さて、資産効率が良さそうだ、ということをどう評価するべきか。
投資家してそれを評価するにはどのような指標を使うべきか。
というのが今回のテーマです。
実はネタ本がありまして、
『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』
なのですが、結構売れているようです。
新しい株の本 05年10月11日コメント
この本は、株式価値をPERやPBRや、チャートを基準に考えるのではなく、
企業価値を計算して結果が割安であれば買え,教えています。
著者は5分で計算できる試算方法を紹介しています。
これでファースト住建の企業価値を計算してみましょうか。
企業価値は事業価値と資産価値にわけて考えます。
事業価値=営業利益×10=40億円×10=400億円
※05年の10月期の数字を使っています。
なぜ10倍するのか疑問を感じるかも知れませんが、
日本の金利や税率を考えてざっと割り出しています。
10%で割るということでもありますが、これ、CPAで出てくる
現在価値の計算と考え方は同じです。
この式は、福利計算で無いなど厳密さにはかけますが、
事業価値は現在価値の割り出しなのですね。
(前提が変わるとこの倍率も変わりますね)
資産価値=(流動資産+投資その他資産)-(流動負債×1.2+固定負債)
=(210億円+0)-(119億円×1.2+0)=67.2億円
ウーン固定負債も無いんですね。
資産価値を単純に簿価の純資産で求めるのではなく、
土地や建物を中心とする固定資産を除外しています。
投資その他資産だけを評価するのですね。
土地や建物は営業利益を生み出すのに使われるのでそこで
評価されているというのがその理由でしょう。
最近はやりの清算価値、つまり資産をすべて売っぱらった時の
価値を考えないわけです。
企業価値=事業価値400億円+企業価値67.2億円=467.2億円
はい。これが5分で算出した当社の企業価値です。
で、当社の実際の株価と比較しますと,
足元の時価総額は224.8億円です。
これは割安ですね。
ファースト住建はライブドア騒動でまたまた
下がってしまってますが、もし前期並の業績を
維持できるならばこれはかなりお買い得ではないでしょうか。
問題は、前期並の業績さえ維持できないのではないか、
という点ですね。ただ、もし営業利益が30億に減ったとしても
依然として当社は割安ですね。
まあしかし、株は業績変化を買うというし、割安だとしても
ダウントレンドだと売られますね。
とすると、当社が下降傾向となるリスクはどんなところにあるの
でしょうか。
投資家してそれを評価するにはどのような指標を使うべきか。
というのが今回のテーマです。
実はネタ本がありまして、
『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』
なのですが、結構売れているようです。
新しい株の本 05年10月11日コメント
この本は、株式価値をPERやPBRや、チャートを基準に考えるのではなく、
企業価値を計算して結果が割安であれば買え,教えています。
著者は5分で計算できる試算方法を紹介しています。
これでファースト住建の企業価値を計算してみましょうか。
企業価値は事業価値と資産価値にわけて考えます。
事業価値=営業利益×10=40億円×10=400億円
※05年の10月期の数字を使っています。
なぜ10倍するのか疑問を感じるかも知れませんが、
日本の金利や税率を考えてざっと割り出しています。
10%で割るということでもありますが、これ、CPAで出てくる
現在価値の計算と考え方は同じです。
この式は、福利計算で無いなど厳密さにはかけますが、
事業価値は現在価値の割り出しなのですね。
(前提が変わるとこの倍率も変わりますね)
資産価値=(流動資産+投資その他資産)-(流動負債×1.2+固定負債)
=(210億円+0)-(119億円×1.2+0)=67.2億円
ウーン固定負債も無いんですね。
資産価値を単純に簿価の純資産で求めるのではなく、
土地や建物を中心とする固定資産を除外しています。
投資その他資産だけを評価するのですね。
土地や建物は営業利益を生み出すのに使われるのでそこで
評価されているというのがその理由でしょう。
最近はやりの清算価値、つまり資産をすべて売っぱらった時の
価値を考えないわけです。
企業価値=事業価値400億円+企業価値67.2億円=467.2億円
はい。これが5分で算出した当社の企業価値です。
で、当社の実際の株価と比較しますと,
足元の時価総額は224.8億円です。
これは割安ですね。
ファースト住建はライブドア騒動でまたまた
下がってしまってますが、もし前期並の業績を
維持できるならばこれはかなりお買い得ではないでしょうか。
問題は、前期並の業績さえ維持できないのではないか、
という点ですね。ただ、もし営業利益が30億に減ったとしても
依然として当社は割安ですね。
まあしかし、株は業績変化を買うというし、割安だとしても
ダウントレンドだと売られますね。
とすると、当社が下降傾向となるリスクはどんなところにあるの
でしょうか。