山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

熊本公演直前

2010-04-27 15:56:30 | 「薔薇色之病室Ⅰ」三部作
熊本市健軍ホールで劇団夢桟敷「薔薇色之病室Ⅲ」公演します。
http://www.geocities.jp/yumesajiki/kouenn.html

■4月30日(金)
pm6;30開場・pm7:00開演;;終演8;30

■熊本市健軍文化ホール
熊本市若葉3丁目5番11号
http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/Content/web/asp/kiji_detail.asp?LS=25&ID=1920

木戸銭■大人2000(前売)2500(当日)小学生以下無料です。親子でもご覧になれます。

予約→http://www.geocities.jp/yumesajiki/mail-yoyaku.html


【注】公開稽古のお知らせ

27日(火)●熊本市中央公民館18-21
28日(水)●熊本市中央公民館18-21
29日(木)●熊本市清水市民センター18-21

※以下日記

4月26日の午前中から健軍文化ホールに、咲希・くどしん・ましまんと私の4人で舞台に関する打ち合わせに行きました。
劇団風さんは、以前よりこのホールを使用していたようですが、私たちははじめて。
熊本市内の北部を拠点にしている私たちは市内東部は、いわば未知の領域だったのです。
狭い熊本で何という落とし穴。何という活動範囲の狭かったことでしょう。
健軍という町の由来は何だろう、というぐらいしか思ってもいませんでした。
私の住んでいる清水町との共通項は自衛隊の町です。熊本の駐屯地は大きいですよ。
戦争が始まったら、すぐにでも攻撃目標にされるでしょうね。

ところで今年は、私たち夢桟敷をはじめ、「風」さん、「石」さん、「市民舞台」さん、7月8日には流山児事務所プロデュース「お岩幽霊~ブエノスアイレス」が健軍文化ホールで上演されます。
これまでになく、健軍文化ホールの演劇ラッシュです。

この機会に是非、お立ち寄り頂ければと思います。


■4月27日(火)朝

最近、息切れがするので体力作りにジョギングでもするか!と思っていたのだが、朝から小雨。
や~めた。
名古屋公演の時に頂いたお酒がある。眺めているだけです。稽古があるから呑めない。

公演まで後3回の稽古。大体できあがっているので安心ではあるが、気が抜けない。

わが劇団の方針としては親子連れOKである。子どもが泣こうが走りまわろうが、それも劇の内だと思っている。
こちら側の力量が問われる。子どもさんは正直だから、その反応が楽しみというもの。

今回の劇も又、観賞といわれる作品の発表の場ではありません。
見てからのお楽しみです。



この間、名古屋公演(4月17日)を終えて、流石に燃焼し切った感じ、・・・だが。

昨年の9月から熊本ー大坂ー名古屋で取り組んできた「薔薇色之病室」三部作。
時間の経過とともに、劇も変貌してきた。思いが詰まってくる。
狭い個人感情では追いつかないのが劇というもの。
しかし、個人感情は肥大化する。

劇は「戦争と犯罪」を二重構造で構成しています。
重いテーマです。
詰まるところ「命」の問題です。

今年の3月に劇団の向さん(衣装担当)が癌で亡くなり、明後日の熊本公演では追悼公演の意を込めることになりました。
ささやかな劇団葬です。

これが終わったら墓参りに行こう!

4月30日の熊本公演で「薔薇色之三部作」は幕を閉じます。

微笑んでくれるだろうか!

名古屋@膝栗毛

2010-04-19 23:11:24 | 「薔薇色之病室Ⅰ」三部作
劇団夢桟敷「薔薇色之病室Ⅲ」名古屋公演のご報告です。
旅公演の様子をペラペラと日を追って綴ります。・・・ちなみに、この旅は「膝栗毛」だった。足がガクガクしたのであります。

■4月15日(木)
am11:00 私とクドシン(ミチロー役)でレンタカー(onebox car)を受取りに行く。もう1台は肥後丸ちゃん(頭ツンツルテン)の赤い乗用車である。卓さん(名古屋では怪優と呼ばれている還暦の人)とましまん(オッチョコチョイ)は飛行機で名古屋へ向かう。今回は分散しての乗り込み。明らかに貧富の差が劇団内でも生じる。卓さんはリッチだとは認めるが、ましまんは?・・・悪いことをしたのでなければ良いが!
自分で名付けた旅のコースは夢桟敷ルート。つまり、熊本からやまなみハイウェイを通って別府へ、そこから関西汽船のフェリー瀬戸内海を横断して大阪南港へ。・・・このフェリーでの一泊が楽しい。
pm2:00に熊本を出発して6:00には別府へ着く。この間、阿蘇+九重の九州山地は絶景である。湯布院の道の駅では足湯に浸かり温泉気分を味わう。
フェリーでは劇団員が部屋を独占する。他人がいないので騒ぎ放題、飲み放題である。買い込んだ酒と弁当で盛り上がる。お風呂にも入れて旅館で宴会しているような気分に浸る。
だが、私は飲みすぎた。座長(みどりという名の少女役。あ~気持ち悪ーッ)から散々、「もう、これで辞めなさい!」と叱られながら、それを振り切って呑んでいたのがいけなかった。ブレーキが壊れた。

■4月16日(金)
目が覚めると大阪である。完全に酔っ払っていた。私は船酔いだと主張したが、皆は二日酔いだと言い切る。
二子石君がマサカリ担いだ金太郎に見える。髪型が座長と似ているから、金太郎が二人いるように見えた。怖いよー。
大阪の街を抜けると奈良ー三重、そして東名阪へ。
名古屋到着が昼過ぎ。ちょっと寒い。・・・まずは公演会場である七ツ寺共同スタジオへご挨拶する。オーナーの二村さんと再会する。あ~、懐かしい。ここが日本の小劇場発祥の場。そして江戸時代からの大道芸や大衆芸能があったところ、大須の町。いわゆる下町の風情。芸能の神様が祀られている大須観音のおひざ元である。ましまんと合流。
会場から車で10分のところに、てんぷくプロがある。矢野さんとご対面。いつものようにここで宿泊である。何故か、我が家のように感じる。
卓さんと合流して、pm3:00~8:00までてんぷくプロスタジオでみっちり通し稽古ができた。
pm8:00~9:30まで、てんぷくプロさんたちの出番を抜きで稽古する。
矢野さん、入馬券(ニューマッケン)さん、私の大好きなジル豆田さん、可愛いくて力持ちのシオミさん、美人のチウミさん!・・・笑い転げて腸がよじれ、顔面が痺れた。
馬場君(唐揚げを1キロ食いたい人)は「ぼくのライバルはてんぷくプロさん!」と叫んでいた。咲希はおひょひょ!と笑い、幸太君はクックック、クエックエッ!と口から火を吐いたようになる。理屈抜きに面白いのである。
稽古終了後、近くの居酒屋で飲み食い。名古屋の美味しいものを満喫する。安い美味い。この店はドテ煮が絶品です。味噌味にネンキが入っている。ドテパワーがてんぷくプロなんだな。

■4月17日(土)
朝9時から劇場での仕込みに入る。1週間前まで入院していたタツミさんが顔を出してくれる。嬉しかった。寅年の麦わら帽子君をはじめ、てんぷくプロさんの面々が手伝ってくれた。いつものことだが、仕事が早い人たちばかりだ。
甘えてばかりいてはいかん。ましまんとクドシンも舞台・照明のセットに気合が入る。私は2階への上り下りで油(ヒアルロン酸)が切れていた。
pm2:00で仕込み完了。pm3:00よりゲネプロ。てんぷくさんたちの出ハケでトラブルがあったものの、一発勝負に強い面々だ。昨夜の稽古よりパワーアップしていた。
冬馬、アヤネちゃん、小島さんたちが大阪から駆け付けてくれる。沖縄のサンシンを持って来ていたので開演前の客待ちでLIVE(10分間)となる。香川、東京からもご来場者がある。
受付ではビールと酒が所狭しと並ぶ。「前回も見ました!」というお客さんが声をかけてくれる。少年王者舘の天野天街さんも・・・ムムッ、劇団員たちがビビっている。彼は「演劇大学in熊本」で「夕沈ダンス」の講師としてあられるお方。みんな慕っているのだ。名古屋のスーパースター小熊ヒデジさんの顔も!「今日は何処の劇団ですか?」と七ツ寺の常連さんもご入場。劇場にお客さんがついているのです。熊本では考えられない。じゅんこさんも!わらび座のjunさんも!へへ、照れるね。
大方、てんぷくプロさんの力で大入りとなる。毎回、名古屋公演では満員御礼である。ありがたいことです。
名古屋から熊本を見れば山深いところのクマ、と思われるに違いない。珍しさ半分、反応は如何に?・・・。若い!かわいー!と言われる。・・・何?ツンツルテンの肥後丸ちゃんがカワイーだと?これは計算違いだった。セクシーと思われたい。
通路から役者たちが飛び出して劇が始まる。てんぷくプロさんたちを含めて14名が並んだ時に、ヘーッ、絵になっているなー!と思ったのは私だけではなかった。
食い入るように見つめてくれている。てんぷくギャグも炸裂する。お客さんたちの呼吸も合っている。名古屋の小劇場の楽しみ方を演っているこちら側が刺激を受け取っている感じだ。お客さんに小劇場の歴史の重さを体感する。
終演後、お客さんを送り出している時、「あの、話があるのですが・・・。」と言われ、劇に批判があるのではないかと恐れていたが、「感動しました。」と泣き出したのである。中年の男性であった。私も涙。
1時間でバラシ。深夜12時過ぎまで打ち上げ。流石に差し入れられた飲食は残った。天野さんと若者たちは深夜3時過ぎまで呑んでいたと聞く。
これにて、名古屋公演はお開き。
又、ここで公演をしよう!

旅立ち

2010-04-15 08:00:32 | モノローグ【エトセトラ】
劇団夢桟敷 第53回公演
「薔薇色之病室」名古屋へ出発!

稽古日記

■4月13日(火)中央公民館
ここに来て、未だ修正中です。(笑)・・・緊張感がピークに達する。

■4月14日(水)武蔵丘教会
ここでも進化し続ける!(笑)・・・リラックスモード有り。



本日4月15日、名古屋へ旅発ちます。
http://www.geocities.jp/yumesajiki/kouenn.html
公演報告は4月20日

名古屋 直前

2010-04-12 23:20:31 | モノローグ【エトセトラ】
熊本での稽古は残り僅か、あと2日で終了。
木曜日には名古屋へ向かって出発するため、レンタカーやフェリー(今回は飛行機、新幹線などで分散しての旅!)、道具のチェックなどに追われる。
この旅公演で熊本を4日間留守することになる。短期ジプシー生活を楽しもう。

■4月9日(金)・亀井公民館
新婚旅行から冬馬たちが沖縄から帰って来た。オリオンビールと泡盛、ハブ酒などがお土産。あ~、たまるか。
稽古場はヨダレが溜まりぱなしになる。我慢できん。
そんな中、名古屋へ向けて集中している。
劇では秋葉原事件(東京)と1945年の沖縄地上戦を絡ませているが、ここにきて尾張名古屋は城で持つ。
稽古終了後、事務所に集合して判った。
名古屋は楽しい戦場になる。・・・明日、酔いが覚めたらわかることだ。

■4月10日(土)・武蔵丘教会
昼から事務所にて小道具の制作や4月30日の熊本公演の制作などをおこなう。
最近はコンビニのすし弁当ばかりを食らっている。喉が乾きやすくなっている。
女史1名が丸坊主になった。髪は女の命?それを切っての登場!命を削って舞台に立つとは!・・・稽古場が本番モードになる。

■4月11日(日)・武蔵丘教会
稽古で使用する日本刀3本を車に積んだまま街を走ることが日常になっている。警察に止められたらアウト!模造とはいえ凶器不法所持である。
夜9時に稽古終了の予定が1時間押す。課題になっているところが気になる。
夢でも稽古をしている。これは疲れる。しかし、夢の中で課題を解決してくれることがあるのだ。
妄想は私たちを味方してくれる。

■4月12日(月)・沖畑公民館
座長がオカッパ頭になる。まさか「おにぎり女め!」とも言えず笑いを堪える。反撃が怖い。
稽古場では御法度の喫煙をしながらの稽古をする。アタマがフル回転になる。非喫煙者も癌になる確率を高めてしまうが、ここは一つ、劇のために死んでくれ。
「お国のために死ね!」という台詞が目に染みる。煙の故ではない。



いよいよ本番直前である。
「薔薇色之病室」第三弾!
名古屋へ魔弾の射手たちが劇を放つのです。

【公演告知】
第53回公演・partⅢ
「薔薇色之病室Ⅲ」

名古屋公演

4月17日(土) pm7:00開演
名古屋市中区大須2-27-20 大須観音・七ツ寺共同スタジオ

熊本公演(名古屋公演報告!)
4月30日(金) pm7:00開演
熊本市健軍文化ホール

木戸銭/大人2000(前売)2500(当日)前売り券絶賛発売中・096-343-0334

名古屋バージョン

2010-04-08 23:17:11 | モノローグ【エトセトラ】
名古屋公演に向かって連日の稽古は続く。

■4月6日(火)
クドシン+ましまん+卓さんで道具作り。いつものように熊本空港から南阿蘇へ向かう途中にある卓さんのところが作業場である。
そこは俵山(西原村)「風のキャンプ場」付近、俵山乗馬クラブ。つまり、馬小屋に舞台道具が管理されている。
あるもの(内緒?)を組み立て、事務所に運ばれて来た。観念的なモノが具体的に見えた。

■4月7日(水)・武蔵丘教会
名古屋でのスポット客演・矢野さんたち(てんぷくプロ)に歌とオドリを付け加えることになった。朝からテンションがあがる。
稽古ではラスト場面を詰める。大阪バージョンを超えられるか!息つく暇はない。手を抜くことができない。目の前では「きしめん」がチラついてきている。「味噌カツ」が空を飛ぶ。こころは名古屋へ飛んでしまった。

■4月8日(木)・清水市民センター
6月からの「子ども劇を作る」打ち合わせ後、稽古に入る。
ここにきて舞台図面を変更する。ギリギリまで変更は前提であり、劇とは発見の繰り返しである。
面倒くさいことが大好きである。楽をしていてはこころ残りになる。



名古屋バージョンが具体化してきた。もっと、戦争と事件を絡めたい!ギリギリまで時間を有効に使いたいものだ。

この頃

2010-04-06 16:21:13 | モノローグ【エトセトラ】

■3月27日(土)「お疲れ筋」

この頃、固めて三時間以上寝たことがない。不規則な生活が続いている。

週に何度か深夜からの仕事が入っている。(これに合わせて日常生活のリズムを作り変えているつもりなのだが・・・。)

夜の仕事といえばドロボーのような闇の仕事と思われるかも知れないが、健全なお仕事。・・・トラックでの配送だ。
実はこれがなかなかキツイ。
先日は車のドアで小指を挟んでしまった。伝票を荷台の上に置き忘れて吹き飛ばしてしまったり・・・。

社会生活不適合者が道路を走る。
その日は深夜1時30分から昼まで。
朝日が昇る頃は「あなたが噛んだ小指が痛い♪」の鼻歌を口ずさむ。

鳥目の私にとって深夜の運転は危険である。
椎間板ヘルニアの爆弾を抱えての肉弾戦である。

これでいいのか、ニッポン!

久しぶりに日記を書いたら、こんなことだった。

名古屋・熊本公演が近付いている。連日の稽古もハードになった。
息子・冬馬の結婚式も直前。

■4月4日(日)「冬馬の結婚式」

4月4日(日)の朝~っ!
その日が来た。
冬馬(長男)&彩音ちゃんの結婚式である。
やっぱり落ち着かない。そわそわしている。

親ばかちゃんりんりんだね。
報告は後日、落ち着いてから。

髭も剃ったし髪も染めました。はい、準備はOK。



感謝します。

イヤハヤ、終わりました。
熊本市のフードパル近くの「森のブーケ」にて。・・・天気晴れ!
庭での人前結婚式では馬車に乗って新婦登場!・・・まるで童話のようだった。
「ヒーローショー」でドン引きされるのではないかと心配していたが、受けていたのに一安心。
全て新郎新婦の発案企画で披露宴も進行。バンド演奏あり、主役は本人たち!
遠くから駆けつけてくれた新朗新婦の友人たち!会社関係者様、親せき一同様、・・・こんなに多くの方たちから祝福されて本人たちも大満足だったと思います。
司会を快く受けてくれた本田君に感謝です。お世話になりました。

今、ホッとしています。
若者たちは三次会まで突入して、今、終わったと連絡があった。昼から12時間!
本当にお疲れさまでした。

私は久しぶりに兄姉たち夫婦と二次会へ行く。72歳から63歳の8名様。楽しみにしていたご来熊に満足してくれました。

明日4月5日から冬馬たちは新婚旅行で沖縄に行くとさ。
うんと楽しむがいい!
私は寝るよ。睡眠不足です。・・・ほろ酔いでスヤスヤ。

■4月6日(火)「名古屋へ、トップギア」

脳内で血管が破裂する時、「プッツン」という音が聞こえるらしい。
私は耳の奥で「ゴリゴリ」という音が、よく聞こえる。脳内というより首筋あたりです。
筋が固くなっている。ゴリゴリコッチンが続いている。

冬馬の結婚式も終わり、10日前に迫ってきた「薔薇色之病室Ⅲ」名古屋公演へ発進する。
昨年末の大阪公演よりパワーアップを条件にしている。稽古では毎回、急発進である。・・・いきなりのトップギア発進。負担は大きい。
今に始まったことでもない。
毎回、こんなことを繰り返しているから健康には良くありません。

演劇の病は重くなるばかり・・・。劇団は病室になっている。
みてみてビョー、あるいはポジティブな「センター病」ともいう。

世界の中心に立っている。

こう思わないと、やってられないのです。

■4月17日(土)名古屋・七ツ寺共同スタジオ
■4月30日(金)熊本市健軍文化ホール
(いずれも夜7時開演!!名古屋では、てんぷくプロさんの怪し楽しい客演4名様が出演します。・・・お楽しみに!)