山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

旅半ば、次は札幌です!

2015-05-31 11:01:41 | 透明人間三部作-2014-2015
「ねじ式」熊本公演(5月29日30日3ステージ)は終了しました。ご来場頂きました皆様に感謝致します。又、ご協力頂きました関係者様には御恩を忘れません。
次の札幌公演に向けて面舵イッパイ!
問題演劇「アバンギャルド夢桟敷」は日本列島「古今東西」から「溶け合う南北」へスリップします。科学から空想へ!さかしまへ傾きます。
死んで神様と言われるよりも、生きてバカだと言われましょうよね。
熊本公演ではタイ、千葉、東京、三重、大阪、神戸、福岡、宮崎など海外、県外からのお客様のご来場があり、お忙しい中、お時間を熊本まで頂き恐縮しております。二日間3ステージ、2ステージを連続して見て下さった方々も複数おられました。観光を楽しんで頂くために日曜日は阿蘇温泉ツアーも企画していたのですが、残念ながら皆様、飛行機で帰られてしまいました。
公演期間中は濃密な交流も図れました。シェイクハンドの手のぬくもり、ハグによる熱い体温、温かい叱咤激励も頂きました。これがホームグラウンド熊本の形振り構わない夢桟敷ならではの関係です。
時を超え、国境も超えられる。演劇は時空を超えた可能性があります。目を閉じればまぶたの裏に虚構が現実の如く色鮮やかに現れてきます。意味不明、謎めいた「ことば」の暗号が一人歩きします。歌や踊りで場面が移り変わり、役者の特権的肉体はデタラメさを祭りのエネルギーに代えます。身体は快感する道具です。痛みが麻痺するとは?・・・これが劇の面白さ、怖さ、悲しさ、眠っていたユートピアの幕が開き「夢は夜ひらく」が明暗となって波のように押し寄せては引き、劇を投げれば静かな波紋となって広がります。自由を求める命が目覚めます。こうして生きているバカがいる!これで勇気が湧いてくる人々もいるでしょう。
札幌の皆様、ご来場下さい。ちょっと寄ってみて下さい。
主演=工藤慎平は札幌出身でございます。小劇場の突然変異?をご覧あれ!終演後はささやかなサロンの場と化します。お時間がある方はお茶でもどうぞ!

劇団夢桟敷「ねじ式」■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 
木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)

熊本公演!楽日の朝。

2015-05-30 06:37:31 | 透明人間三部作-2014-2015
昨日5月29日「ねじ式」初日の朝、会場へ向かう車中で、俳優 今井雅之さんが28日(木)逝去した(享年54歳)ことを知りました。漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよさん(享年67歳)も同じ日に亡くなられたことも!・・・ご冥福をお祈り致します。合掌。
同じような境遇にいる身にあって、「今を生きる!」ことの大切さをひしひしと思います。只、息をしているのではなく、生きていることを楽しみたい。体力がある限り、思考停止していない限り楽しみたい。悲しみも滑稽さも同居していたい。お二人の死を知って、とても強く思うようになりました。生きていることで未来ある子どもたちや孫たちへ、繋いでいけるものを探そう。個人の力では限られています。やっていることをまっとうすることです。喜怒哀楽!劇で!

昨日初日のエピソードは語りきれない。一日のことを全部語るとエンドレスになります。
その内の一点のみ紹介させて頂きます。
冗談で「玉ねぎ」役が足らないので、あなた(玉垣君・劇団みちくさ)に演って欲しいと言ったところ演ってくれました!役者たちが「玉ねぎ。」と騒ぎ出したら、舞台上で玉ねぎポーズを決めてくれました。「いいね。」を一万回押したくなりました。
尚、客席が満杯になったため、舞台袖部分にも移動して頂きました。そこに玉垣君がいたのであります。(笑)

劇団夢桟敷「ねじ式」
楽日の本日(土)は午後3時と午後7時の開演です。
熊本市中央区河原町2 ギャラリーADO

今夜は中打ち上げ交流会と称しまして金龍美食(台湾料理の店)にて午後11時より乾杯致します。一息ついたら速攻、札幌に向かいます!

開演前にADO路上でパンダZパフォーマンスをしてくれた空乃雲之さんのコメントを紹介させて頂きます。彼は秋葉原(東京)日本橋(大阪)界隈では超有名人です。6月27日(土)28(日)はADOにて「おやじ男優Z」上映会の関係者様(空乃雲之)です。

さきほど劇団夢桟敷さまの舞台拝見させて頂きました。素晴らしかったです!!
これぞアングラ!!本物のアングラ演劇!!某有名大学の文学部の学生さまが、そこの大学教授に進められて見に来ておられました。卒業論文のテーマが「寺山修司 論」で、山南先生にロングインタビュー、取材されておられました。
これはつかこうへい先生の「熱海殺人事件」よりも難解な本物のアングラ演劇です。
ピカソの絵です。すごかったぁ!!これを演出できる人は日本では少なくなったように思います。抽象的過ぎてワケワカラン世界観のはずなのに、ただただ涙がこぼれる。脳内物質に直接響く感覚は、緊縛SMの世界の「縄酔い」に近い感覚に思いました。刺激が強い演目です。
1970年に漫画家のつげ義春先生が発表された「ネジ式」の舞台公演。難解な、抽象的な、取りようによっては視聴者がいかようにも取れる、夢幻の世界。起承転結の脚本論からも逸脱した世界。ただただ一瞬一瞬の「絵」「演技」が光り、膨大な情報量の渦に視聴者は飲み込まれていく・・・・。
いやぁ。若々しさが、エネルギーが凄い演目でございました。1970年代の退廃した世相と学生運動の時代背景すらも読み解けるほどのエネルギッシュさ。
この世界観をず~~~~っと!2015年の今も、心を病むことなく描き続けている・・・。アングラの極致を今なお追い続けている演出家・山南先生という方が、凄かった!!「怖い」と思えるほど凄かったでした。SM緊縛の世界観の「縄酔い」に通じる・・・。精神を破壊してまで追い求めるほどの、恐ろしさと凄みをひしひしと体感しました。
アニメ「エヴァンゲリヲン」の最終回のワケワカラン心象風景の演出やアニメ「押井守監督の世界観」や当時のアングラ表現に刺激を受けた演出方法は、断片的には今も見ることができますが。・・・いや、それにしてはもっと奥行きと申しましょうか底が深い。
例えば・・・。エロの世界でいうと一般の人には、そのエロさが、わからない・・。伝わりにくいとされる・・。全身タイツのフェチズムのさら~~~に!濃ゆい所や、SM世界のドンドン濃ゆい濃ゆい所まで煮詰めていった・・コアな所や、グロスカに、性的興奮を覚えるようなフェチズムの世界。
音楽ならば一般の方には不協和音に聞こえてしまうような所まで行ったジャンルの音楽世界。
例えば全身タイツの「光沢フェチ」のマニアの方を取材したことがあるのですが。常人にはエロいとされる「顔の表情」すらも隠して、もっと行き着くと・・・「水道管の蛇口」の光り輝く無機質の光沢の方が、「全裸の美女」よりも性的快感を覚えるほどになってしまう・・・そんな底が知れない深さ・闇。
初代桂春団治のような破天荒な芸人を目指し、行きつくところまで御自身を追い込んで、しまいには精神を病んでいった、数多くのエンターテイナー。そんな表現が、この作品にはしっくりするほどの、狂気と刺激の強さでした。
ただ、ただ、凄かったでした。
物語はドンドン抽象表現のほうに加速度を増して、観劇者の思考回路を壊していくのですが。
前半部分。虚実入り乱れる導入部分が、現実の恐怖を描いていて凄く共感出来ました。日常生活にもある悲しみ、怖さ、の地続きの場面が、私がこの年齢になってみて人生経験を積むと、わかってくる面白さと怖さ・・・。
私が数年前に体調を壊して入院した時、麻酔で意識がもうろうとしている中で、家族や看護婦さんやお医者様までもが!? 一瞬!!「敵」に、感じてしまった時のような・・「正邪逆転現象」に見えた恐怖。大好物の食べ物が、病気になると美味しくなくなり、むしろ苦痛に感じる・・みたいな描写が丁寧に描かれていたり。
年老いて痴呆になったり、精神が壊れてしまった人から見たら、「現実世界はこんなに違って見えるんだ!?」・・・みたいな、世界観がひっくり返る恐怖とか。疎外され、隔離されたものになってみないとわからない悲しみとか。
「ゾンビブライド」という映画で、ゾンビを使ってそのあたりの悲しみをコメディタッチで描いていて。ゾンビ映画が大大大嫌いな私が、「この作品だけは、ちゃんと人生に根差した良い脚本だ」と思ったことがありました。ここを描き切ったら、どんなホラー映画よりも恐怖な「現実の怖さ」。
今回の演目「ネジ式」には、そこがしっかり描かれていて、怖いだけでなく、逆に救われたような感動で胸にジ~~~ンと来ることさえありました。
前半の導入部分ですら「この刺激の強さ」で。これを、二時間!!俳優の演技力だけで引っ張る面白さ!!この俳優様の演技力だけでも凄いです。
「役」や「脚本」に頼らずに、その数分間を自分の世界に引き込む俳優としての演技する面白さ。「ポ」「ポポポ」の、「ポ」のセリフと「語幹の響きの面白さ」だけで、俳優が観客を自分の世界に引きずり込み!!「ポポポ」を言うだけで10分くらいの長い長い時間を、お客様を楽しませる俳優の演技力!!
これ!凄かったぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~!!!刺激が強かったぁぁぁぁ~~~~~~~~~!!!
理屈ではワケワカランことをセリフで行ってるのに、心揺さぶられて涙する。ドラッグやアル中のフラッシュバック現象のようなところまで踏み込んだ「これぞ!本物のアングラ演劇!!」
というものを拝見させて頂きました。
この刺激の強さを、よくぞ演出つけられたと思います。
山南先生、全然お若いです。精神も御身体も健康そのものです。これを演出する「精神力」「体力」が、凄い!!
私だったら、3日で精神崩壊し、1か月でヤツレテ餓死してしまうことでしょう。
あともうひとつ。
「ギャラリーADO」さま、「熊本市河原町2」という住所なのですが、要は、地図に載っていない住所です。大きな川があって、その河川敷に商店街があるのですが、この一角だけ住所に載っていません。
「芸事を目指す者の祖先は、しょせん河原乞食が発祥の地なんだよ」みたいな差別表現を目にすることはありましたが、2015年のこの現代になって、この場所で「アンダーグラウンド」「アングラ演劇」を根ざしてやって来られて。
有名大学の文学部の知識人たちが、こぞって三重県や西日本各地の都道府県から見に来る。劇団「夢桟敷」・・・、本物の凄い劇団でございました。
そして、なかみつ先生!この場所で映画「おやじ男優Z」を上映する意味はありますね。凄く良い場所をお選びいただき、ありがとうございました。
劇団「夢桟敷」、つげ義春原作「ねじ式」何度見ても面白い!!「玄人受けする演目」なので、
明日も拝見させて頂きますのが楽しみです。

どうもありがとうございました。

熊本公演!初日の朝。

2015-05-29 06:02:35 | 透明人間三部作-2014-2015
夢で現れた亡き母の遺影を会場に持ち込んで公演を迎えています。身内では唯一の理解者だったからです。夢の中で言われたことは、「あの世には何もない。」でした。浄土真宗の熱心な信者らしからぬこと。「何かある時は連れてって。」とも言われた。
昨日はタイより予約が入り盛り上がった。実は元劇団員のマシマンのことです。笑うと目が三角になり間寛平にそっくりさん。実は実は、4年前の「ねじ式」ではシンデンのマサジで出演したのだった。今回はその役を太郎ピーチマンションがする。ひひひ、・・・。
公演の日のアサー。(再び谷岡ヤスジである。うん?)
不規則な生活が続いています。昨夜は2時半に寝て朝5時に目覚める。朝から昨日の反省である。三重県伊賀から来られたカメラマン女史さんは初熊本だったが、充分に熊本をご案内することができない。今回は東京や関西からも予約が入り、明日(土)の終演後はささやかに台湾料理の店で会食することに決定!搬出後の夜11時より中打ち上げ(次週は札幌公演)です。可能であれば(日)は南阿蘇の温泉に流れたいものです。・・・などと今日の初日を迎え、アサッテのことを考えています。今、今日のことを!
劇団夢桟敷「ねじ式」
本日午後7時開演です。
熊本市中央区河原町2 ギャラリーADO

明日(土)は午後3時/7時の2ステージで熊本は幕。速攻、札幌に向かいます!

昨日のリハーサル(場当たり)では大きな間違いは起こらなかった。細かいことを言えばキリがない。今日のゲネプロでは細かいことを整理しよう。ここまで来ればツーカーである。
さて、朝からうんこスープ(小道具)を作ります。
尚、フェイスブックではリアルタイムで動向や気持ち、写真などを掲載しています。
https://www.facebook.com/junpei.yamanami
明日(土)昼公演では席に余裕有りでオススメですよ。

小屋入り、二日目の朝

2015-05-28 07:40:07 | 透明人間三部作-2014-2015
こんな姿(写真参照)を見て泣いてしまう人もいる。「真面目に生きれんかい!」と怒る人もいる。それは愛し恋しの親兄弟です。親は既に亡くなっていますが、この「山南ノート」を覗いて「何と申しましょうか?」と戸惑っている兄姉たちがいます。ひひひ。骨肉の争いはドラマチックです。会えば昔話に花が咲くとしても、全員10名(夫婦合わせて)が集合する機会はありません。冠婚葬祭も落ち着きました。

さて、小屋入り二日目の朝。公演当日配布予定の挨拶文を作成していましたが、台本上で気になる部分もあって散慢している。集中できない。眠れなかった。国会のことも関連しているのか?「あ~、あんて無駄な夜中を過ごしているんだ。」と言わないで下さい。
うつらうつらしていると「すると、あなたはこう言いたいのでしょう。『イシャは何処だ。』と!」の声が聞こえた。
今日は朝からうんこスープを作らなければならない。昼までには照明吊りを完成させよう。右よし、左よし!相互点検、指差し確認は大切ですね。
みんなオーバーヒート気味です。わかっていますが、私は激を飛ばす。世の中には締切時間があります。
今夜7時にゲネプロです。いよいよ明日、ホンバンですよ。
尚、フェイスブックではリアルタイムで動向や気持ち、写真などを掲載しています。
https://www.facebook.com/junpei.yamanami


「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO 熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishik

小屋入り【ADO】

2015-05-27 15:56:59 | 透明人間三部作-2014-2015
今日から小屋入りです。会場は熊本市中央区河原町、アートの町を夢桟敷の色で染めます。
気分的には赤・白・黒。照明的には青です。現実は透明である。
町を役者が通りますよ。散々「バカが通りますよ。」のコピーを言って参りました。
夢桟敷の劇団員たちを知っている方たちは「バカ」の意味をスルーすることでしょう。そうです、「バカ」ではないことを知っているからです。「バカ」を企んでいることを予感しているのでしょう。
皆様は企まれた「バカ」を期待しています。ここにユートピアがある。
6月7日(日)の札幌公演まで本番体制がつづきます。ここまで来ると手を合わせることが癖になります。何もかもを拝みたくなります。・・・暑さで溶けそうになったアスファルトに手を合わせました。
皆様、熱射に気をつけて下さい。水分補給を致しましょう。

「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO 熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishik

おっぱいタオルをシメテ

2015-05-26 23:05:45 | 透明人間三部作-2014-2015
透明人間三部作は「未来篇」=人間不在から始まり、古代「阿蘇大爆発」による神話を彷徨い、つげ義春(原作)「ねじ式」を漂流しています。
そのまんま、劇は時間や空間を旅します。言えばカッコィ~ことです。そこで生きている人たち(役者)にとっては理解に苦しむ「異常」と「正常」の間に挟まれます。稽古中は現実も空想も、身体もこころもボーダレスになります。
おっぱいタオルを巻いて頑張っている様子は事情を知らない人にとっては「おかしな人」です。
ですが、稽古場ではこのおっぱいタオルが静かに流行り始めました。じわじわと世間に忍び寄ります。世界をオッパイで包囲せよ!
母性を刺激するのだ。戦争へ!草木がなびくこの世の中、オッパイは平和のシンボルだと思います。
さて、明日(水)より小屋入りです。アートの町、河原町が夢桟敷の色に染まります。

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki

アングラと言いましたね

2015-05-25 23:31:48 | 透明人間三部作-2014-2015
アンダーグラウンド(地下)は1960年代に生まれた日本式造語である。得体の知れない、何と評して良いかわからない、既成概念からすると異物と称されるモノ。それを「アングラ」と括った時代があった。それは音楽・美術・演劇で巻き起こった。伝統的、保守的ブンカからすると差別すべき勢力であったのだ。差別されることによって成長するブンカがある。サブカルチャーは地下から地上に芽を吹き出した。

いま時、アングラとは何でしょう。
「ねじ式」完成まで後いっぽ。この一歩が大きい!
最後の詰め稽古である。
思わず、「おうおう、言ってることややってることがデタラメになってきたぞ!」とはしゃいでしまった。デタラメに見えることを肯定します。台詞が極端であり唐突過ぎる。焦点が合っていない目。いかにも!イッテイル。
堂々としたデタラメである。デタラメって気持ちが良いものだ。・・・もはや伝統芸にも見えてしまうのは私たちだけではあるまい。

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki

影が通るのだ

2015-05-24 23:37:08 | 透明人間三部作-2014-2015
思い通りに行かないものだ。アタマの中で考えていることがそのまま形にならない。だから、集団は面白い。劇は面白くなる。
劇の後半で映写機を使って映像を壁にあてる場面が数ヶ所あります。これに登場人物(生身の役者たち)が絡みます。計算通りではない。偶然性が生まれる。思いがけないことが起こる。影が笑い出す。
プロの照明さんから「夢桟敷の照明は影が出る。」と笑われたことがある。音響さんから「音の質が悪い。」とも言われる。・・・そりゃそうだ。缶詰の缶に裸電球を入れたり、会場によっては家庭用ラジカセで音も出す。無謀なことを言えば「見えりゃ良し。聞こえりゃ良し。」である。おまけに「金はなし!」。コレです。だから知恵を絞る。
さて、公演まで日にちがなくなった。観念的なことを言っている場合ではないが、「影が通るのだ!」を連発する。ちょっとしたことで涙もろくなった。こころは高感度である。

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki

物語の異変

2015-05-23 23:38:20 | 透明人間三部作-2014-2015
「約半世紀にわたり、日本の現代演劇の最前線を紹介し続けた演劇評論家で、元朝日新聞編集委員の扇田昭彦(せんだ・あきひこ)さんが、22日午後9時1分、悪性リンパ腫のため東京都小平市の病院で死去した。74歳だった。」(Yahooニュース)
演劇を愛してくれた方が亡くなるのは淋しい。合掌。

この数日、興奮すると首筋が赤くなる。毛細血管がプチプチと切れているのだろうか。昨日より関節もフニャフニャする。性欲も低下した。だが、食欲はある。うろんがくいたひ。舌に若干の痺れを感じる。
自分の身体が他人事のように漫画化されている。平面の中にいる。時々、身体が立体化する。その時が我に帰る時。演劇の稽古に集中しています。公演直前です。
「ねじ式」では「紅い花」と「もっきり屋の少女」を後半に導入している。
「紅い花」で登場するキクチサヨコと新田のマサジ、「もっきり屋の少女」で登場するコバヤシチヨジを「ねじ式」で登場させる。インチキだろうか?チキチキバンバンなのである。つまり、
この3人の出演者(サヨコ=サキ、マサジ=タロー、チヨジ=ヒゴ)が「ねじ式」の物語に介入させるべき存在感を持っていたのです。
混入することによって「ねじ式」は自在に歩き始める。青年の妄想は深まり広がる。
思えば、これも劇の副作用だ。物語の「異変」は「普遍」にも繋がる。

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki

メメクラゲと脳の・・・

2015-05-22 23:43:04 | 透明人間三部作-2014-2015
幕が開く。いつまで待っても何も始まらない。闇ばかりがつづく。何も見えない。音もない。
監禁されたのか?今からどうなるのだろう?・・・劇がハジマル。虚構?だったら何も見えないのだ。漂うしかない。しかし、
「ねじ式」では秘密の仕掛けがイッパイある。何のために仕掛けたか。それは謎を深めるためだ。謎が謎を呼ぶ。
謎の
メメクラゲの正体とは。・・・「××(ばつばつ)」を「メメ(めめ)」と誤植してしまった「メメクラゲ」は<誤>から<正>へ自立したのです。更に<正>から<誤>へ。これを繰り返すと「クラゲ」の正体は「脳みそ」に進化したのです。
つまり青年の腕の静脈は人間の「脳みそ」から食いチギラレタということにしました。各人、想いは自由です。だが、劇「ねじ式」では「メメクラゲ」が「人間の脳」にすり替わってしまったことは必然を感じます。
頭蓋骨を失った脳はクラゲである。
海に浮かんでいる巨大で無数の脳が広がる。

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki

青年!・・・「目」について。

2015-05-21 23:47:53 | 透明人間三部作-2014-2015
いつから青年と呼ばれ、青年はいつ終わるのだろう。
中学生の頃、「おや?ボクはもう子どもではない!」と気づいた。ホウケイぽんちのデルタに毛が生え、乳首が痛くてたまらなかった頃だった。今、思えば充分にガキだったのだが、それから背伸びをするようになった。
1970年、私は高校3年生になっていた。青年と呼ばれることに慣れてきたのだった。大学生にも見られていたから青年=大人のようにうぬぼれていた。今、思えば充分にガキだったのだが、背伸びが猫背になった。R18映画を見ていた。喫茶店でコークハイを注文するようになった。タバコを吸うと咳き込んでいたのだった。
その頃だった。「ねじ式」の漫画に出会った。
左腕を抑え、海から上がって来る青年から始まった。この青年の目は何だ!何を怨んでいるのだろう。メメクラゲの正体に恐ろしさを感じた。
この目は家族への反抗から国家を敵に回したテロリストの目のように思えた。内乱を予感した。
内なる狂気に出会った。
「ねじ式」の青年役は工藤慎平(通称、クドシン)である。札幌からわざわざ熊本のわが劇団に入団した7年前(?)に訪ねて来た時は「なんてキレイな目をしているのだろう。」と感じた。原作「ねじ式」の青年の目を上下ひっくり返したように美しい。
出会った頃の「ねじ式」は狂気と不安に満ち溢れていたのだったが、あれから42年、今では美しき青年と思えるのは何故でしょう。

【今日の稽古】
口で言うのは簡単だが、作って見せるのは大変だ。その大変をどう楽しみましょうか。苦しいことを楽しみに代えていくことが生きているエネルギーを感じます。
劇作りでは劇団員でそれぞれのスタッフ的な作業も兼業している。分業と協業と言います。
ラストの場面で一部、音楽がハマらないところがある。これに気づいて、「そうだ!歌えば良い!」新たに気づく。
あと1週間後が熊本公演です。詰め将棋です。県外からの予約が増えております。熊本公演の1週間後は札幌です。え、熊本から札幌まで追っかけに来てくれるお客さんもいますよ。
演劇はやる側も見る側もこころのジプシーだと思います。

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki

マッタなし!

2015-05-20 16:19:03 | 透明人間三部作-2014-2015
■5月10日
「ねじ式」では上半身裸の男たちが登場する。
HM女史(今回は音響担当とキツネ役)に「君も裸になるか?」と尋ねると「はい。」と答えた。
最近、みんなが優しくなっている。

昼は元リオのTKEBE君にあっていました。29年ぶりです。
今も彼はバンドや作曲(映画音楽まで手がけています!)など全国的に活躍されています。こういう人がいると嬉しいね。ガンバロー!と力が湧きます。
お会いしたのは彼が学生の頃だった。今は50を超えていた!
稽古がなければ怪しい夜の街に流れて話は続いていたでしょうが、興奮すると鼻血が出るので控えめにしなければなりません。指で花の穴に突っ込む癖があり、面膜を傷つけております。

■5月14日
公演が近づくと食生活や生活習慣が乱れます。
いかにも禁酒禁煙はからだの健康のためには良いのでしょうが、こころの健康に良いのかどうかわからなくなることがあります。物心バランスが乱れています。
劇作りにはこの乱れが大きなエネルギーに変換されます。世の中、健康的な身体とこころだけでは成り立っていないぞと言いたかったのであります。

「ねじ式」では主演=青年を務めるは工藤慎平です。
女尊男卑の差別集団の中でよく生き延びてきました。
男はいくら頑張っても褒められない劇団です。
舞台監督、音響と照明などのテクニカル分野を担当しています。
札幌出身であり、6月の札幌公演は九州でのウップンを「うっふん」と晴らすことになります。

訳あって、オッパイをいっぱい探しています。次回公演「ねじ式」に関係することですが、内容はヒミツです。
最近、プロだ、芸術だ、と言われることにとても違和感を覚えるようになりました。悪意があって言っているのではないでしょう。
言われると、まだまだ薄っぺらだな~、と思うのです。遊べや!・・・馴れ合っているのではありません。公演まで彷徨います。

■5月16日
浜線バイパスのスシローにて。
いつものように稽古が終わっての夜食事になります。
回転寿しと稽古とラストの場面に向けて、いつもより大きく目が回っております。稽古場でパンツのゴムが切れました。
明日は美術の製作です。

■5月18日
3日前より、末梢神経の痺れと首の筋肉痛がつづいています。
稽古の故か!副作用か?社会的なストレスか。
いずれにしても、公演はマッタなしです。
「ねじ式」は進化した。イメージだけではありません。登場人物が一人歩きし始めたのであります。

■5月19日
仮面工房の賀久さんが映像の操作を手伝ってくれることになった。照明(私が)操作することになっていたが、ちょと待てオニイサンである。熊本公演では照明とワンポイント出演で集中させてよ!
ありがたいことです。
稽古が終わって夜遅くまで、今後のことについて話が盛り上がった。座長とサキは「もう、ゆっくりしたら」と言うのだが、生きている内は「おわり」はありません。「つづく」です

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕異人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki


術前化学療法4ラウンド

2015-05-15 23:10:53 | がん治療日記2015-
CVバルーン(がん抑制点滴)は2週間に1度、白い巨塔に通って治療しています。今日で4回目だ。あと4回で手術になります。手術までの折り返し地点か。手術で根治するや否や、転移や再発の恐れもあり。未だ、日本では一般化していない術前化学療法FOLFOX、臨床実験でのデーターにもなります。CT造影検査の映像を研修生の研究資料として使われることに同意しました。
ところで安保法制が気になっています。この国のリーダーたち(政府の人)は大丈夫じゃない。とても危険な方向へ戦後70年で舵を切っている。
化学療法室でこんなことを考えてしまった。振り返って、
「お前は我が家の癌だ。」と親父から言われた1968年6月15日の国際反戦デーで初めてデモに参加した日を思い出した。言った親父はその10年後、胃ガンで亡くなった。享年66歳。
最後を病院で看取ることができた。死の直前、危篤状態だったのだが、突然起き上がり、「タバコを吸いたい!」と言った。その時、カッコイイ親父だと思った。
今日の採血の結果、赤血球は増えている。貧血は解消した。薬で鉄剤を飲んでいるから便が黒緑になっている。造影CT検査の結果、直腸の癌と転移したリンパ節も小さくなった。
夜は稽古場で酔ったような気分になった。テンションが上がって手のひらと足の指の間が痒く赤く痺れを感じた。これは副作用である。冷たいドリンクを飲むと口が麻痺する。

キツネ「コンコン」

2015-05-14 14:34:15 | 透明人間三部作-2014-2015
稽古を重ねる度に魔物に取り憑かれる。魔物とは実際に見えるものではなく、内面の異常感覚です。否、身体の中で起こっている貧血か。こころの喪失か。ふわーっと世界が薄くなり、目を凝らして見ると役者たちの背後にナニガシが!
このナニガシは必ず公演が近づくとやって来るのです。今に始まったことではありません。医学的に説明がつくかもしれません。まっ、この感覚は劇作りにとってはプラスに働いているので「専売特許」としております。
ナニガシなる曖昧語は、今回、キツネの形を借りています。伝統的に稲荷神社ではキツネが祀られており、神に近い動物だと認識しています。ですから、稽古の前はコンビニで稲荷鮨(いなりずし)を買って臨んでいる。
「おいで~!」である。
無数のキツネが舞台を囲んでのぞき見することになるでしょう。新たにキツネのデザインが付け加えられることになった。(作:肥後丸.)

劇団夢桟敷 第67回公演◎透明人間三部作 完結篇
「ねじ式~夢日記より」
原作◎つげ義春/作◎山南純平/演出◎さかもとまり
■熊本公演
5月29日(金)19:00開演
5月30日(土)15:00開演/19:00開演
会場:ギャラリーADO
熊本市中央区河原町2
■札幌公演
6月6日(土)15:00開演/19:00開演
6月7日(日)15:00開演
会場:実験演劇集団「風蝕偉人街」
   アトリエ阿呆船
札幌市中央区南4西9 栄輪ビルB1 

木戸銭◎前売り2000円(当日2500円)
(問)09045815190(制作)09028576099(塚崎)
予約■yumesajiki@ybb.ne.jp
ウェブ予約■https://www.quartet-onlie.net/ticket/nejishiki

空白を綴る

2015-05-12 15:51:57 | 透明人間三部作-2014-2015
調子が悪いのです。身体のことではなくパソコンです。パソコンが思うように作動してくれないために更新ができませんでした。
このブログ「山南ノート」を10日も休むと、「とうとう終わったか!」と心配してくれている方からメールや電話を頂くことになります。・・・しぶとく元気です!公演に向けて稽古は進んでいます。
この間、フェイスブックで書いてきた短文を列挙致します。

■5月6日(水)
ゴールデンウイークも今日で終わりです。この期間、墓参りするつもりでしたが、もう指折り数えて2年間も下関の実家に帰っていない。たった200kmしか離れていないのに、親がいないと足が遠のきます。
人が遊んでいる時は稽古です。時間の使い方が世間の流れと真逆になる。
さて、次回公演「ねじ式」はたんたんと進んでいます。今日はタロー君が編集を終えた映像を持って来た。舞台にうまく取り入れることができるか!影の出し方が腕のみせどころか。
秋まで公表できないが、劇団員でお祝い事があった。嬉しいことが続くようにネタを探すことにしましたよ。

■5月8日(金)
稽古が終わって夜遅くまで会議(舞台美術)だった。
たんたんと進んでいます。・・・たんたん。

■5月9日(土)
グッドモーニングコーヒーを飲みながら、次回公演「ねじ式」稽古を点検しています。とても不思議な感覚に落ち入ります。世界がバックオーライする。
やっとラスト「産婦人科」から「海」の場へ繋がったか。
驚くべきことは元のところへ戻っていた。デジャブーである。
間違いなく出演者たちは取り憑かれている。超常現象ではなく、舞台は見に来られるお客さんたちの避難場所であることを意識し始めたのである。
キツネたち「コーン、コン。」
キツネたち、原作ではワンポイントの登場だったのだが青年の妄想を自在に操る恐るべき存在になった。
この劇は5月29日(金)30日(土)熊本公演:ギャラリーADOと6月6日(土)7日(日)札幌公演:アトリエ阿呆船にて見ることができます。
◎予約受付
https://www.quartet-online.net/ticket/nejishiki

■5月10日(日)
「ねじ式」では上半身裸の男たちが登場する。
HM女史(今回は音響担当とキツネ役)に「君も裸になるか?」と尋ねると「はい。」と答えた。
最近、みんなが優しくなっている。