山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

試写会(「ねじ式」撮影テープ)

2011-06-27 10:50:38 | 「ねじ式 復活」2011
■6月26日(日)武蔵ヶ丘教会

「ねじ式 復活」Vシネマの撮影テープ70分の試写会をおこなう。ゲストに仮面工房熊本支部のKAKUさんが来られた。河原町での撮影会ではお世話になりました。
一緒にやろうよ!と押せば逃げまどう引っ込み思案多い熊本小劇場界で、珍しく近寄ってくれる。夢桟敷の周辺には珍しい方々が集まる。少数派同士だから絆は強くなる。個性も豊かな方たちが多い。

プロジェクターを俵山の卓さん(舞台監督)のところに返していたから、今日はテレビモニターでの「ねじ式」試写会となる筈だった。ところが・・・。稽古場である教会にプロジェクターが置いてあるではないか!・・・偶然?お恵み?教会ではありがたいことがよく起こる。
スクリーンでの試写会となった。
そもそも教会で稽古できること自体が奇跡に近い。劇団内に幸運をもたらす者がいるからだろう。

試写会終了後、劇団員一人一人のプロフィール写真を撮影する。それを携帯からパソコンに入力しようとしたらできなかった。おや?いつもはできているのに?おやおやおや???
原因は携帯が止められていたのだった。原因がわかって安心する。

KAKUさんといつものファミレスへ行く。仮面工房熊本支部の旗揚げ公演のことや演劇の話で盛り上がる。珍しく座長がビールを注文する。珍しく私がビールを呑まずに運転手となって帰り着いたのが夜の零時を回っていた。



劇団夢桟敷の今後の活動形態を大きく変えようと思っている。公演活動は根本である。舞台が前提であり、これまでに培ってきた「夢のコラージュ」つまりシュールな劇世界は追求しつづける。30数年の蓄積は放棄できない。プチ伝統ともなっている。公演活動は揺るがない。その集団である。
尚、一人芝居の小さな公演から他劇団との合同企画公演まで射程する。

シュールは日常を複写する劇ではない。時間も空間も等身大ではなく、大きくしたり小さくしたり、スピードも自由自在、日常を歪んで見せる劇。これが面白い劇、感動ある劇、不思議な劇世界は楽しい!・・・奇形は「清く、正しく、美しい」をモットーにしている。

そのモットーを映像でも展開していこう。映像への進出。舞台と映像の両面から劇団の活動を作り上げてみよう。直感的に劇団内では一致している。多くの議論は必要ではない。走りながら考えるタイプは揃った。
第一歩が「ねじ式 復活」Vシネマである。撮影は終了して、次は録音と編集に入る。YouTubeでの配信、舞台版「ねじ式」とセットで通信配布、ショップでのグッズ販売を開始する。予定は8月14日。



7月・8月予定

7月10日(日)河原町アートの日 参加 am11:00-pm5:00 
【会場】熊本市河原町2 歩行者天国・・・ダンス、路上ライブ、市街劇「KAGUYA」など
尚、終演後、当日の記録ビデオを発表する予定。

8月1日 河原町問屋街通路にて劇団夢桟敷河原町支店オープン。
グッズ販売(CD,DVD,Tシャツ、戯曲集、公演写真集など)、提携商品の通信販売、会員制倶楽部によるミニシアター(演劇、ビデオ、写真撮影会)、各種ワークショップの開催。

8月14日(日) 河原町「夜の展覧会」参加
若い美術作家とダンス、劇団のパフォーマンスのコラボ!
作品を映像化し映像を照明として路上、壁などに当てて見せます。
美術館ではできないビールを呑みながらの観賞可。

市街劇へ。7月10日(河原町)

2011-06-25 23:47:05 | No.56「KAGUYA」
「KAGUYA」物語は町に出る。町に物語が生まれる。

日本の伝統芸能、歌舞伎は「傾く(かたむく→かぶく)」と言われていた。慶長年間(1596年 - 1615年)に京・江戸で流行った。その源流は出雲 阿国(いずものおくに1572年)。歌舞伎の創始者といわれる安土桃山時代の女性芸能者がいた。
民衆は派手な衣装や一風変った異形を好んだ。特にそうした者たちのことを「かぶき者」とも言った。歌舞伎の原点は「河原乞食(かわらこじき)」である。

■6月25日(土)武蔵ヶ丘教会

蒸し暑い。気温は30度を超えている。熱中症予防のため水分補給で腹はダブダブ。動くとチャプンと音がする。
大型台風5号が黄海を北上中。その影響もあって九州は風雨土砂崩れ警戒警報発令が続いている。6月26日に熊本大地震も予言されている。阿蘇中岳の噴火?今のところ予兆はない。

3.11東北大震災の経験から「傾く」ことを現実のこととして捉えるようになった。
「日本沈没」が夢落ちではなく現実の問題として見える。・・・朦朧としているのではなく、混沌としている昨今。

新人KARENちゃん(次世代のアイドル!)が日本の妖怪図鑑という水木しげるの本を持参してきた。
今日の稽古ではそれを読み、話を理解して「私の話を聞いて下さい。」と相手に語ることをした。
これは「訪問劇」と言って、実際に町の家を訪問して話を聞いてもらう寸法。通りすがりの人へ話す劇。いわゆるハプニングである。それを記録することで第三者へ発信する。

7月10日(日)は河原町アートの日で市街劇、ダンス、路上ライブを予定している。しばらくは「KAGUYA」ネタでの稽古がつづく。実験演劇である。


アンソロジーの劇

2011-06-23 23:16:23 | No.56「KAGUYA」
アンソロジーはギリシア語のアンソロギアanthologia(花を集めたもの)に由来する。・・・その意味では今まで取り組んできた「KAGUYA」は妖怪を集めたアンソロジーの劇だ。
この劇は昨年の12月に始まった。そして今年の5月。次に向けてはKAGUYAシリーズの第3弾という訳だ。

「日本の昔話」を劇団夢桟敷が取り組んだらどのような劇になるのだろう?と単純に興味本位からだった。もう一つ、海外公演を意識した。日本の伝説を異型としてデフォルメする。そして日本的とは何か。・・・日本の妖怪は美しい。これは「美しき日本」とは違う。現実に醜さを感じる時、劇は醜さの裏側から美しさを放つ。

リアリズムや判りやすさを度外視した“衝動”をコラージュ(構成)する劇作りがこの32年で定着してきたように思う。つまり、パトス(感情)を解放する劇の在り方を求めてきた。物語に趣を置くことではなく、むしろ意識的に物語を壊すこと。ここに想像力の自由さ広がりを感じていた。
物語を壊すことは、もう一つの物語を作らなければならない。批判で終わってしまうことは創造的ではない。

「KAGUYA」は挑戦している。興味本位から「日本の伝説」に疑問すら発見する劇へ。古きメッセージを今に蘇らせる新しい解釈とは・・・KAGUYAにはある。妖怪たちは腐った場所に棲みつく。人間に勇気を与えようとする。世直しのメルヘンである。

今回の作者である夢現は登場人物に<かぐや姫>の他に<桃太郎><金太郎><浦島太郎><瓜子姫>などを並べた。浦島太郎を除いて、みんな人間から生まれていない。出生の秘密に黄泉、あるいは異次元の世界からやってきた妖怪集団としてのKAGUYAを位置付けた。

何度やっても謎は深まるばかり。だから、終わらないのである。演劇公演を戯曲の発表の場とは思わなくなった。行間に肉体を表す。肉体は作品ではない。役者という肉体には生きざまが表れる。
稽古場は役者としての身体作りを繰り返している。終わらない。永遠に終われない。



■6月23日(木)清水市民センター

梅雨の隙間、今日は一日中うだるような暑さだった。稽古がなければ生ビールで喉を潤すところだが・・・。演劇が健全な日を提供してくれる。酒に溺れることを予防してくれる。

只今のところ、新人さんKARENちゃん(中1)とMANAMIから目が離せない。5月にデビューした犬彦さんも!・・・イメージとしては役を思い浮かべているのだが、どの場所でどのように加えるか?具体的になっていない。
集団的に高揚してくると、必然のようにココだ!が見える。唐突に割り込む劇のリズムになる。
だが、今のところ、基礎的な訓練がつづく。

私たちの基礎トレーニングは即興性を問うパターンから始まる。だから、稽古中は遊びのようでもあり笑いが耐えなくなる。プーッと吹き出してしまう。一見、いい加減にしろ的な「ふざけんな」場面に見える。
私は「ふざける」ことも劇作りには必要だと思っている。一生懸命ふざけること。その一生懸命さに感情が揺さぶられる。喜怒哀楽が垣間見られる。役者たちは、それを確認し拾って自分のポケットに納めていく。新人さんたちは、当然、ポケットが小さい。小さいからこぼれ落ちることもある。
そのこぼれ落ちるモノに宝のようなものを見つける。

私は何百の宝を見届けていたのだろうか。気が遠くなる。

今日の稽古でもそれを感じる。数多くある劇団の中で夢桟敷に関わってくる人たちを大切にしたい。
期待されているのだ。期待しているのだ。頑張ることは恥ずかしいことでも悪いことでもない。
過ぎることもある。消耗することもある。
だが、役者たちは過ぎること、消耗の向こう側に向かっている。そのエネルギーがあるから生きていけるのだろう。

マジックである。演劇は手品でもある。見えた。今後の稽古へ。

(注)写真は6.9仮面工房さんとの合同稽古終了後の「はい、ポーズ」より。

V撮影LAST

2011-06-21 23:40:55 | 「ねじ式 復活」2011


今年の3月11日(金)~13日(日)4ステージ「ねじ式 復活」演劇公演をして以来、映像による「ねじ式」制作に取り組んできた。
本日(6月21日)が最後の撮影であった。

3月23日(水) in菊池渓谷
6月12日(日) in熊本市河原町 問屋街通路
6月16日(木) in熊本市五福公民館
6月17日(金) in熊本市亀井公民館
6月21日(火) in天草 白涛海水浴場

残すところ、撮影テープ全部の試写会、のち、音入れ、編集にとりかかり完成になる。
編集にどれだけ時間が費やされるかは未定。音入れは7月10日の「河原町アートの日」参加以降になる。できれば7月末までにはメドを立てたい。
Vシネマが完成すると舞台版「ねじ式 復活」とのセットでお披露目である。試写会のイベント化、10月からの旅公演での配布、YOUTUBEによる配信、アンテナショップ(河原町)での商品化を試みるつもり。

今後、時間を作って、これまでの公演記録もビデオで残し発信する予定です。老後の楽しみが山ほど残っている。
演劇公演は後何本作れるか。実験映像制作と舞台、今後の課題が「生きる力」となる。

■6月21日(火)天草 白涛海水浴場

雨の河原町での撮影以来、雨がつづく。今日も雨であった。従って、映像は編集でも思いっきり雨を降らせることにする。モノクロ、雨シャーシャーがレトロ感覚にふさわしい。
デジタル化されて高画質が当たり前の世、私は逆を突く。

今日は工藤慎平(「ねじ式」の青年役)のオープニングとエンディングの撮影、海の場面である。同行者はサキ。天草行きは半分観光気分だった。雨のドライブを楽しむ。

ワカメおにぎりを海岸で食べての撮影開始。
雨だというのに釣り人がちらほら。・・・撮影が終わったら刺身を食べよう!









昨年の夏「シナプスの転生 あるいは ねじ式」撮影会は天草の手前の海水浴場だった。雨の故で水かさが増えていた。急きょ、予定地を天草に変更する。ロケ地としていいところは天草には数限りなくある。その一つが白涛海水浴場。
撮影ポイントを探していると、住民の老人?がやって来て、「こんな天候な時に海水浴ですか?」と尋ねられた。ビデオの撮影ですと答えると、「何のコマーシャル?」と突っ込まれる。どうやら炭酸飲料のCMでもあったらしい。
「劇団でムービーを撮っています。」・・・海の老人は「劇団」に不思議そうに反応した。
「熊本に大衆演劇や肥後にわか以外に劇団があったのか?」
ズッコケながらも微笑ましい。

予定通りのカットが撮れた。
近くに「藍の天草村」物産館がある。お土産に「いわしの竹輪でも!」と思っていたが、試食で満腹になり、サキと工藤慎平は食後(これも試食のみ)のデザートとしてアイスクリームでご満悦の様子。
いいのかな~、ここは試食の大判振る舞いである。腹が満たされると購買意欲は減退する。お店の方々の太っ腹に敬意を表します。

午前11時に出発して午後6時に帰り着く。家で「はまちの刺身」「馬刺し」、三人でお疲れ様の一杯。
撮影テープ試写会は6月26日(日)午後6時より武蔵ヶ丘教会で!

KAGUYA No.3スタート

2011-06-19 23:37:58 | No.56「KAGUYA」
身長3mのジャックについて・・・

映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1994年に日本で公開されたディズニーアニメ)で登場するジャック(パンプキン・キング)は青年女史なら誰でも見覚えがあるようだ。子どもの頃に見た記憶に残るアニメであるらしい。言われてみれば、ジャックのキャラクターは私の家では灰皿としてあった。キャラクターとして日常の雑貨にも溢れている。
それを知らなかったのだから、私は時代の波から取り残されている。そもそもアニメに興味がないものだから接しても記憶からは薄れる。「古い男とお思いでしょうが。」・・・。

日頃お世話になっている(キリスト教会の礼拝堂を稽古場として提供して下さっている武蔵ヶ丘教会)牧師さんの動く手作り人形がジャックをモチーフにしていた。なんと身長3メートルである。そのジャックを背負うようにまとい、人間の動作と連動する仕掛け。手足、首が動く。

6.11「さよなら原発」パレードで牧師さんはジャックになって練り歩いていた。
反原発を訴える気持で私もそのパレードに参加したのだが、ジャックに心奪われた。劇で使えないだろうか!思いが湧くと実行したくなる性格である。早速、牧師さんに相談するとOKだった。

狙いは7月10日に催される河原町アートの日。持ちネタ「KAGUYA」妖怪物語に登場させよう。
劇団夢桟敷は年末の旅公演まで「KAGUYA」を煮詰めていく方針。
昨年の12月「大阪ー熊本エクスプレス」で上演した「かぐや」(作:夢現)を5月にも改訂版として河原町ギャラリーADOで上演した。
「KAGUYA」は第3弾として改定しつづける。これより、公演やイベント(市街劇)として取り組む。


■6月18日(土)武蔵ヶ丘教会



超新人=KARENちゃんが稽古場に通って来るようになった。期待の超新星である。中学1年生。稽古場には弟の小学3年生のRyunosuke君とお母さんも。
親の血を引く兄弟よりも~、義兄弟~♪・・・劇団は一家である。

昨年に引き続き、11月に発表会(清水公民館講座「子ども劇を作る」)で「かぐや姫」短編ミュージカルを予定している。子ども劇POPSである。KARENちゃんを子ども劇のリーダーにしようと、公民館講座で募集をかける前に劇団夢桟敷として仕込んでおきたいと思っている。
新たにジュニア部門を受け皿として開設中である。昨年「不思議の森」に出演した子どもたちも加わってくるであろう。牧師さんの息子たち、中1、小6、小3にも呼びかけた。

劇団員たちが夕沈ダンスの復習と進化を試みている。KARENちゃんの筋は良い。YUKAちゃん(現在、東京でタレント修行中)退団後のニューアイドルとして、私は鼻の下を伸ばしながら育てたい。お爺ちゃんによる健全育成。私の楽しみは増え続けている。

稽古終了後、座長、田中幸太と3人で指宿の薩摩焼酎「純黒」を呑む。芋焼酎の中でも格別に美味い。犬彦さんの親戚のおばちゃんから頂いた。大感謝。


■6月19日(日)武蔵ヶ丘教会

稽古前の午後、旗揚げメンバーである海幸大介と河原町にアンテナショップを出店する打ち合わせ会議をする。今月中にはメドが立つであろう。
私は町を丸ごと劇場化する夢を持っている。大きく出たが、秘策があるからここまでは言える。私を信じれば人生が楽しくなる。人生一回。かつお山かけ丼は599円。オチなし。

 



今日の稽古で新人KARENちゃんを座敷童子、東田まなみを雪女として「KAGUYA」ではワンポイントとして付け加えることを確認する。
ちょっと変更することで演出的には大幅な改定版になる。つまり「かぐや」第3弾は新作のように変貌する。秋から冬にかけての旅公演は第56回公演の延長ではなく、第57回へステップアップするからカウントを上げよう。イベント参加(市街劇)は実践的関連事業になる。

MAMIさん、DAISUKEさんのダンス指導の稽古となった。7月10日の河原町アートの日では両氏ともにダンスプログラムで参加する。
稽古の様子を眺めながら、この稽古そのものを一般参加者とともに「ワークショップ」としてやれないだろうかと思った。だが、熱い夏。しかも野外である。歩行者天国のストリートでおこなう。熱射病が怖いが、どうだろうか。

ダンス指導の両氏より劇団夢桟敷スタッフ(ダンス部門)として了承を得た。
徐々に層が厚くなってきている。
一時中断していた劇団内講座も再開しようと思っている。まずは劇作講座としてマンツーマン形式による。条件は短編でもよいから「脚本を書く」から始める。
テキストとして稽古場で使用するから、脚本の書き方教室のようなつまらない講座にはならない。今や役者が書く時代の到来也。役者の劇作家・演出家の登場を劇団内で待つ。



PS余談。
今日は「父の日」。サキが料理持参する。伊丹の冬馬が麦わら帽子を送って来る。ユウムからはタバコを1本恵んでもらった。この10年、父という意識がなくなっていた。意識不明?

実験映像「ねじ式」

2011-06-17 23:54:00 | 「ねじ式 復活」2011
つげ義春の漫画「ねじ式」を舞台版では「紅い花」「もっきり屋」「無能の人」などをコラージュしながら張り合わせて、もう一つの新しい「ねじ式」を試みた。
試みは劇作の実験性にある。既成概念に捉われることなく独自な劇世界を創出することは、単に作品としての劇を伝えることではない。新しいことへの可能性を求める。

今回、「ねじ式」を映像化しようとした試みは実験映画の可能性を求めてのことだった。
確かに舞台と映像は違う。撮影現場は監督、カメラマンの独裁的な場になる。一見、個人の世界観のようになってしまう。だから「私」との戦いが始まる。「私」などない独裁。監督は滅私奉公の過酷な不条理に陥る。

俳優はカット割りの映像の中で戸惑うことばかりだろう。思い入れが深ければこの戸惑いが衝突ではなく生産に繋がる。
俳優たちは心の中で叫ぶ。「えーい、どうにでもしやがれ。まな板の上の鯉だ」と。さばかれる快感?舞台とは違った新たな俳優術が垣間見られた。信頼、これがなければやってられない。
そう言う意味で劇団は映像へと進出する集団としての可能性はある。今後の劇団夢桟敷の課題が見えた。



■6月17日(金)亀井公民館

昨日につづき室内撮影となった。
「産婦人科」のエロチックな場である。ここで気をつけなければならないこと。作る側が興奮してはならない。あくまでも冷静でなければならない。
私たちはアダルトビデオを作っているのではない。見る側を性的に興奮させることが目的ではない。「清く、正しく、美しく」のモットーが思い出された。

産婦人科の女医がメメクラゲに腕を噛まれて死にそうになっている青年を手術する場。切られた静脈をネジで締める手術である。ここに男と女の性的な営みがオーバーラップしてくる。イメージは母と息子の近親相姦的な場面になる。

想像力、妄想は人間としての生きる力だ。学校ではそれを教えない。とりわけ「性的」なことについてはタブーとなる。オシベとメシベのアカデミックなことを人の妄想は超えてしまう文化を肯定しよう。
日常では愛である。恋である。しかし、その内面は・・・。人の脳は危険に満ちたことまで想像したりする。
狂気などの裏返しに安全平和を確認する脳。同居する愛と恐怖。生と死。・・・映像として人の理性や感情を揺さぶることに挑戦。
感動があれば「生きる」ことの喜びを発見する筈。





演劇の稽古とは違った緊張感の中、稽古場である亀井公民館での撮影は終了した。
残る撮影は青年が海から登場し、海へ去っていくロケ。6月21日(火)である。今のところ工藤慎平と私だけの予定だが、誰かついて来る?撮影アシスタント募集します。

尚、明日6月18日からの稽古は「KAGUYA」7月10日の河原町アートの日でのパフォーマンス市街劇篇にとりかかります。同時進行で映像編集の予定。

V撮影つづく

2011-06-16 23:57:11 | 「ねじ式 復活」2011
「ねじ式」Vシネマ◎撮影中です。

6月12日(日)の河原町での撮影以降、残るは・・・
①出演者個人カット撮り→6月16日(木)
②ラスト2「産婦人科」(過激さを追求します!)→6月17日(金)
③オープニングとラストの場(海!)→6月21日(火)注:大雨洪水警報でも決行。

この予定で進みます。



■6月16日(木)五福公民館

先日の撮影場所、河原町に近い会場に五福公民館がある。町名は呉服町でそれを五福と呼ぶから縁起が良い。劇団員の肥後丸、赤井犬彦のご近所だから、やっぱり縁起が良い。五ほどの福があるとは・・・。ごほんごほん、ありがたや~。

ここの和室は高級旅館のようでもある。3部屋、キッチン付き。4階だというのにベランダは和風庭園になっている。贅沢な撮影スタジオとなった。
河原町の問屋街にしろ、これをセットしようと思うと億単位の制作費になる。

今日は出演者の個人カットを中心に撮影した。
最終的には台詞有りのシネマになるが、出演者たちは口を閉じている。これには意味があり、心の中のささやきとして全編モノローグ(独白形式)で綴る。
ここが舞台版の「ねじ式」とは違う。台詞は撮影編集終了後、録音する。

実は今日の昼間、海へ出かけての撮影予定であったが、「空襲警報」否「大雨洪水警報」が発令されていて日和った。くじけた。主演(青年役の工藤慎平)が海で溺れる様だったらVシネマ主演男優賞ものだが、50km走行でのトラブルを避けた。熊本市内を流れる1級河川、白川が氾濫したらしい。飛んで火に入る虫、否、舞台で死ぬのは本望だが、他で死ぬ気はなし。

撮影終わって、大阪事務所の小島さんから頂いたカラフル軍手と本田君(阿蘇のホテルでフロントマンとして働いている劇団員)から頂いた缶ビールを皆で分ける。皆、大喜び!苦労のし甲斐がある。人生苦ありゃ楽あるさ。頂きモノがご褒美となった。

さて、明日は「産婦人科」の場面撮影。エロチックに過激に!妄想は爆発する。そして喜劇になるであろう。関係者以外、立ち入り禁止。




「ねじ式」V・写真集

2011-06-15 19:39:32 | 「ねじ式 復活」2011














「ねじ式」Vシネマ撮影会(河原町6月12日)の写真が無くて困っていたところ仮面工房の賀久さんから送られてきました。
何が何やら、誰が誰やら、・・・本来ならば写真説明しなければならないところですが、ここは前回の日記と合わせて想像してみて下さい。舌足らず、多謝であります。
劇団夢桟敷をご存知の方は「in豪雨」を笑ってみられるでしょう。

「ねじ式」Vシネマin豪雨

2011-06-13 23:40:31 | 「ねじ式 復活」2011
この3日間の雨量は熊本市内で400mmを超えたとニュースで伝えていた。
「ねじ式」撮影日。雨天決行ではあったが、あまりにも激しい雨が気になって朝から車で様子を見に走った。側溝の下水が溢れ出ている。今にも道路陥没である。昨夜は雷鳴も響いていた。・・・撮影中止どころか、闘志むき出しになった。日常が異常である。

■6月12日(日)豪雨!

約束通りam11:00、メンバーが河原町に集まった。雨に打たれて色っぽい感じ。みずみずしい。
この日は河原町アートの日。他の出店者も集まっている。火事や台風があると張り切るタイプの人たちがいるように、私たちと同類だとわくわくする。
この日、熊本市役所では豪雨警報を発令していたらしい。それは知らなかった。
水も滴るいい男と女たちばかり。しかし、滴りすぎた。びしょ濡れである。
一応、撮影会場は問屋街通路で屋根付きではあるが、何せ古い街、雨漏りが酷い。

通路の人たちへの質問に答えるインタビューを準備していたのだが、屋根の雨音がうるさくマイクに声が届かない。急きょ、お店の中でのインタビューに変更する。
ギャラリーADOで展覧会をしているアメリカ人とオーストラリア人のイケメンさんたちなど。
ユーモアーが通じて楽しかった。
シナリオでは「イシャは何処だ。」の答えになるのだが、撮影では「あなたにとって夏の日のリアリズムとは何ですか?」などに応えるもの。当然、会話はチグハグになる。これが狙いだった。

現場の即興とシナリオを合わせて編集する。撮影された映像を見て編集を組み治す。このようなやり方で「ねじ式」を半ばドキュメントしようと企んでいたのが・・・、雨そのものが予定の場所をも変更し即興的に雨の降り込まない場所探しに手間取ることもあった。雨を利用するしかない。貪欲さが新しい発想にスイッチを切り替えることができた。まだ頭は柔らかい。

テレビ局の「アートの日」取材もされていた。それを取材する「ねじ式」班。不思議な光景だった。
一般の方々を巻き込んで圧倒的多数、つまり群衆のダンスを試みたかったのだが、それは実現できなかった。スペースがとれない。予定では駐車場スペースだったのだが、出演者はともかく、一般の人を濡らす訳にはいかない。ここに私の小市民としての良心はあった。ダンスは関係者のみの20名に止まる。
次の路上パフォーマンスで実現させよう!
群衆のダンス!あくまでも暴動ではない。役者たちが煽動するパワー実験である。

pm4:00には当日撮影予定分が終了した。正直、足腰と脳がパンパンで破裂しそうになっていた。
ギャラリーADOにて、喉の渇きを覚えてビール小瓶を2本飲み干す。1本は手羽先村さんのおごり。この年になっておごってもらえるとは!
うん?食事を取り損ねていた。・・・みんな腹を空かしていただろうと気付くが後の祭り。

仮面工房さん、ダンスのmamiちゃんとdaisukeさん、朝方まで仕事をして徹夜で駆けつけてくれたビデオ補助のtakahasiさん、念仏のharu君(劇団「魂」)、
劇団夢桟敷はいつものメンバー+新人のまなみ~、カレンちゃん、お母さん・・・皆さん、本当にお疲れ様でした。
そして協力してくれた町の方々に感謝致します。

お疲れ会はpm7:00よりオシャレな異国ムード溢れる南国居酒屋で乾杯する。思いっきり呑めた~。
いつも飲み会になると私の傍に近寄らないのだが、仮面工房さんと肥後ちゃんが寄ってくれた。まぁ、酔いが回ると席が入り乱れるのだが、最初はいつも不安になる。
帰りは国道3号線は大渋滞だった。何があったのだろう。今でも謎である。
未だ撮影は残っている。青年が海から上がってくる場面と海へ帰る場。そして産婦人科の場。今週の木・金で撮影する。

(注)写真は撮影終了後に時間が余ったのでプリクラを撮って遊んだ。マッタク・・・。
尚、ビデオばかりに集中していたので写真の記録がない。もしかしたら町の人が撮ってくれているかも?


市街劇のような

2011-06-11 22:28:48 | 「ねじ式 復活」2011
◎河原町アートの日 6月12日(日)am11:00-pm5:00公開撮影
 Vシネマ「ねじ式」 街に出る。

■6月11日(土)武蔵ヶ丘教会



昨夜からの豪雨。朝方は我が家の近くに流れる坪井川が氾濫寸前になっていた。
水の都クマモトの恐怖!水害の一歩手前で救われた。・・・悪夢が目の前に近づいていた。
とりあえず、安堵する。
明日6月12日(日)は河原町アートの日。このイベントに参加してVシネマ公開撮影会の前日である。
この撮影会のための最後の打ち合わせと出演者の稽古が今日。どうしても詰めておきたい日だった。
昨日今日と田中幸太は自転車に乗って、ずぶ濡れになって稽古に参加している。他メンバーは車での通いのため、豪雨に対する困難さは左程感じない。

稽古の前、昼過ぎから河原町ギャラリーADOで「明日はよろしく」と挨拶に行く。
「明日は雨らしいですね。」と客足を心配して言ったが、ADOの黒田さんは「明日の雨はありません!」ときっぱり。ステキな人柄だ。スッキリしている。

今日の雨で「6.11さよなら原発」パレードは白川公園集合が下通りアーケード街通り町入口より出発に変更になっていた。
私たちの稽古場でお世話になっている武蔵ヶ丘教会の牧師さんが大きな人形を作って参加していた。可愛い子どもたちも毒ガスマスクをつけて行進した。
「原発いらない!」掛け声はアフリカ太鼓(ジャンベ)と共鳴してアーケード街を歩く。





行動は百の議論より勝ることが多い。
思うに、演劇も行動である。太腹の脂肪を燃焼しながら明日も!自家発電といこう。

みなさん、待っています。

Vシネマ「ねじ式」稽古

2011-06-10 23:26:13 | 「ねじ式 復活」2011
6月12日(日)am11:00-pm5:00
熊本市河原町「アートの日」に「ねじ式」Vシネマ撮影をします。

毎月第2日曜日におこなわれている「アートの日」に劇団夢桟敷は「街に出る」演劇と位置付け、この企画に積極的に参加することにしました。言いかえれば「町の劇場化」実験でもあります。
これまでにも路上パフォーマンスなどの経験もあり、一つの目的に人を集める手段としてコマーシャルの色が濃かった。商店主様や広告代理店の意思で受動的に参加した経験がある。・・・自称通称俗称のアングラ劇は地上に出たり地中に引っ込んだりします。優柔不断、神出鬼没は気楽なものだ。
しかし、今回は能動的におこないます。つまり、「町」そのものを劇場化する可能性を追求するのです。言わんとすることは大きく見えそうだが、元来、演劇は「町」のものであり「民」のものであるのです。ハム、否「公」人ではない。

さて撮影現場を公開するとはどういうことでしょう。・・・町の人を巻き込むことです。面白いことかどうかの勝負です。声を潜めて言おう!

撮影現場が市街劇になるであろう。だから、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。


■6月9日(木)清水市民センター





今日の稽古では熊本に支部を作られた劇団「仮面工房」さんが来られた。
今年の3月「ねじ式」と5月「KAGUYA」を河原町ギャラリーADOで公演した際に知り合った。友情も芽生えた。
「合同で稽古しませんか。」が実現した日になった。いつもの稽古場が狭く感じられた。大人数は楽しい!タバコを愛する面々がいて、私としてはココロも軽やかになる。

Vシネマ撮影に参加してくれることに!・・・KAKUさん、TIKUWAさん、SEKIさん、KITTYさん、YOSHIOKAさん、楽しみましょう。
ダンサーのMAMIちゃん、DAISUKEさん、劇団「魂」のHARU君も参加します。

POPダンスで汗を流してファミレスへ移動。話が弾む。私は酔った。いつか、合同公演がしたいと思った。公演会場は熊本市動植物園。「人間という名の生き物」・・・過去の没企画が蘇った。

■6月10日(金)亀井公民館



ジュニアのKARENちゃんたち(ファミリー)がやって来ました。正真正銘の「少年少女時代」である。アイドルである。世界中で少年少女に未来を賭けている。演劇もそうだ。
いきなりのヲタ芸をする。お母さんも参加。微笑ましい光景だった。お母さんも入団しないだろうか。劇団が「清く、美しく」なる予感がするのです。劇団の大家族計画のハジマリ?

子どもたちをサキ、肥後丸も好きなんだな~と思う。早く、自分で子どもを持てればいいのに。作れ、子どもを産め。子どもたちと接している顔がとても優しく見える。
母性が世の中を支配するようになると明るい未来を感じるのだが・・・。

明日(土)の稽古はカメラテストの日。
劇団夢桟敷は舞台と映像の両面から演劇を作っていこうとするハジマリハジマリである。
まずは「アートの日」でテストです。

私の映像での演劇は情報としての媒体表現とは考えていない。あくまでも記録であり、現在を保存する「夢のドキュメンタリー」だと考えています。
映像はそれができる。発信、受信は結果論なのである。

あ、明日11日は東北大震災から3ヶ月。午後は「さよなら原発」パレードに行って来ます。
脱原発の気持ちがあってモヤモヤしている方、白川公園午後2時集合!

旅公演下見 指宿市へ

2011-06-06 06:38:23 | No.56「KAGUYA」
6月4日(土)~5日(日)の一泊二日、鹿児島県指宿市まで旅公演「KAGUYA」計画の下見に行って来ました。
同行者は肥後丸、赤井犬彦と私の多世代トリオ。ここは肥後丸女史のふるさとでもあります。海あり、かつお有り、地どりの刺身あり!日本で唯一、日本酒が製造されていないテッテ的芋焼酎の県=鹿児島!薩摩の昼は猛暑だった。
南国である。ソテツ、フェニックスが眩い。



指宿に到着したのが正午前。実は肥後丸女史の実家で法事があり、それに便乗して旅公演の下見に同乗したことにもなった。あくまでも私と赤井犬彦は公演会場下見が目的である。けっして観光気分でチャラチャラしていたのではない。しかし、三人揃うとチャラチャラしたくなる。目が合うとチャラチャラの音が聞こえるのは何故か。
お~、桜島から噴煙が!絵になる景色!

当初は温泉観光地である指宿では旅館やホテルを公演会場の候補地として考えもしたが、飛び入り営業トークは大の苦手。小劇場らしいやり方としてはカラオケスタジオの公演でもあり?の予測もあったが、いずれにしても会場選びは多難だと思っていた。
ところが法事に行った肥後丸ちゃんから、「居酒屋のおばちゃんから、うちでやらないか。」とのお誘いをもらったとの返事。この居酒屋は彼女の父上のお気に入りの店。つまり行きつけの店であるらしい。コネ、人脈、さまさまで感謝してもしきれない。
早速、夜はそのお店を訪問して一杯呑みながらの下見となった。彼女の姉さんと2歳のお子さん、父上も店に来られる。
イケる!・・・これまでにもJAZZ喫茶店やパブでの演劇公演の経験もあり、空間的には小劇場演劇にとって理想的な会場でもある。



私は鰹丼、犬彦さんが天丼を駅前の食堂で食べている間に、多難な筈だった会場のメドが立っていた。肥後丸ちゃんの力だ。家族の力だ。地域の力だ。唐突に「西郷~どん!」と叫びたくなる。
鹿児島市からは約50km離れている指宿だが、鹿児島の演劇人も指宿まで呼びたい!・・・ほんのわずかな演劇人しか知り合いがいない。地域の人や演劇人との交流を図るチャンスでもある。劇団員のふるさと公演シリーズの幕開けとしては大いに盛り上げたいところだ。2ステージも視野に入れる?
「KAGUYA」シリーズ公演の打ち上げは指宿で!



一泊の宿は犬彦さんの親戚(弁当屋さん)だった。居酒屋「かわき」(公演予定会場)で肉や魚貝をつまみながら生ビールを呑んで満腹になっていた(肥後丸の父上からのおごり)が、寝る前に缶ビールを出して下さり、風呂上がりの三杯となった。
朝、目覚めると梅雨入りだった。
昼食は鹿児島の黒豚を食す。・・・鹿児島市の天文館アーケード街を歩く。
文明開化の歴史ある薩摩。美人多し。
さつまあげをお土産に持ち込み芋焼酎で一杯、今後の旅公演を練ろう。

追伸:指宿は肥後姓が多かった。いきなりの「肥後らーめん」?薩摩らーめんだった。ちなみに彼女の実家は肥後病院。一回、入院したくなった。内臓をさっぱりさせたい。

「ねじ式」公開撮影

2011-06-01 03:36:45 | 「ねじ式 復活」2011
お久しぶりの日記です。
5月「KAGUYA」公演が終わって、気づくと今日から6月。つまり、1年の折り返し地点といったところ。
年頭の書き初めで「旅」と書いたのだが、今年は大きな変化を「旅」に求めてのことだった。
前半を振り返ると、旅らしいことはしていない。
3月「ねじ式」と5月「KAGUYA」公演で熊本を奔走していた。地域密着だった。
私的には法事や葬式、結婚式に参列するために下関を4往復したことが「小さな旅」だったような気もする。下関がわがふるさとなので過去に関わった方々との再会ができ、ある意味「時間の旅」だったようなもの。思い出に花が咲いた。・・・高校を卒業する18年間の足跡巡りだったような。昔話が蘇った。もう40年前になるのか。

秋には旅公演の予定である。
その前にやらなければならないことがある。
熊本市河原町にアンテナショップを近々開店する計画を進めています。その事業計画で只今準備中。
「旅」とは裏腹に「地域密着」の傾向が濃厚な日々。
河原町では従来より「アートの日」が毎月第2日曜日に開催されており、私たち劇団夢桟敷もこの5月から積極的に参加することにしている。

6月~8月の予定は・・・

★6月12日(日)「ねじ式」Vシネマ公開撮影会
★7月10日(日)ダンス+路上ライブ+パフォーマンス
(歩行者天国)
いずれもAM11:00-PM5:00
★8月14日(日)「夜の展覧会」PM6:00-9:00
夢桟敷では「エロチックアート」美術とのコラボ

眼前のスケジュールに追われることになる。事業計画もイベント参加も旅公演も私の中では統一されているからバラバラになることはない。

とりわけ6月の「ねじ式」Vシネマの撮影は・・・

町の人々を巻き込んだ撮影会になる。
原作では「妄想の村」ではあるのだが、景色を河原町にはめ込む。
ハプニング有りの実験映像として作成する。

質問。
「あなたにとって夏のリアリズムとは何ですか?」

さて、町人は何と答えるのでしょうか。追跡します。そして、筋としては「ねじ式」になっていくのです。

出演者募集中!



尚、このVシネマは3月公演「ねじ式」とセットで公開されます。
演劇と映像の違いとコラボを今後、追求して参ります。