ヤブラン[藪蘭](ユリ科)
林の中の小道を歩いていると、足元で黒く艶やかに光る実を見つけました。
ヤブランの実が熟していたのです。
この辺りの林床ではよく見かけるので、やや見飽きた感じもするのですが、こうして実りを迎えた姿を見ると嬉しくなりますね。よく見ると淡紅紫色の花弁がまとわりつくように残っています。何度も見ているヤブランですが、このような姿は初めて見たかもしれません。
花の季節に雨が降り続いて、散り残った花弁が乾いてこびりついた、というように見えました。
毎年同じように見える実りも、生き抜いた環境は違うのでしょうね。
2007年の花
12月中旬 横浜市内にて