カフェと時刻表示

2021年02月13日 14時39分52秒 | アイデアのかけら
「2時間制になります」

初めて入ったカフェの入口で、
そう告げられた。
長居する客が多いのだろう。
しかしこちらはひとり、
昼食を摂って少し本を読むだけなので、
1時間もあれば十分だ。

席につくと、
カトラリーと一緒に写真のようなものが
テーブルに置かれた。
「14:20まで」
それが僕の滞在できる時間ということだ。

このやり方、
僕はいいアイデアだと思う。
長居する客には抑止力になるし、
逆に僕のように30分で食事を終えた後、
残ったコーヒーをチビチビと飲みながら本を読んでいる客でも、
堂々と居座ることができる。
その時刻まではOKだと店が言っているのだから。

時刻が手書きで書かれているのもいい。
これが活字だったら印象変わるだろうなあ。
最悪なのは、残り時間をタイマーで表示することだ。
デジタルだと味気ないからと砂時計にしたところでダメだ。

などと考えていたが、
やはり小一時間で店を出た。
もともと長居できない性格なのだ。