後悔未練を残して人間を終える原因は…

欲張らない実践を書いている私でも…学童のころの戦中戦後の生活からすれば…
町内の資産家のお宅にしかなかった白黒テレビで力道山のプロレスを見ていた当時に比べればすごい時代になったものです。

また一家に一台の自転車さえなかった頃に比べれば今や大人一人が一台以上の自動車を運転しているなんてＳＦ如き時代です。
また町内に一軒あるお風呂屋さん・銭湯に出かけていたのが今や我が家でスイッチポンで入浴できるなんてすごい時代です。
また食堂レストランで外食するなんてめったにないことでしたが今や様々な形で外食できる時代になっています。
また着せ替え人形が如くのファッションが当たり前になっています。
そして今や学童さえもスマホを持っている時代です。

然るに私が運転免許を持って中古の軽トラックを便利に乗り回しているからこそ過疎地暮らしが可能になっています。
また光通信でインターネットができたり・ギャオの無料動画がみれたり・ネットショッピングができてしかも山奥の過疎地の自宅まで宅配される時代になっています。
また電化製品で便利な生活にもなっています。

然るに７０年前の資産家の裕福な家庭よりも上回る贅沢な生活をしているのです。

だから欲張らなくても十分なのです。

そして私が６０歳になるまで欲張って自己拡大していた過去を省みている現在があるだけです。

ちなみに素朴な生活と言えば過疎地暮らしをしていることや家屋と車がオンボロなのと薪で風呂を沸かしていることやダルマストーブで暖をとっていることからして電気代燃料代が少ないことくらいです。

ところがそれらは見える形の結果であって…
私の内なる精神意識は…欲張らない実践からして…ストレスのない穏やかな精神にして日々を過ごしていることが肝要なのです。

然るに見える結果じゃないよ、見えない原因だよとなるのです。
だから美空ひばりの歌の文句にあるように…ボロは着てても心は錦…ともなるのです。

だから原因となる意識心精神のことを根掘り葉掘りお伝えしているのです。

そして人間はお互いさまとお蔭さまの関係で生きているから…
生きていくための衣食住に恵まれていればそれだけで十分だと書いているのです。

だからそれ以上を求めれば欲であり執着すれば欲張りになるとも書いているのです。

そして欲張れば思いもよらない苦労をすることになるよとも書いているのです。

ちなみに数に限りがある有限の世界で欲張ることは弱者を虐める罪になるから、その罪滅ぼしのために手痛いしっぺ返しが仕組まれるとも書いているのです。

然るに若気のいたりで欲張って得をしたと思っていても…人生の終末となる老後でもって思わぬ損を招く結果になるとも書いているのです。

すなわち結果で満足することよりも…原因となる己の意識精神が安定していなければ…喜怒哀楽のストレスが伴う不安定な納得できない人生老後で終わるということです。
そして…死ぬ前に気付いて後悔しても時遅しとなります…

それを言い換えれば…日々精神安定にして暮らすことの値打ち価値を知らずにして…哀れ気の毒でお粗末とも言える人間意識のままに終わり…衣食住に恵まれた地上の天国を味わえずにして…後悔未練を残して人間を終えるわけです。