山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

眠れや。【動画】

2011-03-08 13:05:19 | 稽古動画2011
■3月7日(月)

3月に入って、田中幸太(天狗堂)が出来上がってしまった。
スロースターターの彼にしては早すぎる。

今日の稽古も寒かった。・・・ましまんは汗びっしょりになった。

稽古も残すところ3回。
細かいことに対しては口数が減った。
役者自身がどんどん変わってきている。

■(獏人さんよりのメッセージです。)

『川に流れる紅い花。
それを見ていた少年がキクチサヨコをおんぶして労わるように渓谷を歩いて去る。
蝉の音が聞こえている。

それを描写することが演劇のリアリズムではないような稽古映像に見えます。

見る側、読む側の想像力を駆り立てる暴力を感じます。
山南さんが言ってきた「夢の暴力」は、新しいもう一つのロマンチズムであると思います。』

■夢の暴力

私は演劇を心地良い「夢の暴力」だと捉えてきました。
日常という半径3メートルへ、異空間より迫ってくる怪物や妖怪、美男美女たち。
様々な命が生きています。それが役者です。
劇場は夢たちとの出会いの場であると同時にナマを立ち会うことによって記憶が一人歩きします。
全ての人には想像力があります。
「生きる」メッセージを込めて「ねじ式」に取り組んでいるのです。

母「義春ちや~ん」

2011-02-26 22:56:14 | 稽古動画2011
 「あれだけ言っておいたのに。
 雨が降る日にキツネを見たらなりませぬ。
 家に帰れなくなるのです。
 だから、雨あがりの虹には気を付けなさい。
 キツネたちは子どもをあの虹の橋の向こうへさらっていくのです。
 今更、帰って来てももう手遅れなのです。
 ほら、こんなにも母は年老いているではありませんか。」

「ねじ式 復活」(家族一景 その2)

公演まで2週間を切りました。

2.25(金)-26(土)
公演会場
熊本市河原町2 河原町問屋街通路・熊本市電「河原町」下車
ギャラリーADO(アドゥー)
にて稽古をする。

通常の稽古場では気付かなかったことが溢れる。

動画の母=夢現
写真の青年=工藤慎平

天狗堂の場

2011-02-06 23:58:27 | 稽古動画2011
■2月5日-6日の稽古

動画は田中幸太&ましまん(学帽の男)。「ねじ式」では「天狗堂」の場面です。
昨日今日と見学ギャラリー(蟲さん、蟲さんの友人、mamiちゃん、daiちゃん)で賑わう。
蟲さんとは美術企画イベントの件で打ち合わせる。inutoさんや若い美術家さんたちと演劇的なコラボレーションの可能性を企んでいるのです。
できれば、熊本市河原町(次回公演3月・5月で公演するADO)問屋街の路地などで美術パフォーマンスをしようということ。
ここは毎週第二日曜日が「アートの日」で、それに参加のつもり。面白い案が溢れだしてきている。
この商店街では「天狗堂」の看板がピッタリ合っているのです。
昭和レトロの中に新たな未来が繋がって見える街と劇。

稽古は丁寧に細かくあたっています。

それにしても日中、暖かい日が続いている。もう春を思わせる匂いだ。みどりの風が良い感じである。

ぶんぶん♪

2011-02-04 23:56:56 | 稽古動画2011
■2月4日(金)

稽古動画第3弾は「ぶんぶん」歌オドリです。
5年前の「ねじ式~不思議の街 ちゃちゃちゃ」(三部作第三弾)でもこれを使ったが、今、突然変異の如く違ったものに進化している。

今日の稽古は「ねじ式」の天狗堂の場。ましまん(マサジの役)キャラが定まった。悲しくなるくらいの笑顔がいい。撃たれ強くなったもんだ。前はへこみやすかったのに・・・。あ~あ。
次回公演「ねじ式」で彼は熊本を出ることになった。就職である。卒業公演でもある。感慨深くなる。
稽古終了後に彼と呑んだ黒霧島が美味かった。
明日も稽古。次回の動画は田中幸太(天狗堂)とマサジのカットの予定です。

それにしても日中は暖かくなった。ジャンパーを着て外出したら汗だった。
八景水谷公園のサクラに狂い咲きを見つけた!

夢は夜ひらく

2011-01-31 01:34:40 | 稽古動画2011
■1月30日(日)

稽古動画第2弾は歌「夢は夜ひらく」です。
まだ、形にはなっていないが、この3名が名付けて「おかっぱ未来少女」。
2月からの稽古で「ねじ式 復活」の面白さ、せつなさがあらわになって来るという計画です。

菊池さよ子・・・・・・・坂本咲希
もッきり屋のチヨジ・・・肥後丸
女医あるいは義春の母・・夢 現

今日の稽古では「愛の乞食家族一場」を台本通りと即興の二つのパターンでやってみた。即興とはいうものの一応、台本には沿うような流れにした。但し、台詞が入っていない段階で台本を手放すという方法です。この方法は中々面白い。思いつきや本音、場をつなぐ苦し紛れの遊びが出てくる。

さて、いよいよ2月からの稽古で3月公演体制になる。
公演以降は「ねじ式」Vシネマを作ろう!を提案した。スタジオ版と廃墟をロケ地とした野外版。
DVDを2組セットでアピールしようというもの。
あの手この手で演劇実験はつづく。

遺書

2011-01-29 23:24:57 | 稽古動画2011
■1月29日(土)
今日の稽古風景は「ねじ式」の青年役、工藤慎平の1コマです。

青年はゴミを漁る大きな鳥を見ていた。
その鳥はビルの屋上から飛び立とうとしていた。
飛べ、飛ぶのだと叫ぶ青年。

これより「ねじ式」稽古動画の日記を断片的にお送り致します。