「宇佐神宮の“ウサ”って、【右左】と同じ音だよね」
唐突に家人が妙なことを言い出した。
普通、【右左】と書いた場合は、
“ウサ”ではなく“みぎひだり”と読むが、
“ウサ”と読めないこともない。
さらに、
「日本の神話に兎が出てくるけど、兎も“ウサ”ギじゃない」
どうやら家人の頭の中では、
神代の時代か古代かはわからないが、
“ウサ”という音が、
特別な意味をもつものだった、
という、本人にもうまく説明できない理屈が、
出来上がっているようだ。
まあ、だからなんだという話だが。
小松左京さんの『題未定』という、
このタイトルに類似した音の言葉を軸に、
時空を超えて展開する奇妙なSF中編があるが、
“ウサ”の話も、
もしかしたら、伝奇SFになるかもしれない。
と思い、記録しておく次第。
唐突に家人が妙なことを言い出した。
普通、【右左】と書いた場合は、
“ウサ”ではなく“みぎひだり”と読むが、
“ウサ”と読めないこともない。
さらに、
「日本の神話に兎が出てくるけど、兎も“ウサ”ギじゃない」
どうやら家人の頭の中では、
神代の時代か古代かはわからないが、
“ウサ”という音が、
特別な意味をもつものだった、
という、本人にもうまく説明できない理屈が、
出来上がっているようだ。
まあ、だからなんだという話だが。
小松左京さんの『題未定』という、
このタイトルに類似した音の言葉を軸に、
時空を超えて展開する奇妙なSF中編があるが、
“ウサ”の話も、
もしかしたら、伝奇SFになるかもしれない。
と思い、記録しておく次第。