山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

オマケのエンヤコラー

2010-11-28 23:37:06 | モノローグ【エトセトラ】
私の部屋(兼、劇団の事務所)は今、クロスやパネルで物置状態になっています。次回公演が終わったら大整理しなくては!
今日はクロスの束に足をとられて座長が顔面から倒れた。人の不幸を笑ってはいけないが、クロスが柔らかいため、怪我はないと冷静になったつもりで笑ってしまった。笑うと感情が高まり、本気で笑ってしまった、しまった、シマクラチヨコ。笑ってはいけないと思うと尚更、笑いが止まらなくなる。
午後からは静かなファミレスで座長と台本チェックをする。劇作家と演出の劇に対する意思統一である。小道具で車輪が必要か!そういえば、チラシには歯車が描かれている。輪廻転生のイメージが強く浮かび上がる。
マシマンがインパクトを持って来てパネルの解体作業をしてくれる。少々、居心地の良いスペースとなった。
公演まで20日。エンヤコーラ♪

■11月28日(日)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【29】稽古


週5日の稽古が続いている。私たちの劇団は稽古場での試行錯誤が全て。劇作りは容易なものではない。役者「命」である。才能よりも努力が一番報われる。そんな現場でありたい。
精神的には堪えることが出来る人間が向いている。堪えて笑える人だ。堪えることしかない劇作りは人を強くする。今のメンバーは強い。夢桟敷に入団すると笑顔がみんな素敵になる。

さて、ある一場(部分)の稽古である。お兄さんと慕われているMr.Honda。とやかく言うよりも劇団員に見てもらった。第二期の頃に入団した20年前の先輩の演技だ。商業演劇の経験もあり、学ぶ点も大きい。
還暦を迎えた卓さんの一場も面白いが、彼は大のテンネンだと思う。テンネンは暴走する。止まらない。これもアリだ。層が厚くなった。

残りの時間は真剣勝負となる。この日記では劇団の出演者やスタッフをピックアップするうもりで続きます。

心と体がエンヤコーラ

2010-11-27 23:31:49 | モノローグ【エトセトラ】

(C)higomaru

人間の持っている能力を絞っています。絞り出している感じです。最後の最後の一滴を絞っています。まだ出る!
このギリギリまで追いつめられる感覚が良いのです。面倒くさいことがたまらなく良いのです。これが演劇にとりつかれた人間の宿命というか、つまり、努力することがマゾ的快楽というもの。才能に頼っている場合ではない。ひたすら、絞り出す。一旦、出始めると、もうどうにも止まらなく溢れだすのよ。それがエクスプレス!・・・「エンヤコーラ」とカウントダウンが始まった。

■11月26日(金)熊本市清水市民センター
「かぐや」【27】稽古


クドシン、24才の誕生日だった。虎男である。おめでとう!パンパンと盛大に誕生日を祝いたいが、公演直前のため、稽古が優先される。若者にとって遊びたい盛りを演劇に足を突っ込むと遊ぶ時間全ては奪われる。演劇人にとってカネ儲けと遊びは時間的にとれなくなる。こういうとぼけた世代が切れることなく次から次へと出てくるから劇団も31年続いて来たのだろう。
稽古終了後、ささやかな誕生パーティーとなったが、話は公演の段取りばかり。
稽古日記に写真をUP(マシマン撮影)したら、ホームページへの訪問者が増えた。何か刺激的だったのだろうか。

■11月27日(土)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【28】稽古


言葉、つまり舞台では台詞のこと。
今日の稽古では全編、「ことば」に集中した。全員、テーブルに着いて台詞を点検する稽古となる。こんなことは今までにやったことはない。いかにも演劇の基本のように見えるが、実は実践的ではないことを知っているからである。ところが、・・・
この人でなければならない「ことば」はある。それを探す。ピタッと貼りついてくる「ことば」はある。劇作家が役者を知って書いているからハマる「ことば」である。台詞は役者の皮膚である。
明日は作家と演出の打ち合わせの時間を設けることにした。つづく。

演劇エクスプレス☆今、ここに居る

2010-11-25 23:48:22 | モノローグ【エトセトラ】
TVニュースはワイドショー化されている。お茶の間の井戸端会議のようにコメンテーターによる解説付きで流されている。これが自由な国ニッポンの日常報道として定着してきた。北朝鮮が行った11月23日の韓国・延坪(ヨンビョン)島への砲撃についても然り。
私たちはお茶の間の安全な場所に居ながらにして東アジア、世界の事件や戦争を対面しているのである。安全な場所であろうか?私たちはどこに居るのだろう。

公演まで1ヶ月を切っている。連日、稽古場にいることが全てに思えたりする。劇団員たちは職場にいても家にいても四六時中、演劇のことが支配してくる公演前である。演劇の現場に居ることで世界の見え方が変わることがある。演劇には国境がないことにも気付く。昨年の韓国との交流演劇から“国”ではなく“人の顔”として見えてくるようになった。情報としてではなく、演劇は人間を描き時代と対面するもの。・・・稽古の日々を繰り返している。

(写真がデカッ。見辛くて申し訳ありません。)


以上のチラシを配布中です。
大阪の劇団☆流星群さんとの交流公演です。「小劇場の現在」を熊本ー大阪の点を結んで皆さまにお届けします。
新幹線開通記念イベントではありません。個人的かつ民間レベルでの友情公演です。
演劇と言う名のエクスプレスが大阪ー熊本の距離を縮めます。自分たちに出来る方法です。
一日限りの贅沢な公演になっております。是非、演劇の豊かさをご覧ください。

■11月24日(水)熊本市清水市民センター
「かぐや」【26】稽古


サキ!オープニングは裸で出ろ。・・・言ってしまった。台本にはないことが舞台で起こる。生まれる時はみんな裸だ。かぐやは黄泉の世界から生き返った妖怪である。天女である。
演出的に天女の裸を見せることが目的ではなく、「かぐや」には「はごろも伝説」とは違う負の「はごろも」がある。この「はごろも」が問題だ。これを舞台化するとは!

今年に入ってから、この稽古場(清水市民センター)はセカンドハウスになった。
通常は茶室、日本舞踊などで使われているようですが、この畳の部屋は演劇の稽古場としては使いやすさがある。ドカッと座って見れる。椅子に座っているよりも心地良い。

演劇エクスプレスで夢桟敷は「かぐや」公演となる。座長=夢現(ゆめうつつ)のオリジナル台本。はっきり言って私が書く台本よりは丁寧で解りやすい。しかも、夢桟敷の歴史も染み込んでいる。女性が書く狂気はやさしさに溢れている。

■11月25日(木)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【27】稽古


午後6時からの稽古が定着しているが、この時間帯は腹が減る。腹が減るとこの世も終わりなのかと不安になる。だが、演劇は違う。神経が研ぎ澄まされる。満腹では気付かないことに気付く。月ー妖怪ー胎児の幻想劇が形になっている。悲しみの中に人間の強い姿が浮かび上がって見えるのは何故だろう。
キリスト信者ではないが、この教会=稽古場は神様に見守られているような気分である。

本田君の一場。男41才、俳優は年齢が見えなくなる見本のようなオトコオンナ役どころとして登場する。彼は高校生の頃入団したが、暫くの間、東京で演劇経験もしており、劇団内では良きお兄さんでもある。
稽古終了後のファミレスで食事することも恒例化してきた。

ハクションコンチキショーイ

2010-11-21 23:44:58 | モノローグ【エトセトラ】
鼻づまりによる息苦しさが続いていた。夜は悪夢ばかりを見る。
「テロリストはお前だな!」と自衛隊第8師団(近くの駐屯地)の人が自宅やって来た。「それは誤解です。演劇で殺したのです。」と言うと「それは国益に反する。」と私を取り押さえる。我慢できず私がクシャミをすると自衛隊員はもがき苦しみ倒れた。このクシャミ、細菌兵器ということか。・・・ハックション!
びっくりして目が覚めた。夢だった。
鼻炎です。細菌ではない。私のクシャミはアレルギーによるもの。ダニの死骸を吸い込んでいるのです。
部屋を片付けなくちゃ!
ハクションコンチキショーイ・・・ギャグではなく年齢相応になった。

■11月19日(金)亀井公民館
「かぐや」【23】稽古


部屋はティッシュペーパーが散乱している。アヘアへ。それをゴミ箱へ入れると何やら誤解されそうなオブジェになった。大きなソフトクリームのようだ。スプーンで食べる仕草をするようになったら演劇を辞めようと思う。まだ、大丈夫。現実と幻想の区別はある。
劇団員のK君の背中に大きなオデキができて今日はお休み。病院で診てもらったら切らなくちゃいけないらしい。自分のこと以上に心配になる。人の心配をすると私のアレルギーは楽になった。

■11月20日(土)熊本市清水市民センター
「かぐや」【24】稽古


今日は熊本演劇人協議会パーティーに劇団から3人(座長、ましまん、BB)出席する。私は欠席する。どうだ、珍事件だろう。
残りのメンバーで稽古。公演が近付いている為、稽古を中止する訳にはいかない。オデキのK君が稽古に参加した。景気づけに一杯呑もうか!というと彼は「遠慮しときます。」との返事。ここが私と違うデキタ人間である。意思がはっきりしている。見習わなければならないと思うだけで一人呑む。クシャミ止まる。誰も悪い噂をしていないことに一安心だ。

■11月21日(日)熊本市中央公民館
「かぐや」【25】稽古


登場人物たちのキャラクターが安定してきたように思う。私たちの劇団は劇が仕上がるのが普通の劇団に比べると遅い。それは、最初から「これはこうだ!」と決めつけないからで、稽古中は大いにブレることを前提にしているからだ。迷って良いのである。ところが、今回は迷いが小さいのではないだろうか?否、迷っているのにそう見せないだけなのだ。私には判る。役者の性分として見栄が芽生えてきたのだ。さて、今年最後の公演!楽しく暴れましょうか。来年は遠いところを目指すために。

幻想と狂笑

2010-11-18 23:39:37 | モノローグ【エトセトラ】
この数日の冷え込みは気力まで及んでいる。・・・人間ではなく熊だったら冬眠に入るところだ。眠い日が続く。
この季節、公演に向けて風邪との戦いになる。風邪は大敵である。寒気に襲われるとアルコールに依存するか風邪薬を飲むかの選択に悩まされる。稽古もなく夜だったら、当然、酒に依存して布団に潜るのだが。
浅い眠りの中で悪夢にうなされる日々。
劇が未完成の内に本番を迎えている夢。こんな夢ばかりを見ている人生だ。
小心者で神経質な人間だったら身がもたない。大ざっぱで無神経だから、こんな恐ろしい夢を見ても笑っていられるのである。

さて、劇の内容は暗黒のメルヘンに傾倒しつつある。稽古場では笑いを堪えるのに必死。ここで笑ってしまうと全体へ感染する。喜劇ではないのだ。必死の姿がいい加減な笑いを拒否する。何だろう?溢れてくる笑いは?狂気である。

■11月17日(水)

札幌から全国30ヶ所をワゴン車で回っている4人芝居ハムプロジェクト「サンタめん」を見に行く。30人も入れば満タンとなる小さなギャラリーである。私たちは5人で行く。予約が3人しかなかったと言うものの大入り満員である。これで、私たちが宣伝していたら入場できないお客さんは必至だったろう。後ろめたさと秘密めいた感覚で芝居を見るのを久しぶりに味わった。
演劇人特有の理屈ぽさがない。気取っていない。無防備である。宇宙人が北海道を侵略する家族の話だった。単純であり、希薄な人間関係の怖さを感じる面白い芝居だった。今の若者たちの笑いのツボを押えている。私たちの劇作りとは違う。これでいいのだ。
終演後、近くの店で飲む。え?ここでも流山児さんの話題が出る。どうやら演出者協会主催の「コンクール」で取り上げられたらしい。
私たちも札幌公演→北方領土→ロシア→北朝鮮→尖閣諸島の旅公演へ出る!一緒に行こう!などとバカ話ができる。札幌、ロシアは夢ではないかも知れない。


■11月18日(木)武蔵ヶ丘教会
「かぐや」【22】稽古


稽古場=教会の礼拝堂に着くとイベントの準備で音響などが運び込まれている。25年前、夢桟敷がライブハウスを経営していた頃の知り合いの人だった。当時はROCKなどのライブをやっていたのだが、元々演劇公演も出来るよなステージになっていたので桟敷席の作りだった。どうやら、靴を脱いでロックが印象深かったらしい。
演劇エクスプレス公演は一ヶ月後に迫っている。演出の方針が固まってきた。役者の身体に天から妖怪が降りて来て憑依する劇。日常ではあり得ないことを劇では見せれる。これが劇の面白いところ。
稽古終了後に劇団員たちとレストランへ行く。バカ話で盛り上がっていたが、私は微熱気味で笑いについて行けず。眠い。明るさをパワーだと思った。

胎児「夢」と「月」

2010-11-14 23:39:53 | モノローグ【エトセトラ】
夢野久作「ドグラマグラ」からの切り抜きもある次回公演「かぐや」(作・夢現)は「胎児の夢と月」をテーマとする。
胎内で胎児が育つ10ヶ月で生命体が数10億年進化してきた記憶の“ひとかけら”に拘りたい。ここに劇の在り方を求めています。劇では時間が物体になる!ひひひ。「科学から空想」へ逆立ちします。

「竹取物語」で出生の秘密をもつ「かぐや姫」は人間じゃない。妖怪か天女である。・・・こう直感したと同時に「胎児幻想」とは「小宇宙・内宇宙」の暗黒メルヘンだとも劇では位置付ける。
ぼんやりしていた輪郭が、稽古を重ねていく度に怪物のように大きく膨らむ。

日記は次回公演12月18日「かぐや」まで一色になります。
尚、次回公演は「演劇エクスプレス」と銘打ち、大阪から劇団☆流星群「GAIA」公演との同時二本立てとして企画しています。役者がお互いの場面で流出する。満天交流を図っております。


「かぐや」【16】稽古
■11月7日(日)
武蔵ヶ丘教会

子劇「ふしぎの森」発表会のあくる日。いよいよ、次回公演に向けて集中稽古である。いつもながら、余裕はない。子どもたちの前では緩んでいた顔面筋もピリピリになる。
役者たちの立ち位置を固定するため、舞台図の大枠が決まった。リアルじゃないもの?へへ。

「かぐや」【17】稽古
■11月10日(水)
武蔵ヶ丘教会

ダンス中心の稽古となる。今回は振り付け担当はクドシン。「演劇大学in熊本」で学んだ夕沈ダンスが基本になっているが、オリジナル性も出てきている。パントマイムやbutho(暗黒舞踏)を取り入れてきた頃からすると幅は広がってきた。ほほ。


「かぐや」【18】稽古
■11月11日(木)
武蔵ヶ丘教会

昼間、会場である熊本市現代美術館へ行く。流星群さん(大阪)からの問い合わせにも答えられる段階です。熊本では他劇団さんも公演している会場ではあるが、ここは多目的スペースといったところ。
夜の稽古では再びmamiちゃん(タップダンサー)とカナダから帰って来たばかりのヒップホップ修行のDaiさんが来る。今日はポッキーの日。1111.差し入れ、ありがとうございます。


「かぐや」【19】稽古
■11月12日(金)
亀井公民館

名古屋からのお客様、Junkoさんが来られる。昼間は南阿蘇の温泉。馬刺しが美味しい。お客さんが来熊された時くらいしか食べない。他の劇団員たちは仕事などの都合で同行できなかったが、私だけが甘い汁を吸っているようで心苦しい。
という訳で夜の稽古終了後はクドシンのマンション集合して小宴会をする。junkoさんはここに宿泊。

「かぐや」【20】稽古
■11月13日(土)
武蔵ヶ丘教会

午前午後、junkoさんと熊本市観光。と言っても、熊本城二の丸道路を車で通り抜け、「あれが熊本城です。」と目で確認するのみ。後、水前寺公園でお茶を飲み、再び阿蘇へ。この二日で懐かしい名古屋のみなさんの顔を思い浮かべることができました。熊本で公演することができれば!
夜の稽古、名古屋では怪優伝説で知られている卓草四朗(60)がダンスの稽古に合流する。田中幸太バージョンのダンス(秘密!)では彼の存在は欠かせない。名古屋公演では天野天街に注目されたBB君!お前もだ!このダンスでは大阪の流星群さんも合流します。

「かぐや」【21】稽古
■11月14日(日)
武蔵ヶ丘教会

新型・A型・B型ウィルスか知らないけれども、劇団員たちは風邪の症状で鼻水べちょべちょの稽古となる。あるいは黄砂の影響かも知れない。黄砂?あれは春先の現象ではなかったか??
調子が悪くても稽古はある。倒れても稽古はする。過酷な現場ではある。誰もが「好きだから」だけでやっている訳ではない。これが夢桟敷だ。
今月末までには部分稽古を煮詰めることになる。来週からは宣伝と制作に集中!



いずれにしても、日常生活では危ない人間になる。「胎児の夢と月」を1日24時間アタマから抜かないで生活する。本番前になると生活不適合人間になることで劇は作られる。こんなことの繰り返しを楽しんでいるのです。

LOVE。子どもたち

2010-11-06 23:14:15 | モノローグ【エトセトラ】
なが~い日々だった。
6月から始まった子ども演劇ワークショップは今日の発表会で幕を閉じた。

ルイスキャロルとアリス。・・・楽しい経験だった。




■子劇レポ【15】「ふしぎの森」本番!
11月6日(土)熊本市清水市民センター

朝9時半集合。
今日は本番。発表会とあって子どもたちは秋晴れの中、はしゃいでいた。
学年や小学校も違う子どもたちは、最初はギクシャクしていたが、すっかり仲良しになっていた。無邪気で元気な子どもたちである。

「ねぇ、お化粧をしてよ。」と子どもたちは座長、咲希、肥後ちゃんに寄って来る。本番までには時間があり過ぎるが待ちきれない様子。
子どもたちの親御さんもカメラで記録を撮り続けていた。12名のそれぞれの家族一景が微笑ましい。

不安だらけだった稽古も吹き飛び、本番は気楽になって迎えた。
ダンスも歌も台詞も見事にやってのけた。
失敗してもいいんだよ。それも劇の内!と思っていたものの、それは期待外れ。お客さんである地域の方々から暖かい拍手を頂く。
上手なだけで感動がなければ劇じゃない。子どもが持っている本能的な感動はお客さんに伝わっていた。

楽屋での打ち上げではジュースで乾杯する。十数年後、私は生きているのかわからないが、この子たちとビールで乾杯したいものだ。

ダンス振付のサキ、肥後丸。ジャンベを叩いたコータ、クドシン。台詞フォローのましまん。お疲れ様でした。良い経験だったね。
来年もこの講座は続きそうだ。進化しましょう。

さて、12月公演に走ろう!演劇エクスプレス。子どもたちも見に来るぜ。

ビバ!リハーサル

2010-11-05 23:14:31 | モノローグ【エトセトラ】
■子劇レポ【14】
11月5日(金)熊本市清水市民センター

熊本市「清水地域市民の集い」明日11月6日・7日、清水市民センターで行われます。
公民館講座「子ども創作劇にチャレンジ!」を6月より月2回の演劇ワークショップを経て、リハーサルを終えました。

ビバ!

誰も落ちこぼれることなく、子どもたち(小1~5年生までの12名)が本番を迎えます。

明日はブラボー!へ。

この催しに明日6日(土)の午後1時半に発表します。

子どもたちを怒らない!をモットーに最後まで稽古が出来た。
劇団員一同、心も懐も大きくなりました。

「ふしぎの森」という演題です。
水が枯れかかった森に動物たちが登場します。どんな動物になりたいか、子どもたちが自分で決めました。オオカミ、リス、モモンガ、青い鳥、うさぎ・・・

命は命を食べて命をつないでいる。命は未来へつづく。
自然環境が壊れると、命は切れる。
争っている場合ではない。

単純明快な物語りです。歌ったり踊ったり。
演劇の入門として取り組んできましたが、本番が終わったら、又、子どもたちの中で再チャレンジすることもあるだろう。

リハーサルが終わって、お母さんたちが「劇団で子どもを受け入れることはあるのか。」と聞かれた。
劇団は厳しいですよ。しかし、受け皿としての必要はあります。今後の課題だ。

とにかく、明日が本番。

アングラ劇、小劇場の活動は広がりつづける。



メイクを楽しむ子どもたち。

かわいい天使の♪

2010-11-04 23:46:34 | モノローグ【エトセトラ】
妄想を肯定する。
劇作りには想像力以上に妄想することが必要である。デアル。

想像力と妄想はどう違うのだろう?・・・妄想は卑猥です。こんなことは出来ないだろうと思いながらも一線を越えた形を作る。タブーがないところまで行ってしまうのが妄想です。
一線を越えても虚構である。デアル。虚構の組織化が劇である。デアル。
お行儀が悪い。・・・だから妄想は楽しい。しかし、稽古では苦しい。ハードルが高くなる。無政府状態を肯定する。自由は苦しいね。

■かぐや【15】稽古
11月3日(水)熊本市市民センター

最近、誰でもが可愛く見えるのです。その見え方が危険。愛おしくなる。かわいい天使の♪
稽古場にタップダンサーMちゃんが来る。寿司と焼き鳥などを差し入れてくれる。眉間に皺を寄せて「どうもダンスのパワー・インパクトがない!」と頭を抱えている時だった。
差し入れで空気が変わった。特に男どもは鼻の下がノビタ。肥後丸とサキはヨダレを流していた。
という訳で?稽古終了後、我が家で飲み会となる。昨年のブラジル公演を共有した仲間であるMちゃん。ブラジルの酒ピンガを呑みながら、みんな可愛いなぁ!と思う。セクシー。私は途中で眠ってしまったが、朝4時半まで呑んでいたらしい。夢の中でセクシーを満喫していた。らんらんらん。

■子劇レポ【13】
11月4日(木)熊本市市民センター

やっと稽古の通しが出来た。本番は明後日の11月6日(土)です。今日と明日の子劇ワークショップで通し稽古ができることを目標にしていた。予定通り。しかし、細かいところでは課題がある。個人差も大きい。明日の稽古で何とかしよう。
子どもたちの懸命な姿を見ながら妄想が膨らんだ。この子たちには羽根がはえている。
天使だ!・・・早く気付けば良かった。妄想から教わったのだ。
明日、最後の稽古で一人ひとりを抱きしめよう。かわいい天使の♪

地獄先生ぬ~べ~

2010-11-01 23:37:03 | モノローグ【エトセトラ】
ハロウィンの日。
劇団の本拠稽古場が教会なのだが、実は詳しいことは知りません。何故か、劇団員たちは仮装の件でソワソワする10月31日だった。

かぐや【14】稽古
10月31日(日)武蔵ヶ丘教会

昼3時からの稽古。夜の村上君☆祝パーティーがあるため、はっきり言って稽古に熱が入らず。
いけませんね~。演出がこんな気持ちだと!キンチョー!すぐ弛緩。デレ~。
そこへ大阪の劇団流星群さん(12月公演は競演になる。)から電話が入る。大阪ー熊本へは飛行機で来ることに!ホテルも自分たちで見つけたようだ。
私たちも気合を入れろ!すぐ弛緩。デレ~。



夜7時に中華料理「美膳」で祝賀会をする。ハロウィンも兼ねて皆さん変装して来る。馬(誰だ?)が来ていた。
お面やカツラを被っているので誰が誰やらわかりゃしない。
熊大演劇部のひとりhikky君は女装していた。

いいね、いいね。村上君が主人公なのに、喰っている。いいね、いいね。村上君が在籍していた熊大演劇部の後輩たちである。お若いの、いいね、いいね!

マシマンの乾杯の音頭で、「お手を拝借、いよ~ポン!」で始まった。違うだろう、それは締めじゃ。こんなボケが飛び交う。

ところで、村上君。来春から小学校の先生である。
地獄先生ぬ~べ~。
「この世には目には見えない闇の住人たちがいる。
 奴らは時として牙を剥き君達を襲って来る。
 彼はそんな奴らからから君達を守るため地獄の底からやって来た正義の使者
 なのかもしれない」

宴会の席で劇団員によるショータイム有り。演劇公演より面白いじゃん。反省。

彼、村上君の中学時代の恩師(劇団では相談役)のソエジー先生(67才)も出席してくれる。
彼曰く「私や山南の名前を学校で言わない方がヨカ。」・・・私は要注意人物として教育界ではマークされているのか。
どうやら、演劇ワークショップで子どもたちに「死んで下さい。」が噂になっているらしい。
ま、それも良いじゃん。舞台では死んでも生き返るのだから。

村上君はどんな先生になるのだろう?酔いの中で考えていた。
もう10年以上の付き合いだ。彼が中学生の頃からだから息子のようにも思える。

目指せ、地獄先生ぬ~べ~。・・・実はアニメは知らないのです。
無責任でした。はい。・・・お店の方にも感謝。美膳は美味しいよ。