梅に付くもの・・・

先日、とある公園の梅園へ、梅の花を探しに行ったのですが、花はひとつも咲いていませんでした。
その時、近くの枝に不思議なものが付いているのを見つけました。トゲトゲしていて、どこか不気味なものです。
初めて見たものですが、あまりにも数多く付いていたので、てっきり毛虫の仲間かと思ってしまいました。
家に帰って調べてみると、それは梅の木でよく見かける昆虫の姿だったのです。

アカホシテントウ[赤星天道]（テントウムシ科）
アカホシテントウは、幼虫も成虫もウメの木などにつく、カイガラムシを餌とするため、ウメの木でよく見かけられるそうです。背中の裂けた幼虫の被殻をかぶったまま蛹になるそうで、これはどうやら羽化した後の蛹殻のようです。
見た目が悪かったので、全て撮ることはしませんでしたが、これの倍以上のものがこの細い枝に付いていました。別の株にもたくさん付いている枝がありました。
カイガラムシを食べるので、益虫なのでしょうが、この姿はある意味衝撃的でもありますね。

２月上旬　横浜市内にて

ここにも赤い実・・・ガマズミ

ガマズミ［莢蒾］（スイカズラ科）
道端の土手には、こんな赤い実もありました。ガマズミです。
5月、新緑の眩しい頃に、白い小さな花をたくさん咲かせますが、まだこんな実がついていたのです。
道端から遠目に眺めていた時は、冬の光を受けて綺麗に見えていたのですが、こうして画面で見ると、シワシワが目立ちます。
いつまでも、美しいまま、というものは無いのでしょうね。
でも、若葉萌える季節は、すぐそこまで来ています。新しい季節の到来が、待ち望まれますね。

ガマズミの花

２月上旬　横浜市内にて

冬の実り・・・ユフイチゴ

フユイチゴ［冬苺］（バラ科）
花や実りの少ないこの季節、貴重な果実を見つけました。
何度かこの場所で見ているフユイチゴです。初夏に見かけるモミジイチゴなどと比べると、とても小さな実ですが、美味しそうな色をしています。
以前、味見をしないで後悔したことがあるので、今回はひとつだけ味見をしてきました。
味わうというほどの大きさではありませんが、酸味の利いた味は野イチゴならではの味ですね。
刈り取られてしまったので、以前ほど繁茂していませんが、いつまでもこの場所で出会いたいですね。

昨日は、teacup.Blogに不具合があって、画像をアップすることができませんでした。
1日遅れの掲載です・・・

フユイチゴの花

２月上旬　横浜市内にて

綿毛で気付く・・・コウヤボウキ

コウヤボウキ[高野箒]（キク科）
10月に花を咲かせていたコウヤボウキも、今はこんな綿毛をつけています。
この場所でコウヤボウキを見たのは初めてです。今まで何度も歩いている場所なのに、初めて気付いたと言った方がいいでしょうか。
この綿毛のバックに写っている、枯れた色のものは全てコウヤボウキです。ここはコウヤボウキの群生地、と言ったら大袈裟でしょうが、私が見た中では一番まとまって生えているところです。
それほど印象的な場所なのに、花の咲いているのも気付かないとは、まだまだ観察力が足りないようです。
今年は花の季節に、ここで花の様子を観察しようと思います。

コウヤボウキの花

２月上旬　横浜市内にて

２代目、咲く・・・

ウメの花、ようやく見ることができました。
以前にも載せましたが、このウメは妻の実家に植えられているもので、私の祖母が育てたウメの種から育てた苗を植えたものです。
今日撮ったものですが、この花のほかにもう1輪咲いていました。膨らみ始めた蕾はまだそれほど多くなく、一気に咲くようには見えませんでした。
昨年、一昨年と、このウメの木の花を載せていませんが、2007年の記事を読むと、2月中旬には散り始めたウメもあったようです。2008年に載せた写真では、満開手前といったところでした。今年は、半月ほど遅れて咲き始めたようです。
子供の頃を思う出すと、今ぐらいから咲いていた記憶があります。今年が遅いのではなく、ここ数年、開花が早すぎたということでしょうか。そんなことを思い出しました。
でも、ウメの花が咲き始めて、ようやく春到来を感じることができました。

２月中旬　横浜市内にて