メガネとすき焼き

2008年12月31日 17時49分58秒 | チシキのかけら

昨夜は人形町の『今半』で、
「メガネ作家の会」の忘年会だった。

別にそういう集団があるわけじゃない。
たまたま集まった5人がメガネだったので、
そう名乗ってみただけだ。

メンバーは、
そーたに、中野俊成、村上卓史、僕、塩沢航 (敬称略)

すき焼きを食べたのだが、
さすが正統派グルメ作家の塩沢君の仕切りだけあって、
オーダーからして唸ること仕切り。

まず「コースは頼まない」
僕など安易にコースを頼んでしまうところだが、
今回のすき焼きのように、
食べたいメインが決まっている場合は、
下手にコースを頼むと
メインにたどり着く前に満腹になってしまう恐れがある。

なるほど。

続いて「肉は上から二番目」
たとえば、「特上」が一番上の店なら、あえて「上」
『今半』の場合、「極上」が一番上だったので「特上」にした。
というのも、一流店と言われる店では、
「並」で他店の「上」や「特上」ぐらい脂がのっているという。
肉本来の味を楽しむためにはほどよく赤身も必要。
だから、脂が乗りすぎている一番上のものではなく、
あえてその一つ下を頼むといいそうだ。

なるほど。
勉強になる。

そんなすき焼きをつつきながら語り合うのは、
やはりテレビの話。

そーたにさんの出演者に対する温かな目が、
とても印象的だった。
風貌はどう見てもA級戦犯なのだけれど。