「1毛差の明暗」が話題になったパ・リーグの2位争いを細かく見ると、
ロッテ70勝68敗5分け/ソフトバンク71勝69敗3分け
「ペナントレースは負け数を減らす争い」 そんな球団会長の金言の重みを
改めてかみしめつつ、今夜開幕のCS1st:ロッテ対ソフトバンク@幕張を語る。
以前に「勝ち上がれる気がしない」と弱音を吐いたが、その理由は二つある。
ひとつは経験値の乏しさ CS1stの出場そのものは、
ロッテは2年ぶりに、ソフトバンクは2年連続になる。
ただし、ロッテは2年前も2位出場だったが、
ソフトバンクの3位出場は秋山監督時代の12年以来11年ぶり
高卒新人の武田が8勝を挙げてブレイクし、大卒2年目のギータが
プロ1号を放ったシーズンと言えば、いかに昔話か分かるだろう。
現在のソフトバンクの主力のほとんどにとって、
「敵地で始まるポスト・シーズン」は未知の舞台になる。
もうひとつはその敵地との相性の悪さ
ソフトバンクの今季のロッテ戦の戦績は12勝12敗1分けの五分だが、
ZOZOマリンに限っては4勝8敗1分けと大きく負け越し
場内アナウンスの谷保恵美さんのラスト・シーズンという要素も
ロッテの選手・ファンには大きなモチベのひとつだろう。
さて注目の予告先発は、ロッテ・佐々木朗希/ソフトバンク・スチュワートと発表。
10日の楽天戦に先発した小島。9日のオリックス戦に先発した有原。
10勝を挙げた勝ち頭をともに使えず、「次善の策」で臨んだと言える。
朗希は連敗後のほぼ1カ月ぶりの先発。
スチュワートは今季のロッテ戦0勝2敗。ともに不安材料を抱える。
「短期決戦は投手力」というのがセオリーだが、
きょうあすに限っては、打力・走力が勝敗を左右するかもしれない。
もしかしたら「馬鹿試合シリーズ」と化す可能性もあるのでは。
- 国際親善試合
日本4対1カナダ 田中碧がトルコ戦の汚名返上のドッピエッタ。
大迫の同点PK阻止もとび出し、まずは快勝と言える一戦だった。