山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

演劇エクスプレス熊本3

2012-08-30 02:14:21 | 「極楽少女」2012
前回公演No.60「赤色時代」を基調として新たに構成します。
新たな構成として一幕「不思議の国のアリス」・二幕「ねじ式」・三幕「愛の乞食」を付け加える。
阿部定事件は混沌とする。混沌の中に極楽浄土を浮かび上がらせる演劇へ。

熊本市舞台芸術助成事業

劇団夢桟敷
No.61「極楽少女」

時)
11月8日(木)Pm7:00開演
11月9日(金)pm7:00開演
11月10日(土)pm3:00開演


(木)(金)は3Fスタジオにて過去の公演ビデオ上映会とチラシデザイン原画展、河原町アート展示など。
Am10:00-Pm6:00
(土)は2部構成、①歌、ダンス+②演劇でフィナーレを飾ることになります。

場)
熊本市男女共同参画センター2F
円形特設ステージ(多目的ホール)

熊本市中央区黒髪町

■前売り開始
9月15日(土)より
問)劇団夢桟敷 096-343-0334
尚、先行予約はメールで受け付けております。
yumesajiki@ybb.ne.jp

料)
前売り
大人2000円(当日2500円)
高校大学生1500円(当日2000円)
小中学生500円(親子同伴限定)
尚、土曜日の1部は共通フリーパスとしてご利用頂けます。

【出演】

夢現/坂本咲希/肥後丸./赤井犬彦
工藤慎平/海幸大介/山南純平
東田まなみ/KAREN

山本真実(ダンサー)/中村大輔(ダンサー)
コバヤシユカリ(小林どろり)

はる/きぼう/ゆき/あめ
(劇団「魂」)

キッズミュージカル「座敷童子」


【スタッフ】

山南純平(作 演出)
工藤慎平(共同演出)
中村のわーる(音楽)
タカハシユウジ(音楽)
邪ラビット(舞台美術)
きちくるお(球体関節人形 展示)
猫目おろち(制作)
さかもとまり(制作)
秘密基地☆レミング

馬場真治※音響
劇団仮面工房※照明
熊本大学演劇部
熊本演劇人協議会


宣伝協力 マスコミ各社


企画趣旨【演劇エクスプレス熊本】

昨年(2011年10月)の演劇エクスプレス2は劇団夢桟敷(熊本)と劇団流星群(大阪)との地域演劇の交流を目的として「第11回大阪演劇フェスティバル」に参加しました。
今回は熊本の地元で活動をしている劇団や企画集団、子ども演劇(公民館講座)有志、美術家やミュージシャンとの演劇交流を深めることになります。
劇団夢桟敷 第61回公演「極楽少女」の作品に各団体・個人が部分的に創作や演出をします。全体として一本の劇を作り上げる実験演劇になります。

熊本は今、若い劇団が数多く立ちあがっています。
全国的にも新しい世代交代が叫ばれている中、演劇に限らず音楽や美術の分野でも新しい感性が誕生しています。
世代は断絶することなく、表現分野では結びつくことが大切です。このような観点から熊本から発信する新たなユニットとしての企画を提案するものです。

演劇公演「極楽少女」は劇団夢桟敷が今年3月に猫目企画テント芝居として上演した「サダひとり。」この7月に河原町ギャラリーADOで上演した「赤色時代」につづく阿部定シリーズの作品となります。
80年前の阿部定事件を再現することが私たちの演劇ではなく、この事件から現代を見つめる想像力を高めます。演劇は想像力を羽ばたかせることを目指します。
不安や不穏な時代にはエロス=愛が渇望されます。その隙間に劇なる虚構を築くことで、現実から押し潰されそうな不安や不穏から自由になる勇気を持つこともできます。
極楽の中に地獄。地獄の中に極楽。相対する快楽と苦痛の狭間で少女たちは彷徨っている、その心模様が表現されることを!
歌やオドリを交えての演劇を致します。



(注)このページにて追加記事、随時掲載予定です。

【「極楽少女」について】


【チラシ】

【新☆出演者(特別ゲストご紹介】

小春ちゃんとタロー君

2012-08-26 23:01:15 | モノローグ【エトセトラ】
■「ふしぎなじゅもん」
キッズミュージカル稽古by8月26日(日)

11月3日(土)北区清水町市民の集いで発表するキッズミュージカルの稽古に小春ちゃんとタロー君が稽古場に遊びに来た。(写真の二人)・・・この幼い二人がいるだけで和む。
「ふしぎなじゅもん」は座敷童子の話であるが、小春ちゃん、タロー君がいるだけでも絵になる。数年後にはキッズのメンバーとして参加できれば最高だ。

焼酎の「白岳」で有名な人吉方面からソータ君(小1のダンサー・河原町アートの日でオドッている)もお母さんとはるばる来てくれた。近ければ即出演OKなのだが・・・。

尚、9月末より新たに子どもたちが加わる。今から募集中。
問)清水まちづくり交流室・公民館 電話:096-343-9163



稽古終了後、DO GYANG(ど ぎゃん)の劇を見た。元劇団員や3年前のブラジル公演のメンバー、熊本大学演劇部(現役とOB)のメンバーなども出演・スタッフで頑張っていた。

夢桟敷の次回公演「極楽少女」11月8日(木)~10日(土)の同じ会場である。
仮面工房・劇団「魂」・キッズ・秘密基地レミングなども協力・出演あり!

くまモン体操

2012-08-25 01:14:48 | モノローグ【エトセトラ】
熊本ゆるキャラ=くまモン。この人気は衰えを知らない。
熊本を歩けばくまモンにあたる。お店の看板、お土産コーナーのグッズ、兎に角あふれ返っている。
イベントでもひっぱりダコのくまモン!県外でも人気があるようで、今や全国区、否、世界進出まで果たしているらしい。
ディズニーのミッキーを超えてしまいそうな勢いである。中国では偽物が出現したらしい?

実は劇団員の中にくまモンと関係している者がいる。
名前は伏せておくが、私は間違って「ひごモン」と呼んでしまうのである。シ―ッ!
劇団の活動でも忙しいのに、売れっ子のくまモンと関係している「ひごモン」は睡眠も足りていないと聞く。3時間?
火の玉となって玉砕されないか心配である。

この夏休みはラジオ体操でくまモンは県内各地の小学校に顔を出している。「熊本が好き!くまモン体操」である。

くまモン体操を劇団の稽古場でしたのだった。
子ども相手でゆるい体操だと思ったら大間違い。
スピードがある。汗が噴き出る。息が切れる。私は途中でやめた。血圧脈拍が上がって死んだら笑いモンになる。
振りは「熊本城」や「おてもやん」「火の山、阿蘇」など。熊本の宣伝、「熊本よかとこ」洗脳される内容。
この体操は郷土愛がみなぎるのである。

可愛さの中に恐怖のナショナリズムを感じているのは私だけだろうか。
今のところ平和的であるが、戦争が勃発すると郷土のシンボルが一億火の玉、愛国=軍都クマモトのシンボルとなって国民の戦意を高めるキャラクターになってしまうのではないかと!いらぬ心配をしている。

だが、くまモン。文化だ。少なくとも、劇団員=ひごモンは劇団の血を燃やす文化爆発として頑張れ。


極楽少女☆初稽古

2012-08-23 23:46:49 | 「極楽少女」2012
慌ただしい夏休み。
汗を流しながら、ヨダレを飛び散らせながら、目糞鼻糞をほじりながら、暑い夏を過ごしている。

■8月21日(火)

http://www.geocities.jp/yumesajiki/
劇団夢桟敷のホームページが文字化けしていることが判明した。
私のPCからは異常なく見れるのだが、ケイタイや他のPCでは以下のように文字化けして見える。という訳で、明日の作業は修復に集中。どうすりゃいいんだ?若いモンに聞くしかない。老兵は慌てない。

■8月22日(水)

朝までナマ台本書きシコシコからパチパチ。
次回公演11月8日(木)~10日(土)熊本市中央区黒髪町はあもにいNo.61「極楽少女」の登場人物が勝手にパソコン上で踊り出した。
世にワープロ⇒パソコンが出始める前はえんぴつでシコシコかいていたのだが、今やパチパチ。
消しゴムもいらない。紙くずも溜まらない。ペンダコも消えた。
シコシコすることもなくなり妄想に衰えも感じるが、脳みそや血管はパチパチと音を立てている。
踊り出した登場人物は・・・以下のようになっている。
群衆劇となる。

阿部定と思っている女(生きていたら百才は超えているが17才の女)
不思議の国(ニッポン)のアリス
石田吉蔵(チンチンを切られて探し続ける男)    
ねじ式の青年(つげ義春)
大宮五郎(ロリコンキャロル)
BARうさぎのママ/BARうさぎのアイドル/BARうさぎのオカマ/BARうさぎのニューハーフ/BARうさぎの不思議ちゃん/BARうさぎの天然ちゃん
愛の乞食(尼蔵)/愛の乞食(少女チェチェチェ)/愛の乞食(ゲバラ)/愛の乞食(水呑み少女)
少年少女合唱団(年齢50歳以上 男女)募集中!20名まで。
オドル天使たち(熊本市内の小学生)昼間の公演のみ出演。

明日より公演の稽古がハジマル。

■8月23日(木)

何をぼや~としていたのだろうか。
今日が台本の締切日だというのに、気づけば活字ではなく舞台図面を書いていた。
未だ時間は3時間ある。詰将棋のように追いつめられる。(午後3時)
三島由紀夫だったら自衛隊に行って腹を切っているところだろう。
私はもがく。生きるためにもがく。
ところで、8月3日から今日23日の20日間で5Kg痩せた私。
ダイエットしたい人は劇団夢桟敷に入団するがよい。来年のテラヤマ没後30年記念公演の俳優が足りないのです。











写真は7月公演「赤色時代」より

さすらいの自由

2012-08-12 23:47:41 | モノローグ【エトセトラ】
先月(7月)に仮オープンした「秘密基地☆レミング」。
内装が完成していないため、今のところ河原町アートの日(毎月第2日曜日に開催中)に合わせて、メンバーが集まり「さすらいの自由空間・時間」を楽しむ。
この秘密基地、演劇や美術の関係者で企画(個人・団体のコラボレーション)の実施を目的としたスペースとして借りた。
今回はBARカクテルの様相。ブラジルの酒ピンガ(タイピリーニャ)、ノンアルコールカクテル、コーヒー、ジュースなど各150円、缶ビール200円、発泡酒80円で販売する。サキ、クドシンがオリジナルカクテルを担当した。
お盆ということもあって、帰省中の懐かしいメンバーとの交流の場と化した。
私は朝から呑みっぱなし。売上に貢献した。自分で楽しむ場がここにはあった。・・・さすらいの自由。
この秘密基地を公然の秘密として今後どのように展開するか。ゆっくりじっくり考える時間が持てた。今後の山南ノートでメモや記録をとることとする。






フルサトおかえり

2012-08-11 23:50:44 | モノローグ【エトセトラ】
■8.11(土)

涼しくなったような気がする。しかし、日中は確実に30℃は超えている。
昼から劇団員たちと河原町の秘密基地☆レミングに集まり、内装作業(床作り)や「アートの日」出店準備などをした。
夏バテ?か、酒も呑んでいないのに脳が酔っ払っている。ふらつきながら笑っている。
こんな気分で台本が書けたら天才的な言葉が並ぶのだろう。肉体労働である。肉体で書こう、次回公演「極楽少女」。

大阪からマシマン(旧劇団員)夫婦が熊本に帰って来た。作業終了後、中華料理の美膳(黒髪町)で会食する。旧劇団員ムラカミ夫婦、コータ君たちも集まった。
いよいよ里帰りシーズン(お盆)である。
明日8月12日(日)は河原町アートの日で古い仲間たちとの出会いがありそうな予感。秘密基地☆レミングでは冷たいモノを揃える。又、逢いましょう!








夢は夜ひらく

2012-08-02 03:00:00 | 阿部定2012
「赤色時代」の公演が終わって3日目の夜。

7月30日(月)
1日目は熊本市の文化課へ提出する次回公演の企画書を作成していた。公演疲れはある。企画書は台本を書くより疲れる。予算が付け加えられるからである。数字を並べてみると頭が痛い。38年前に商学部を卒業したというのに!その頃から会計嫌いになった。借金取りに追われるようになって益々、商業や経済が嫌いになった。今はボケた。

7月31日(火)
2日目は次回公演の会場である黒髪町の熊本市男女共同参画センターはあもにい(旧:総合女性センター)で会場費の支払い。そして、クドシンが熊本市へ企画書を提出した。
その日の夜、海幸大介君と上通り並木坂のバトルボックスで竹山ピストルのライブへ行く。河原町文化研究所の仲山氏が歌う。書家の田中氏が笑わせる。見事な象形文字(漢字)だ。ギャラリーADOの黒田さんのオススメで来たのだが「ありがたい。」と思った。30年弱ぶりに元シェーキーズの林田さん(スタッフ)と会う。タイムスリップした。

8月1日(水)
「赤色時代」が遠くに見える3日目。朝から次回公演「極楽少女」台本に取り掛かった。これは3幕の想定でススメル。「赤色時代」出前劇としても使えるように仕掛ける。今年のメインは女優で固めるつもりである。
登場人物は20名程度。

夕ご飯を中華料理屋で座長、サキと食べる。冷しサラダ中華そばを食べながら、・・・

自分のことを阿部定と思っている女:夢現
不思議の国のアリス:坂本咲希
男装の麗人、吉蔵:肥後丸.
ねじ式の青年:工藤慎平
大宮五郎:赤井犬彦
うさぎクラブのママ:東田まなみ
うさぎクラブのアイドル:KAREN
アイドル数名追加する。劇団「魂」から?はる/きぼう/ゆき/あめ。
愛の乞食トリオ:海幸大介/山本真実/中村大輔
以下、
少年少女合唱団:山南純平 他 中高年を募集する。
キッズミュージカル「座敷わらし」有志(小学生たち)5名~10名程度。これは昼間公演のみの特別出演。



人生の半分は夜である。闇である。それに包まれて笑いながら構想に明け暮れる。
私のモットーは
夢は夜ひらく
夢で逢いましょう
である。



次回公演 ご案内!

劇団夢桟敷 第61回公演
「極楽少女」
作・演出/山南純平(台本は8月中旬に完成予定。)
部分演出/夢現・工藤慎平・劇団「魂」・山本真実・中村大輔

(時)
11月8日(木)午後7時開演①
11月9日(金)午後7時開演②
11月10日(土)午後3時開演③
注:3Fスタジオにて過去の演劇エクスプレスなど過去の公演上映会あり。(無料)
11月9日(金)午前9時~午後5時
11月10日(土)午前9時~午後1時

(場)
熊本市男女共同参画センター
はあもにい多目的ホール
熊本市中央区黒髪3丁目3番10号

(料)
大人前売 2000円 当日 2500円
子ども  500円