”ウサ”に関する妄想

2021年09月13日 15時25分38秒 | アイデアのかけら
「宇佐神宮の“ウサ”って、【右左】と同じ音だよね」

唐突に家人が妙なことを言い出した。

普通、【右左】と書いた場合は、
“ウサ”ではなく“みぎひだり”と読むが、
“ウサ”と読めないこともない。

さらに、

「日本の神話に兎が出てくるけど、兎も“ウサ”ギじゃない」

どうやら家人の頭の中では、
神代の時代か古代かはわからないが、
“ウサ”という音が、
特別な意味をもつものだった、
という、本人にもうまく説明できない理屈が、
出来上がっているようだ。

まあ、だからなんだという話だが。

小松左京さんの『題未定』という、
このタイトルに類似した音の言葉を軸に、
時空を超えて展開する奇妙なSF中編があるが、
“ウサ”の話も、
もしかしたら、伝奇SFになるかもしれない。

と思い、記録しておく次第。