団☆流星群にも多くの人からの支えがあっただろう。劇は集団で作るものだからその感謝の意は何も語らなくても解り合える。
打ち上げは宴だ。農民の収穫祭のようなものだ。感謝で胸が一杯になる。
ふっと、今年2月に亡くなった衣裳係の向さんも打ち上げに参加しているように見えた。


















「スズナリ」の店を借り切った。

【7】
■12月19日(日)南阿蘇の温泉




公演のあくる日。午前中にバラシを終え、午後から流星群と南阿蘇の「どんどこ湯」(ホンダ君が働くホテル)に行く。ふ~う、と力が抜けていく。ふ~う、と魂まで抜ける。温泉に浸かると、この無力感があって明日に向かえる。
大阪組が熊本名物「馬刺」を喜んでくれた。食道楽の大阪から熊本に来てくれてありがとうございました。



劇団☆流星群(13名様)

Naoto Iwakuraさん
小原知子さん
山田晃子さん
松田大介さん
桧山歩弓さん
梅原繭子さん
竹中由佳(仮・なにわ海老蔵)さん
久 数貴さん
禹 民恵さん
メガネさん
美人さん
白いTシャツさん
カメラマンさん

夢のような二泊三日をありがとうございました。
温泉が終わって、大阪に帰って行きました。

又、次の「演劇エクスプレス」に続けたいものです。

演劇エクスプレス報告☆3

2010-12-19 23:21:55 | No.56「KAGUYA」
公演報告を連載しております。

演劇エクスプレス■大阪ー熊本
12月18日(土)
劇団☆流星群(大阪)「GAIA」+劇団夢桟敷「かぐや」
各2ステージ(計4ステージ)1日限り交流公演企画
会場■熊本市現代美術館アートロフト



【5】
■12月18日(土)公演
 劇団夢桟敷「かぐや」+ 劇団☆流星群「GAIA」


午前中のゲネプロを終えていよいよ本番である。
開演の30分前、受付ロビーにお客さんが溜まっていた。予約状況では夜の部に集中していた筈だが、昼の部でこの状態だとどうなるのどろう?結果、努力の成果があって昼・夜はほぼ均等に分配できたことに安心する。
椅子席ではなく桟敷席にしておいて正解だった。「もう少し、お詰め下さい。」で20人くらいは詰められる。昼・夜共に大入りとなった。
お年寄りや家族連れ(この人たちは11月の「子ども劇」の関係者)、美術家や演劇関係者、情報を知っての一般の方たちが見に来てくれた。この秋は演劇公演のラッシュだったからチラシ配布の効果もあったろう。何よりも劇団員たちの口コミが大きい。

夢桟敷が70分、流星群が80分、この二つの劇をセットで見てもらう。休憩が20分以内で4ステージが繰り返される。刺激的で面白くなければ飽きられるパターンだ。
魅せる側からすると飽きられるのが一番怖い。美味しいものでも満腹になると「もう、いいや。」になる。お互いの劇に、ある場面で混合出演する場面も組んだ。
お客さんからすると座り心地が悪かったかも知れないが、「小劇場」特有の舞台との距離感は味わえたと思う。何よりも感動である。











手応えががあった。二つの劇団が協力して作り上げた「演劇エクスプレス」である。そして暖かい拍手と涙を流してくれたお客さんに感謝である。
行政の力を借りず、「民」の力でもこのような演劇は成立する。
地方の小さな劇団が呼び屋として受け入れるのではなく、共に作る劇団として一つ大きな経験をしたように感じた。
大阪、福岡、大分、長崎、佐賀からのご来場者もあった。
劇団☆流星群にも感謝である。ハードスケジュールの中、旅の疲れも見せず笑顔で取り組んでくれた。大人だった。
マニュアルのない企画。それはこころを込めるだけ。ここから先が見える。つながる。

注:劇団☆流星群の上演写真が手元にないため、後日YouTubeにて記録を残そうと思っています。

さて、打ち上げだ。温泉だ。(つづく)

演劇エクスプレス報告☆2

2010-12-18 23:19:20 | No.56「KAGUYA」
公演報告を連載しております。

演劇エクスプレス■大阪ー熊本
12月18日(土)
劇団☆流星群(大阪)「GAIA」+劇団夢桟敷「かぐや」
各2ステージ(計4ステージ)1日限り交流公演企画
会場■熊本市現代美術館アートロフト

【3】

通常だったら会場全般に渡って神経を配るのだが、今回は二つの劇団の照明係ということもあって仕込みからリハーサルまで照明に神経を集中させた。
会場にある照明卓はコンパクトで新型なため暗闇の中での操作に手間取ってしまう。しかも卓を横から操作するために指の動きが上下ではなく左右に動かさなければならない。両手が使えない。
配線やシュートはクドシンに任せていたので、こちらとしてはチャンネル30に慣れるだけだが、照明で一番大切なことは進行である。
夢桟敷の劇はアドリブでも進行は頭に入っているのだが、流星群はリハーサルで捉えなければならない。台本上では目を通したものの舞台を見ながらの操作になるので台本を追いかける余裕はない。とにかく悶々とした修羅場である。暗転の際は単純な台詞きっかけを作ってくれていたので安心していた。・・・久しぶりのスリリング。映像やプラネタリウムまで照明効果になっており、それは楽しめた。
完璧主義者がやっていたら失敗していたであろう。いい加減は、ある意味、良い加減になる。現場で悩んだり迷っていては進まなくなるのだ。
と、ここまでは私情のこと。照明の失敗をお客様に見破られなかったら「それで良し!」と楽天家なのである。これがライブよ~♪



【4】

■12月18日(土)am11:00-pm12:30
 劇団☆流星群「GAIA」熊本バージョン・リハーサル


このリハーサルを入れると流星群は3ステージをこなすことになる。1日3ステージ。ハードです。役者が肉体労働者でなければならないのには理由がある。
久さんという役者はぎっくり腰になったばかりで痛め止めを飲んで舞台に立っている。私もヘルニアにヤラレテいるのでその苦しみは他人事ではない。いきなり動けなることもある。
リハーサル中、進行の段取りだけで事務的に照明操作をやることがない私。つまり、明るさや暗さを図る基準は舞台の感情だ。色を当てるのも感情をつかんでおかなければならない。
流れで捉えているつもりだが、おお、副代表の小原さんの横顔が渋い、ああ、あの人の胸が大きいー!あっきいさん、かわいいセクシー。おやん?あのボーイッシュな女性の名前は・・・など邪念がくる。いかんいかん。男も見れ。松田大介さん、面白い役者だ。
ま、とにかく流れはつかめた。が、80分で顔面の神経が痺れたようになった。リハーサルである。本番はこれからだ。





つづく。

演劇エクスプレス報告☆1

2010-12-17 23:20:13 | No.56「KAGUYA」
演劇公演報告をエッセイ風ドキュメンタリーでご報告致します。

演劇エクスプレス■大阪ー熊本
12月18日(土)
劇団☆流星群(大阪)「GAIA」+劇団夢桟敷「かぐや」
各2ステージ(計4ステージ)1日限り交流公演企画
会場■熊本市現代美術館アートロフト

【1】

この企画は、私たち劇団夢桟敷が昨年の12月「薔薇色之病室Ⅱ」大阪公演でお世話になった劇団☆流星群との交流から「何となく」浮かんでいた。「何となく」である。

これまでも劇団競演を企画したり参加したことがあった。
1987年(5月)「劇的祭’87」ぐるーぷ連(宮崎の劇団)
2005年(2月)近畿大学「唐十郎フェスティバル」(唐ゼミ・近畿大学演劇芸能専攻・潔癖青年文化団)
2005年(11月)「熊本関西演劇交流公演」(尼崎ロマンポルノ)

このような経験があった為、劇団☆流星群の(主宰者)岩倉さんががポロリと「熊本で公演したいな~」と漏らした時、「ならば!」と「何となく」が閃いたのである。
しかし、競演、つまり競い合うことではなく交流目的、演劇ネットワーク作りに考えが及んだ。
地域の違う劇団が同じ舞台に立ち、共通するテーマのようなもので劇を見せられないだろうか。
劇団☆流星群はプラネタリウムや野外劇で活動しており、空間作りに個性があります。そして宇宙や古代史などストーリー展開も独特な世界を持っており、「アングラファンタジー」の「アングラ!」にも色々あることを確かめてみたい、見せたいとも思った。
今回の括りは「月」か。・・・予想として「アングラ劇?」と言えども切り口や見せ方が違えば幅広いものが現れると思った。

大阪の劇団が熊本で公演することは滅多にない。関西は「吉本」や「宝塚」ばかりではなく「小劇場」が熊本の数十倍もうねっているところ。
夢桟敷が劇団☆流星群とコラボすることにより、断片的な大阪ー熊本「小劇場」の現在を見せる。その断片は線で結ばれる。
熊本の新幹線開通で時間的に距離が短くなるだけでなく、演劇というエクスプレス(特急)で距離を縮めたいとも思っています。

【2】

■12月17日(金)

会場での仕込みの日。
流星群組は早朝から飛行機で熊本の会場に到着していた。一気に搬入・舞台設営作業へ。
フツー、「お疲れでしょう」と休ませるでしょ。誰一人嫌な顔をせず黙々と作業している。
フツー、遠いところから来たのだからお客様扱いでしょ。そこら辺が夢桟敷側の世間知らずなところ。
あっ、彼らは朝ごはんを食べていないのではないだろうか!的中!気付くのが遅かった。昼である。
熊本名物、セブンのカップラーメンやおにぎり、パンなど。そりゃ全国共通つうもん。本当にゴメンナサイ。それでも、誰も愚痴をこぼさない。なんて我慢強いのだろう。





予定通りに設営が夕方には終わった。その日の夜は8時まで夢桟敷のゲネプロ。流星群とのコラボ場面も一発で終わる。
近くの熊本らーめん「味千」に直行!夜の街をご案内したかったが、ラーメン屋で解散。
いよいよ明日が本番。午前中は流星群のゲネプロである。

大阪弁のアクセントが心地良かった。この日ですっかり仲間意識が深まる。

点検と確認。

2010-12-16 13:58:32 | モノローグ【エトセトラ】
本日12月16日(木)夜は最後の稽古となる。今日は朝から台本や仕込みの段取りチェック。昨夜15日(水)の通し稽古で劇は仕上がったつもりだ。出演者の演技については自分のことに集中すること!と念を押した。最高に集中力が要求される直前である。ストレスも味方にしなければならない時。劇は自分のためが同時にみんなのためになる。小劇場には他人任せの余裕はない。人間が神様になる。役者はフツーじゃなくなるのです。お客様も神様である。

■12月15日(水)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【42】稽古


やっぱり人間だね。神様じゃなく人間。当然、人間はロボットではない。劇は人間を表現する。
人間味溢れるものに仕上がってきた。登場人物たちの設定は「かくや姫」を始め「日本の昔話」に出てくるヒーローたち。人間じゃない。単純に「妖怪」をイメージして物語りは組み立てているが・・・。物語りを破壊ー新たに構築する仕掛けが夢桟敷らしい劇作りだとも言える。
音楽はほぼオリジナルで構成した。中村翔、坂本冬馬、タカハシユウジ、それに新星の田中幸太。4名の音28曲(効果音含む)で歌やオドリも組み込まれる。
ミュージカル?いいえ、舶来ものではなく土着の突然変異劇。名付けて、アングラメルヘン。
大阪から来られる、劇団☆流星群「GAIA」のアングラファンタジーとセットで、熊本に演劇の風穴を開けてみようと企んでいます。

万歳しているのは音響操作兼ダンサーのババ君(通称=虎1トン。このニックネームは名古屋の少年王者舘の天野さんが名付け親)。天然の魅力で誰からも愛される前途有望な若者。

稽古終了後、入念なチェックをする本田浩隆。夢桟敷では古株である。彼はニ場面で登場する。その存在感は必見の価値あり!三輪明宏さんの再来?

稽古終了後、夜中2時近くまで事務所キッチンにて肥後ちゃんはパネル作業。みんなが集まる。
稽古もラストワンへ。



「演劇エクスプレス☆熊本⇔大阪」
劇団夢桟敷(熊本)と劇団☆流星群(大阪)のコラボレーション公演

劇団夢桟敷・・・「かぐや」 (作:夢現/演出:山南純平)
劇団☆流星群・・「GAIA」(作/演出:Naoto Iwakura)

★日時:12月18日(土)
〈第一ステージ〉開場13:00 
劇団夢桟敷   13:30~14:40
劇団☆流星群 15:00~16:20
      
〈第二ステージ〉開場16:40
劇団夢桟敷   16:50~18:00
劇団☆流星群 18:20~19:40
     
★場所:熊本市現代美術館アートロフト

★料金:二劇団通し券のみ
    前売 3000円(当日 3500円)学割 2500 ペア 5000円(お二人様料金)

瞬間の積み重ね

2010-12-15 14:21:20 | モノローグ【エトセトラ】
「演劇エクスプレス」公演まで3日に迫った。カウントダウン3・・。
最後の詰めの段階だが、ふらつきはある。ギリギリまで詰めることが良いのです。出演者の不安は舞台に関わっている限り拭いきれないもの。それが準備期間だ。今、みんな、大真面目に取り組んでいる。そして笑顔。性格が強い集団になった。日本小劇場界の最強と言わず、三番手を走る劇団である。邪道が往く。外道が居る。大阪のアングラファンタジー、劇団☆流星群さんが熊本に参上する。そして熊本と大阪のコラボレーション。

■12月14日(火)熊本市中央公民館
「かぐや」【41】稽古


稽古前に肥後丸ちゃんは昨日のパネルデザインの作業。田中幸太は音響の調整。慌ただしいが落ち着いている。作業する背中に大人を感じるようになった。
今日の稽古場はギャラリーにdaiちゃん、inutoさんら4名が駆けつけてくれた。音響操作のbb君も流れがつかめてきた。私は各場面の照明効果を想像しながら立ち会う。贅沢なことを言えば、公演会場で稽古を積み重ねられればと思う。どんなに計算しても場所が変われば照明効果は変わる。経験だけがアドリブを有効にする。真剣に見る。照明の進行だけが会場入りまで遅れる。
今夜、ふたご座の流星が見られるという。私たちはギャラリーのinutoさん、ちまきさんらとファミレスへ。お、熊大演劇部の赤星君がいた。合流。缶ビール(発泡酒)5本呑んで明日の活力だ。


たんたんタタキ

2010-12-13 23:20:29 | モノローグ【エトセトラ】
事務所兼自宅のキッチンがこんな状態になっている。パネル色塗りの作業が雨の為、室内作業になる。通常は玄関前の駐車場や裏庭での作業である。ペンキの匂いが室内に充満して酒に酔った気分になる。


午前11時から作業開始。美術担当の肥後丸ちゃんがカップラーメン(カレー味)持参で来る。ベニヤ下塗りをやっている時、大阪事務所kojimaさんからブラジルの酒が宅急便で届く。お世話になりっぱなし。
「作業は先延ばしにして、一杯やろうか!」・・・公演まで5日。冗談は通用しない。彼女は笑っているものの眉間に皺を寄せている。私の不徳のいたすところ、信用を失いかけた。
それにしても彼女はよく働く。今回は出演の他に美術・制作の三役である。
舞台美術・音響・照明・衣裳など出演を兼ねて担当が決められているが、みんなよく働く。三々五々と劇団員たちが集まって来る。足の踏み場もない。隙間を見つけて仮面の色塗りやパネルの摂り付け台などの作業をする。
あちゃ!私はペンキの入れ物を足でひっくり返す。老兵、「東京都知事め!」とかみ合わない愚痴が飛び出す。ここは熊本である。熊本の宣伝部長はスザンヌである。
作業は明日以降も続くが、珍しく「一杯」もなく解散。夜9時になっていた。

稽古中毒・本番前

2010-12-12 23:00:41 | モノローグ【エトセトラ】

日常会話に台詞が出るようになった。「月よりの死者、バキューン!」
中毒症状です。

■12月9日(木)熊本市清水市民センター
「かぐや」【37】稽古


ラストの場面では「一揆」幻想で目が眩むようなパワーが現れる。せつなくも美しい劇へ。

■12月10日(金)亀井公民館
「かぐや」【38】稽古


只今、追い込み作業中。部分の細かいところは煮詰まってくる。出たな、妖怪。

■12月11日(土)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【39】稽古


10時間の稽古。脳に花が咲く。身体がヘラヘラと笑う。全体が現れると不思議さが楽しい。

■12月12日(日)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【40】稽古


キメキメで流す。おや?予定時間より長い?テンポとリズムに課題を残す。後は切れ味です。




■役者Do宝シリーズNo.7
坂本咲希(さかもとさき)
俳優・衣裳

人物名「かぐや」タイトルの「かぐや」役である。劇血を放つ女優として見える。
海外での活躍する場を求めたい。演劇は旅。さすらいの劇団の看板となれ。

■役者Do宝シリーズNo.8
肥後丸。(higomaru)
俳優・美術・制作

瓜子姫の役。舞台に立っているだけで存在感がある女優は少ない。稀な存在感を持つ。
何だろう?・・・思い切りがいい。女は度胸。アイキョウもあります。

(注)この二人の女優については舌足らずでありますが、多くを語る必要なし。まずは舞台をご覧あれ。

心象風景だね

2010-12-09 00:38:24 | モノローグ【エトセトラ】
これまでに言ったことがない概念として「ホンモノ」「一流」などがあります。つまり、私にとって空論だからです。目指すところはそんな空論ではない。
ケーハクな私が、これまでに押えていた概念がいよいよ地下(アンダーグランド)からひょっこり口をつくようになった。もう概念ではない。形になって来た。

それが心象風景です。照れる。テレテレになるが、ここは一つ、勇気だ。

■12月8日(水)熊本市清水市民センター
「かぐや」【36】稽古


ラストの部分稽古である。
この劇は「物語り」なのだろうか?台本を読むと物語りのようにも見えるが、劇は役者で体現されていくものだから稽古中に思わぬモノ・コトを発見する。
劇作家や演出の内部だけではない。役者たちが新しい風景を生み出している。脳で考えていることとは異次元の肉体による心の形だ。ふわ~っ、ふわふわ、・・・稽古場で鬼火のように舞っています。

■役者Do宝シリーズNo.6
夢 現(ゆめ うつつ)
座長俳優・劇作家・制作

今回の「かぐや」の台本を書く。過去、「眠れぬ街」東京1982年(12月)・「炎の回廊」熊本1985年(12月) ・「炎の回廊Ⅱ 不眠症パラダイス」1986年10月~12月につづく4作目となる。実に24年ぶりに劇作家として復活デビューする。
女優としては1979年デビュー。劇団夢桟敷と共に歩み続けてきた。従って、今回の台本も夢桟敷そのものだと言っても過言ではなく、随所に怨念(ルサンチマン)や狂気、愛やメルヘンが散乱する。
日常や「私」のことで悩んだり面白がったりしている女流作家の中では異才を放っているひとり。女優としては百年現役を目指しております。

大詰め

2010-12-08 23:29:26 | モノローグ【エトセトラ】
いよいよ大詰め。宣伝で人に会うのだが時間の配分を考えないといけない。1ヶ所が長くなる。日頃、会えない人ばかりだから相手様の話も聞くことになる。
今となっては昔のことになるが「今は昔」。1500円のチケットを買ってもらうのに3000円くらい、そこの店のマスターに支払っていたことがあった。損得や効率とは無縁だった時期もある。最近、それはなくなった。問題は時間の配分。これから数日間の課題はチャッチャとすること。性格的に困難?ペラペ~ラ、ペラペ~ラ。寡黙になれるか?

■12月8日(水)熊本市清水市民センター
「かぐや」【35】稽古


これからの稽古は前半・後半と分けながら煮詰めていくことになる。今日は前半。音作りのTakahashiさん、記録のFutagoishi君、受付のYukaちゃんが来る。稽古場が賑やかになった。
この場に及んで思いつきが広がる。追いつめられると天から降りてくるのだ。劇団員たちには明日、発表することにした。今日は我慢の子。慌てる乞食は貰いが少なくなる。

稽古が終っていつものように腹ごしらえのファミレス(亀の井ホテル)へ集合する。写真は劇団夢桟敷のアイドルYukaちゃんとツーショット。デレ~っとなる。弛緩のひと時。そこへ大阪の流星群Iwakura(代表)さんから電話。あ、口が回らない。久さんの件、了解しました。メモ!

道具作り

2010-12-07 23:59:23 | モノローグ【エトセトラ】

■12月7日(火)

昼前から道具作りをする。ヤロー(男)4人で鬱陶しいなぁーと思っていたら、ヒゴ(女史)ちゃんがニコニコしてやって来た。最初から参加予定で私が勘違いしていたのだ。紅一点、これでヤル気が出た~。他意はなく、男という単細胞は思春期を過ぎてからのエネルギーの源は老若問わず異性を意識し続ける。私と卓さん、大いにハッスル。
上の写真はニンマリしながらわら人形を作っているヒゴちゃんの図。このわら人形にはマシマンの髪の毛が混入されたらしい?帰って五寸釘で打つらしい?

劇団の道具作りは南阿蘇入り口、卓さんの経営する俵山乗馬クラブのテラスである。熊本市清水町の劇団事務所から車で1時間弱のところ。ヒゴちゃん、クドシン、マシマンと私の4人で卓さんのところへ行く。
次回公演「かぐや」では必要アイテム竹取りに行く。パネル作成と倉庫の道具整理。過去の公演で使用したものを眺めていると感動が蘇る。計画にはなかった穴あき竹照明などが目に止まる。使おう!使える!この古き竹照明を製作した元舞台監督K金一さんのところへ電話する。懐かし過ぎるお人。早速、木曜日に会おうという約束になった。

夕方には事務所へ帰る。いつものようにマシマンと呑む。あくまでも打ち合わせである。事務所キッチンで呑む時には座長=夢現(今回の台本書き)が嫌がるが、連れがいると後ろめたさが半減する。おや?座長は嫌がっていない。御機嫌が良い。マシマンとの打ち合わせも順調だった。




公演まで10日ある。明日(水)は劇団のアイドルYUKAちゃんも福岡県大牟田市からやって来るという。
稽古場が本番に向かって花ざかりになる様相。
大阪の劇団☆流星群さんとのコラボ公演!いよいよ大詰めである。

職業は劇団員です

2010-12-05 23:03:56 | モノローグ【エトセトラ】
公演が迫って来ると世間が見えなくなる。目が弱い訳でなく、意識も生活パターンも舞台に集中する。寝ても舞台の夢を見るのだから1日24時間、演劇の「病」である。この「病」は薬では治らない。自力で抵抗力を持っておかないと倒れる。自己治癒力です。だから憧れだけではやってられない。環境を作る闘いだ。私闘の力が要求されます。

ところで、
「私の職業は劇団員です。」・・・うん?YahooのCMで見た。・・・ヤホー
これだ。これまでに職業を「自営自由業」と名乗っていたが、これからは「劇団員」とする。わかりやすい。

■12月4日(土)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【33】稽古


客待ち音楽を田中君が持って来た。何処から盗んできたのかな?と思っていたら、自分で作ったという。これにはビックリ×3=☆、三つ頂きましたぁあああ。
「正義の味方」の入り口を繰り返す。歌である。正義の味方が登場する場。すぐ殺される。一瞬である。稽古場では笑いが爆発した。・・・夢桟敷でしかできない場が並んだ。
金太郎のような二子石卓也(記録係)
虎1屯のような馬場真治(音響係・ダンサー)

縁の下の力持ち=STAFFさんがこの二名の他、音楽の作曲(音作り)が三名いる。通常は大阪事務所の坂本冬馬がメインだったが、今回は長崎県の中村さん。「かぐや退治」など全7曲になる。台本が上がる前から稽古で使わせてもらっていたが、音が染みついてきた。

■12月5日(日)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【34】稽古


結局田中君の音楽は本編で使うことに決定。俳優兼音楽プランナーだったが、音作りの4人目が誕生する。ある場を残り2週間で作りかえることにした。ある意味、劇はパズルゲームだとも言える。空白の穴を巡って差し替えると想像を超えるモノが見えてくる。プレイバックとフラッシュバックでラストは走る。涙と感動へ向かって走る。
稽古終了後、制作会議で鍋料理大会となった。カレー鍋!・・・そう言えば、昨年、大阪の流星群さんを訪ねた時、カレー鍋を御馳走になったなぁ。主宰Iwakuraさんの料理はプロ級の腕前。
日米合同演習どころではなく、大阪-熊本の演劇エクスプレスだ。戦争ではなく、演劇は平和である。

■役者Do宝シリーズNo.3
田中幸太(たなかこうた)
俳優・音響プラン


役どころは「浦島太郎」。ウラシマンと聞こえるだろう。熊本では「浦島海苔」という会社があって、それを想像するお客さんもいるだろう。まぁ、ネタバレにならない程度に!・・・彼の腰の動きとビックリしたような目にご注目下さい。
中学生の頃から入団したので、もう11年経つ。若手どころか25才は中堅のバリバリ。スロースターターだが本番で爆発するタイプ。爆発する力はコツコツと積み重ねて努力した結果だと思う。新しいダンス分野も開拓中である。

■役者Do宝シリーズNo.4
工藤慎平(くどうしんぺい)
俳優・照明プラン


役どころは「桃太郎」。現代バージョンは「日本一」ではない。順番はどうでもいいのである。誰もがみんな「桃太郎」の話は知っているので、そのギャップを楽しんでもらいたい存在。ある時は妖怪である。光る目と口から飛び散るヨダレで物語る存在感は「日本三」だと思っている。順番はどうでもいい。「三」は「世界一」の要素がある。順番はどうでもいい。「三」は「二」にはなならい。順番はどうでもいい。・・・彼は三年前にサッポロから入団してきた。

■役者Do宝シリーズNo.5
過眞嶋憲法(かましまのりのり)
俳優・舞台設計


役どころは「金太郎」。細かいところに気付く性格。見た目もお相撲さんのような「金太郎」ではない。カックンカックンしている。ぎこちないのではなく、自分でカックンダンスを作ってしまった。
舞台のプランナーとして大阪の流星群さんとはパイプ役の仕事をこなしている。口八丁手八丁で器用なタイプ。一見、ケーハクなところが私と同じ。ははは、である。
稽古が終って一緒に酒を呑む回数が増えた。ここでも劇を作る場だと思える同志になっている。



以上、■役者Do宝シリーズ、今回は劇団の男三人衆を掲載しました。
この男たち、次世代演劇の旗手になる可能性が大きい。東京ではなく、チホーは宝の山よ。
役者を語るに舌足らずは当然。舞台を見て下さい。ここが全て。身内を褒めすぎると「ホメ殺し」になりかねない。
殺してはならぬ。あ~、「褒めてはならない」にも限界がある。夢桟敷は褒めて育てるような甘いところではないのです。あ、例外があった!次回へつづく。