山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

レポート(3)

2016-12-16 17:48:52 | 九州「劇」派2016
公演レポート(3)わが愛する登場人物論【最終回】
九州劇派くまもと
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より

戯曲では20名ほどの登場人物になっているが、劇派では予定の半分になってしまった。オープニングとエンディング、マボロシの手術室やガラス工場の人体実験室、マボロシの満州の場を群衆劇にすれば、もっと迫力のあるものになっていただろう。ここにはとんでもないバケモノが見え隠れする。こころの中の狂気である。戯曲の行間に〈魔〉が潜んでおり、それを形にできないものか?方法として量に向けられるのだが、数の制限もあり質に向かわざるを得なかったのだ。
内部事情もあり、又、早稲田での旅公演に向けての制作予算の都合、公演会場の面積の都合、言い訳すれば予定の半分で結果オーライだった。意志を噛み合わせる作業は少数が深くなるのです。
戯曲を削ることもなく、ひとり何役ということもしなかった。不利を有利な都合に置き換えることができたのは危機意識を参加者で共有できたからだろう。つまり、言い訳ではなく、参加者が作る!実現する!ことに危機意識がポジティブに働いたからだった。ネガティブなことは都合悪くなると他人(ひと)の責任にしたがるものだが、そのような無責任がなくなっていたのだった。無責任は自然消滅するものだよ。自滅する現象は何度も見てきたから学習しているのだった。
配役決めについては公演体制に入る前のワークショップで〈必然〉を確認できたのである。基準は配役のコンビネーションが合うかどうか。人物の台詞や置かれた役割に自分のこととして近いかどうかが客観的に見えるかどうか、そして自分のものにしてしまえるかどうか。中心に立ちたいエゴの廃止や脇に回ることの重要さを理解できるかどうか、これに尽きたと思う。
劇は共同作業である。同時に自立した人々の集団が理想でもあり、力はそこから大きく見えたり小さくなったりするね。競い合うのではなく、溶け合うことだ。ある意味、これは生産するための性行為のようなもの。暴言やセクハラではなく、観念は必要です。

劇の進行は田口青年(工藤慎平)の手術室での幽体離脱からハジマル。
これに立ち合っていたのがアリサワ青年(太郎)とその恋人のビンコ(山田夕可)。どうやら田口とアリサワは親友を超えてホモだったのか?危険な関係であることをビンコは気づく。
田口の幽体離脱の行き先は、実在しない妹=雪子(肥後丸.)に会いに行く虚構=何もない世界に向かうのである。
何もない世界とは?・・・ところが、ここは猥雑で騒々しい人々が棲息していた。
そのひとり、雪子のフィアンセであるガラス工場の主任、フランケ醜態(玉垣哲朗)。この男は何者かというと雪子をガラス女に改造するキチガイ(死語)博士なのである。死語が飛び交う。スタニフラフスキーって何?タマガキラフスキーの誕生だった。
雪子とフランケの関係は永遠の命を作るガラス工場の透明人間だったのだ。あるいはフランケが雪子に「お前は人間ではなくガラスだ。」と洗脳していたのか。
ここで告白するが、田口と雪子は近親相姦だった。カラスがカーと鳴くどころではない。観念では兄と妹の一線を超えることにロマンを感じることがある。神や生態系に対する叛乱か。男は大半、マザコンである。大半は観念で終わり、兄妹のタブーも観念で終わり、突き詰めればこのタブーは自慰行為で一件落着するのだが、劇ではドラマとして突破するのである。
更に付け加えるならば、雪子はアリサワにまで関係を持とうとする。これは不倫だ。当然、ビンコは嫉妬に狂う。
間違っていたらごめんなさい。オンナはオトコを独占したがるものだ。ビンコは怒り狂い雪子を瓶に閉じ込めてしまう。間違っていたらごめんなさい。オンナは恐ろしいね。
ごめんごめん。独占とか恐ろしいとか、こころにもないことを言ってしまった。オトコがダメなのである。オトコは性に対して無節操でありダラシナイところがある。信念がない。欲望に溺れやすい。誘惑にハマりやすくできているのだよ。バカだからねえ。甘いのだよ。
うん?すると雪子はオトコか?そうだ、田口と雪子は同一人物という設定になる。
マボロシの満州の場では唐突に時間が乱れる。フランケの記憶の中に劇はなだれ込むことになった。大冒険は連隊長にアリサワが登場して、フランケは二等兵という立場になった。渦中、アリサワと田口が入れ代わる。この三角関係に何があったのか?
満州の謎めいた時間が乱入する背景を考えると、この劇は夢の暴力、歴史に対するテロルを試みているのだった。政治ではない。劇で仕返しをやっているのだ。するとどうだ、ユートピアが迫ってくるのです。唐突に上海ママ(新大久保鷹)までドサクサと乱入する。「少女都市」に「少女仮面」の歌を入れる。
なんと、イシャ(海幸大介)とカンゴフ(夢現)は、ある時はオテナの塔へ旅する老人であったり、ある時は朝鮮米を突く町の人であったり、ある時は満州の行軍だったり、病院のイシャとカンゴフを貫きながら劇に縦横無尽に行き交うことになった。
つまり、この劇は脇役に見えるこの二人によって夢の中の夢、劇の中の劇で遊戯療法をしていたかのようになった。
感想、熊本公演ではテンポとリズムが進化したのであった。個人的に言えば、腿肉の内側に興味をそそられるようになったのは大発見だった。

役者は細胞のように分裂と増殖を繰り返しながら生きているのです。

レポートは舌足らずのまま、これにてオシマイ。興味のある方は記録をDVDに残しておりますのでお申し付け下さいね。
九州劇派くまもともこれにてオシマイ。
次は一年半をかけて南米ブラジルを目指します。コツコツ行きます。
只今、制作スタッフ、及び、来年から出演者を募集します。再来年より同行ツアーも募集しますよ。
乞うご期待下さい。

レポート(2)

2016-12-15 23:11:07 | 九州「劇」派2016
九州劇派くまもと
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より

公演レポート(2)ビバ!くまもと。

熊本地震を体験して、この劇は早稲田に止まらず、熊本でも公演するべきだと気持ちが固まりました。これは参加者全員の固い意志でもあった。
演劇が限られた人々にしか見せられないLive(ナマモノ)は承知の上で、それにも関わらず、見られた方々からの記憶や想像力によって社会(この場合、地域と言うべきか?)に波紋は広がるものだと信じているからです。どんな波紋だろうか?良し悪しはどうでも良いのです。・・・一石を投じることからハジマル。
この劇を簡単に言ってしまえば、ある男の手術中に見た夢の世界だと言ってしまうことができるかも知れない。夢落ち?
違うのです。唐十郎氏の劇作法はそれでは片付かない。マジックであり、夢の世界からの叛乱があるとです。
これは自論に過ぎないが、肥後もっこすや火の国の女の正体に芯の強さを歴史的に感じていました。これはとても熱い!マグマだ。
その熱さが劇の中心にもなっており、熱さとは虚構のエネルギーだとも言い換えることができるのです。
個人差はありますが、苦難によって強くなる人々が生きているのです。それを熊本地震によって理解できたことも事実としてあります。ジッと我慢する人もいれば、裏返しに笑顔を絶やさない人もいる。こういう人たちがいたから、私たちは心の支えになったものだと思うようになりました。
「少女都市〜」に於いても、妄想やマボロシの満州へ流れ込む時、少女都市の「少女」はガラスの子宮であり、都市はガラスの国家のようにも思える。ガラスは割れる。割れないガラスもあるのか!
つまり、特権的とは壊れやすいものだと思うのです。その証拠に本筋は肉体から転落した人々ばかりが登場する。その象徴が雪子であったり、時空を超えた国家=満州に繋がる。だがしかし、これは堂々とした詭弁です。その本質は男女の淫乱をも思わせるから狂気や恐怖があります。そして、道徳的な悪、タブーを笑ってしまうところもあり!
熊本は老若男女問わず、キレイどころが多いと主観しています。それ故、ここに生きる人々は落ち着かなくなる。町を歩けばウキウキする。妄想する。まるで日本にいながらにして、ラテン系になってしまうのです。ラテン系は楽観でもあり、恋に陥り易いのです。
この劇は楽観と悲観が重なり合い、快楽と苦痛がべったりハマってしまいます。
地方都市=くまもと、今、まさにこの劇がそのもののように思えたから不思議です。
1982年?に上演された新宿梁山泊の金守珍さんが言われた「これは私の人生そのものです。」が強く心に響きます。
言い換えれば、この町そのものの!
拝啓 唐十郎さま、
ビバ!くまもと。劇はこのメッセージとして返礼するものでもありました。

次は(3)わが愛する登場人物論に続きます。
個人的見解や内部の人間関係が見え隠れするでしょう。どうやら、役者は細胞のように分裂と増殖を繰り返しながら生きているのです。

レポート(1)

2016-12-14 18:31:30 | 九州「劇」派2016
レポート(1)
九州劇派くまもと
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より

公演レポートと言うより、これは私の感想文です。
以下、長文ですが綴ます。気を失わないようにして下さいね。
(1)まえがき
(2)ビバ!くまもと。
(3)わが愛する登場人物論
の流れで綴ます。

Space早稲田演劇フェスティバル2016参加のためにユニットとして立ち上げた九州「劇」派でありました。これは福岡の仮面工房と熊本の夢桟敷の有志で共同計画されたことだと認識しています。台本選びは仮面工房のG君(現在は仮面工房を脱退)が持って来たものに決定したのも事実です。
2月より月に3回程度の「少女都市からの呼び声」(唐十郎)の本読みや、唐十郎氏の理解を深めるための講座ワークショップを繰り返してきました。特権的肉体を理解することでの独自な劇作法を捉えなければ、集団として噛み合わなくなるだろうと懸念していたからです。とにかく、熊本地震に見舞われるまではオーディション形式のワークショップを続けていました。その場で参加の意思を確認したり、公演に向けてのアイディアや福岡と熊本での稽古をどうするか?なども検討していました。
熊本地震が4月14日と16日、2度に渡る震度6強から最大の7が起こりました。その後も震度3〜4の余震が歴史上類を見ない回数で続きました。
仮面工房は地震直後に公演を予定していたのですが、熊本市東区健軍商店街の会場ビルが壊滅状態に陥り公演中止に!夢桟敷の劇団事務所も半壊状態で移転を余儀なくされてしまいました。
地震から2〜3ヶ月は稽古の体制に入れず、一時は東京公演も危ぶまれました。地震ばかりでなく、体調を崩したり仕事や家庭環境の変化により参加できないことが判明したりで内部状況の危機もあったからです。
東京公演は流山児事務所と東京スタッフさんの御助力を頂きながらも実現できたことで救われました。
東京公演での出演は仮面工房からは無しになってしまい、劇団みちくさの玉垣君、福岡のフリーの女優、峰尾さん、東京からの客演=新大久保鷹さん、そして劇団夢桟敷の面々でした。

さて、先日公演が終了した熊本公演です。
当初は仮面工房が4月に公演を予定していた健軍商店街のギャラリーでしたが使用不可能になり、小屋探しに奔走するも、熊本市内の公共ホールや公民館もダメよダメダメでした。困り果てているところでゼロソーさんのアトリエ、花習舎が!灯台下暗しとはこのこと。捨てる神あらば拾う神あり。ゼロソーの山田夕可さんが福岡の峰尾さんと入れ替わりに加わってきました。プラトニックラブですね。外国語の関係になりました。翻訳すると「かわいい関係」です。
客席30で満杯状態になる小さなspaceですが、私たちは狭いspaceを活かすのは得意であります。これがアングラ劇よ、小劇場よ、とビンボー劇団の知恵が発揮できる最適の環境です。感謝、感謝で使わせて頂きました。
案の定、お客様との濃密なコミュニケーションがとれました。民間であるが故の会場での終演後の小パーチー。これが最高に良いのです。流れで近所の焼き鳥屋さんにもお客さんとも行けました。この流れができると、もう、お客さんと言うより身内の関係になります。他人ではないのです。
東京公演の直前に座長の父が亡くなり、座長の実家の町からも知人や親戚の方々が見にきて来れましたよ。初めて見るアングラ劇でしたが、この関係には言葉にならない程の思いがあります。
亡くなっても座長の父が呼んでくれたのだと・・・。

次は(2)ビバ!くまもと。に続きます。
国家論や愛国心より、地方都市に生きていることの面白さを綴ます。つまり、唐十郎氏は路地裏と海峡を超えた半島や大陸と繋がったマボロシを探検・探偵していたように、それは単純にマボロシではなく、熊本にも共通する未知との遭遇ではなく、概知としての劇の構造があることに気付いたからです。

終了 感謝。

2016-12-11 23:35:26 | 九州「劇」派2016
九州劇派くまもと公演、
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より
12.9.-11 花習舎
おかげさまで終了しました。
ご来場頂きましたお客様、ご協力してくださったみなさま、心より感謝致します。
落ち着きましたら、後日より公演レポートを作ります。
スタッフと出演者のみんな、どうもお疲れ様でした。次は忘年会で会いましょう!
これにて九州劇派は解散致します。・・・次からの計画をお楽しみにして下さい。

公演前夜!

2016-12-08 23:34:31 | 九州「劇」派2016
いよいよ明日12月9日(金)より!
「拝啓 唐十郎さま、少女都市からの呼び声 より」
九州劇派の公演が始まります。
健軍電停(市電終点)より益城方面ヘ50メートル、走って10秒のところに内村不動産ビルの3階(受付は2階)、花習舎であります。
予約状況のお知らせです。
9日(金)19:00 満席
10日(土)13:00 ほぼ満席
10日(土)17:00 ほぼ満席
11日(日)13:00 余裕あり
11日(日)17:00 大いに余裕あり!
ということで、日曜日のご来場が穴場です。
健軍という町は、ご存知のように古くから焼き鳥の美味しい店が並んでいます。演劇と焼き鳥!演劇と焼酎やビール!昼から赤い顔をしていても違和感のない町です。人情溢れる町!チンチン電車(熊本市電・路面電車)では熊本城や水前寺の景色も眺めることができて観光気分を味わえます。
アットホームなアングラ劇ヘどうぞ!きなっせきなっせ。
来てみてびっくり!健全な幻覚の世界が転がり込んでくるのであります。
予約お問い合わせは明日より電話でお願い致します。
09045815190 制作

仕込・花習舎

2016-12-07 23:48:16 | 九州「劇」派2016
九州劇派くまもと◇小屋入り
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
■Website 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
■予約フォーム https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
熊本公演■熊本演劇フェスティバル参加
12月9日(金)19:00
12月10日(土)13:00//17:00
12月11日(日)13:00//17:00
場) 花習舎(熊本市東区東本町1-62 内村不動産ビル3F)
前売2000円//当日2500円

最後の稽古

2016-12-06 23:11:49 | 九州「劇」派2016
稽古場最後の稽古。いよいよ明日より小屋入りです。

九州劇派くまもと◎第2弾 熊本公演!
12月9日(金)ー11日 (日)場//花習舎
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より。          

拝啓、唐十郎様、
あなたは覚えているでしょうか。
赤い夕日が海へ落ちようとしていた時、
私たちは浜辺に埋まり、身動きがとれず、
高熱にうなされていました。
その時です。
あなたは紅いテントをひるがえし、
「夢を見るが良い、夢には力がある。」
そう言って、勇気を与えてくれたのです。
あの時の私たちです。

【登場人物:出演者(担当)】熊本版メンバー
田口:工藤慎平(舞台監督・音楽編集)
雪子:肥後丸.(宣伝美術)
フランケ醜態:玉垣哲朗(劇団みちくさ)
看護婦あるいは:夢現(制作)
医者あるいは : 海幸大介 (大道具)
有沢:太郎(宣伝美術編集・舞台美術)
ビンコ:山田夕可(ゼロソー)
上海ママ:新大久保鷹(東京からの客演) 
タカハシユウジ(音響)
山南純平(演出・照明)
コモン真樹(フリー・写真記録)
KAREN・小林ユカリ・東田まなみ(受付)
坂本冬馬(オープン曲)
◎協力
花習舎 ・ゼロソー(会場・出演)
劇団みちくさ(出演)
劇団夢桟敷(出演・制作)
熊本演劇人協議会(熊本演劇フェスティバル)

■Website 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
■予約フォーム https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
熊本公演■熊本演劇フェスティバル参加
12月9日(金)19:00
12月10日(土)13:00//17:00
12月11日(日)13:00//17:00
場) 花習舎(熊本市東区東本町1-62 内村不動産ビル3F)
前売2000円//当日2500円

ごあいさつ

2016-12-05 23:57:38 | 九州「劇」派2016
いよいよです。これが最後の劇派です。
グッバイサンキュウー。公演直前ごあいさつ。

九州劇派くまもと◎熊本公演!12月9日ー11日 花習舎
拝啓 唐十郎さま「少女都市からの呼び声」より。          

九州劇派は去る10月、東京公演「スペース早稲田演劇フェスティバル」参加のために結成されました。そして、いよいよ熊本公演です。ただいま!です。
4月の熊本地震によって計画が危ぶまれましたが、何とか乗り切ることができました。ご来場頂いたお客さんたちのパワーに圧倒された公演でもありました。
 さて、熊本は!・・・東京から一ヶ月余り過ぎて、ところ変われば劇も変わります。変幻自在、時間と場の混沌を楽しんでいただきたいと思います。
 唐十郎氏の錬夢術・錬肉術の劇作法とは?・・・終演後はお茶やお酒で皆さまとの交流を図ります。お時間のある方はどうぞ居残って下さいませ。

【登場人物:出演者(担当)】熊本版メンバー
田口:工藤慎平(舞台監督・音楽編集)
雪子:肥後丸.(宣伝美術)
フランケ醜態:玉垣哲朗(劇団みちくさ)
看護婦あるいは:夢現(制作)
医者あるいは : 海幸大介 (大道具)
有沢:太郎(宣伝美術編集・舞台美術)
ビンコ:山田夕可(劇団ゼロソー)
上海ママ:新大久保鷹(東京からの客演) 
タカハシユウジ(音響)
山南純平(演出・照明)
コモン(フリー・写真記録)
KAREN(受付)
◎協力
花習舎 劇団ゼロソー(会場・出演)
劇団みちくさ(出演)
劇団夢桟敷(出演・制作)
熊本演劇人協議会(熊本演劇フェスティバル)

■Website 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
■予約フォーム https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
熊本公演■熊本演劇フェスティバル参加
12月9日(金)19:00
12月10日(土)13:00//17:00
12月11日(日)13:00//17:00
場) 花習舎(熊本市東区東本町1-62 内村不動産ビル3F)
前売2000円//当日2500円

集中(4)

2016-12-04 23:46:22 | 九州「劇」派2016
m.youtube.com/watch?v=SaJYJz4skSU
ラジオで流れていた「オテナの塔」(昭和30年)をYouTubeで聞ける。稽古が終わってこのラジオドラマを子守唄のように聴きながら眠る。・・・するとどうだ!夢は夜開く。そうだ!人生の半分は夜だった。私たちの稽古も夜行われている。だから、劇は夜作られているのである。
オテナの塔作戦とは?
夜へ急ごう。有明海を南下すれば太平洋か。その後ろは日本海である。後ろに面舵をきる。オテナの塔は北にあるのです。
少女都市は海の向こう側ヘ渡る〈時間の航海〉である。ここはガラスでできた子宮の中か?バリバリと空を喰おう。
さて、どちら様と出会えるだろう。劇は出会いの場でもあるのです。

■九州劇派くまもと
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
■Website 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
■予約フォーム https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
熊本公演■熊本演劇フェスティバル参加
12月9日(金)19:00
12月10日(土)13:00//17:00
12月11日(日)13:00//17:00
場) 花習舎(熊本市東区東本町1-62 内村不動産ビル3F)
前売2000円//当日2500円

集中(3)

2016-12-03 23:44:43 | 九州「劇」派2016
「指をちょうだい。指切りげんまんの指を!」と雪子は兄の指を切った。兄=田口と妹=雪子は何を約束したのだろう?兄妹のタブーとは何か?禁断のアイデアル。愛?そんな外国語は使わないでよ。・・・この劇は男と女の入り乱れた関係、妄想と現実のスレスレがある。身体やこころをスリスリしよう。摩擦で発電する。
公演まで後6日に迫った。10月Space早稲田演劇フェスティバルから1ヶ月チョイ経った。そして、熊本である。あの地震から8ヶ月になろうとしている。・・・おいでよ、熊本ヘ。お待ちしてます。

■九州劇派くまもと
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
■Website 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
■予約フォーム https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
熊本公演■熊本演劇フェスティバル参加
12月9日(金)19:00
12月10日(土)13:00//17:00
12月11日(日)13:00//17:00
場) 花習舎(熊本市東区東本町1-62 内村不動産ビル3F)
前売2000円//当日2500円

集中(2)

2016-12-02 23:50:21 | 九州「劇」派2016
マボロシの1945満州国の場。・・・「アさて、アさて、アさて、さて さてさて、さては南京玉すだれ、チョイと伸ばせば!」 舞台では歌わないが、唐十郎氏の満州シリーズに南京の大虐殺が重なって見える。転がり込んできた。
マジックである。・・・さて?
劇では幻覚と幻聴が飛び交う。これが煉夢術と煉肉術。特権的肉体とは?夢や身体から転げ落ちることからハジマルのか?笑いと悲しみが往来する。行ったり来たりする時間がある。
少女都市では性や暴力が散らばる。喜びや怒り、哀みや楽しみも散らばる。
アさて、アさて。チョイと伸ばせば?・・・過去と未来が!時間は伸びたり縮んだり。
あとは見てからの!
想像力を空に向けて飛び立たせようか。

■九州劇派くまもと
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
■Website 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
■予約フォーム https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
熊本公演■熊本演劇フェスティバル参加
12月9日(金)19:00
12月10日(土)13:00//17:00
12月11日(日)13:00//17:00
場) 花習舎(熊本市東区東本町1-62 3F)
前売2000円//当日2500円

集中(1)

2016-12-01 23:33:05 | 九州「劇」派2016
これに集中するのみ!・・・全ての現象が劇的である。

■九州劇派くまもと
「拝啓 唐十郎さま『少女都市からの呼び声』より」
■Website 九州「劇」派ホームページ http://gekiha.wix.com/gekiha
■予約フォーム https://www.quartet-online.net/ticket/gekiha
熊本公演■熊本演劇フェスティバル参加
12月9日(金)19:00
12月10日(土)13:00//17:00
12月11日(日)13:00//17:00
場) 花習舎(熊本市東区東本町1-62 3F)
前売2000円//当日2500円