山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

演劇エクスプレス報告☆4

2010-12-20 23:23:17 | No.56「KAGUYA」
公演報告、これをもって終了します。

演劇エクスプレス■大阪ー熊本
12月18日(土)
劇団☆流星群(大阪)「GAIA」+劇団夢桟敷「かぐや」
各2ステージ(計4ステージ)1日限り交流公演企画
会場■熊本市現代美術館アートロフト

【6】
■12月18日(土)うちあげ


毎度のことながら、公演終わっての打ち上げはお祭り気分になります。
直後ですから舞台の余韻が残っている。再び波が押し寄せてくる感じ。思いもかけなにことが起こりそうな予感もある。もう、死んでも良いとも思える。極楽浄土とはこんなものか。

この席に音楽を作ってくれた中村さんや冬馬がいたら・・・。中村さんは昼の部を見に来てくれ長崎に帰った。今回は彼の曲がメインであった。
大阪の冬馬ROCK「呪い」はラストで盛り上がった。まるで「一揆」のエネルギーに代わった。命のはかなさ、センチメンタルに終わりかけてROCKで爆発する。これだ。実は「呪い」の歌とオドリの裏に熊本の祭りの掛け声「どーかい、どーかい♪」と「えーじゃないか♪」も舞台で仕込んでいたのである。目をむき出し、ベロを出してオドル。
編曲のタカハシさんが打ち上げに参加しているから、裏方である音楽は彼が代表として淋しくはなかった。

多くの協力者に支えられて劇は成立している。出演した花形が一番それを感じている。ご来場頂いたお客様に役者たちが「ありがとうございました。」と頭を下げるのは、その協力者=裏方さんたちの重みもあって垂れる。

大阪から来られた劇団☆流星群にも多くの人からの支えがあっただろう。劇は集団で作るものだからその感謝の意は何も語らなくても解り合える。
打ち上げは宴だ。農民の収穫祭のようなものだ。感謝で胸が一杯になる。
ふっと、今年2月に亡くなった衣裳係の向さんも打ち上げに参加しているように見えた。


















「スズナリ」の店を借り切った。

【7】
■12月19日(日)南阿蘇の温泉




公演のあくる日。午前中にバラシを終え、午後から流星群と南阿蘇の「どんどこ湯」(ホンダ君が働くホテル)に行く。ふ~う、と力が抜けていく。ふ~う、と魂まで抜ける。温泉に浸かると、この無力感があって明日に向かえる。
大阪組が熊本名物「馬刺」を喜んでくれた。食道楽の大阪から熊本に来てくれてありがとうございました。



劇団☆流星群(13名様)

Naoto Iwakuraさん
小原知子さん
山田晃子さん
松田大介さん
桧山歩弓さん
梅原繭子さん
竹中由佳(仮・なにわ海老蔵)さん
久 数貴さん
禹 民恵さん
メガネさん
美人さん
白いTシャツさん
カメラマンさん

夢のような二泊三日をありがとうございました。
温泉が終わって、大阪に帰って行きました。

又、次の「演劇エクスプレス」に続けたいものです。