山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

パフォーマンス夏の1

2014-07-31 23:59:36 | 企画2009~2015
7月最後の夜の稽古は次回公演(12月東京・他)やイベント参加(秋~)などに向けて《パフォーマンス性》を高めることを探した。
8月の稽古は基本的にパフォーマンスがテーマになる。実験を続ける。
パフォーマンス?・・・「台詞の時代」にあって「台詞」を突き抜ける表現方法を追求する。
つまり、「劇言語」=「肉体言語」だということを再確認する。15分間は滅私で舞台に立てる身体を探す。1コマ15分で6コマ90分の役者体を作ろう!
稽古の時は日常の感覚を排除したいものだ。役者に神秘の扉を開こう!
集中力だ。一ヶ月は模索する。
息切れを隠す、そのための呼吸法を編み出す。基本はリズムだろう。息を吐く力の抜き方を覚えたい。息を吐く「言葉」にリズムを作る。
台本に呪文のようなメモを残した。
演じる側に余裕ができれば呪文は喜劇的になるであろう。
さて、人様の前に現れるまでは、稽古のことは門外秘とするか。




こころを込めて!

2014-07-28 11:26:42 | 企画2009~2015
暑中お見舞い申し上げます。
階段を下る時、左足膝関節に痛みを感じ、上る時は動悸息切れで目眩、長時間パソコンに向かって台本を書いていると背骨が痺れる。「あれだ、あれあれ」と固有名詞が出ず、「あれ」で済ませることが多くなりました。
皆様、元気ハツラツとこの暑い夏をお過ごしでしょうか。
不安一杯の社会情勢の中、拳を天に突かなければならない今日この頃です。
団結せよ!
アレコレとお礼やご挨拶、今後の計画を進めなければなりません。
劇団夢桟敷のアレコレが遅れております。
まずは肥後時間(約束の時間に遅れること。)を変えます。ネジに油を注します。
【注】
(1)劇団のホームページ復活作業は8月中になります。
(2)35周年記念品(お礼)送付は8月10日までには完了致します。
(3)旅公演、イベント企画公開は8月末。(11月のキッズミュージカルと12月の東京公演は決定しておりますが、他については検討中です。)
尚、劇団夢桟敷の下半期は<秘密発信基地>として世界へ向けてのネットワーク作りに挑戦します。

演劇大学in福岡

2014-07-27 11:02:13 | 演劇大学
7月26日(土)、朝からサキと二人で福岡へ走る。今年で4回目となる演劇大学in福岡へ!
オッぺケペー節で有名な川上音二郎がテーマになっている。
7講座ある中で午後から「子ども一座でおとぎ芝居をつくろう」(演出/流山児祥)を見学させて頂く。
朝から午後6時まで、小学生たちの集中力は大丈夫だろうか。二日間のワークショップで3日目は発表。大丈夫だろうか。それ以上に心配だったのは流山児さんを怖がって、子どもたちは演劇をトラウマにしてしまうのではないだろうか。
そんなことはなかった。
子どもたちは積極的に流山児さんに質問していた。この関係を見ているだけで「大丈夫!」を確信できた。
男の子(小3)が股間に手を当てる癖があった。「おい、ちんちんを触っている場合じゃないぞ!」と激が飛ぶ。
「早く自立しろよな。大人になれよ!」
私たち夢桟敷もキッズミュージカルで子どもたちとの関わりがあり、心の中で「大人になったら!」と希望に満ちて思うことがある。
午後6時終了と同時に福岡市民会館からもう一つの会場である春日市クローバープラザに走る。
そこでは演出協会理事長の和田さん、事務局の斎藤さんにも会えた。何年ぶりだろう?
近くの焼き鳥屋にて流山児さんとは今年の12月東京公演について気合が入る話を聞く。
背筋を正さなければならない。東京では無名の夢桟敷。旅公演のアドバイスを頂いた。
午後10時頃から瓜生正美さん(青年劇場顧問、演劇大学in福岡校長)とフィリピンスナックで肩を並べてじっくりお話することができた。
90歳を過ぎたとは思えない強健な肝臓と心臓の持ち主です。
先輩諸氏と会うたびに演劇の場に身を置くことができて悔いはない!と思うのだ。
演劇大学in福岡の発表会は街頭(天神中央公園)で行われます。午後2時半~4時半まで。
熊本からも見に行く人があると連絡が入った。

一升瓶ビール

2014-07-25 17:36:34 | モノローグ【エトセトラ】
大阪の劇団流星群さまから頂いたビールを呑みながら劇団の会議だった。
外向きには「肝臓がダメだから酒が呑めなくなった。」と言っている。
それは、「奴もそう長くはない。」とビョーキをネタに憐れみを乞う快感がある。
そんなことを思っていると、いつかは罰当たりになるだろう。やっぱり!
ビールが美味しい!と思った。気分が良くなる。ストレスが消える。ガンバロー!と前向きになれる。
「呑めなくなった。」と言いつつ「おかわり」の手が出る。座長からピシャリと手を叩かれる。「イケナイ。」と言われると益々呑みたくなる。座長の目を盗んで「もう一杯。」
これが非常に美味しい。
結果論だが、会議は美味く進んだ。さて、次に向かって産みの苦しみへ向かおう。

崇城大学芸術学部

2014-07-23 19:18:32 | ワークショップ
ゲージツを勉強しているところへ肥後丸.女史と行ってきました。
彼女の母校=崇城大学芸術学部デザイン学科、三枝研究室実習だった。
一直線に登って行く階段を3階まで。「はぁはぁ」と口から舌が出る。天国に近いと思った。
流石に肥後ちゃんは身が軽い。膝関節にはコラーゲンがたっぷり入っているのだろう。
教室に入ると、・・・「むむむ。」
「アートクリエーション・フォトブック」?
先生と4名の学生が「物語の視覚化」に取り組んでいた。
それぞれの学生が1.今の時代・2.ディストピア的世界・3.二人の自分から一人へ・4.消え行く世界・5.侵略者と革命など等、秘密めいたテーマが出されていた。
直感的にロバート・ウィルソンの「イメージの劇場」を思い浮かべたところで、先生からその名前が出たのには驚いた!
偶然にも夢桟敷は過去、「イメージの展覧会」と銘打ち熊本パルコ、中央公民館で氏の実験的な試みを追いかけたことがある。
先日の劇団会議でもクドシンより「又、やろう!」との案が出たばかりだった。
「むむむ。」である。
無意識や偶然性が重なって見えてくると「はぁはぁ」と息が荒くなる。甘い香りの息です。
後期授業ではどっぷり付き合いたいと思った。学生たちも劇団の稽古場へ連れて来たいと思った。老若男女でオシクラまんじゅう!
さて、「物語とは」?・・・後出しジャンケンで通用する世界がある。
私たちの本領、コラージュ(構成)を深めるキッカケがここにはある。
早速、明日の稽古場で提案しよう。
今夜は肝臓を騙しながらビールを呑もう!劇団のビールではありません。ご安心下さい。
劇団員へ告ぐ!まだ気が遠くなるほどお酒が余っております。ご安心下さい。

リアルに猛暑

2014-07-22 12:36:49 | モノローグ【エトセトラ】
梅雨が明けた。気象庁によればこの夏は猛暑になるという。
脂肪が腹回りに溜まっており、冬の寒さには強くなったが夏の暑さには負ける。
タバコを買いに外へ出るだけで動悸息切れが酷い。散歩どころではない。
運動不足でもTシャツがびっしょり濡れる。
水シャワーを浴びても10分後には効き目が切れる。(我が家にクーラーはない!)
アイスコーヒーを一日10杯近く飲みながらパソコンに向かって台本を書き直している。
「透明人間」第2弾は野外と小劇場のバージョンで試みるつもりだ。
ところで先月、防空頭巾少女隊への入隊を数名に呼びかけたが反応なし。
集団的自衛権=戦争がリアルになったからだろうか。
私としてはアイドルやコスプレを逆手にとって歌やオドリに新しい風を送り込みたいと思っているのだが、現実は厳しい。感性が合う少女たちを発見しなければならない。
リアルに猛暑だ。
涼しい顔をして案を練る。「暑い。」という挨拶を今日から消すことにした。

お宮参り MEGURU

2014-07-20 23:16:10 | モノローグ【エトセトラ】
熊本城の傍にある加藤神社で三番目の孫meguruちゃんのお宮参りだった。
今日で4回目のご対面。今、孫は息子の嫁さんの実家でお世話になっている。
実家のお爺ちゃんは初孫ということもあり、笑うと顔がクシャクシャになっている。
ひとつ心配事がある。この子は私を怖がるのではないかという心配だ。
小さい子をあやそうとすると泣き出したり、体が固まったりした経験がある。隙をみて慌てて逃げ出したりしたこともあった。
自分の娘や息子たちが小さい頃は違っていた。うるさいくらいにベタベタとくっついて来て、時々、あまりのうるささに柔軟体操と称して折りたたんだり押さえ込みをしていた。それでも大はしゃぎしていた。痛いことも喜んでくっついて来た。
神社で孫にはそんな意地悪は辞めておこうと誓った。とりわけ女子には優しくしようと思った。

計画会議

2014-07-19 01:52:38 | 企画2009~2015
4年後(ブラジル)、来年の5月(札幌)までの公演予定、今年7月末までの確認(3件)、8月以降から11月(野外劇・旅・キッズ)、12月東京公演など、まとまりもなく「計画会議」という名のフリートークになった。
新たな案も浮上した。クドシンから猫目企画として「イメージの展覧会」が打ち出された。
これは各人による創作が前提であり、一挙に公開する実験的舞台となる。
長期短期が見えて来た。
尚、旅公演の熊本県内、長崎、大阪、名古屋は未だ不透明だ。
とりあえず「透明人間」の野外バージョンと小劇場のPART2台本に取り掛かる。
今日から学校は夏休みか。
我が家のレトロアパートのご近所もうるさくなる。元気が一番だ。
ところで劇団夢桟敷のホームページが不具合により更新されておりません。近日中に回復する見込みです。

感謝

2014-07-13 23:40:19 | 劇団☆創立35年
前日より、東京、岡山、より6名来られ、我が家にはマシマン+冬馬が泊まった。東京組(1979-1984・第1期)は夜の熊本を楽しんだようだ。
35周年記念パーティー、皆様の温かいお気持ちに包まれてパーティーを迎えました。
30年ぶりの懐かしい顔、赤ちゃん連れ、あの頃はペイペイだったのに今や社長!新聞社、情報誌、大学の先生、熊本ではNo.ワンであろう全国の演劇を見て回っている方、市民舞台、石、0相、みちくさ、魂、夢桟敷に客演で出演された方、東京や福岡、ブラジルからのお祝いメッセージなども頂く。遠方よりお酒やアートフラワーなども届けられた。
おエライ方の固苦しいご挨拶は一切なし!劇団からのショータイムは3回、・・・圧巻だったのはブラジルからのビデオレターだった。
5年前のブラジル公演で大変お世話になった安永孝道さん、ピラールの元日本語学校の生徒さんたち、これにはサプライズで映像が加わったので驚いた。
ブラジルに渡って公演した仲間たちは涙を流しながら食い入るように見ていた。
記念品は全部手作り、てぬぐい・「透明人間」公演ビデオ・小劇史の冊子(44頁)だった。
司会は第二期(1984-2000)の本田浩隆君。パーティー最後の司会者挨拶では過去のことが昨日のことのように思い出され胸が熱くなった。
そして二次会へ!
「ビールを薄くして下さい。」と言うとメニューにはなかったノンアルコールビールが運ばれて来た。と思っていたのだが、本物のビールだった。否、烏龍茶?真相がわからなくなっていた。
ここではゆっくりくつろぐことが出来た。
ひとり一人の顔を思い浮かべながら、感謝の気持ちでいっぱいになった。

一夜明けると62才だった

2014-07-11 13:47:43 | モノローグ【エトセトラ】
昨日までパンツ一丁でパソコンに向かって劇団の35年史を整理していた。
只の年表だと面白くも何ともない。記憶を辿りながらエピソードを探す。写真やビデオの記録を眺めると作業は止まる。
パソコン2台を使って資料整理と原稿書きの同時進行だ。

フェイスブックを覗くと「お誕生日おめでとう」のメッセージを多くの方々から頂いた。
そうです。今日7月11日はダニエル ビダルと同じ日の誕生日だった。(注:ダニエルって誰でしょう? A.1960年代に流行ったピノキオを歌っていたフランス人形のような少女)
私は62才になりました。
パンツからはみ出した曲がりポンチを眺めてケラケラ笑っている年齢ではない。
私が少年の頃、好きな女の子から「ピノキオ」と呼ばれて言語障害になったことがある。思っていることが声にならなくなった。口ごもるようになった。
「そんな目で見ていたのか」
そう言えば、私の息子二人もピノキオのように見えることがある。だが、本人たちが傷つくと思って口に出したことは一度もない。
「指圧のこころは母ごころ♪」である。
この年齢になるとこころに毛が生えてきた。皮も厚くなった。少々のことでは動揺しなくなった。つまり鈍くなった。
鈍い62才だが、世の中の動きが心配でたまらない。
ニッポンはビタミン12が欠乏しているのでしょうか!
私の不健康よりお国の病気は恐ろしや。戦争や原発は疫病より怖い。これを流行らせてはならない。
演劇はビタミン12だ。
誕生日を迎えて、こんなことを叫んでいる。

台風一過

2014-07-10 16:02:04 | 劇団☆創立35年
台風8号が九州を過ぎて日本列島東に向かっている。
昨日からシェルターと名付けた我が家(昭和レトロのアパート)に座長と二人で籠ってパーティー(35周年)の事務作業をしていた。
座長はDVDの「透明人間」コピーがうまくいかず、今日、タロー君をシェルターまで来てもらう。わかっている作業は早い。
明々後日、大詰めである。
福岡、東京、北海道帯広市からの欠席者からのメッセージがメールで送られてきた。「悪口OK」と思っていたのだが、有難いことに応援メッセージだった。
ところで、パーティー当日の劇団による余興は公演では見られない面白さが現れる。主催者でありながら楽しみだ。
現役の劇団員たちと旧劇団員たち、夢桟敷をサポートしてくれた方々、ファン、これからもお世話になるゲストさんたちとの乱交を楽しむパーティーになります。

台風一過、東の皆様、命大切、命どぅ宝。・・・事なきをお祈り致します。

MC打ち合わせ

2014-07-09 02:40:25 | 劇団☆創立35年
7月13日(日)劇団パーティー(35周年)MCの本田浩隆君が稽古場に来てくれた。
彼は高校ー大学時代の劇団員。第二期(1984-2000)に所属(1987ー)していた。卒業後、東京で商業演劇(新宿コマやCMなど)で活躍する。その間、幅広く習い事をしており、今では劇団の演技や着付け、所作までのアドバイザーでもある。心強い。
彼に司会を頼んだ。息子の冬馬結婚式の時も司会をしてくれ、これで二回目になる。
テキパキと話(打ち合わせ)が進んだ。嬉しいことに自ら案も出してくれる。
40うん才、独身。「誰か~、ぼくのお嫁さんになって!」が口癖になっている。モテ男なんだが・・・。
稽古が終わって細部の打ち合わせをした。あとは当日でも自在に回していけるだろう。
職場のホテル(南阿蘇)では中間管理職だ。今回、忙しい中、とても有難い。
ところで、映像の2本、仕上がっていた。担当はクドシンとタロー君。
いよいよ眼前に迫ってきた。
劇団夢桟敷35周年パーティーへご出席の皆様、7月13日(日)はフェリシア(水道町バス停前ビル)での受付開始は13:30より。お早めにご来場くださりようお願い致します。
台風8号、接近中。・・・熊本は明日の午後から影響が出てくるらしい。



嵐の前の静けさ

2014-07-08 16:09:22 | 劇団☆創立35年
テレビを見ていると沖縄は台風8号で大変なことになっている。
風速50mって?飛行機は欠航、公設市場は閉まっており人通りもない。木は折れ、様子を伝えるレポーターはへっぴり腰。
「おいおい、もういいから現地レポートより命だろうが!」と言いたくなる。災害ニュースのレポーターがショーアップをサービスする必要はないのだ。
ところで、熊本は嵐の前の静けさである。積乱雲の隙間に青空が広がっており夏の空模様。
稽古場として使わせてもらっている公民館から電話が入った。
「7月10日(木)は避難場所になるため稽古場としては使用できません。」のお知らせだった。
一瞬、坪井川の氾濫や八景水谷公園の水没、土砂崩れによる住宅倒壊などが目に浮かんだ。
台風は九州へ向かって来ている。
水の都クマモトは一発触発で地獄絵図になってしまう。
7月13日(日)の劇団パーティーに影響はないだろうか。遠方からもお客さんが来ることになっているのだが新幹線や飛行機のダイヤが心配になる。
晴れてパーティーが成功すると喜びも倍増される。そう望みたい。
明日明後日から台風の影響が見えて来るだろう。
はてさて、今から稽古場へ向かう準備にとりかかる。事務的な作業も持ち越す。
三点セット記念品の一点が届いた。クドシン、タロー君が取り掛かっているビデオ映像も形になりつつある。本は悪戦苦闘中。
このパーティーに欠席される何人かには「メッセージを頂きたい。」のお願いメールを送った。しかし、主催者側からお祝いをねだるのも変な話だ。一言「悪口でもいいよ。」と付け加えたのだが、丁か半か博打だ。
尚、劇団関係者ばかりでなく観客の方々のご出席もあります。ショータイムは盛り上がるでしょう。

原稿の整理

2014-07-06 23:53:23 | 劇団☆創立35年
台風が近づいている。梅雨前線が刺激されたのか、熊本は雷雨の一日だった。
明日までは稽古もなく、一日中、部屋に閉じこもっていた。
車は座長が使っているためタバコを買いに外へ出る気はしない。傘をさして歩くのが嫌いなのだ。落雷で死ぬかもしれない。
チャンスだ。書きだめていた原稿を整理しよう!とパソコンと向き合った。
ところが、ニコチン切れで眠くなる。
うたた寝をしながら原稿を仕上げる夢を見ていた。
はっきり言おう。今日の一日はぼんやり過ごしてしまった。
無人島の波打ち際でうつ伏せになって倒れているような一日だった。
反省。