ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

16年ホークス回顧・下

2016年12月17日 | ホークス

北九州のスペースワールド閉園の知らせをとても残念に思う。

3号&4号が最もかわいかった時期に遊んだ場所が無くなるのは寂しい。

本日はそんな思い出の北九州でやっと勝った今季のソフトバンクを振り返る後編。

【投手部門】

和田が15勝で最多勝。サファテが43セーブで最多救援。

武田が14勝。千賀が12勝。チーム防御率は3.09と昨季よりも向上。

この戦績で優勝を逃したのだから、責められるべきは中継ぎ陣だろう。

さらに、シーズンを通して役立たずに終わった18番は論じるに及ばず

森福が読売に移籍する来季、投手陣の再構築は急務と考える。

なお、今季を振り返って、分岐点と思えた試合がある。

交流戦直前の5月24日のオリックス戦

「22対6」で圧勝して「2・26事件」とも呼ばれた一戦である。

ソフトバンクの強さを知らしめた一戦だったが、この一戦でバンディが離脱。

続く交流戦をうっかり優勝したため、「バンディの穴」を埋める作業が遅れ、

結果的に勝ち頭の和田に負担を強いて、大事な終盤戦でパンクさせる羽目に。

「シーズン途中の増井の先発転向」というなりふり構わぬ奇策で追い上げを遂げた

日本ハムに比べて、首脳陣の危機意識が乏しかった感もある。

【野手部門】

きのうも語った本塁打減。期待のカニザレスがデホの穴を全く埋められなかった。

2年連続トリプル・スリーを狙ったギータも、最高出塁率0.446こそマークしたが、

リーグ2位の108四死球と、まともに勝負してもらえず、不完全燃焼に終わった。

ちなみに、リーグ1位は111四死球の中村晃。こちらは打席での粘りが奏功した印象。

来季は本塁打増とともに、この2人の出塁をいかに点につなげるかも問われるか。

一方で、喜ばしい誤算だったのは「キドコロの交流戦MVP」

ただ、結果として、パとセの投手陣の力量差を示したのみに終わった感もないではない。


  • 宮杯プレミア参入戦

第1戦は、札幌U183対1明徳義塾 まずは第一関門突破。

18日の次戦の相手は、東京Vを3対1で下した米子北に決まった。

選手権に向けて仕上げに入っている各地の強豪高校は決して侮れないが、

ここは大みそかの旭実に先駆けて「米子北狩り」を遂げたいところだ。