春になりました。
桜をパチリ。花がある。人にも花がある。花がある役者がここにいる。・・・自分のことをかえりみず稽古中に言った。「役者はのぅ、最低120人から好かれなきゃいかん。つまり、120人との自由恋愛なんだ。」。
ちなみに、私は10人中9人から嫌われている哀れな男。だから1200人とフリーラブして、やっと120人に達成するのです。
劇団夢桟敷 5月13日-15日
「KAGUYA」
(熊本市河原町ギャラリーADO)は満開でいきます。
【5】■3月30日(水)/熊本市中央公民館
ギャラリーADO空間利用、スペースの計算 押し入れの利用、・・・
暗号めいているが、稽古場では公演会場を想定しながら進める。
今回の想定は通常の舞台感覚とは違い過ぎる。自由の中の不自由といったアンバイである。つまり、舞台と客席の仕切り線が前方、側面と分かれている。演出する側からすると走り回って点検しなければならない。出演者の立ち位置が問題となる。目線が安定しない。
立ち位置の工夫。囲まれて舞台がある場合、目線を何処に向けて会話を成立させるかの実験的な試みでもある。より劇的に見せる劇とは何だろう。これが定まってくると出演者たちのノリが切れ良くなるのだが・・・。演出がふらつく。それを見破っている役者たち。
「疑い」この字がこころに広がる。
ダンサーまみ先生がやって来た。ポップな振り付けを依頼した。ダンスのバージョンは広がり続けている。・・・新人さんが面白い。狭い熊本の演劇界では類を見ない彗星のような光を放つであろう。言い過ぎるとプレッシャーがかかるかもしれないが、天才的とは天然であることを実証しようと思っている。努力することとは逆説であるが、このまま中年男子をスクスクノビノビさせたいのである。いかにも演劇をやっています凡百の才能たちとは違う。面白いよ!
【6】■3月31日(木)/亀井公民館
あっさり、私の悩みを劇団員たちに打ち明けた。
「舞台設定、客席の位置を通常の劇場形式に戻そう!」
昨夜はそのことばかりを考えて夜も眠れなかったのである。・・・「鏡を使って客席から見えにくい位置を解消しようか。否、そうなると特大鏡でなければ効果がない。鏡を舞台セットに使うくらいなら、小道具として役者が運べたら神秘的になるのではないだろうか。手鏡だったらどうなるか。照明効果としても使える。うんぬん・・・」悶々としていた。
あっさり言うと、劇団員たちもあっさり答えた。・・・悩みなんてものはそんなものだろう。
身体を張って舞台に立つ側と演出は、あっさり合致した。
実験的な舞台空間作りは、もっと広いスペースの時に実験することにする。
3月公演「ねじ式」空間をベースに、経験を積み上げた進化を試みる。
稽古のスピードが速くなった。やっぱり、「信頼」がモノを言う。ふらついていたことが嘘のように安定してきた。
今日の冗談。
マシマンに電話を入れた。「今日の稽古場は亀井公民館だよ!」・・・マシマン、驚く。
彼は就職で、今日、東京に着いたばかりである。送別会もした。
今のところ冗談は通用したが、その内、このようなことを繰り返していると心配されるであろう。
熊本チホーは春です。
桜をパチリ。花がある。人にも花がある。花がある役者がここにいる。・・・自分のことをかえりみず稽古中に言った。「役者はのぅ、最低120人から好かれなきゃいかん。つまり、120人との自由恋愛なんだ。」。
ちなみに、私は10人中9人から嫌われている哀れな男。だから1200人とフリーラブして、やっと120人に達成するのです。
劇団夢桟敷 5月13日-15日
「KAGUYA」
(熊本市河原町ギャラリーADO)は満開でいきます。
【5】■3月30日(水)/熊本市中央公民館
ギャラリーADO空間利用、スペースの計算 押し入れの利用、・・・
暗号めいているが、稽古場では公演会場を想定しながら進める。
今回の想定は通常の舞台感覚とは違い過ぎる。自由の中の不自由といったアンバイである。つまり、舞台と客席の仕切り線が前方、側面と分かれている。演出する側からすると走り回って点検しなければならない。出演者の立ち位置が問題となる。目線が安定しない。
立ち位置の工夫。囲まれて舞台がある場合、目線を何処に向けて会話を成立させるかの実験的な試みでもある。より劇的に見せる劇とは何だろう。これが定まってくると出演者たちのノリが切れ良くなるのだが・・・。演出がふらつく。それを見破っている役者たち。
「疑い」この字がこころに広がる。
ダンサーまみ先生がやって来た。ポップな振り付けを依頼した。ダンスのバージョンは広がり続けている。・・・新人さんが面白い。狭い熊本の演劇界では類を見ない彗星のような光を放つであろう。言い過ぎるとプレッシャーがかかるかもしれないが、天才的とは天然であることを実証しようと思っている。努力することとは逆説であるが、このまま中年男子をスクスクノビノビさせたいのである。いかにも演劇をやっています凡百の才能たちとは違う。面白いよ!
【6】■3月31日(木)/亀井公民館
あっさり、私の悩みを劇団員たちに打ち明けた。
「舞台設定、客席の位置を通常の劇場形式に戻そう!」
昨夜はそのことばかりを考えて夜も眠れなかったのである。・・・「鏡を使って客席から見えにくい位置を解消しようか。否、そうなると特大鏡でなければ効果がない。鏡を舞台セットに使うくらいなら、小道具として役者が運べたら神秘的になるのではないだろうか。手鏡だったらどうなるか。照明効果としても使える。うんぬん・・・」悶々としていた。
あっさり言うと、劇団員たちもあっさり答えた。・・・悩みなんてものはそんなものだろう。
身体を張って舞台に立つ側と演出は、あっさり合致した。
実験的な舞台空間作りは、もっと広いスペースの時に実験することにする。
3月公演「ねじ式」空間をベースに、経験を積み上げた進化を試みる。
稽古のスピードが速くなった。やっぱり、「信頼」がモノを言う。ふらついていたことが嘘のように安定してきた。
今日の冗談。
マシマンに電話を入れた。「今日の稽古場は亀井公民館だよ!」・・・マシマン、驚く。
彼は就職で、今日、東京に着いたばかりである。送別会もした。
今のところ冗談は通用したが、その内、このようなことを繰り返していると心配されるであろう。
熊本チホーは春です。