山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

おめでとう!

2016-03-27 23:54:01 | モノローグ【エトセトラ】
結婚披露宴に参列しました。
劇団みちくさ の玉垣君とゆりさん!かれこれ6-7年のお付き合い?だそうで、私と出会ったのもそれくらいになるね。
おめでとう。
お祝いの席ではハッピーな気分になります。
わがファミリー息子や娘たちの結婚式を思い出して両家ご両親さまの心境がひしひしと伝わった1日になりました。
熊本演劇人のテーブルに座って、ほほう、みんな頑張っているね と元気を頂きました。劇団みちくさ の余興はチャラチャラと場を盛り上げてくれました。
ハワイへ新婚旅行に行くらしい。お幸せに!

計画会議だった

2016-03-25 02:21:33 | 九州「劇」派2016
3.24(木) 21:00-23:30
劇団夢桟敷 計画会議inジョイフル

10月 スペース早稲田演劇フェスティバル
九州「劇」派「少女都市からの呼び声」
2018年 ブラジル公演
プロミッソン市百周年-サンパウロ市熊本県人会60周年

を含めての計画会議だった。ポジティブに行こうよ!団結は出来たね。詳細はこれよりオープンにします。乞うご期待。

(注)「唐十郎研究 特権的肉体を巡って」 No.4ワークショップは4月1日(金)エイプリルフール 亀井公民館(熊本電鉄 亀井駅裏)
参加されたい方はどなたでも!見学だけでも可です。

誤診?

2016-03-23 04:16:01 | がん治療日記2015-
「胃がんと誤診され、手術の必要がないのに胃の3分の2を切除されたとして、益城町に住む40代の男性が熊本大学医学部附属病院に対し1500万円の損賠賠償を求める裁判を起こしていることが分かった。病院側は「訴状の内容を確認中のためコメントは控えたい」としている。」
3/22 23:04 熊本県民テレビ

私のがん治療している「白い巨塔」である。
「白い巨塔」は洒落のつもりで言っていたのだが、今後はそのような表記は辞める。
冷静に成り行きを見極めたい。

この大学病院は1日の外来数が1500~2000人、ベッド数は1000くらいある大病院です。
昨年は手術のための入院を3回おこないました。消化器外科では東病棟・西病棟共にすっかり顔馴染みなりました。
医療ミスの場合、内部からの告発もあると言われています。医療に関して、素人である患者にはわかりませんからね。患者にとっては自分の命を委ねる場と言っても過言ではありません。
このような医療事故によってマルチ商法や新興宗教がはびこらないことを願うばかりです。
市民や国民がヒステリックになり科学的ではなく感情的に袋叩きするような傾向も出てきます。
命をかける場は、プラスもマイナスもあります。
だから、そう簡単に「命がけで!」とは言わないように心がけようと思います。言えば言うほどに命が軽く見えてくるからです。
命は守るものよ。

癒される景色・家族

2016-03-22 01:23:53 | モノローグ【エトセトラ】
私の実家 下関市に帰ることが少なくなった。4年前に母が亡くなりお墓参りか、親戚の葬式、高校の同窓会、姉の家に寄ることしか帰る理由がなくなってしまった。
フルサトというものの高校を卒業するまでの18年しか住んでいない。人生64年の18年だ。
実家はJR山陰本線 吉見駅の目の前にある。築104年の家。家を建てた時に父が生まれたというから、生きていれば父は104才。亡くなって40年になろうとしている。
先日、横浜の息子たちが下関に寄り、姉夫婦と会ってきたと聞いて家族の繋がりを感じて癒された。
癒されると言えば孫たちだ。離ればなれに暮らしているが、家族LINEで繋がっているから写真や動画を眺めて楽しんでいる。今はサキ夫婦の飼っている猫の おおもり君にも癒される。
座長(さかもとまり)と劇団の主宰を交代して1年に向かっている。主宰の立場はストレスが溜まる。今は踏ん張りどころ。劇団も過渡期にあるが、ここを乗り越えると基盤が強くなる。
お花見計画も立てた。癒されよう。日々、笑顔が一番である。

長寿番組「徹子の部屋」を見た。

2016-03-21 14:11:40 | モノローグ【エトセトラ】
我がレトロアパートの階下から小学生たちの鬼ごっこの騒ぎで目が覚めた。「春分の日」振り替え休日の月曜日だ。天気晴れ。
気温は低いが散歩でも出かけるか! 熊本市動植物園に向かったのだが3000歩あるいたところで引き返すことになった。お金を持ってくるのを忘れたことに気づいたからだった。歩くと肛門も刺激されて生理現象で苦しくなる。

正午、テレビ「徹子の部屋」を見た。つんく♂さんが出ていた。彼は喉頭がんで声帯を切除しており声が出なくなっている。パソコンを使って会話していた。音楽活動を続けていることに勇気と感動を頂いた。

今日は連絡事務で山ほど仕事をする。トイレが思考の整理場所である。うんうんと唸りながら「うんこと味噌を足して2で割ることが民主主義ではない!」と論理を組み立てている。
便秘である。

第3回WS

2016-03-19 01:52:25 | ワークショップ
3月18(金) WS(No.3)

唐十郎研究「特権的肉体を巡って」のワークショップ、第3回目。
テキスト「少女都市からの呼び声」3 の部分。
登場人物 雪子 田口 フランケ

「少女仮面」につづく「満州もの」シリーズだが、このWSでは切り口を「少女」シリーズにスポットを当てています。
「少女都市からの呼び声」
兄と妹がガラスの指とガラス工場の会話です。そこへフィアンセのフランケが入ってくる。
その読み合わせを配役を変えて2回ほど繰り返した。
役者変われば、その存在感で変わるものです。
配役の設定は、①でタロー君が設定し、②で海幸大介が設定しました。
ワークショップとは演劇実験なのです。

次は4月1日(金)19:00-22:00
亀井公民館 熊本電鉄 亀井駅裏
テキストは当日お渡しします。どなたでも参加できます。見学可。
要予約。
問)09045815190(劇団夢桟敷 制作)
yumesajiki@ybb.ne.jp

熊本県知事選

2016-03-16 17:27:11 | モノローグ【エトセトラ】
熊本県知事選ハジマリました。4年毎にあります。
自民推薦の現知事、元熊本市長の草の根、共産などが推薦する市民団体か?三つ巴の選挙になっている。
そんな中、くまモンに立候補したらどうか!と空言を言ったことがあるのだけれど、全く相手にしてくれなかったね。政治は面白いだけでは通用しないのか。
熊本を面白い県にすることも大事だと思うのだけれども。

あなたは誰よ

2016-03-15 04:03:54 | モノローグ【エトセトラ】
黒幕は暗幕のことではありません。
権力者を操る透明人間のようだ。正体を明かさない。その筋が存在する。
おもて面は良い。しかし、ホンネは恐ろしいことを企んでいる。敵を弱らせるためには分裂工作をすれば良しとする単純明快なテクニックを使う。損得計算に長けている。自分のことしかない。わがままである。
この国の歴史を裏側から読み取ると無知だった自分を恥じたくなる。
今になって、歴史の読み方が変わった。
いくら愛想笑しようが、背中をみれば違って見えるのだ。

今も飾っているのです

2016-03-14 13:04:49 | モノローグ【エトセトラ】
過日、座長の実家(熊本県山都町 通潤橋のある町)に帰った。義母を病院へ連れて行くためだった。
実家ではひな壇が飾られていた。
義理の両親共に年老いて、連日のように座長は病院通いである。
10日前は義父(88才)が倒れて救急車で熊本市内の病院に運ばれた。それからというもの義母は泊まり込みで付き添っている。老老介護だ。
男女平等とは言うものの男である私は何の役も立ちはしない。むしろ気をつかわせてしまう。
座長にとってはいっぺんに大きな荷を背負う日々が続いている。
私たちの娘が生まれた時に、私の母から贈られたひな壇を毎年のように山都町で飾られていることに、今は亡くなった母も喜んでいるに違いない。
困難なことがある時、ここに帰ると気が落ち着く。

火事と再会

2016-03-13 03:09:25 | モノローグ【エトセトラ】
3月12日(土)
朝から熊本市河原町問屋街が火事だと劇団のグループLINEでニュースが飛び込んで目が覚めた。発信元は劇団員HとTである。火元は◯◯だとの情報も!お世話になっているギャラリーADOのある商店街。知人も多い。結果、写真で見られる赤い部分が延焼したようだ。幸いけが人がいなかったことだけは救われた。

午後より熊本市国際交流会館に出かけた。頭の中は火事の件でモヤモヤしていたのだが、高校生国際ボランティアワークキャンプ10周年記念でスイッチが切り替わった。
15年ぶりで興梠寛先生(昭和女子大学)とお会いした。元 読売新聞の記者さん。その奥様はどういう訳か、劇団万有引力の舞台で生きたニシキヘビをまとって踊っていたという伝説を持っておりまする。
元気が湧きます。
それと、サンバダンサーのマサシさんともお会いすることができた。先日までリオとサンパウロ州プロミッソン市に行っており、熊本に帰って来たばかりです。
ブラジルのお話を聞くことができた。ヤスナガファミリーの忠邦お父さん95才が元気!と聞きまして舞いたくなった。
マサシさんが主催したパーティーの時、「熊本のブラジル化!」を提案されて「これは面白い。」と数少ない同意を表明したのです。
元気が湧きます。
話が噛み合うとストレスも吹っ飛ぶ。

暗いニュースもあったが、失笑してしまうような日々もあったが、午後からの再会で明暗のバランスがキープできたよ。

前へススメ、イチ ニ である。

3.11WS

2016-03-12 01:51:02 | ワークショップ
3月11日 WS(No.2)
東日本大震災から5年目の日だった。

唐十郎研究のためのワークショップの入り口として「少女仮面」から入っている。
今日はあの肥後丸.女史が参加。あのとは?深い意味はありません。ファンにはわかります。

水を感じるイメージトレーニングでは「ここにいる身体」をお互いに見えたのではないかと思えた。
肉体が語り出すとは?特権的肉体とは?
謎は深まるばかりだが、まずは自己他者に関わらず身体を探しましょうよ。物語は身体の中にあることを模索します。模索がなければ発見もありませんね。

「少女仮面」の台本一部の読み合わせから半立ち稽古に入った。実は「満州もの」シリーズだが、このWSでは切り口を「少女」シリーズにスポットを当てようとしています。
アングラ劇の「少女」はアイドル路線のしっぺ返しであり、「少女」からの逆襲、虚構の叛乱劇でもあります。

次は3月18日(金)19:00-22:00
亀井公民館 熊本電鉄 亀井駅裏
テキストは「少女都市」。資料は当日お渡しします。どなたでも参加できます。見学可。
要予約。
問)09045815190(劇団夢桟敷 制作)
yumesajiki@ybb.ne.jp

第2回WS

2016-03-10 23:30:56 | ワークショップ
演劇ワークショップNo.2
唐十郎研究「特権的肉体を巡って」

明日3.11(金)19:00-22:00
亀井公民館 熊本電鉄 亀井駅裏

第2回目のWSです。
WS資料を一部公開!

唐十郎(劇作家 作家 演出家 俳優)
1940年2月11日生まれ 東京府東京市出身
演劇の新テーゼ「特権的肉体論」を提唱して1963年に劇団「シチュエーションの会」(翌年「状況劇場」に改名)を旗揚げ。
1969年1月、東京都の中止命令を無視し、新宿西口公園にゲリラ的に紅テントを建て、「腰巻お仙 振袖火事の巻」公演を決行。200名の機動隊に紅テントが包囲されながらも最後まで上演を行った。上演後、唐十郎、李礼仙らが都市公園法違反で現行犯逮捕される。
新宿西口公園事件。
この頃から、マスコミからしばしば取り上げられるようになり、天井桟敷の寺山修司、早稲田小劇場の鈴木忠志、黒テントの佐藤信と共に「アングラ四天王」と呼ばれるようになった。
1970年「少女仮面」で岸田戯曲賞受賞。
1983年「佐川君からの手紙」で芥川賞受賞。
1988年に状況劇場解散、唐組結成。
2012年5月、自宅前で転倒して頭部を強打し、外傷性脳内血腫と脳挫傷と診断される。現在、リハビリ中。祈 完全復活!
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このWSの目的は役者の身体作りの〈基礎篇〉として位置付けます。
そのテキストとして唐十郎氏を選びました。
それは氏の唱えた「特権的肉体論」を点検と確認をするためでもあります。
▪️
WSプログラム
1.
準備体操(柔軟 姿勢作り 歩行 緊張と脱力)
2.
イメージトレーニング(身体で水の流れを感じる脱力と呼吸)
3.
テキスト「少女仮面 愛の幽霊」を読む。
4.
半立ち稽古
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「少女仮面」
①『新劇』1969年11月号に発表された。
②初演は早稲田小劇場。状況劇場での上演は2年後の1971年。尚、1975年は人形劇団結城座が佐藤信(黒テント)演出で上演されている。
③宝塚歌劇の大スター春日野八千代を自称する女が経営する地下の喫茶店《肉体》で展開するこの劇は、俳優の肉体論、つまりは演技論の物語。
唐十郎のいう「特権的肉体論」から転落し、「自らの肉体にゆきはぐれたもの」たちの物語でもある。
この劇で登場する天粕大尉(関東大震災のドサクサでアナーキスト大杉栄を暗殺した首謀者とも言われている)と「満州」は、「少女都市」「愛の乞食」「吸血姫」へと連なる。
「少女仮面」は唐十郎の「満州もの」の系譜の出発点となった。

第1回WS

2016-03-05 00:47:39 | ワークショップ
唐十郎研究「特権的肉体を巡って」
第1回 演劇WS 3月4日(金)19:00-

プログラムとしては
1, WSの説明(プリント4ページ)
2, 準備体操
3, イメージトレーニング
身体の中で水の流れを感じる脱力と呼吸。
地中から水を吸い上げ身体で、種⇨根⇨茎⇨葉⇨花⇨開く、閉じる。⇨種の飛翔⇨(繰り返す)
ことばでイメージを語りながら自己確認する。
4,「少女仮面 第1場 愛の幽霊」を読む。

19:00より始まったWS。南阿蘇より本田浩隆君が参加してきた。美味しい贅沢パンをお土産に!腹が減っていたので喜び勇んで楽しく食べている写真を撮るのを忘れた。
カメラマン氏の訪問(見学)もある。過日公演「声優A子の犯罪」の記録写真を持ってきてくれる。
WSの形は整いつつあったが、21:00頃、座長の父が救急車で運ばれているという連絡があり。急遽、WSを切る。解散! 5,半立ちは来週のWSへ先送る。
命には別状無しだった。座長と義母3人で只今病院で待機中。
まさか!義母と私が夫婦と間違われるとは想像したこともなかった。

特権的肉体論

2016-03-03 09:20:21 | ワークショップ
明日3月4日(金)19:00-22:00
演劇ワークショップ
唐十郎 研究 (第1回)
「特権的肉体を巡って」
をおこないます。
場所; 亀井公民館 熊本電鉄 亀井駅裏

(注)
状況劇場の主宰者である劇作家唐十郎が、訓練された普遍的な肉体としてではなく、各役者の個性的な肉体が舞台上で特権的に「語りだす」ことを目指した演劇論。著書である『特権的肉体論』をはじめ複数のエッセイで展開された。「東北の農村の貧婆」が過酷な労働の後に土手でしばらく自慰するイメージを通して、唐は肉体をそう価値づける貧婆の特権的時間は追体験できず、見る者はそう価値づけられた「特権的肉体」を目にすることになるとした。特権的時間へ向けた探究を文学の内に見る一方、演劇の目的を特権的肉体の内に位置づける唐は、そこに既存の演劇観への批判を差し向けた。スタニスラフスキーの俳優術を批判の対象として例に挙げながら、唐が求めたのは、役者が尊厳ある芸術的で普遍的な肉体へと訓練されることではなく、卑俗的で現実的な個々の役者に根ざす特権的肉体が「劇的なイリュージョン」となって舞台に登場することだった。「肉体の花鳥風月」を待望し、役者の肉体が特権的に「語りだす」ことを目指したこの演劇論は、実践的には、麿赤兒らきわめて個性的な役者とのリハーサルのなかで、演出家が役者の状態を見ながらあて書きを行なったり、「私的ドラマ」を肉体の背景に読み取ってゆくことでキャラクターを形成して行く独特の演出方法として展開された。実存主義的な「いま、ここ」にある肉体を「特権的」と称するこの演劇論は、当時の若者にとって人生論でもあった。