山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

演劇エクスプレス報告☆2

2010-12-18 23:19:20 | No.56「KAGUYA」
公演報告を連載しております。

演劇エクスプレス■大阪ー熊本
12月18日(土)
劇団☆流星群(大阪)「GAIA」+劇団夢桟敷「かぐや」
各2ステージ(計4ステージ)1日限り交流公演企画
会場■熊本市現代美術館アートロフト

【3】

通常だったら会場全般に渡って神経を配るのだが、今回は二つの劇団の照明係ということもあって仕込みからリハーサルまで照明に神経を集中させた。
会場にある照明卓はコンパクトで新型なため暗闇の中での操作に手間取ってしまう。しかも卓を横から操作するために指の動きが上下ではなく左右に動かさなければならない。両手が使えない。
配線やシュートはクドシンに任せていたので、こちらとしてはチャンネル30に慣れるだけだが、照明で一番大切なことは進行である。
夢桟敷の劇はアドリブでも進行は頭に入っているのだが、流星群はリハーサルで捉えなければならない。台本上では目を通したものの舞台を見ながらの操作になるので台本を追いかける余裕はない。とにかく悶々とした修羅場である。暗転の際は単純な台詞きっかけを作ってくれていたので安心していた。・・・久しぶりのスリリング。映像やプラネタリウムまで照明効果になっており、それは楽しめた。
完璧主義者がやっていたら失敗していたであろう。いい加減は、ある意味、良い加減になる。現場で悩んだり迷っていては進まなくなるのだ。
と、ここまでは私情のこと。照明の失敗をお客様に見破られなかったら「それで良し!」と楽天家なのである。これがライブよ~♪



【4】

■12月18日(土)am11:00-pm12:30
 劇団☆流星群「GAIA」熊本バージョン・リハーサル


このリハーサルを入れると流星群は3ステージをこなすことになる。1日3ステージ。ハードです。役者が肉体労働者でなければならないのには理由がある。
久さんという役者はぎっくり腰になったばかりで痛め止めを飲んで舞台に立っている。私もヘルニアにヤラレテいるのでその苦しみは他人事ではない。いきなり動けなることもある。
リハーサル中、進行の段取りだけで事務的に照明操作をやることがない私。つまり、明るさや暗さを図る基準は舞台の感情だ。色を当てるのも感情をつかんでおかなければならない。
流れで捉えているつもりだが、おお、副代表の小原さんの横顔が渋い、ああ、あの人の胸が大きいー!あっきいさん、かわいいセクシー。おやん?あのボーイッシュな女性の名前は・・・など邪念がくる。いかんいかん。男も見れ。松田大介さん、面白い役者だ。
ま、とにかく流れはつかめた。が、80分で顔面の神経が痺れたようになった。リハーサルである。本番はこれからだ。





つづく。

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