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ふと空を見上げると、トビの羽ばたいている姿が目にはいりました。
そこへ一羽のカラスが、猛然と突っ込むように飛んできます。
トビはそれをかわす様に、上昇気流に乗って弧を描こうとします。カラスも負けじとその風に乗ろうとしますが、トビはどんどん離れていきます。
羽ばたきながらもトビに追い縋ろうとするカラス。このカラスはトビを攻撃していたのでしょうか。
暫くの間見ていましたが、そのうちにトビは上昇気流にうまく乗ってはるか上空へ舞い上がって行きました。
カラスはようやく諦めたように、違う方向へ飛び去って行ったのでした。