「楽に生きる」ことは人間の内なる意識の中に基からして持っているものです。

良い悪いで判断しない完全真理が実践できれば自由と平等の調和の人間界が築かれるのですがそれも無理だとなりました。

ならばせめても楽しく暮らせる人間関係があればこの世で生きている値打ちがありますが、しかし不完全意識を持っているがゆえに否定反発＆束縛制限＆差別し合うことからしてそれも無理な話です。

そうなると巷の神仏霊魂の世界を説く信仰宗教に頼りたいのですが、しかしそれも人集め金集めの欲絡みの形からしておかしな方向に導かれる事になっていますから、今更にどうしようもありません。

そこで現代的に最先端技術の医科学でもってして誰もが安心安全快適な生活が出来るようになったり、また有能な政治家によって国家安泰が実現できて然るに企業経済界によって豊かな生活が構築されればいいようなものですが、それも土台からして無理な話です。

そんな無理尽くめの中に一つだけ、人を選ばないし性別年齢に関係なく誰もが実践できる優れものがあります。
それが呑気気楽にして「楽チン」に生きることです。

その「楽に生きる」ことは人間本来の内に基からして持っていた精神心意識であったのに、その楽に生きるための思い思惑理想が次第に高くなりはじめ、然るにあれも欲しい此れも欲しいと欲張り続ける事になり、然るにその分だけ余計に苦労することが多くなったのですが、
然るに苦労すればそれが報われるとして受け止めるまでになったのです。

然るに苦が少ない楽に生きればいいのを、いつの間にやら苦労するほどに豊かさ贅沢が（楽しく）味わえることに魅了されて、然るにそれが楽しい生き甲斐に変わり、更に理想目的を高めることで生きる価値観まで高めて、然るにそれを追い求めてきたのが現在です。

然るに現在の苦あれば楽ありの中のその苦が不完全意識の人間関係による精神面が多いだけに、そこでその人間関係を気にしないでいられる精神＆気楽な生き方を書いているのです。

だからして私たち人間の心の奥底に基からしてある「楽に生きる」ためにも何かと欲張らない素朴な生き方に戻ることしかないと、まで書いているのです。

然るに楽しく生きるに必要な人間関係なのに然るに何でまた「気にしない」で生きることになったのでしょう、
かと言って私が間違っているとは思えません。

何たって皆が（何ともしがたい）「どうしようもない」「どうすることも出来ない」（自分さえ良ければの良いとこ取り意識）不完全意識を持っているのですから。