ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

翠玉忌に真夏の祭典を語る

2023年06月13日 | プロレス・格闘技
きょうは三沢光晴の祥月命日 14年の歳月が過ぎた。
三沢の「個人商店」の色が強かったNOAHが
今なお存続しているとは正直、考えもしなかった。

そのNOAHから清宮が今夏の新日本G1に参戦する
NOAH勢のG1参戦は16年の丸藤&中嶋以来7年ぶりとあって
どんな化学反応が起きるのか注目されている。
きょうは去る10日にブロック分けと公式戦日程が発表になった
今夏のG1の期待と懸念を語る。まずブロック分けは以下の通り。
  • A:SANADA・海野・成田・辻・ヒクレオ・オーエンズ・ゲイブリエル・清宮
  • B:オカダ・ヨシハシ・タンガ・ファンタズモ・タイチ・オスプレイ・カーン・KENTA
  • C:タマ・石井・鷹木・ニコルス・ヘナーレ・キングストン・フィンレー・EVIL
  • D:棚橋・後藤・矢野・内藤・ザック・ヘイスト・コブ・コグリン
最も注目を集めるのはAブロックか。海野26歳・成田25歳・辻29歳
そして清宮26歳と、次世代のプロレスを担う20代の4人が一堂に会した。
現・IWGP世界王者のSANADAとの対戦も楽しみだし、
新日本が「フューチャーブロック」と称するのも分かる。
もっとも先のSANADA戦で観客の支持が急上昇した辻は
「世代交代に興味はねえ」と拒否反応を示している。
かつて「ニューリーダー軍」とか「闘魂三銃士」とかの
くくりで成功したフロントの思惑にクギを差した格好だ。
高卒後にプロレス入門した他の3人と異なり、
日体大卒・社会人経験の回り道を経た辻ゆえに、
年少の選手にかまっているヒマはない、という主張は理解できる。
「ゴチャゴチャ言わんと誰が一番強いか決めたらええんや!」
という日明兄さんの匂いもして、むしろ好感を持っている。

とはいえ、今夏のG1の成功がこのホープ4人に託されたのは間違いない。
開幕戦の7・15札幌大会@北海きたえーるの
「海野対成田」「辻対清宮」のカード2戦にその期待がのぞく。
7年前の開幕戦@札幌は、丸藤が当時のIWGP王者のオカダを食った。
清宮が白星発進を再現できるか。辻が有言実行の返り討ちを見せるか。

なお、7・15札幌大会は17時開始。
同じ日に13時開始の新潟戦@厚別を控える札幌サポも何とかハシゴできるのでは。
修平や福森といった新日本ガチ勢の赤戦士もきたえーるに足を運べそうだ。

一方で、今夏のG1には一抹の不安もある。
選手増と過密日程がもたらす故障やリタイアが心配
昨夏は7・16~8・18の34日間に28人参戦の7人4ブロック制。
今夏は7・15~8・13の30日間に32人参戦の8人4ブロック制。
試合時間が30分から20分に短縮されたとはいえ、日程が詰まっているうえ、
選手たちには必ず1大会おきに公式戦が回ってくるので息が抜けない。
また、昨夏はブロック1位のみが決勝Tに進めたが、
今夏はブロック2位も決勝Tに進む望みがある
<8・10船橋大会で準々決勝(ブロック1位対2位の4戦)を開催
1位争いのみならず、2位争いも熾烈になりそうだ。
消化試合が減って熱戦が増えるのはプオタにはありがたいが、
それは選手が負傷するリスクが増えるという要素もはらんでいる。