山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

妖怪ゲゲゲ!そして

2010-12-02 23:25:05 | モノローグ【エトセトラ】
なに?今年の流行語大賞は「ゲゲゲ」。水木茂漫画「ゲゲゲの鬼太郎」は知っているがNHKの「~女房」は見ていなかった。国民的な話題になったのだろうな~。私は国民的なことに鈍感になっている。・・・水木茂漫画は好きだった。特にネズミ男だ。アレに似た友人がいる。あのビンボーたらしいところが良い。ズルイ奴だが憎めない。目先の損得でいつも痛い目に会う。要領が悪い。愛すべき友人だ。母性本能をくすぐるタイプ。古くからの友人である。一時期疎遠になっていたが、この電子時代、インターネットで関係復活。メールでのやりとりを楽しんでいる。

■12月2日(木)熊本市中央公民館
「かぐや」【31】稽古


次回公演の「かぐや」では妖怪五人衆という設定がある。日本昔話の桃太郎、浦島太郎、金太郎、瓜子姫、そして、かぐや姫。愛と勇気とメルヘンの登場人物だが、夢桟敷のバージョンでは「妖怪」で括ることになった。ある意味、ゲゲゲである。まともな人間ではない。
稽古では天から憑依されることを要求しているのだが、演じる方は大変である。言っていることはわかるが表現となると簡単なことではない。頭で考えるだけでは際限がない。ナニガシが降りて来るのを役者たちは待っている。台本の活字の隙間にヒントはあるのだが、言葉では説明し難い。<間>か<魔>か。一回、<魔>を引き出せるといいのだが・・・。私にその腕力はあるのだろうか。腕力である。<魔>を引っパレード。

■役者Do宝シリーズ
卓 草四朗(たく そうしろう)
俳優・舞台監督

今回は箱男=お父さんという設定で登場する。通称、卓さん。
名古屋のてんぷくプロ旗揚げメンバー(1984年)で高取英「月食歌劇団」演出デビュー。
熊本に帰って来て、インターネットで「アングラ」を検索して夢桟敷を知り、そのまま入団する。
アングラおじさんである。名古屋では怪優として知られ、熊本では癒し系俳優として、知る人ぞ知る位置を築く。息が荒い、演技に落ち着きがない。これが味です。
アングラは喜劇だ!を証明するテンネン記念ブツ。国宝級であります。
ちなみに俵山で乗馬クラブを経営している。劇団では馬小屋を倉庫代わりに道具を管理させてもらっている。