ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

J2二大決戦を再び考える

2016年12月04日 | サッカー

年間勝ち点首位が勝ち点差15の相手に敗れてJ1優勝を逃す。

勝ち点84の3位が勝ち点65の6位に敗れてJ1昇格を逃す。

04年・05年のホークスを見ていた者として、敗者の心情は分かる。

しかし、同情はしない。98年のJで札幌が受けた仕打ちに比べたら・・・

本日も何かが起きる予感。J2の二つの大一番を語る。

  • 昇格PO

C大阪岡山 「日本の象徴」対決は、今季はC大阪の1勝1分け。

ホーム開催&引き分けOKという条件を考えると、C大阪が優位に見える。

また、守護神の優劣も正直、C大阪に軍配が上がるか。

ただ、この一戦は「昨日の友は今日の敵」という顔合わせが多い。

大熊清対長澤徹の「FC東京対決」は先述したが、

指揮官のみならず、選手にも茂庭・松田赤嶺・加地という構図がある。

また、FC東京以外にも、山村と岩政は鹿島でいっしょだった。

つーか、12年の札幌「0対7の惨劇」でなかよく得点を挙げやがった。

お互いをよく知っている選手同士の対戦ゆえ、展開が読みにくい。

加えて、両クラブを取り巻く「雰囲気」がどのように影響するか。

C大阪「シャペコエンセの墜落事故」の凶報に見舞われた。

12年に同僚だったFWケンペスを亡くしたことは、当時も現在も主力である

柿谷・杉本・山口・酒本・藤本・茂庭・山なんとか・ジンヒョンらに衝撃を与えただろう。

杉本の場合、同じく事故の犠牲になったMFマイアとも15年川崎で同僚だった

この12年シーズンは、一度退任したクルピ監督が再任したり、清武が海外移籍したり、

最終節でJ1残留を決めたりと、C大阪がかなり苦闘したシーズンだった。

「ケンペスと汗を流したJ1の舞台へ再び」という思いはモチベを高めると考える。

対する岡山は、自らが起こし、鹿島が大きくした「下克上」の波に乗れるか。

いずれにせよ、1点が重い一戦になりそうだ。

  • J2・J3入れ替え戦

金沢栃木 金沢が先勝して富山で迎える第2戦。

アウエーゴールを奪って勝たない限り、昇格の望みが消える栃木に対して、

「無失点=J2残留」となる金沢 近場とはいえ、中立地開催でもあり、

金沢「まずは先に失点しない」という構えで、この一戦に臨むと予想する。

前がかりに攻めてくる栃木を相手に、効果的なカウンターを仕掛けられるか。

個人的には、ドームで分け合った勝ち点1が無駄にならない結末を望んでいる。


  • J1CS

決勝第2戦は、浦和1対2鹿島 鹿島が逆転でJ1制覇

序盤に興梠のゴラッソが決まった時は「興梠のCS」になるかと思ったが・・・

「不可解なPK」で始まったCS決勝は「どう見てもPK」で決着した。

  • NOAH有明大会

メーンの特別試合は、杉浦がみのるを五輪予選スラム葬。

セミのGHCタッグ戦は、潮崎・谷口組がKESからベルト奪取。

GHC王者の中嶋には北宮が挑戦表明。なお、この2日間の対抗戦で鈴木軍は全敗。

ボスの明言こそないが、各メディアが一斉に「鈴木軍がNOAH撤退」を報じた。

この2年間の鈴木軍のNOAHでの奮戦には感謝しかない。

特に、2日間でいずれも30分超のメーンのシングル戦をこなした

みのるは「以て瞑すべし」だろう。今後の動向を楽しみにしている。