今日で2回目のピロ君です。
乗り始めはコンタクトの約束事。
場所慣らし兼、頭を下へ低く首を長くを目指して
歩かせていきます。
常歩がノッソリ系なのでサクサク動かないのですが
今日はバイタルウォークの練習をやらずに
次からの課題にしようと思いました。
速歩は見た目は低速ですが、今は低速でも同じリズムで
前進する事。1歩1歩丁寧に速歩しました。
ピロ君は前回乗った時に、ひょっとしたら
良い馬になるかもしれないって直感したので
口とか壊れないように、ただひたすら丁寧に乗ろうと。
最初が肝心。絶対に悪い子に育てちゃいけないって思って
やりたい事は山盛りあるのですが、今まで色々な馬に乗ってきた
経験の中で自分なりに運動しました。
輪乗りも1歩1歩丁寧に。輪乗りは難しいから最初から
綺麗な円が描けないので、円の形よりも内方姿勢が
自然にとれるように。
将来ハーフパスとか出来たらいいなぁと思って
今なにも自我が芽生えていない状態の時から
横運動。今の段階で練習しておけば横運動の脚を使っても
怒ったりしないし、体も硬くないし、小さな合図だけで
反応してくれるので、斜め横足、肩内、ハーフパスもどきも
練習しました。
何か馬に新しい事とか、ちょっとこの運動は馬に
プレッシャーとか負担とか苦手意識が芽生えるって思う運動を
する時は、長くても長蹄跡1本分までを限度にして、すぐに
リラックスの速歩でササーッと動かして、また練習してを
繰り返します。
速歩で歩度をつめるのも、つめ続けるのではなくて反応があって
少しキープしてくれたら褒めて、すぐにリラックスの速歩に戻して
解放します。
あとは毎回褒めまくる。あとは馬に話し続ける。
私は馬に話す事がものすごく多くて、新馬に乗ると
黙る事がないくらい話しかけています。
「お利口だから出来るね」とか「いい子だね」
「頑張ろうね」などなど、馬が緊張を感じた時は
「緊張しないで、リラックスして」
日本語なんか絶対通じないのわかってるけれども
言葉を発する事で、馬は乗った人をすぐに感じ取るから
言葉は理解できないけど何か感じ取ってくれてるかもしれないって
自分の気持ちをいっぱい出して乗っています。
駈歩は、前回は自分も初めてでドキドキしてましたが
今日は両手前ともリラックスして動いてくれました。
めっちゃ良かったー。左手前は雄大にラチを越えて場外コースに
なるのですが、何かコツを得て、場外に出ることもなかったです。
先生が珍しく話しかけてきたと思ったら「A2やって」急かされて
ピロ君は乗馬経験値浅すぎるのに経路の拷問になるんか・・・。
3湾曲すら、まだやってないのに、移行しまくって
テンション上がったら可哀想だなと思いながら
急かされまくったので、リラックスした状態で動かせるように
気をつけて経路やってみました。
ピロ君、3湾曲は初めてでしたが初心馬なりに頑張ってくれました。
駈歩発進は、まだこれから練習の段階なので地点で発進とか
無理ですが、目標はラチを越えない事(笑)
テンション上がることなく初A2出来ました。
何も出来ひん状態でこれだけ出来たら上出来やん!
「これでヒヨコ出て」って、また爆弾発言するし・・・。
もう、思いつきが試合直前とかって・・・
いっつもやし何でもいいけど。
私からの条件は、試合で乗ってもいいけど、あまりに
乗馬経験が浅すぎるからレッスンで乗せて。
あと、絶対に地点で物見して暴れるアルアルがあるから
大丈夫なん?って不安なんで、地点チェック。
地点ブロックが大きいサイズだと、ほぼデビュー馬は
ビビリまくって逃げていくので
レッスン終わったのですが、不安になったので
先生に大きいサイズの地点を2コ置いてもらいました。
「何するかわからないから気をつけて」
言われなくても構えてるわ(笑)
で、少しずつ近寄ってみました。
やっぱりピタ止まりされました。でも後退せずに
不動のまま。何か見て確認してるっぽい。
ひたすら声をかけて、また近寄って、さりげなく
接近して通過しました。ちょっと腰が逃げて
腰内状態になったけど、地点の真横を通って
地点に向かって進んだり、あと外周も周るように
言われたので、外周も通りました。
今日の所は何とか無事に大丈夫でした。
地点を物見しないように訓練もしていかないと。
競技デビューする馬は本当に何しでかすかわかりません。
色々と事前に確認しておかないと本番になって外周すら
通ってくれないとか、本馬場に入らないとか。
でもデビューする馬と一緒に競技に出るのって
良い思い出になります。競技に出られるようになったんや。
頑張ったなぁ。って、初めて乗った日からの記憶が
頭の中に流れてきます。デビューの馬に乗せてもらえる事にも
感謝です。でも、恐怖体験すると自分は犠牲者って思う事もあります(笑)