■9月20日(月)
ちょっと一休み
明日21日より一泊二日で南阿蘇に行きます。
劇団員が働いているホテルまで小旅行です。
熊本市から車で1時間です。旅行とは言えませんが・・・。
座長=夢現と二人きりです。怪しいことになりそうです。
座長は12月公演の台本書きのつもりです。次回公演12月「かぐや」の作者は夢現です。家では落ち着いて書けないので、ホテル缶詰計画。
私が同行ということは、座長も本気で書き上げようというつもりはないのです。
台本書きは名目だと思うのです。劇団への言い訳です。
とにかく、一休みして来ます。
■9月21日(火)
南阿蘇へ。
座長とふたりで南阿蘇へ行って来ました。
ホテルへ直行のつもりが、ファームランド、草千里、阿蘇中岳火口方面へ。
やっぱり、ホテル缶詰で台本作成なんてムリ~。
阿蘇は雄大です!・・・何度も訪れているのに別世界。ここに来ると地球の鼓動を感じます。
聞くところによると、アソとはアイヌ語で「火を吹く山」とか?・・・謎が深まります。
ホテルには正午到着予定が夕方前になる。
ホテルの大浴場どんどこ湯でマッサージ!
夕食は馬刺しなどのバイキングを頂くが、余りの量の多さに生ビールは一杯で止まる。(生ビールはホテルで働く劇団員Honda君提供)
■9月22日(水)
朝5時に目覚める。
露天風呂で湯につかる。年をとると目覚めが早い!
朝食はバイキングである。満腹。
阿蘇神社、内牧温泉を散策する。
演劇の話は一言もしなかった。
ずーっと、阿蘇を語り合っていたのだった。
ここには神話があるのです。
■9月23日(木)
稽古in
発表会も終わり、南阿蘇で一休みも終わり、次回公演12月に向けての稽古in!
稽古前30分、私は発表会のヒョーロンをする。
二つ良いことを言って、一つ批判する。
褒めることは難しいのです。テレてしまいす。デレデレで顔がピンクに染まります。酒焼けではありません。
褒めると、劇団員たちは疑いの目で見てきます。
褒めたり、褒められることに慣れていないのです。ぎこちない空気に包まれた。
一人ひとりの存在感が大きくなった。・・・「うそーっ!」
舞台に立つと堂々として見える。・・・「信じられない!」
ウマいヘタの基準では語れない、美味しい演技だった。・・・「目が腐ったか!」
「私」という日常が消えていた。・・・「?」
キツネにとりつかれているように見えた。・・・「??」
フツーではない。・・・「!」
ここにお客さんは魅了された。・・・「わかったようでわかんない。」
言いながら私はナニサマという思いになる。
何を威張っているのだろう。
ヒョーロンはケシカランのです。
何を言っても安全なのです。
稽古場は、あくまでも危険な場所。一歩間違うと大怪我になる。
心の傷は簡単には治せない。
それを覚悟の上で稽古に入る。
慣れ合いからは生まれない。愚痴を言う暇もない。
理不尽に堪えて劇は作られる。
稽古inと同時にヒョーロンは終わる。
肩の力が抜けた。
■9月25日(土)
子劇レポ【8】
今回で8回目の「創作劇にチャレンジ!」ワークショップ。
「劇は楽しいかい?」と呼びかけながら、子どもたちと劇作りに励んでいる。
まずは、楽しいことをしていると思ってくれなければ、子どもたちの表情が生きてこないからだ。
小学生の低学年が中心である。この前、人間として生まれたばかりだ。
私たち劇団は子どもたちのご機嫌を覗いながら臨んでいるのである。
圧倒的に私たち大人の方が強い立場にある。
テッテ的に媚を売ります。褒めまくります。
「おお、その笑顔がとってもいい!その調子で!」
みんなで拍手します。ちょっとでも良ければ、みんなで拍手して盛り上げます。
拍手!の連続です。ブラボー!と叫びます。
これも、ひとつの演劇実験である。
子どもたちは、どこまで調子よくノレルのだろう!
褒めることが、本当に成長の種になり得るか。
褒められて嫌な顔をする子どもはいない。
演技を委縮させないため、のびのびとした子どもの本来もっている明るさを満開にするため。
演技やダンスの振り付けをしている劇団員たちのストレスは溜まる。
理想通りに子どもたちがやれないからだ。簡単に言う通りにはならないのも現実。・・・そして、劇団員たちは子どもたちから学んでいる。
一様にではなく、個々バラバラに小さな役者の顔になってきた。
こころが開いてきました。
その証拠に、私はカンチョーされたのだった。
先生や爺ちゃんではなく、今日、はじめて「山南さん」と呼ばれた。
ちょっと一休み
明日21日より一泊二日で南阿蘇に行きます。
劇団員が働いているホテルまで小旅行です。
熊本市から車で1時間です。旅行とは言えませんが・・・。
座長=夢現と二人きりです。怪しいことになりそうです。
座長は12月公演の台本書きのつもりです。次回公演12月「かぐや」の作者は夢現です。家では落ち着いて書けないので、ホテル缶詰計画。
私が同行ということは、座長も本気で書き上げようというつもりはないのです。
台本書きは名目だと思うのです。劇団への言い訳です。
とにかく、一休みして来ます。
■9月21日(火)
南阿蘇へ。
座長とふたりで南阿蘇へ行って来ました。
ホテルへ直行のつもりが、ファームランド、草千里、阿蘇中岳火口方面へ。
やっぱり、ホテル缶詰で台本作成なんてムリ~。
阿蘇は雄大です!・・・何度も訪れているのに別世界。ここに来ると地球の鼓動を感じます。
聞くところによると、アソとはアイヌ語で「火を吹く山」とか?・・・謎が深まります。
ホテルには正午到着予定が夕方前になる。
ホテルの大浴場どんどこ湯でマッサージ!
夕食は馬刺しなどのバイキングを頂くが、余りの量の多さに生ビールは一杯で止まる。(生ビールはホテルで働く劇団員Honda君提供)
■9月22日(水)
朝5時に目覚める。
露天風呂で湯につかる。年をとると目覚めが早い!
朝食はバイキングである。満腹。
阿蘇神社、内牧温泉を散策する。
演劇の話は一言もしなかった。
ずーっと、阿蘇を語り合っていたのだった。
ここには神話があるのです。
■9月23日(木)
稽古in
発表会も終わり、南阿蘇で一休みも終わり、次回公演12月に向けての稽古in!
稽古前30分、私は発表会のヒョーロンをする。
二つ良いことを言って、一つ批判する。
褒めることは難しいのです。テレてしまいす。デレデレで顔がピンクに染まります。酒焼けではありません。
褒めると、劇団員たちは疑いの目で見てきます。
褒めたり、褒められることに慣れていないのです。ぎこちない空気に包まれた。
一人ひとりの存在感が大きくなった。・・・「うそーっ!」
舞台に立つと堂々として見える。・・・「信じられない!」
ウマいヘタの基準では語れない、美味しい演技だった。・・・「目が腐ったか!」
「私」という日常が消えていた。・・・「?」
キツネにとりつかれているように見えた。・・・「??」
フツーではない。・・・「!」
ここにお客さんは魅了された。・・・「わかったようでわかんない。」
言いながら私はナニサマという思いになる。
何を威張っているのだろう。
ヒョーロンはケシカランのです。
何を言っても安全なのです。
稽古場は、あくまでも危険な場所。一歩間違うと大怪我になる。
心の傷は簡単には治せない。
それを覚悟の上で稽古に入る。
慣れ合いからは生まれない。愚痴を言う暇もない。
理不尽に堪えて劇は作られる。
稽古inと同時にヒョーロンは終わる。
肩の力が抜けた。
■9月25日(土)
子劇レポ【8】
今回で8回目の「創作劇にチャレンジ!」ワークショップ。
「劇は楽しいかい?」と呼びかけながら、子どもたちと劇作りに励んでいる。
まずは、楽しいことをしていると思ってくれなければ、子どもたちの表情が生きてこないからだ。
小学生の低学年が中心である。この前、人間として生まれたばかりだ。
私たち劇団は子どもたちのご機嫌を覗いながら臨んでいるのである。
圧倒的に私たち大人の方が強い立場にある。
テッテ的に媚を売ります。褒めまくります。
「おお、その笑顔がとってもいい!その調子で!」
みんなで拍手します。ちょっとでも良ければ、みんなで拍手して盛り上げます。
拍手!の連続です。ブラボー!と叫びます。
これも、ひとつの演劇実験である。
子どもたちは、どこまで調子よくノレルのだろう!
褒めることが、本当に成長の種になり得るか。
褒められて嫌な顔をする子どもはいない。
演技を委縮させないため、のびのびとした子どもの本来もっている明るさを満開にするため。
演技やダンスの振り付けをしている劇団員たちのストレスは溜まる。
理想通りに子どもたちがやれないからだ。簡単に言う通りにはならないのも現実。・・・そして、劇団員たちは子どもたちから学んでいる。
一様にではなく、個々バラバラに小さな役者の顔になってきた。
こころが開いてきました。
その証拠に、私はカンチョーされたのだった。
先生や爺ちゃんではなく、今日、はじめて「山南さん」と呼ばれた。