昨夜は人形町の『今半』で、
「メガネ作家の会」の忘年会だった。
別にそういう集団があるわけじゃない。
たまたま集まった5人がメガネだったので、
そう名乗ってみただけだ。
メンバーは、
そーたに、中野俊成、村上卓史、僕、塩沢航 (敬称略)
すき焼きを食べたのだが、
さすが正統派グルメ作家の塩沢君の仕切りだけあって、
オーダーからして唸ること仕切り。
まず「コースは頼まない」
僕など安易にコースを頼んでしまうところだが、
今回のすき焼きのように、
食べたいメインが決まっている場合は、
下手にコースを頼むと
メインにたどり着く前に満腹になってしまう恐れがある。
なるほど。
続いて「肉は上から二番目」
たとえば、「特上」が一番上の店なら、あえて「上」
『今半』の場合、「極上」が一番上だったので「特上」にした。
というのも、一流店と言われる店では、
「並」で他店の「上」や「特上」ぐらい脂がのっているという。
肉本来の味を楽しむためにはほどよく赤身も必要。
だから、脂が乗りすぎている一番上のものではなく、
あえてその一つ下を頼むといいそうだ。
なるほど。
勉強になる。
そんなすき焼きをつつきながら語り合うのは、
やはりテレビの話。
そーたにさんの出演者に対する温かな目が、
とても印象的だった。
風貌はどう見てもA級戦犯なのだけれど。