千秋楽の朝

昨日30日（金）初日、無事に終了することが出来ました。明けて今日、千秋楽です。その朝を迎えて、初老の身体にムチを打つ。ピシッ！
全力疾走という感がある。短距離走だ。稽古の時間に比べれば時間が早送りになる。

舞台監督＝工藤慎平が会場では仕切っている。初日は照明作業に専念できた私だった。
サキは音響係としてタイミングや音の強弱を自分で考えて送り出すようになった。ノイズが出る原因も突き止め、私に暖房を一時的に切るアドバイスまでもらうようになった。
タロー君は東京公演を契機に動きが機敏になった。昨日は父上様を呼んで来て、プチ打ち上げでゆっくりお話することができた。私より10年先輩の父上様だったが、親子で同じ土俵で語り合えることが楽しい。
肥後丸.と海幸大介の舞台美術も劇の流れに溶け込んでいる。会場に来られた方々から、「あれは何だったのですか？」と興味をもたれた。これだ！美術も劇で主張しているのだと確信する。「何」こそ想像力を掻き立てるものになっているからだ。
座長＝夢現は流山児さんの「アングラトーク」上演を終演後ではなく、開演前に変えたらどうかと提案してきたが、う～ん、それはどうだろう？と私は首をひねった。初日ではお客さんの全員が居残って、14分に編集されたトークを熱心に見てくれたからだった（笑いあり）。次回からは座長に劇だけでなく舞台全体のプログラムを任せることにしたら、劇団内で新たな芸術監督の仕事が生まれるかも知れない。挑戦するか！・・・公演終了後に流山児さんにDVD（編集とノーカット版）を送ります！
東京公演で出演した賀久さん、豪さん、ナツミちゃんも手伝ってくれた。準君、ハジメちゃんも劇団のスタッフの如く手伝ってくれる。嬉しい限りだ。
マナミは照明係として紹介されたが、当日は制作助手の方が相応しいと反省。
尚、東京公演のDVDは出演者全員に配布されます。これを言っておくのを忘れていた。

千秋楽の朝を迎えて、コンビニ弁当とコーヒーを流し込みエネルギー補給をした。
開場18:30 開演19:00◎法泉寺本堂（熊本市中央区九品寺NTT裏 安政橋際）でお待ちしております。
大満員大御礼で幕を閉じます！
えっ？打ち上げは午後11時から？今日も１日が濃くなります。

今日（金）と明日（土）、公演！

昨夜、リハーサルをした。これで演出も終わりである。今日のゲネプロでは舞台監督やスタッフ、出演者たちへ完全にバトンタッチする。とりわけ、出演者＝役者がノビノビと力が発揮できるような存在になりたい、なります。
ご来場を予定している皆様にはネタバレになるので細かいことは伏せます。まずは見てからのお楽しみ、ということで。
写真で掲載しているものは、人形＝海幸大介、大型注射器＝大谷豪（仮面工房）の作品です。
肥後丸,女史の作品もありますよ。
今回の舞台美術はシンプルです。お寺の本堂で公演、この空間を活かすためです。もともとスバラシイものを消す必要は全くなし。融合するのだ。
という訳で、お喋り大好きな私もこれにて、コメントを差し控えます。
開演は今日（金）明日（土）夜７時です。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
尚、フェイスブックで「ご挨拶」が動画で見れます。
お待ちしております

■公演中！
「火の君、鳥の物語」熊本版
時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂 熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付 yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約 090-4581-5190（制作）

公演前日の朝

明日から「火の君、鳥の物語」公演です。
昨日より会場（お寺）入りして、仮舞台で通し稽古をした。
お寺は落ち着く。静かにしていれば時間が止まっているようだ。熊本市の都心部であることも忘れる。明かりを消すと宇宙を感じる。
（金）（土）の両日共に夜の公演であるため、白川沿いの窓（繁華街側）の幕を閉じないことにした。街の明かりがほのかに差し込んでくる。影が立体的に見える。
福岡から仮面工房の豪さんが来た。夜中の１時半まで付き合ってくれた。
東京公演とは違って見えたようだ。

今日の会場入りは午前10時だ。夜が遅くなったから座長にモーニングコールをお願いしていたのだが、朝の5時からギラギラと目が覚めた。睡眠不足だが、頭がスッキリしている。コーヒーを飲み干すと更にスッキリした。
目を閉じて全体の流れを追い、照明のイメージトレーニングをする。今日中には整理される。
目を閉じよう。

■明日より公演！
「火の君、鳥の物語」熊本版
時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂 熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付 yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約 090-4581-5190（制作）

お寺入り！

更に慌ただしくなります。気忙しいプランニング「あーでもない、こーでもない！」から、形にしていくスピードと決断が発揮される日が来た。身体が慌ただしくなります。
今日1月28日（水）より、「火の君、鳥の物語」公演会場である法泉寺（熊本市中央区九品寺1-6-17 安政橋際・九品寺NTT裏）に入ります。夕方までには道具を積み込む。
お寺さん、今日から5日間（水）～（月）までお世話になります。
尚、メールや郵便でご案内をさせて頂いておりましたが、どうやら取りこぼしがあったことが発覚しました。
「夢桟敷の劇団員から脅迫されたので来てやった！」
と言うと、受付の人が前売り扱いで切符を切ってくれます。山南ノートを読んで下さっている方々への特権を捧げます。
■ご案内
「火の君、鳥の物語」熊本版
時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂 熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付 yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約 090-4581-5190（制作）

今日と明日が仕込みと通し稽古⇒ゲネプロになる。
気を抜かず、手を合わせて集中致します。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
尚、休憩時間を利用してフェースブックにリアルタイムで模様を流します。

夜の「んぱ～！」

「火の君、鳥の物語」熊本公演直前！３日後の30日（金）31日（土）が目の前に迫ってきた。・・・インフル？低血糖？低血圧？海馬が低温？んなことは言ってられない。んぱ～！
賀久さん（仮面工房）と南都美ちゃん（熊大演劇部）が顔を出してくれた。TOKIO公演（昨年12月）の同志だ。んぱ～！
稽古が終わって、いつものようにスタッフワーク打ち合わせ。んぱ～！
自宅に帰り着いたのは夜の中の夜、午前１時を回っていた。んぱ～！
プスッと音がした。エンストである。田舎のポンコツ車（私のこと。）は動かない。んぱ～！
気を失ったら寝よう。明日28日（水）より小屋（会場であるお寺＝法泉寺本堂）入りである。んぱ～！
息を殺しています。んぱ～！
動きの悪いPCで、んぱ～！パンフレット原稿の編集中であります。
（注）「んぱ～！」とは「はぁ、はぁ」や「あへあへ」のような男の喘ぎ声である。

劇団夢桟敷 No.66公演！透明人間三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」熊本版
時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂 熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付 yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約 090-4581-5190（制作）
　【出演】
　夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
　【スタッフ】坂本咲希／東田まなみ／KAREN
　【協力】岩永南都美・李準（熊大演劇部）／大谷豪（仮面工房）

眠れる夜

公演直前！いつものように禁酒宣言をした。
その直後、「今回は守れない」と訂正した。
それは追いつめられた緊張感から逃れるためには酒に依存する方法の他、何もに見当たらないからである。プッツンと切れるのが怖かった。
ところが、宣言をして１週間。結果、禁酒を守っている。
稽古が終わって制作-美術などの会議が続いている。
自宅に帰り着くのは、いつも午前零時過ぎ。
酒を飲まなくても、眠りで緊張感が休まる。
この度は睡眠が快楽である。・・・田舎のオンボロ車（私のこと。）はエンストを起こしやすくなっております。帰り着くとプッスと音がして停止します。
公演が終わったら車検ですね。（笑）

劇団夢桟敷 No.66公演！透明人間三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」熊本版
時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂 熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付 yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約 090-4581-5190（制作）
　【出演】
　夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
　【スタッフ】坂本咲希／東田まなみ／KAREN
　【協力】岩永南都美・李準（熊大演劇部）／大谷豪（仮面工房）

スタッフ会議

「火の君、鳥の物語」熊本公演直前、
稽古終了後、舞台監督クドシン・座長・海幸（舞台美術）・サキ（音響）と打ち合わせをしました。
公演までアト5日。稽古後のスタッフ＆事務的会議は続きます。
分業による協業化＆協業による分業化が進んでいる。
夢桟敷は裏の仕事もオモテ（出演）の仕事も境界線がない。演劇には国境がない。
戦争を思うと動悸息切れが止まらない。避難場所を探そう。危険極まりない時代です。
お寺での公演は今、生きているニンゲンたちで黄泉まで届くよう発信しましょう。　

　今日の稽古で言うのを忘れていた。
　歌を一曲増やしたのだ。
　天の岩戸に向かって！
　「デンデラルンナラ、デテクルバッテン
　デンデラレンケン、デーテコンケン
　コンコラレンケン、コラレラレンケン
　 コーン、コーン」
　明日の稽古で歌いますよ。
　「こーん、こーん」（釘を打つ音）あるいはキツネの声。
　痛い⇄痺れる。・・・苦労をば楽しもうぜ。
■
　劇団夢桟敷公演のご案内「透明人間」三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」作 演出◎山南純平

【出演】
夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
【スタッフ】坂本咲希(制作・音響)／山南純平＋東田まなみ(照明)／KAREN(記録)
　　　　肥後丸.＋海幸大介（舞台美術）／本田太郎（DVD編集・小道具）
　　　　工藤慎平（舞台監督）／さかもとまり（制作）
【協力：劇団仮面工房（福岡）】大谷豪（道具/大型注射器）
【協力：熊本大学演劇部】岩永南都美／李準（受付・記録）

時■1月30日(金)／31日(土)　両日共19時開演
場■法泉寺本堂
　　　　　熊本市中央区九品寺1-16-17（安政橋際・NTT裏）
木戸銭■前売2000円（学生1500円）　当日2500円
　　　　
　本公演は、昨年12月に行ないました東京公演「火の君、鳥の物語」の改訂版です。台本は同じものを使っておりますが、出演者が入れ替わりました。上演会場も今回はお寺です。
するとどうでしょう。あら不思議！
役者や空間が新たな世界を浮かび上がらせてくれます。劇は台本の再現で治まりません。
劇はナマモノです。

■ヤマトのクニが出来る前の妄想劇　
九州熊本阿蘇の古代（原始）。
ここには先住民がいた。人間か、怪物か、神か。
九万年前の阿蘇の大爆発であらゆる命は消滅した。
　だが生き残っていたものがいる。それが鳥の部族、火の君の先祖であった。
　「火の鳥」のイメージをもとに、物語は分解し増殖する。
　その解体と構築のエネルギーが、遂には古い神話をも崩壊させていく。

　我ら演劇バカが、演劇のための演劇ではない奇妙奇天烈・アバンギャルドな「演劇の変」をお見せ致します。是非ご覧ください！
　尚、上演後、東京公演時に行ないました流山児 祥氏（流山児★事務所代表）による「アングラトーク」のＤＶＤ放映も予定しておりますので、そちらもお楽しみください。
　また東京公演の記録ＤＶＤも置いております。興味のある方は受付にてお求めください。
　熊本公演と比較していただくのも面白いかと思います。

　　　　　　　　　　　劇団夢桟敷 〒862-0905
　　　　　　　　　　　　　　　　　熊本市東区南町4-21-201
　　　　　　　　　　　　　　　　　090-4581-5190（制作）
　　　　　　　　　　　お問合せ： yumesajiki@ybb.ne.jp

（注）これと同じ文章がメールなどで送られる場合がございます。
　　　受付にて「メールあるいはブログ、フェイスブックを見た。」
と言って下されば前売り扱いとしてご入場頂けます。宜しくお願いします。

前かがみ

海綿体が訳もなく膨張する思春期の日々があった。
中学生の頃は悩んでいた。下半身が勝手に膨らんできて背筋を伸ばして歩けなくなる。ポケットに手を入れて前かがみで歩くようになった。
その姿勢は今でも抜けない。思春期の猫背のまま年をとってしまった。アタマの重量が引力に逆らえなくなって支えきれなくなったからだと思う。背筋、首の筋力が衰えたのだろう。
アタマデッカチはいけません。行動するのだ。姿勢を正すのだ。

舞台で使う石を拾いに海幸大介と弓削神社の近く白川に行って来た。
還暦前後の男ふたり、冬の温かい日差しの河原は気持ち良いが、「男ふたり」は怪しい。
昨年5月「透明人間」公演の時は大量の空き缶が必要だったから、酒屋に仕入れに行ったところ「業者と契約しているからダメだ。」と断られた経験がある。
今回は自然物の石だから無断で借用することにした。終わったら自然に返します。
この石には意味がある。石に歴史を感じる。つまり命を感じる。
どうやら石に魅せられたようだ。眺めているだけでも考え深くなる。
稽古では「立ったままの死体」のポーズがある。それを劇でも取り入れた場面数箇所ある。
石が見本である。
石拾い終了後、弓削神社でお参りした。人間のオーラは何処から発せられるのか、その謎が解けたように思った。
いよいよ公演直前である。公演会場であるお寺がパワースポットになる。満員御礼でパワーは満たされる。
役者が前かがみの姿勢になる時、時間が逆流する。古代から目に見えない者たちを呼び寄せる姿勢だ。

劇団夢桟敷 No.66公演！
透明人間三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」熊本版

時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂
　　熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付 yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約 090-4581-5190（制作）
（注）登場人物キャスティングについては東京公演とは入れ替わっております。
　夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
　【スタッフ】坂本咲希／東田まなみ／KAREN
【協力】岩永南都美・李準（熊大演劇部）／大谷豪（仮面工房）
　次回公演では東京公演報告（「火の君、鳥の物語」パンフレットをお渡し致します。
　尚、終演後アングラトーク流山児祥氏のDVD(15分編集)放映があります

アンタかてアホやろ、ウチかてアホや、ほな、サイナラ！

イスラム国で日本人の人質？そんなニュースが飛び込んできた。
日本政府は「人命尊重」と言っている。同時に「テロには屈しない」とも言っている。相反する「人命」と「テロ」が同義語になっているのですね。これをムジュンと言います。一見、分かりやすい言葉だが、「平和」と「戦争」を同義語にして、「平和を守るために戦争へ参加する。」ことになるのです。イスラム国から見れば敵国に対する人道支援＝２億ドルは「参戦」と同義になってしまうと思うのだ。安倍首相が中東に行った意味はそこにある！と思う。しかし、「人道支援」なるヒューマニズムのオブラートを剥がせば、「国家機密法」や「集団的自衛権」や「武器輸出」の流れからすると「人道支援」の意味が言葉通りではないことが分かる。
私の思っていることがアホだろうか。アホはアホなりに、この問題を深刻に受け止めているのです。
ニュースの解説を聞いていると鬱陶しいな～。腑に落ちない。人質にされた日本人はイスラムの戦争に巻き込まれたのは分かる。もしや、日本政府はこの件で被害者意識を駆り立てて戦争を批判する勢力を封じ込める策を選んでいるのではないか。「敵＝テロには屈しない。」とはそういうことだ。

「火の君、鳥の物語」に登場する火の君（夢現）も生贄となったナダヒメ（肥後丸.）も「もうクニはいらん！」と言う。劇では「国家廃止」を物語る。ストレートには言わない。「鳥となって飛べ！」と叫ぶ。「逃げろ！」と言うのだ。私たちは「避難する時代」に突入した。
リアリズムの裏に企む。
八つの頭を持つヲロチを酒に酔わせて退治するスサノヲは、言わば暴力装置だった。戦争の神様だと考える。生贄を嫁にした陰謀家でもある。
患者＝ヤスマロ（海幸大介）とドコダノイシャ（工藤慎平）の関係で「クニ」を「ビョーキ」と表わせるか。
この劇を自由に妄想して欲しい。間違いないことは、「逃避と避難は違う。」ということをがぶり寄る。避難することは勇気がいるのです。

■ご案内
「火の君、鳥の物語」熊本公演

「アンタかてアホやろ、ウチかてアホや、ほな、サイナラ！」にはポジティブな避難の思想やネガティブな逃避の死相が同居しているのです。
写真は昨年12月東京公演の「戦う神（バケモノ）の場」より。

お寺で公演

昭和30年代（1960年代前半）の頃、お寺では「日曜学校」というのがあった。
門徒の子どもたちだけでなく、友だちの友だちがお寺の庭や床などの掃除などをして集まっていた。それが終わると昼は精進料理やお菓子を振舞ってくれた。お坊さんのお経や説教を聞いたらお寺が遊び場になった。
ある意味、お寺は地域の集会場にもなっていた。神社や教会も同じような役割をしていた。
ドサ回りの大衆演劇などもやっていた記憶がある。大きな催しがある時は屋台も並んでいた。
昨年5月に「透明人間～未来編」を法泉寺本堂で上演させて頂いた。
ここは熊本市でも中心部にあたり、白川を渡る大甲橋の隣にある安政橋（安巳橋とも呼ばれている）際にある。路面電車で九品寺電報局前を降りてNTTの裏になる。
いわゆる公共ホールとは違って、お寺独特の風情に包まれて上演されます。
広い畳敷きの部屋、阿弥陀様に見守られた空間で演劇を！
その昔、私は子どもながらにお坊さんたちの修行生活に憧れていたことが蘇る。
手を合わせて拝むは平和を願い生きる浄土と見たり。
世界が物騒になっている今だから、お寺で演劇をするにはふさわしいと思うのだ。

劇団夢桟敷 No.66公演！
透明人間三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」熊本版

時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂
　　熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付 yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約 090-4581-5190（制作）
（注）登場人物キャスティングについては東京公演とは入れ替わっております。
　夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
　【スタッフ】坂本咲希／東田まなみ／KAREN
【協力】岩永南都美・李準（熊大演劇部）／大谷豪（仮面工房）
　次回公演では東京公演報告（「火の君、鳥の物語」パンフレットをお渡し致します。
　尚、終演後アングラトーク流山児祥氏のDVD(15分編集)放映があります。

屈伸する【時間】

公演前になると時間が早送りのように縮んでしまう。振り返っても高速回転に見える。異常感覚に陥る。
カウントのとり方が早くなる。一定ではない。息が荒くなる。息が切れる。
稽古場では大きく息を吸ったり吐いたりするように心がける。息を吸う時は鼻から空気を取り入れる。吐く時はゆっくり口から二酸化炭素を出す。
ゆっくり大きく呼吸をすると、時間はスローで流れる。
呼吸に任せてアクションを作る。ただ動いているだけではダメ。演劇は体操ではないからだ。
テーマがある。水の中のリズム。真空を漂っているリズム。
時間が伸びる。世界が膨張して見える。その感覚を役者たちは捉えることができる。
日頃、「狂気」の表現を求めている。ところが、「狂気」は舞台で「癒し」に見えるから不思議だ。
公演が終わったらワークショップで公開しよう！と思う。

劇団夢桟敷 No.66公演！
透明人間三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」熊本版

時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂
　　熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付
　　yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約
　　090-4581-5190（制作）
（注）登場人物キャスティングについては東京公演とは入れ替わっております。
　夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
　【スタッフ】坂本咲希／東田まなみ／KAREN
　次回公演では東京公演報告（「火の君、鳥の物語」パンフレットをお渡し致します。
　尚、終演後アングラトーク流山児祥氏のDVD(15分編集)放映があります。

登場人物

登場人物それぞれには自立した物語がある。
組み合わせにより「演劇の変」が見え隠れする。
高熱でうなされる時にみる夢は、記憶を遡ること無限大の命の時間と出会うことがあるのです。

火の君■夢現
ナダヒメ■肥後丸.
スサノヲ■太郎ピーチマンション
オトホケサマあるいはヤスマロ■海幸大介
ドコダノイシャ■工藤慎平
ストーリーテーラー■山南純平

熊本公演は6名の少数精鋭で出演します。
登場人物は「古事記」より抜粋。ところが、物語は時を超えて別の次元へ移る。
すると、古代と思われる物語は解体され、登場人物たちの妄想にも思われるように仕掛けています。
瞬時に「ある病室」が横切ります。
つまり、＜時＞も＜場＞も二重構造になっています。
これを複雑怪奇な劇と思われるでしょう。反対語に単純明快な劇もあります。
その狭間に立たされる人々は「ハテナ」と「不思議」を楽しむことになります。
そうです、舞台と観客席の間には魔物がいるのです。
その魔物こそ、コンピューターやロボットでは計り知れない、人間のとんでもない自由な想像力を与えてくれるます。

劇団夢桟敷 No.66公演！
透明人間三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」熊本版

時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂
　　熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付
　　yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約
　　090-4581-5190（制作）
（注）登場人物キャスティングについては東京公演とは入れ替わっております。
　夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
　【スタッフ】坂本咲希／東田まなみ／KAREN
　次回公演では東京公演報告（「火の君、鳥の物語」パンフレットをお渡し致します。
　尚、終演後アングラトーク流山児祥氏のDVD(15分編集)放映があります。

ご案内【熊本公演】

劇団夢桟敷公演のご案内「透明人間」三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」作 演出◎山南純平

【出演】
夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
【スタッフ】坂本咲希(制作・音響)／山南純平＋東田まなみ(照明)／KAREN(記録)
　　　　肥後丸.＋海幸大介（舞台美術）／本田太郎（DVD編集・小道具）
　　　　工藤慎平（舞台監督）／さかもとまり（制作）
【協力：劇団仮面工房（福岡）】大谷豪（道具/大型注射器）
【協力：熊本大学演劇部】岩永南都美／李準（受付・記録）

時■1月30日(金)／31日(土)　両日共19時開演
場■法泉寺本堂
　　　　　熊本市中央区九品寺1-16-17（安政橋際・NTT裏）
木戸銭■前売2000円（学生1500円）　当日2500円
　　　　
　本公演は、昨年12月に行ないました東京公演「火の君、鳥の物語」の改訂版です。台本は同じものを使っておりますが、出演者が入れ替わりました。上演会場も今回はお寺です。
するとどうでしょう。あら不思議！
役者や空間が新たな世界を浮かび上がらせてくれます。劇は台本の再現で治まりません。
劇はナマモノです。

■ヤマトのクニが出来る前の妄想劇　
九州熊本阿蘇の古代（原始）。
ここには先住民がいた。人間か、怪物か、神か。
九万年前の阿蘇の大爆発であらゆる命は消滅した。
　だが生き残っていたものがいる。それが鳥の部族、火の君の先祖であった。
　「火の鳥」のイメージをもとに、物語は分解し増殖する。
　その解体と構築のエネルギーが、遂には古い神話をも崩壊させていく。

　我ら演劇バカが、演劇のための演劇ではない奇妙奇天烈・アバンギャルドな「演劇の変」をお見せ致します。是非ご覧ください！
　尚、上演後、東京公演時に行ないました流山児 祥氏（流山児★事務所代表）による「アングラトーク」のＤＶＤ放映も予定しておりますので、そちらもお楽しみください。
　また東京公演の記録ＤＶＤも置いております。興味のある方は受付にてお求めください。
　熊本公演と比較していただくのも面白いかと思います。

　　　　　　　　　　　劇団夢桟敷 〒862-0905
　　　　　　　　　　　　　　　　　熊本市東区南町4-21-201
　　　　　　　　　　　　　　　　　090-4581-5190（制作）
　　　　　　　　　　　お問合せ： yumesajiki@ybb.ne.jp

（注）これと同じ文章がメールなどで送られる場合がございます。
　　　受付にて「メールあるいはブログ、フェイスブックを見た。」
と言って下されば前売り扱いとしてご入場頂けます。宜しくお願いします。

賽の河原

昨年12月東京公演「火の君、鳥の物語」の舞台は「ここは何処でもない。」を想定した。阿蘇のカルデラを空から見た視点を背景にデザインしていた。空＝無。
今回、ここは何処だと問われれば「賽の河原」である。断定ではなく、曖昧なイメージではそう思っている。どう見えようが、結果、お客様の自由。そして病室に見えるような仕掛けもある。
宮崎県高千穂の天岩戸神社：日本神話(古事記）の中に天照（アマテラス）の隠れた天岩戸と呼ばれる洞窟を御神体としている。
この場所を賽の河原と想像し、石積みされている光景に劇的な世界を！
劇的とはこの世とあの世の狭間に立たされる非日常の場所・時間のこと。劇は宙ぶらりんになる。この宙ぶらりんに石を置こう。石を運ぼう！劇団員たちと約束した。
会場はお寺の本堂。阿弥陀様に向かって指をさし「アマテラス！」と叫ぶ。「違う！」と返す。
「アマテラス」をお題にダジャレが並ぶ。罰が当たらないように祈る。冗談をテッテ的に突き刺そう。サザンオールスターズに先を越されてしまったではないか。
これを「問題演劇」だと認知されれば頭を何度でも下げる。実るほど頭を垂れる稲穂かな。
冬の時代である。見つからないようにアカンベー！を忘れてはならない。上手に生きることは苦手な劇団夢桟敷。
音楽を新たに「賽の河原」に差し替えたら新作のように見える不思議だ。

劇団夢桟敷 No.66公演！
透明人間三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」熊本版

時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂
　　熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付
　　yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約
　　090-4581-5190（制作）
（注）登場人物キャスティングについては東京公演とは入れ替わっております。
　夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
　【スタッフ】坂本咲希／東田まなみ／KAREN
　次回公演では東京公演報告（「火の君、鳥の物語」パンフレットをお渡し致します。
　尚、終演後アングラトーク流山児祥氏のDVD(15分編集)放映があります。

稽古終って【会議】

台詞を削り取っている。演劇の変である。
今日の次回公演「火の君、鳥の物語」熊本公演稽古で、「ヴィの劇場」【猫目おろち企画】（2014年9月22日 会場／並木坂334スタジオ）の部分が膨張した。
ラストに向かって煮詰めた。太郎ピーチマンションが、「ヴィの劇場」部分を発案した場面。
明日の稽古でラスト場面が煮詰まる。大きな変化が起こる。
東京公演の下敷きが出来ているので稽古中の「暗号」が早くなった。肉体的コミュニケーション
が終わって会議に続いた。
次の次公演は札幌夏になる計画会議（劇場：風蝕異人街）「透明人間三部作」第３弾は「火の君、鳥の物語」から「ねじ式」（つげ義春)につづく。
第一弾「未来編」から第二弾「古代編」そして、「透明人間」第三弾で完結を目指します。

劇団夢桟敷 No.66公演！
透明人間三部作第２弾その２
「火の君、鳥の物語」熊本版

時）2015年1月30日（金）・31日（土）
　 両日共19:00開演（開場は30分前です。）
場）法泉寺 本堂
　　熊本市中央区安政橋際
料）前売予約2000円（学生1500円）／当日2500円
　　メール受付
　　yumesajiki@ybb.ne.jp
　　電話予約
　　090-4581-5190（制作）
（注）登場人物キャスティングについては東京公演とは入れ替わっております。
　夢現／工藤慎平／肥後丸.／太郎ピーチマンション／海幸大介／山南純平
　【スタッフ】坂本咲希／東田まなみ／KAREN
　次回公演では東京公演報告（「火の君、鳥の物語」パンフレットをお渡し致します。
　尚、終演後アングラトーク流山児祥氏のDVD(15分編集)放映があります。