山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

山都町みっか目

2016-10-31 22:00:03 | モノローグ【エトセトラ】
10月も終わりの日。・・・ハロウィンだとさ。仏教的にはお盆のこと?死者が甦るお祭りかな?
2泊3日の山都町の予定だったが、急遽、熊本市にとんぼ返りで、再び、山都町に。
熊本市⇄山都町は往復で百キロある。車で片道1時間だが、道路が整備されていないその昔は日本のチベットと言われていたそうだ。つまり、陸の孤島。
今は快適なドライブで山都町に着く。それでも冬は厳しいよ。積雪や道路の凍結で通うには危険を伴う。
「水と空気とお米とお茶が美味しい!」矢部地区(通潤橋や滝)、清和地区(文楽)、蘇陽地区(天文台)が合併して見どころ食いどころ豊富だ。
ここは座長の実家でもある。東京公演の直前に座長の父が亡くなり、その最後に聞いた言葉が「やむをえん。」だった。今でも心に残る、耳の奥まで響いた言葉だった。
残された義母は寂しさと不安で、座長に頼り切っている。座長も応えようと必死だ。私たちが東京公演をしている時、座長の妹が毎日通ったと聞いた。自慢の姉妹です。
明日は早朝より熊本市に戻り、劇団の仕事を進めよう!・・・熊本公演宣伝チラシが不足している。熊本はこの秋、演劇ラッシュだ。

ふつか目の

2016-10-30 14:44:04 | モノローグ【エトセトラ】
朝5時半、「火事です。避難して下さい。」と家の無線防災放送からサイレンが鳴り響いて飛び起きた。
びっくりしたなぁ、もう!・・・避難訓練だった。
こんな時間に訓練するんじゃないよ!恐るべし、山都町役場である。事前に連絡はしていたようで、これをもって町民が行政を不満に思い、暴動を起こす気配はない。冷静である。しっかり根を張っているとはこういうことなのか。ノープロブレム、問題ない精神は強いね。
座長の実家で一番落ち着くのは広めのトイレである。ここに座ると時間を忘れる。台本のことや次の舞台のことを考える絶好の場。同時に排便を「性」以上の快楽と感じるようになった。
午後からは亡き義父の書斎に籠る。この部屋を受け継ぎ、私のセカンドハウスにしてしまおうか。・・・義母、座長は私のことを財産目当ての人と思わないで欲しいと切に願う。
とにかく、この町での人間関係を広げたい。

山都町にて

2016-10-29 16:35:02 | モノローグ【エトセトラ】
今日から2泊3日で座長の実家(熊本県山都町)に来ています。
玄関を開けると、ぷーんと線香の匂いが漂う。東京公演で意識が飛んでいたが、ここに来るとあの日、あの時の慌ただしさが蘇ってくる。手を合わせて線香を焚く。
実家の今後を考えなければ!座長は行ったり来たりで更に忙しくなるだろう。座長の母のことが心配だからだ。
今回は座長の父、四十九日法要の打ち合わせやら・・・。
息抜きにランチを食べに喫茶ミッチェルに行った。昔懐かしいナポリタンを食べる。ここのマスターたちは年に30本の上映会を企画実施している。今度の(土)(日)は山都町立図書館ホールにて「カルメン故郷に帰る」(1951年)など4本のフィルム上演会があると聞いた。これは是非、見たい!
お店の斜め前には日本酒の「通潤」酒造りがあり、表側は立派だが、奥の酒蔵は地震の影響で被害があったようだ。江戸時代からの酒蔵である。
この2泊3日、12月熊本公演に向けてのスケジュールやブラジルの台本を練ることにした。

病院でイクイク

2016-10-28 15:34:38 | がん治療日記2015-
白い巨塔にて採血検査を受ける。
今のところ、癌の再発や転移、腸の癒着などは認められず。後、4年の検査は続く。完治するまでには他の病気が見つかる可能性もあり 、今からは加齢を意識しなければならなくなった。へいへいほー!である。次の検査は身体全体の透視だと。
ここまで身体の検査・管理をされると、五臓六腑、血管、脳までも数値化され、数字によって一喜一憂するのか?それも変な気持ちだ。
先日、早稲田のお客様より気功を施されたのだが、あれ以来、性欲が増大した。気持ちの問題かもしれないが、気持ちも大事ですね。
12月熊本公演まで良い気持ちで向かおう!今から3ヶ月かけてブラジル台本も書かなければならない。

早稲田公演日記 徒然(2)(3)

2016-10-27 15:53:04 | 九州「劇」派2016
徒然(2)

3日間5ステージは驚異的なスピードで駆け抜けた。科学は光の速度で距離を図るが、劇は闇の深さで時間を図る。
おや?熊本に戻って2日目、エラそうなことを言うな。早く肥後時間に戻さなければ!肥後時間は体裁を気にしないのだ。
毎回、上演後のお客様との交流を楽しむことができました。熊本、大阪、名古屋、札幌からも来られた。感謝感激ですよ。
残念ながら写真記録を残す余裕はなかった。話やご挨拶で夢中になっていたからです。自慢話になってしまうので個人名は伏せておきたいと思います。いずれバレるさ。口軽だからねえ。
一言でアングラ劇、唐十郎戯曲と言っても、それを体験した方と遅れて情報として捉えている方との温度差の違いはあるように思った。アングラ劇を中から体験された方と観客として体験された方も・・・。面白いオモシロイ。「時はゆくゆく」である。
そんな時代やジャンルを知らないよ!という世代にはどう見えたのだろう?そこで20代の演劇青年に聞いてみると、「あの赤い着物の大男とはどういう関係ですか?」とまず尋ねられた。新大久保鷹さんのことです。「進撃の巨人」や謎の中国人マフィアなどの映画にも出演している東京の客演さんです、と説明すると、「実は月蝕歌劇団でも見たことがある。」と答えた。熊本公演でも出演されるのでお楽しみ下さい。・・・プロダクションで活躍している青年だった。新宿梁山泊、唐組、万有引力をよくみると言う。「アングラ系の舞台は役者の勉強にもなります。新鮮な気持ちになります。」とも言っていた。プロの俳優さんたちは勉強のために公演を観るのだと言う。昔は打ち上げの席でケンカ(演劇論)をしていたよ、と言うと「それも聞いたことがあります。」と笑った。
古くからの友人知人は劇の話からは外れて思い出話しになった。忘れていたこともあり、振り返るととんでもないエピソードが山盛りだった。
「少女都市からの呼び声」をよく知っているという人はキャスティングに意表を突かれたと言われた。とりわけ、田口、雪子、フランケである。唐戯曲は当て書きであることもよく知っていた。初期作品「少女都市」では田口は大久保鷹氏、雪子は李麗仙氏、フランケは麿赤兒氏だった。比較するのは辞めるが、カワイイと言う、イケメンだと言う。そこを狙っていたのだが、これは褒められているのか、貶されたのか?都合の良いように捉えれば!とも付け加えてくれた。
雪子の淫乱さ、エロチズムをもっと打ち出したら?と言った方もいた。ちょっと遠慮しているようにも見えたらしい。どうするどうする?個人的には舞うほど嬉しいのだが、社会的にはどうだろう?結論を急ごう。夜へ急ぐ。
ピンクの帝王こと映画監督は雪子ばかりを追っかけて見ていたらしい。職業の人だと頭が下がる。
様々な意見を聞きながら、それを12月熊本公演でどう活かすか、更に進化していきたいと思います。
登場人物を増やそう!未だ間に合うよ。今日から熊本の演劇人に問い合わせてみよう。座長と海幸の負担を軽くするとともに劇の壮大さを打ち出したい。
来たれ!医者と看護婦、軍人と町の人々。募集中です。
公演は12月9日(金)-11日(日)5ステージです。場所は熊本市電 健軍電停そば花習舎。問 09045815190 まで。
尚、次は舞台写真をピックアップします。

徒然(3)

めげない、懲りない、芯あってこその演劇(芝居とも言う)である。あっちにフラフラ、こっちにフラフラ、それは「夢だけにしてくれ〜!」と言いたい。
夢だ。
この劇は、その「ふらつき」を喜び、怒り、哀しみ、楽しむことができるのである。断定したよ。一貫して劇は、人生は喜怒哀楽がある!
私はこう解釈した、と言うより、この劇を見たお客様は何を想像できたのだろうか?
劇を見た後、記憶が一人歩きすることがある。劇がその人の内部で作り変えられる。
役者の発する台詞、役者の身体、そして表情から「少女都市からの呼び声」は現在に生き続ける。詰まるところ、役者だ。それを見るお客様だ。ここにはナマの関係がある。ナマには危険な遊びもある。ナマ=現実に虚構をドドっと出現させることによって現実に仕返しをする。
「こっちにおいでー。」である。
夢の力は、言われているような現実逃避でもなければ自己満足でも終わらないよ。夢の暴力。くくっ、言ってしまった。
唐十郎氏の夢の暴力は優しい。だから、劇的には狂気じみて見える。それは一生懸命に優しいからか。甘いものではないね。むしろ、厳しいくらいの優さなのだ。
田口の夢の中で登場した人々は、何もない世界で生きた?・・・時を超えて彷徨い続けている旅人か。
雪子は永遠が怖い、と叫ぶ。
ガラスの子宮とは?バリバリバリバリ空を喰うとは?・・・解釈を超えた劇はあるものだ。
早稲田公演日記 徒然はこれにて終わり。
次は12月9日(金)-11日(日)5ステージ 熊本市の花習舎でお会いしましょう!
Space早稲田演劇フェスティバル2016 九州「劇」派にご来場頂きました皆々様、ご協力頂きました皆々様、心より御礼申し上げます。

早稲田公演日記 徒然(1)

2016-10-26 02:51:17 | 九州「劇」派2016
熊本から飛行機で2時間弱で羽田に到着する。東京は近いところにあるのです。
にも関わらず、そう頻繁には行けない。お金の問題は言うに及ばず、問題は熊本での用件が山積みされており、それに追われ消化することで日が暮れてしまう。私は人生の整理整頓に取り掛かっているのです。これは厄介な仕事です。何でもやりっぱなしだったからね。まるで心の中はゴミ屋敷だ。
日が暮れたら演劇の稽古だ。それが日常となって年を重ねてしまった。稽古のリズム、ノリも鈍くなったのかな?加齢現象だろうか?口だけは達者になった。体の病気の反動だろうか。
いずれ近い内に九州山地ど真ん中の山都町に移住しようと思っているから、東京は更に遠くになるでしょう。ゆっくり、じっくり、生きたいところ。
山に篭っても死ぬまで演劇は続けようと心に決めている。演劇の百姓一揆を夢見よう。あ、言葉を間違えた?
農民や町の人々と仲良く楽しくやっていきたいものだ。一揆を洒落で通用するものにしたい。過疎をバネにするのだよ。演劇で人の流れをなびかせたいからだ。
それまでには劇団を若い者に引き継がせたいと考えているのだが・・・。あと2年がかりの仕事だと計画する。目標はブラジルにあり!熊本の有志を発掘する。
私が心配していることを流山児祥氏はズバリと早稲田に着くなり檄を飛ばしてくれた。
お前ら、学芸会か!お金を取れる劇をしているのか!演劇をなめるなよ!・・・とりわけスタッフワークのご指摘は直球ストライクだった。
このようなことを他の誰かから言われると「聞く耳は持たぬ。」と返り血を浴びることになるのだが、流山児氏からのボロクソは叩かれれば叩かれるほど強くなるから不思議だ。落ち込む暇も心もない。しかし、それは力を抜くことを覚えておかないと自滅するから危険な関係にある。氏は実績でモノを言うのです。冷静に聞く耳を持つ必要があるのです。力を抜いて受け入れて力を溜め込んでいくのです。
流山児氏とは37年前に出会った。以降、アニキであり、師匠だと思い続けている。そのように思える人がいることに感謝する。
演劇の人生に賭けてみようと思わせてくれた方だ。
Space早稲田演劇フェスティバルに参加しようと思った動機は、出演者との関わりを持たせたい、刺激をもらいたいことが一番だった。
来てびっくり!ご来場のお客様からも凄いオーラが飛び交う方たちだった。
(つづく)

公演日記(FBより)

2016-10-25 18:32:02 | 九州「劇」派2016
10月19日(水)
早稲田到着!
Space早稲田演劇フェイスティバル!

10月20日(木)
仕込み続行中。
いよいよ明日初日です。
Space早稲田でお待ちしています。

10月21日(金)
18:30開場//19:00開演
Space早稲田演劇フェイスティバル2016
九州「劇」派
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より
いよいよ初日です。

初日、無事に終了しました。
早稲田演劇フェイスティバル 2016
九州「劇」派
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より
明日はpm1:00とpm5:00 開演です。
皆様のお越しをお待ちします。

10月22日(土)
Space早稲田2日目!
昼の部も終わり、今からソワレへ!
ドキュメント(日記)は熊本に戻って報告します。
舞台の写真は200枚にも及んでいます。写真撮影、坂上淳一さん。
こりゃ、選ぶのに苦労します。

10月23日(日)
早くも今日23日(日)で千穐楽です。
残すところ、13:00と17:00の2ステージ。
九州「劇」派の「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」!
皆様のご来場をお待ちしております。



Facebookを振り返ると「呼びかけ」のみとなっていました。公演日記はもうしばらく時間がかかります。

東京おわり!

2016-10-24 23:27:06 | 九州「劇」派2016
Space早稲田演劇フェイスティバル2016
九州「劇」派
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より
10.21-10.23 5ステージ

10月19日 熊本→東京5泊6日の東京公演の幕を閉じました。今日10月24日(月)16:00頃、劇的な日々を過ごした早稲田から無事に九州は熊本・久留米・福岡に帰りつきました。
ご来場頂きましたあの人この人、皆々さまには心より御礼申し上げます。とても濃ゆい方々、お客様のオーラに劇は包まれ、とても熱くなりました。
東京スタッフ、村山さん、森川さん、坂上君、ゆかちゃん夫妻、宣伝や受付事務、写真やビデオ撮影などありがとうございました。
この演劇フェイスティバルの実行委員会の皆様、流山児
さん、色々と便宜を図って頂いたり、アドバイスや会場での作業の協力を頂き、感謝してもしきれない程です。ありがとうございました。
終演後の毎夜の打ち上げでは、これまでに経験したこともないような深い意見や感想も頂けました。これは宝です。
公演日記(記録)を綴ろうと思えど、今の今、とてもじゃありませんが、まとまりきれない。時間を待ちましょう。
そして、わが出演者仲間たち、本当にお疲れ様でした。今週中には反省会と12月の熊本公演に向けての会議?パーティーをやりましょう!

熊本ラスト稽古

2016-10-18 10:54:44 | 九州「劇」派2016
とつけむにゃー!(熊本弁)・・・とんでもない。
方言を標準日本語に訳してもピンとこない場合が多い。血を抜かれたような気分になる。
公演まで3日である。この心境は「とつけむにゃー!」に尽きる。決して、ネガティブな心境ではなく、目の前に迫った公演に向かって発奮するための「とつけむにゃー!」である。
今に始まったことではなく、公演直前は「誰が一番最初にイッテしまうのか?」が楽しみになる。あくまでも舞台の上でのことだ。
我を忘れて硬直状態になり、身も心も不自由になるのは見苦しい。その可笑しさ、悲しさを自覚して自分のモノにできるといいねー。硬直が柔軟に変わる時だ。切れが良くなるのだ。
劇は見られてなんぼー!の世界。とつけむにゃー!が感動に代わる。・・・そんな九州「劇」派の唐十郎戯曲「少女都市からの呼び声」、熊本での稽古は今日が最後。明日10/19(水)、空を飛んで早稲田に向かいます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。y

🔳九州「劇」派・・・公演直前!!
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
PV(宣伝動画2分弱):https://youtu.be/TuX612bZnM0
Website: 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
予約フォーム: https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
お名前、人数、日時指定、連絡先を明記して下されば、公演当日に前売りでご入場頂けます。受付にてリストを作っておりますのでご安心下さい。
問合せ//メール yumesajiki@ybb.ne.jp 電話09045815190
【東京公演】
Space早稲田演劇フェスティバル2016参加
10月21日(金)19:00
10月22日(土)13:00//17:00
10月23日(日)13:00//17:00
場所: Space早稲田(東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1)
前売3000円//当日3500円

カウントダウン4

2016-10-17 14:09:49 | 九州「劇」派2016
道具の発送(早稲田へ)を完了!危険物なし!10月19日(水)午後2時〜4時には届けられる予定。その日の午後1時に九州「劇」派はSpace早稲田に入ります。
熊本での稽古は今日と明日のみになった。まだまだ変化している。忘れ物はないか?気づくことはないか?・・・イチニイチニ、前へススム。新しい出会いを!ほれ、サンシゴウロク!
見に来てハイよ。
「少女都市からの呼び声」は、イマ、このトキ、時代の裂け目から聞こえるのです。

🔳九州「劇」派
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
PV(宣伝動画2分弱):https://youtu.be/TuX612bZnM0
Website: 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
予約フォーム: https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
お名前、人数、日時指定、連絡先を明記して下されば、公演当日に前売りでご入場頂けます。受付にてリストを作っておりますのでご安心下さい。
問合せ//メール yumesajiki@ybb.ne.jp 電話09045815190
【東京公演】
Space早稲田演劇フェスティバル2016参加
10月21日(金)19:00
10月22日(土)13:00//17:00
10月23日(日)13:00//17:00
場所: Space早稲田(東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1)
前売3000円//当日3500円

カウントダウン5

2016-10-16 14:07:55 | 九州「劇」派2016
昨夜の稽古終了後、孫(2才)をひとり預かって我が家にお泊まりとなった。パパママと別れて泣きじゃくるのではないかと心配したが、劇で使うビー玉遊びで大いに盛り上がり、寝たのは夜中1時過ぎだった。
我が家は本日、早稲田に送り込む道具でごった返している。幼子にとってはほとんど遊び道具に見えるらしく、遊びとは想像力を高める大切な営みであることがわかった。
泣ける場が欲しい!・・・今夜の稽古ではそこを詰めよう。涙が溢れることで、日常にあるストレスやウップンを晴らしてもらえれば!
東京近況の多くのお客様に見てもらいたいものだ。小手先だろうが、わざとらしく思われようが、総動員で臨もう!

🔳九州「劇」派
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
PV(宣伝動画2分弱):https://youtu.be/TuX612bZnM0
Website: 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
予約フォーム: https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
お名前、人数、日時指定、連絡先を明記して下されば、公演当日に前売りでご入場頂けます。受付にてリストを作っておりますのでご安心下さい。
問合せ//メール yumesajiki@ybb.ne.jp 電話09045815190
【東京公演】
Space早稲田演劇フェスティバル2016参加
10月21日(金)19:00
10月22日(土)13:00//17:00
10月23日(日)13:00//17:00
場所: Space早稲田(東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1)
前売3000円//当日3500円

カウントダウン6

2016-10-15 11:41:25 | 九州「劇」派2016
10月21日(金)、Space早稲田演劇フェスティバル2016、九州「劇」派、「拝啓 唐十郎さま、少女都市からの呼び声、より」初日公演まで6日に迫った。
よーいドンの「よーい」である。ハッケよーいの「よーい」である。忘れ物はないか?昼間の作業は点検である。夜は稽古。明日は道具の発送だ。
熊本地震から半年。震源地の益城町に近かった劇団の事務所(熊本市東区健軍地区)のアパートは半壊状態になって、2ヶ月がかりで今の新居(熊本市東区保田窪本町)に引っ越したのが6月中旬。その間に豪雨に見舞われたり、夏の猛暑で倒れそうになったり、つい先日、座長の父が亡くなったり、阿蘇中岳火口の爆発があったり・・・!穴があったら「ロバの耳をかじりたい!」と叫びたい。ロバの耳に念仏?ロバより馬刺を喰らいたい。はて?バリバリ空を喰う、とは何か。
救いは地震の直後に孫が無事に生まれたこと。悲しいことや嬉しいことも、自然のまま。ニンゲン、自然のままということか。
さてさて、公演準備である。小道具、衣装、音響、「よーい」である。課題は舞台レイアウトと現場での明かり調整か。気づき勝負だ。気を抜けない。
10月23日(日)の東京公演終了まで四六時中、役者たちとどっぷり付き合うことになる。劇血で結ばれるよ。劇団は一家である。
東京近況のみなさーん、早稲田でお待ちしております。只今、客席に大きな隙間あり!・・・満タンのフェスティバルを汚さないようにのたうちまわる6日になります。

🔳九州「劇」派
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
PV(宣伝動画2分弱):https://youtu.be/TuX612bZnM0
Website: 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
予約フォーム: https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
お名前、人数、日時指定、連絡先を明記して下されば、公演当日に前売りでご入場頂けます。受付にてリストを作っておりますのでご安心下さい。
問合せ//メール yumesajiki@ybb.ne.jp 電話09045815190
【東京公演】
Space早稲田演劇フェスティバル2016参加
10月21日(金)19:00
10月22日(土)13:00//17:00
10月23日(日)13:00//17:00
場所: Space早稲田(東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1)
前売3000円//当日3500円

カウントダウン7

2016-10-14 23:42:45 | 九州「劇」派2016
却下された案。

その1:
会場が地下室であるため、天井を爆破して地上に抜ける穴を作ること。
その2:
その穴にガソリンをまき、炎燃えさかる中へ少女が飛び込むこと。

そんなことを想像することは自由であるが、実施すると劇ではなくなってしまう。犯罪である。却下されて当然だ。却下されなければ、劇団ではなく、盲信の宗教団体か。
あるいは革命か?戦争か?
ロシア革命の時代、ボルシェビキは戦車で劇場に突入したと言う。これは劇ではなく、テロリズム(暴力)による闘争だった。
劇が政治そのものになってしまう論争があった。国家権力や革命政府が劇を利用する方法だった。いわゆる、リアリズム論。
却下された案は空想を楽しむ余裕からきたもの。リアリズムに物申そう。
稽古は真剣に遊ぶこと。・・・真剣にである。遊ぶのである。
公演まで1週間となったよ。正気を保たないと狂気を表せない。
狂気を日常で気づくことが薄くなったから、劇での狂気は目覚めにもなるのだろう。
さぁ、稽古は大詰め!張り切って参りましょう。通し稽古の体制になりつつある。

稽古は大詰めの大詰め。
ウオーミングアップは歌やオドリの実践的な部分で呼吸や血流を良くしている。役者群の表情が開放されてきたよ。
夜10時、稽古終了する。
舞台監督クドシンと座長は事務所で明後日発送予定の道具の梱包作業を続ける。

🔳九州「劇」派
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
PV(宣伝動画2分弱):https://youtu.be/TuX612bZnM0
Website: 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
予約フォーム: https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
お名前、人数、日時指定、連絡先を明記して下されば、公演当日に前売りでご入場頂けます。受付にてリストを作っておりますのでご安心下さい。
問合せ//メール yumesajiki@ybb.ne.jp 電話09045815190
【東京公演】
Space早稲田演劇フェスティバル2016参加
10月21日(金)19:00
10月22日(土)13:00//17:00
10月23日(日)13:00//17:00
場所: Space早稲田(東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1)
前売3000円//当日3500円

カウントダウン8

2016-10-13 23:29:20 | 九州「劇」派2016
ボブディラン!ボブディラン!ボブディラン!三唱。
詳しいことはわからない。ノーベル賞を受賞する。
座長の父、初七日。受賞の喜びは控えめにしようと思う。
ところで、劇の予約手続きが面倒な方へお知らせです。
ビー玉一つ持って来てくれれば前売り扱いでご入場できます。
それがいぶし銀の態度で示すことになりました。
このビー玉は小道具として役立てます。

🔳九州「劇」派
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
PV(宣伝動画2分弱):https://youtu.be/TuX612bZnM0
Website: 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
予約フォーム: https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
お名前、人数、日時指定、連絡先を明記して下されば、公演当日に前売りでご入場頂けます。受付にてリストを作っておりますのでご安心下さい。
問合せ//メール yumesajiki@ybb.ne.jp 電話09045815190
【東京公演】
Space早稲田演劇フェスティバル2016参加
10月21日(金)19:00
10月22日(土)13:00//17:00
10月23日(日)13:00//17:00
場所: Space早稲田(東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1)
前売3000円//当日3500円

追加記事:

ビー玉、あるいはラムネに関する村山治さんとの談話


ラムネの玉。あれは機能的によく考えられたものですね。蓋にもなります。
どうやってビンの中に入れたのか?ガラスの不思議です。
村山
ラムネ瓶のビー玉の入れ方は、ビー玉が入るぐらいの口の広いビンを作ります。
そして、ビー玉を入れます。口部に熱を加えて柔らかくして最後に絞ります。

村山さん、ガッテンだ!
アメリカからコーラが上陸して、すっかりラムネを飲むことが減りました。
「少女都市からの呼び声」でラムネが蘇りましたよ。私的には世界遺産のようなものです。
村山
ラムネは日本で製造された最初の清涼飲料水とされていますが、日本への伝来は1853年浦賀に来航したペリー又は1860年長崎の英国商船が有力説のようです。
又、日本での製造は1865年頃のようですが、当初はコルク栓を使用したので栓が乾かないように寝かせておく必要から、底が尖った「キュウリ型瓶」が使われ、栓が飛び出さないようにグルグル巻きに縛ってあったようです。

ラムネを歴史的に紐解くと面白いですね。
劇では雪子が働いているところが、フランケ醜態を主任とするガラス工場になっています。きっとラムネのビンを作っていたに違いない!
唐十郎氏は東京下町で生まれ、その工場を見て不思議な夢を見ていたのではないかと思われます。
村山
唐十郎さんは下谷万年町に育ち、直ぐ近くにはアサヒビールがあります。
「コルクより簡単に栓をする方法」としてイギリスのコットが発明したガラス玉栓の特許が切れた1888年を境にして、日本でも「ビー玉栓ラムネ瓶」が普及する事になりました。
但し、世界的な潮流としては、1892年にウイリアム・ペインターが発明した王冠栓が主流となりガラス玉栓は廃れ、1908年日本でも王冠栓の製造・販売が開始され大日本麦酒(現アサヒビール・サッポロビール)が王冠採用第1号となりまたが、中小業者には王冠用の設備投資が困難だった事とビー玉の風鈴の如き清涼感が好まれる事とが相まって「ビー玉栓ラムネ瓶」は現在まで生き延びる事になりました。

カウントダウン9

2016-10-12 12:54:43 | 九州「劇」派2016
2016年はアクシデントからの幕開けであった。それはフィクションとして短編小説にもなる。ドキュメントすれば社会問題にもなり兼ねないので、個人的なこと、劇を作っていく人間関係的なことは全て心の中に閉じ込めている。
一つ、4月の熊本地震は、このフェスティバル参加に向けてのスタートを遅らせた大きな要因にもなってしまった。唐十郎戯曲の研究や劇ワークショップを展開する時間が予定よりも遅れた。時間を挽回するのに手間取ったのである。同時に制作予算の取り組みも思うように手が届かない。そんな中、フェスティバル参加は心意気と体力、予算縮小で乗り切ることになった。これには多くのご協力や応援を頂き、心より感謝しています。
困難から生まれる劇へ!大詰めを迎えた今、より多くのお客様に見て頂くために、感動と感動と感動を!何よりも元気を!喜怒哀楽を凝縮してお送りします。
我ら、劇を愛す芝居屋です。熊本の、九州のイキザマが「拝啓 唐十郎さま」としてSpace早稲田に横たわる。

🔳九州「劇」派
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
PV(宣伝動画2分弱):https://youtu.be/TuX612bZnM0
Website: 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
予約フォーム: https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
お名前、人数、日時指定、連絡先を明記して下されば、公演当日に前売りでご入場頂けます。受付にてリストを作っておりますのでご安心下さい。
問合せ//メール yumesajiki@ybb.ne.jp 電話09045815190
【東京公演】
Space早稲田演劇フェスティバル2016参加
10月21日(金)19:00
10月22日(土)13:00//17:00
10月23日(日)13:00//17:00
場所: Space早稲田(東京都新宿区早稲田町74 ビューロー早稲田B1)
前売3000円//当日3500円