自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

帰化して、咲いて・・・

2025-03-31 22:50:24 | お散歩

ハナニラ[花韮](ヒガンバナ科) 
道端などでもこの花が咲き始めました。南米原産の植物ですが、この辺りでは普通に花を見ることが出来ます。植えられていた物が逃げ出して繁殖したのでしょうかね。葉を傷つけるとニラのような臭いがするそうですが、私は試したことがありません。有毒とも言われていますから、ニラと間違えて口にしないように注意した方が良いでしょう。
今日で3月も終わり、明日から新年度です。私自身は代り映えしない日々を過ごします。

3月中旬 横浜市内にて
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俯いて咲いた・・・

2025-03-30 17:33:29 | お散歩

ヒメウズ[姫烏頭](キンポウゲ科)
山麓の草地や道端などに生える多年草。高さ15~30cm、茎は繊細で軟毛があります。根生葉は有柄の3出複葉で、小葉は短い柄があり2~3裂し、裂片はさらに2~3裂します。3~5月、茎先に花柄を出し径約5㎜の花をつけます。淡黄色の花弁は筒状に5個付き、萼片はやや紅色を帯びた白色の花弁状です。
林縁で咲き始めたヒメウズと出会いました。小さな花を覗くと淡黄色の葯が見えました。雌しべはまだはっきりと見えませんね。
烏頭とはトリカブトのことを指し、塊根がトリカブトに似ていて小さいことからこの名が付いたと言われています。トリカブトのように強い毒性は無いようですが、全草にプロトアネモニンを含み、草の汁が皮膚などに付くとかぶれることがある有毒植物になります。
最近ヒメウズの小群落をいくつか新たに見つけました。今まで気付かなかっただけなのか、その勢力範囲を広げているのかはっきりわかりませんが、前者で無いことを願います。今年は久し振りに、キンポウゲ科らしい袋果の様子も観察してみたいです。

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甘い香りは・・・

2025-03-29 19:15:25 | お散歩

オニシバリ[鬼縛り](ジンチョウゲ科)
福島県以西の本州~四国、九州中部以北に生える雌雄異株の落葉小低木。葉は枝先に集まり互生し、質は薄く縁は全縁です。7~9月は葉が落ちているので、ナツボウズという別名で呼ばれることもあります。2~4月、葉腋に黄緑色の花を咲かせます。こちらは雄花だと思います。


すぐ近くに咲いていた雌花です。今まで別の所で観察していたオニシバリの雌花は、雄花よりも数が少なかったように思いましたが、ここでは多くの花が一つの株で咲いていました。果実は液果で、5~8月頃に赤く熟します。
オニシバリも全株にクマリン誘導体を含み、誤食すると口内炎や胃炎を起こす有毒植物です。花はジンチョウゲと同様に良い香りがするようですが、その香りはあまり強くないそうです。ジンチョウゲの香りは好きなのですが、私はまだオニシバリの香りを感じたことがありません。

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咲き始めた花・・・ミツマタ

2025-03-27 16:41:48 | お散歩

ミツマタ[三叉](ジンチョウゲ科) 
中国中南部原産の落葉低木。葉は質が薄く互生し全縁、葉身は狭長楕円形~披針形で、基部はくさび形です。枝が3分枝するのが特徴で名の由来とも言われています。3~4月、葉の展開に先立って、枝先や葉腋に黄色の花を咲かせます。花弁は無く、先が4裂した萼筒が花弁のように見えます。
古くから紙の原料と栽培されて利用されてきましたが、全株(特に果実)にクマリン配糖体が含まれ、樹液が皮膚に付くと皮膚炎を起こすことがあります。また、誤食すると口内炎や胃炎などを起こすことがある有毒植物でもあるようです。
近所の庭先などでも咲き始めているジンチョウゲと同様に、花は甘い芳香を放ちます。この時はまだ咲き始めたばかりだったからか、その香りを楽しむことが出来ませんでした。

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迷い無く・・・

2025-03-25 17:56:10 | お散歩

ヒュウガミズキ[日向水木](マンサク科)
北陸西部~近畿北部の本州日本海側、高知県に自生する落葉低木。枝は細くよく分枝し、高さ2~3m。葉は互生し卵円形で、縁には鋸歯があります。 3~4月、葉の展開に先立って短い穂状花序をだし、淡黄色の花を2~3個付けます。その花弁の先から黄色い葯を見ることが出来ます。
この辺りには自生していなく、公園等に植えられている物を見ることが出来ます。毎年のように迷うのですが、よく似たトサミズキは一つの花序に7~10個ほどの花をつけ、葯は暗赤色となります。どちらも花が終わって葉だけの姿になると、注目されることは無いでしょうかね。

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