カネだ。ヒトだ。

次回は10月、唐十郎「少女都市からの呼び声」東京公演を予定しています。正式には4月に発表予定。
これは夢桟敷の単独公演ではなく、劇団仮面工房さん(福岡市)や個人有志によるユニットになり、その名も九州「劇」派と名乗ります。
稽古は5月からになります。それまでは制作面での体制固めが主な活動になる。カネだ。ヒトだ。
体制固めと言えば、・・・
もう一つ、2018年ブラジル公演(移民劇)に向けて準備を進めています。カネだ。ヒトだ。

カネだ！ヒトだ！とのたうちまわりながら日が暮れます。途中で倒れないようにしなければ！
空振りしないようにコツコツ地道にいきましょう。
しばらくは舌足らずのままストレスを蓄積することにします。

ねんねこ舎

　オマケの人生。・・・肩の力が抜けてきました。肛門筋肉トレーニング中！
　するとどうでしょう。
　ねんねこ舎のおおもり君（写真参照）を偶像崇拝、つまり彼をアイドル社長としてグッズやキャラクター、企画イベントのアイデアがドドッと思いつくではありませんか。
　手を広げすぎることは辞めます。空論は虚しい。広がったアイディアを絞り込むことにします。
　今のところアイディアは技量がないので直ぐには作れないが、１点は試みようと思う。
　とりあえず、命拾いをして後、おまけの人生はおまけの生産に入ります。
　大量生産大量消費に抗して、余った時間を手作りに徹します。限定版だ。
　オマケを楽しむことにします。

　「ねんねこ舎、ねんねこ舎、ねんねこ舎ったら、ねんねこ舎。」
　イントロはこんな感じですね。
　ねんねこ舎は歌になります。

　さて、これからの演劇活動も本気です。
　但し、私の役割はオマケで関わります。本気のオマケは飛び出す「演出ノート」の出版。限定10部～20部の絵本（ハテナ）です。公演までには完成するでしょう。
　以下①～③の公演に向けて。
　
①劇団夢桟敷「声優A子の犯罪」（作：さかもとまり）2016.1
　熊本公演No.68
②九州「劇」派「少女都市からの呼び声」（作：唐十郎）2016.10
東京公演すぺーす早稲田演劇フェスティバル参加
③夢桟敷ブラジル公演実行事務局主宰（旧 劇団笠戸丸）
　2018.8(?)サンパウロ州プロミッソン市百周年

　②九州「劇」派③ブラジル公演については参加者募集中です。
　お問合わせは夢桟敷までお願いします。
　　　yumesajiki@ybb.ne.jp 又は09045815190（制作）まで。

　今日も稽古だ。次回公演「声優A子の犯罪」の配役が昨日、決まった。

これから

昨夜は午前零時過ぎに小倉を出て熊本着が午前4時になりました。
遅いランチを食べながら、この数日のことを振り返っている。・・・映画の現場の方々と接することが出来て、何やらムクムクと勃起する新鮮を受け取りました。内側のマグマが目覚めた！体の内部が活発になってきました。
ミスターピンク映画「おやじ男優Ｚ」の熊本ー小倉上映（ドサ回り九州）は昨日、盛大な内に幕を閉じました。今日は大阪の劇場上映（舞台挨拶）に飛んで行きました。九州は豪雨注意報が出ている。まさに面舵一杯！の旅一座ですね。
熊本では夢桟敷の札幌公演が6月6日(土）7日(日）が終わっての宣伝活動（短期決戦）になり、実は集客に不安を感じておりました。結果オーライ。それにしても・・・熊本が昔懐かしい場末のピンクだとすれば、小倉は都会的ピンクでありました。
（注）この件についてはフェイスブックで写真を中心としたリアルタイムドキュメントを綴っています。
6月27日（土）熊本１
https://www.facebook.com/junpei.yamanami/posts/791852484261697?pnref=story
6月27日（土）熊本２
https://www.facebook.com/junpei.yamanami/videos/vb.100003108578232/792146344232311/?type=2&theater
6月28日（日）熊本３
https://www.facebook.com/junpei.yamanami/posts/792290524217893?pnref=story
6月29日（月）小倉
https://www.facebook.com/junpei.yamanami/posts/792843104162635?pnref=story

さて、「すべての死者よ、甦れ！～池島ゆたかが見た、生きた、ピンク映画榜証50年史～」の本をパラパラとページを捲っています。SCENE1～25まで。ピンク映画の50年！池島監督へのインタビュー記事になっています。ザーッと目を通しています。じっくり読み返すのも楽しみです。

さてさて、企画書の仕事数本！急がなければなりません。劇団での決め事は座長＝夢現（主宰は6月から夢現に変わりました！）が最終的にまとめます。
私は7月中旬より直腸癌と転移しているリンパ節の切除手術入院になります。その間、7月8月の演劇ワークショップも実施されることになり、私は欠席することになっています。
今、Gさんに今年の秋か来年に向けての台本選びを頼んでおり、決まり次第、オーディションや近日中に九州レベルのユニットを組む予定です。
その準備としての演劇ワークショップ（全6回）にもなります。
【7月】
3日（金）・10日（金）・17日（金）・31日（金）
【8月】
7日（金）・21日（金）
時間は18:00-21:30。会場は熊本市北区亀井公民館（熊本電鉄亀井駅裏）。
3年後のブラジル公演の準備にも取り掛からなければなりません。
公開できる企画はこのノートで発表します。

「Z」小倉へ！

「おやじ男優Ｚ」熊本は昨日、楽しく終了しました。
ご来熊された池島監督さん、主演のなかみつさん、脚本家の五代さん、プロデューサーの空乃さんには熊本らしい観光案内も果たせず、（土）（日）両日共に会場⇔二次会飲食店になってしまったことに申し訳ないと思っています。いつも思います！熊本は眺めてボーッとするところが沢山あります。山と海です。温泉です。あ～、もったいない。
このノートでは舌足らずになってしまいますが、ピンク映画とアングラ劇の垣根がなくなってしまいました。大きく言えば、映画と演劇です。つくり方、表現方法、予算の違いはあれ、時代と共に響き合うものだということです。
楽観悲観を含めて、作り手として向き合う時、どうしてもポジティブな姿勢になります。
ドラマでは事実に基づいた部分を知らされ、「へえ！」と頭で渦巻きました。それが、ドラマとして何処へ向かって行くのか？そして解釈される時、とんでもない多様性が出てくることです。
夢のドキュメンタリーとして形になるドラマとは？・・・現実が土台にあります。現実を感知する力は容易なことではない。現実は巨大です。
ポジティブとは基本、お客さんを楽しませることですね。しかし、単純明快は難しい。ここには様々な仕掛けがなければなりません。
ふむふむ、ふんふんと絞り出してもダメ！やっぱり、努力と才能が問われます。
この歳になって開眼したことがあります。もっとピンクのことを歴史的に知りたい！クソジジイになっても「エッチ」を忘れないこと。フリーラブだ。嫌われるか好かれるかは、努力と才能にあります。・・・うんぬん。天気晴れだー。
今日は小倉に向かいます。
GALLEY SOAP■午後7時半スタート。
北九州市小倉北区鍛冶町1-8-21 2F
レッツラゴー！原作者の有末剛さんも加わります。

「Z」二日目の朝

「おやじ男優Z」in熊本！最後のお願い。また来てね！お客さんをお待ちしております。いかがわしさの中に健全が貫かれています。笑いあり、涙あり。
昨日初日は雨だった。雨の中、ご来場頂きましたお客さんに感謝しつつ、今日は晴れ！昨日にひきづづき大盛況であって欲しいものです。
ゲストトーク（池島監督、脚本の五代暁子さん、主演男優のなかみつさん、プロデューサーの空乃さん＆Zパンダ！）も滑らかに語り、上映後も盛り上がりました。
受付に主演男優さんが待っております。これは前代未聞の光景ではありませんか！1F喫茶では監督さん、脚本家さんがコーヒーを飲んでお客さんと談笑。路上ではZパンダさんが雨の中、愛嬌を振り回して三角座り。この光景は単なる上映会とは違い、まさにライブ的なものとなりました。ドサ回りの「おやじ男優Z」九州初上陸です。
昨夜はトークショーが終了して二次会はサンロード新市街で馬刺や辛子蓮根が食べられるお店に流れました。なんと、家に帰り着いたのは午前3時に近かった。
睡眠不足ですが、今日は二日目の朝を迎えました。禁酒中につき呑まなかったのですが二日酔いの気分です。
昨日の件はリアルタイムで私のフェイスブックで写真を中心に綴っております。
今日も綴ります。
https://www.facebook.com/junpei.yamanami
■
熊本はラストです。明日は小倉です。
「おやじ男優Z」熊本上映会＆トークイベント
今日の6月28日（日）13:30開場　14:00上映！
会場：ギャラリーADO
　　　熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ：096-352-1930（ADO)
料金：2000円
トーク
監督◎池島ゆたか
主演◎なかみつせいじ（熊本出身です！）
脚本◎五代暁子
プロデューサー◎空乃雲之＆Zパンダ

「Z」ハジマル！

本日より「おやじ男優Z」始まります。
尚、私のフェースブックで今日の一日ドキュメントを流すつもりです。
https://www.facebook.com/junpei.yamanami
ご覧になれる方はご入場下さい！ご近所の方は会場にご入場下さい。狭い会場ですが新たな町のブンカが開発されます。
■
「おやじ男優Z」熊本上映会＆トークイベント
6月27日（土）18:30開場　19:00上映
6月28日（日）13:30開場　14:00上映
会場：ギャラリーADO
　　　熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ：096-352-1930（ADO)
料金：2000円
トーク
監督◎池島ゆたか
主演◎なかみつせいじ（熊本出身です！）
脚本◎五代暁子
プロデューサー◎空乃雲之＆Zパンダ

愛の河原乞食

明日明後日（土）19:00-（日）14:00-熊本市中央区河原町ギャラリーADOでの「おやじ男優Z」上映会＆トークがあります。この映画は九州初上映になります。主演なかみつさんの凱旋上映！そりゃ、熊本県民で応援せねばならないところです。トークでは思いがけないエピソードも飛び出しそうです。良い子の皆さま、覗きにどうぞ！
昨日一昨日とプロデューサー空乃さんと同行致しまして、聞くことが全て劇のネタにもなる話です。演劇ー映画のバリアフリーを感じます。
その一つ、上映会はドサ回り。・・・まさに自主上映の本質ですね。種をまき、芽吹き、花が咲く！草だったら世界を覆うことにもなりかねない。事実、資本や助成金に頼ってのビニールハウスでの栽培よりも美味しいものが味わえます。強いぞ！この心意気は嘗てのアングラ劇や、いやいや江戸時代の河原乞食＝カブキにも通じます。村の神楽、農民の祭りにも通じる。
この町＝河原町は文化の発信基地として注目されております。古き時代より問屋街として町民文化とお寺の文化が融合し、戦後の闇市「どん底」から町の流通を支えた町でもあります。今やシャッター街として淋しいところもありますが、古きを残し、そこから新しい文化が注入されることは世の常ではありませんか。
「あなたは死にませんよ。」とZパンダさん（「おやじ男優Z」宣伝キャラ）から言われました。
「あなたも死にませんよ！」・・・不死鳥の話ではありません。映画や演劇の話です。
まぁ、見に来て下さい。膝を付き合わせて映画の現場の人々と接する良き機会です。
（注）写真はギャラリーADO1Fの喫茶室です。上映会は2Fで行われます。
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「おやじ男優Z」熊本上映会を支持、協力をさせて頂いております。
熊本上映会＆トークイベント
6月27日（土）18:30開場　19:00上映
6月28日（日）13:30開場　14:00上映
会場：ギャラリーADO
　　　熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ：096-352-1930（ADO)
料金：2000円
トーク
監督◎池島ゆたか
主演◎なかみつせいじ（熊本出身です！）
脚本◎五代暁子
プロデューサー◎空乃雲之＆Zパンダ
http://blog.goo.ne.jp/yamanami-4/e/49532ba8cd56b810fc28cfc43bb68e74

上映会直前！

やばい！・・・このノートを更新しないと「死んだのではないか。」と心配してくれている人がいます。いえいえ、更新の遅れは使っていたパスワードが通用しなくなったからです。もしや、やられたか？ま、被害はないので良しとしましょう。

いよいよ「おやじ男優Z」上映会が次の(土)(日)熊本市河原町ギャラリーADOで行われます。
今日はラジオでの宣伝のため主演のなかみつさん、プロデューサーの空乃さんが来熊しました。なかみつさんは日帰りです。撮影の合間を縫って来られました。パワフルです。熊本出身であるため、凱旋上映会でもあります。明日は撮影の仕事で東京だそうです。
プロデューサーの空乃さんは上映会まで熊本での宣伝に続きます。上映会とトークが楽しみになって来ました。当日は池島ゆたか監督、脚本の五代暁子さん、なかみつせいじさん、話題沸騰中のZパンダさんも来られます。どうぞいらして下さい。オードブルやドリンクもあります。
来てね！
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「おやじ男優Z」熊本上映会を支持、協力をさせて頂いております。
熊本上映会＆トークイベント
6月27日（土）18:30開場　19:00上映
6月28日（日）13:30開場　14:00上映
会場：ギャラリーADO
　　　熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ：096-352-1930（ADO)
料金：2000円
ゲスト
監督◎池島ゆたか
主演◎なかみつせいじ（熊本出身です！）
脚本◎五代暁子
http://blog.goo.ne.jp/yamanami-4/e/49532ba8cd56b810fc28cfc43bb68e74

「おやじ男優Z」の「Z試論」

Z試論
試論なんちゃって！
「おやじ男優Z」熊本上映会の宣伝が大袈裟にアカデミックになちゃったよ。「なんちゃって」のつもりです。（一回書き終えて、書き直しました！）
今回の宣伝は面白い。とりわけ「ピンク映画」「アダルトビデオ業界」「汁男優とは？」のフレーズに眉間に皺を寄せる人たちがいます。
それは嘗て「あなたたちの演劇はどのようなものですか？」と問われ、「はい、アングラです。」と答えた時と同じ反応のように思います。あ～、懐かしい！・・・この質問は新聞やテレビの方からでした。「？、ふふふ。」取材の仕方がガサツですね。（笑）今は電話やメールでの問い合わせが来ます。「一回、会いましょう！」と言わずにはおれません。
元来、表現ジャンルに於いて「偏見や差別」はつきものだった。とりわけ、性の表現に至ると「汚らしい。」「怪しい。」と誤解している自分たちを健全と思っている人たちに見られる。
それが「芸術的」「権威あるもの」に評価されると手のひらを返したように認められる。ここには主体的評価などなく、他人の評価で右往左往しているに過ぎない圧倒的多数の感覚なんです。
であるからにして、この宣伝活動はやる気満々になります。
さて「Z」とは？日本語ひらがなでは「ん」にあたる。つまり、最後の文字記号です。・・・後がない。崖っぷち。どん底。
借金に追われ家族離散のオヤジ、福島の原発爆発で仕事を失い出稼ぎを余儀なくされたオヤジ、社長の後継者が婿養子であるために悶々として家出したオヤジ、そのオヤジたちがAV業界で生き抜いている姿は見ようによっては滑稽で悲しいのです。反面、他人の苦労や不幸が井戸端会議で「あの人は！」と後ろ指をさして優越感を味わう人たちもいます。同時に、自分を「Ｚ」と思い込んでいる人たちも沢山います。つまり「立ち場」の認識に違いが出てくる訳です。「Ｚ」は私もその一人でしょう。いつも崖っぷち。倒れる恐怖に怯えております。だが、「Ｚ」の先を探します。どん底から見えてくるのは勇気や希望です。諦めないこと。
この映画ではダメオヤジたち男三人所帯に売れっ子AV女優が転がり込んでくるところからドラマチックに転がります。自分たちの娘のように年が離れたAV女優が天使のように見えてしまうから面白い。下心もいやらしさもない。純なこころが浮かび上がってきます。ここには最後まで天使として、悲しみも強さも貫いてしまう物語の力強さがあり、ラストの感動場面につながります。
「Ｚ」の先とは？・・・これは見てのお楽しみ！まさかの「人情」が大きく見えてくるのです。
熊本の皆さま、九州の皆さま、ビデオ販売はされておりませんので足を運んで見るしかありません。九州初上映です。小倉でも上映されます。私は熊本ー小倉をはしごします。
（注）写真は夢桟敷の札幌公演のものです。何と、神戸からこの映画の関係者さん＝空乃先生が熊本公演につづき、4回目の観劇をしてくれました。同じ時期に「おやじ男優Z]原作者＝有末剛氏のイベントが札幌で開催されて行われていたのです。
■
本日（金）は公開演劇ワークショップです。外部から2名の参加者あり！
テキストは前回公演した「ねじ式」の一部を使います。即興劇の前段階的な基礎トレーニングになります。会場は亀井公民館（熊本電鉄亀井駅裏）。時間は18:00-21:30です。
■
「おやじ男優Z」熊本上映会を支持、協力をさせて頂いております。
熊本上映会＆トークイベント
6月27日（土）18:30開場　19:00上映
6月28日（日）13:30開場　14:00上映
会場：ギャラリーADO
　　　熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ：096-352-1930（ADO)
料金：2000円
ゲスト
監督◎池島ゆたか
主演◎なかみつせいじ（熊本出身です！）
脚本◎五代暁子
http://blog.goo.ne.jp/yamanami-4/e/49532ba8cd56b810fc28cfc43bb68e74

おやじ男優Z◎熊本上映会

「政」か「性」か。比較対象にするべきではないが、「性」を取り扱う表現には興味深々である。
断定的に言ってしまう背景には「政」の堕落した社会では抑圧された生活から「性」による解放を感じることがあるからです。「生」を「性」によって目覚めさせること。「政」に夢や希望を持てなくなった時には「性」が大衆を勇気づける。その時、「政」は「性」を「猥褻（わいせつ）」と決めつけて禁止令を発動することもあった。
早い話、セックスはおおらかであるが故に大衆は草木がなびくように風を感じるのである。
1972年の頃だったか、安保（日米軍事同盟）延長と沖縄返還が裏取引された。その頃、ベトナム戦争はアメリカの撤退を余儀なくされ、同時に世界的規模で渦巻いていた平和運動も縮小された。日本では連合赤軍のリンチ殺人事件が暴かれ、一気に学生運動も失速して行った。同時に「面白半分」（編集長：野坂昭如）で掲載された「四畳半襖の下張り」が猥褻文書として当局に摘発される。映画界では日活ロマンポルノ裁判や「愛のコリーダ」摘発などが連続して起こった。欲求不満は「政」と「性」が連動する。取締も「政」から「性」へ流れていく。
うんぬん
前書きが長くなって申し訳ありません。長文お嫌いな方は呆れて下さい。でも、今回上映される「おやじ男優Z」は見に来て下さいよ。
以下、チラシに書かれている素敵なメッセージを抜粋コピーします。

ついに！！映画「おやじ男優Z」（各地で大好評）九州上演！！熊本・小倉にまさかの大感動！！おやじ旋風が吹き荒れる！
独占スクープ人気No.1坂ノ上朝美の大胆濡れ場！神の巨乳90センチメンタル。揉まれる神の禁断ボディー！
笑って下さい。泣いて下さい。下町人情喜劇の決定版！
ニューインディーズ映画総選挙グランプリ受賞／ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014上映
ピンク映画界の巨匠　ミスターピンク映画監督　池島ゆたか（126本目の処女作）
原作者は世界の緊縛師◎有未剛
熊本出身の主演男優◎なかみつせいじ
内幕リポート「アダルトビデオ業界はこんな世界だった。」Zパンダさん

熊本上映会＆トークイベント
6月27日（土）18:30開場　19:00上映
6月28日（日）13:30開場　14:00上映
会場：ギャラリーADO
　　　熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ：096-352-1930（ADO)
料金：2000円
ゲスト
監督◎池上ゆたか
主演◎なかみつせいじ
脚本◎五代暁子

■ストーリー
50歳の豆田満男は、早期退職者制度を利用してスナック経営を始めた。しかし、これが1年も持たずに失敗。借金まで背負うハメになってしまう。妻は娘を連れて実家に帰り、豆田は孤独の中、パートの皿洗いをしながらのネットカフェ暮らしを余儀なくされた。
そんなある日、スポーツ新聞の広告で見つけた「男優募集」。これをきっかけに、彼はAV男優の最下層である発射要員＝シル男優の道に足を踏み入れて行くのだった。AVの現場で知り合った同じく中年シル男優の蜂谷、大前に助けられ、豆田は彼らの住まい「どん底ハウス」の一員として生活を始める。
そんな折、ひょんなことから売れっ子AV女優の夏目ゆりあが舞い込んで来た。親子ほど年の離れたオヤジ3人と美女の奇妙な共同生活。そしてその果に・・・・。
■
尚、劇団夢桟敷でも予約を受け付けております。
電話 09045815190　メール yumesajiki@ybb.ne.jp

劇団の主宰を交代！

劇団夢桟敷が旗揚げをして、この6月15日で36年目を迎えます。この間、劇団の新陳代謝を4回くらい繰り返し、世代は第４から第５世代へ向うことになります。1世代毎に特徴はあります。それは集まったメンバーの個性特技とその時代に反応した結果でもあり、必ずしも自分たちの意思通りだったとは言えない部分もあります。つまり、劇団の活動は社会的要望にも反応するようにもなっていた訳です。
基本的には1960年代-70年代に登場したアングラ劇の次世代継承を試みた点では一貫してきました。ある時期は「ポストアングラ」「ネオ演劇実験」を標榜しオリジナルを追求したり、寺山修司や唐十郎の作品を公演することにより「原点回帰」を試みたり、パフォーマンス（舞踏的な無言劇・音楽や美術とのコラボレーション）、教育や福祉活動をサポートする演劇ワークショップ、日本演出者協会が主催する演劇大学in熊本の活動参加、海外交流活動（インドネシアー韓国ーブラジル）、市民運動に関わったイベントの企画など、自主公演に限らず幅広いものになっています。
こうした活動の中で劇団夢桟敷の特徴個性は形成されました。時代（現在）への批評は実践＝公演活動の中で個人差はあれ培われています。今を生きる演劇として意識しつづけています。
劇団夢桟敷の主宰を交代します。止めてくれるなおっ母さん！
先日（金）の劇団会議（公演反省会＆今後の計画）で重大発表のつもりで主宰の辞意を表明しました。後継は座長の夢現（ゆめうつつ）に決定。簡単に決定容認されたことに「あれ？」と思いつつ、小さな演劇の独裁政権はあっという間に崩壊したのであります。いえいえ、崩壊ではなく新たなる展開を打ち出します。劇団は政権ではありません。永遠のユートピアでなければ！
主宰を辞める理由は病気です。ステージ３bという末期に近い癌（直腸からリンパ節へ転移）を患っていては長期的展望は望めません。今は週に2回の化学療法を受けておりますが、8月には手術入院の予定もあり、いずれにしても無理が効かない身体であります。無理をしない範囲で、これから先は一劇団員（座付作家）として役割をまっとう致します。
第5期へ！
劇団内では絶大な信頼を得ている夢現です。本人は百歳まで生きる、劇を続けると言っています。健康です。私と違って人の話を聞く耳を持っています。これから入団するであろう若い世代を育てる力もあります。次の世代へつなぐ主宰者としては必要不可欠な存在です。
という訳で、今後も劇団夢桟敷を宜しくお願い致します。新体制や今後の活動についてはこのノートやフェイスブックで発表致します。
尚、6月19日（金）18:00-21:30亀井公民館（熊本電鉄亀井駅下車裏）にて一般公開「演劇の基礎トレーニング」を行います。本読みや即興劇のつくり方、演出・演技・台本作り・照明音響・舞台美術などのワークショップを8月末まで定期的につづけます。少人数制でおこないます。ご予約は劇団夢桟敷までお申し込み下さい。
yumesajiki@ybb.ne.jp　09045815190（制作）
入団希望者も兼ねております。年齢国籍性別問わず！お気軽に参加下さい。

【上映会の告知】
「おやじ男優Z」九州上陸第一弾！熊本！
６月２７日（土）１９時～
６月２８日（日）１４時～
（開場はいずれも３０分前）
会場：熊本市中央区河原町2問屋街　ギャラリーADO
監督の池島ゆたか／主演のなかみつせいじ／脚本の五代暁子の皆様がご来場されます！
☆両日ともトークイベント、懇親会あり！
料金ー２０００円
※予約を承っております。
http://jajamaru116.wix.com/oyajidanyu-z#!contact/c24vq
詳しくは夢桟敷にお問い合わせ下さい。
電話：09045815190（制作）メール:yumesajiki@ybb.ne.jp

おやじ男優Z(2)

Mr.Pink池島ゆたか監督「おやじ男優Ｚ」主演のなかみつせいじさんが熊本にやって来ました。というより、帰って来ました。
なかみつさんは山鹿出身であり、高校卒業後の浪人時代は熊本市でも暮らした経験があります。旧友で腰痛持ちの私の知人でもある元サザンカンフォートのメンバーだった人とも30年ぶりに会いました。名前を出してもいいのかしら？
東京でもたつのすけさん(ミュージッシャン;元リオ)や山本修生君(漫画家)とも交流があり、初対面にしては古くからの友人だったようにも思える程だった。愉快に酒を呑む人に悪い人はいない！
なかみつさんはピンク映画やドラマ、舞台でも活躍されており、今年の6月末には熊本市で自主上映作品「おやじ〜」を上映する会場を選定下見することで帰って来たのです。
夕張国際ファンタスティック映画祭でも高い評価を得ており、日本各地でも上映会が開催されており、熊本でも是非、成功させたいと応援していこうと思います。とりわけ、熊本では彼のふるさと上映会として盛り上げたいものです。
AV業界の裏のウラが人情ドラマとして見れます。
さて、明日より短期入院なのだが、この作品をどうアプローチするか作戦を病室で練ります。女性や精力が落ちた男たちを巻き込みたいですね。
芸術か娯楽か？私は良いクスリになるとオススメです。

おやじ男優Ｚ(1)

先日より「熊本での自主上映会はどうだろうか？」との問い合わせがあった。
「おやじ男優Ｚ」（池島ゆたか監督：1948生まれ、寺山修司の天井桟敷に参加以降、ピンク映画に参入、ミスターピンクの異名を持つ。）で昨年秋公開された自主上映作品である。主演は熊本県山鹿市出身のなかみつせいじさん（1962年生まれ）。
昨日、パンフレットやDVDが送られて来た。目を通すとオヤジたちの＜再生＞ドラマとなっている。汁男優（この呼び名は初耳であった。）オヤジたち三人のシェアハウス（どん底ハウスと名付けられていた。）にピンク女優（坂ノ上朝美：グラビアアイドルから女優に転身。今回の作品で引退されると言う。）が転がり込んで来る。奇妙な共同生活が始まり、ピンク映画製作裏エピソードや男たちの＜過去＞などが絡んで来る。エロとビンボー、人情ドラマとなっていた。
「Ｚ」はアルファベット最後の文字。女優との共同生活でオヤジたちは元気を取り戻す。「どん底」は強い！と思わせる元気の出るドラマとなっていた。
聞くところによると東京では若い女性たちの観客も多く来られると言う。評判は上々。
この映画を熊本でもご紹介したいと思った。今年の夏あたりかも？熊本に限らず、九州各地での上映があっても良いと思うのだが、興味のあるお方はいませんか？詳しい資料は追って送れます。
ビョーキでお悩みの方、映画もクスリになります。健康に良い薬です。

ウェルカム パーティー

8月28日（木）、これより海外からの美術作家7名が阿蘇各地で3ヶ月間の創作活動に入ります。
今日はそのための歓迎会が熊本市セカンドサイトで行われました。
野外感覚で楽しめました。
ざわめきの中、どさくさにまぎれて、「言葉が通じない」ことは大したことではないと思いました。
単語が三つ並べば良い！あとは音だ、アクションだ、象形だ。
酒が入ると外国語が通じる七不思議！国境を超える。

アフリカ音楽のラミンさん（マリ共和国）も駆けつけてくれました。
即興で葉山さんも加わり、パーティーは盛り上がりました。
夢桟敷も今回のPERFORMANCEを契機に劇＋ゲージツに精進致します　。

アーティストの役割は戦争に利用されるのではなく、平和のために国益を超えた表現革命＝共通言語だと理解できました。

誤解を恐れずに言おう。
アナーキズムがフリーラブなのです。

3ヶ月間による海外作家たちの阿蘇での創作活動、又、阿蘇を訪問して交流を深めようと思っています。

次は9月22日（月）「イメージの展覧会・ヴィの劇場」（猫目おろち企画）に向かいます。

ART PERFORMANCE ノート

「炎、あるいはマグマ」プロローグ

8月28日「アート イン 阿蘇 レジデンス　歓迎会」のための象形。
場）セカンドサイト／16:30-16:50 オープニングパフォーマンス

入場すると会場では何やら始まっている。
中央に大きなタマゴ男（タロー）が転がっている、静止。
空間レイアウトしている仮面男（山南）、ぶつぶつ言いながら。
ライブはキーボードと太鼓で地底からの音を出す宇宙飛行士（クドシン）。

前説：「炎、あるいはマグマ」について。
can you speak ASO?（アドリブ）
火の国ASOはもう一つの「神話」である。火の君とは？火の鳥とは？
open

①原始

○タマゴ（タロー）が中央で鎮座している。
○火の君１（夢現）が「あ」の言語だけで
○火の君２（サキ）と
○火の君３（ヒゴ）を呼び込む。
タマゴを発見して「あ」だけの井戸端会議をする。
タマゴの周囲を回る。ステップは3番ネコ（歩行メソッド）の歪みより。
ピタリと止まる。指のマルの形とイチの形で
（注）：「あ」と「う」の顔で変化をつける。

君①「ふむ」／君②「カタカナ イングリッシュ」／君③「鹿児島弁」
○タマゴが動き始める。アタマから体全体が回る。

○君①②③が「炎の宴」オドル。
固まるーゆらゆらと大きくなるー散る、広がる。
○タマゴが殻から抜け出る。大きく膨らむマル（ほら貝⇒風船）爆発する。
逃げる火の君①②③、タマゴ男。（テント奥にハケル）

②火の鳥

ポケットサイズの翻訳機を宇宙船のように手で持って現れる飛行士。
「火の鳥 宇宙編」（手塚治虫）、夢桟敷「鳥伝説」の物語を単語を発しててうろつく。
単語はロシア語に翻訳される。
キッカケ⇒「鳥だ！」でテント奥から一人ずつ出てくる。

火の君①⇒②⇒③（ソロパフォーマンス）
action＝指、手のひら、アタマの動き、体全体で鳥を表す。

テーマは宇宙から見ている①鳥（支配者）
②酔っ払った鳥（ギャグ）
③落ちる鳥（ギャグ）。
最後の登場は花火男（タマゴ男）。
花火を点火する。そこでダンススタンバイの火の君①②③。

③天使のダンス

山本真実の振り付けを若干変更する。音楽は変更なし。
赤い布を羽のように火のようにイメージ～形～を使用する。
（メモ）・・・イメージは公開されて物語として発表。
このダンスはフォトブック「写真と物語」で後日発表する。

④転生

タマゴ男が被っていた大きな白い布に登場人物全体で入り込む。
その中で赤い布を揺らす。
下手⇒中央前⇒中央奥⇒上手⇒中央中へ動く。
白い布から出る。赤い布を飛ばす。天へ舞い上がる。地に落ちる。ゆらゆらと落ちる赤。
冷えて固まる。前かがみ、歪みの姿勢で。
腰を落として床を強く叩きながら歩く。
広がる、固まる。白眼を剥いて優しく微笑む。

お礼。（退場）会場が明るくなる。
「ブラボー！」

MC　パーティーのプログラムが進行する。