今年の九州遠征記の第1弾は、18日の長崎対札幌戦@諫早を。
この日は午後1時すぎに福岡空港着。台風16号の接近に伴い、
すでに九州北部は大雨に見舞われ、JR長崎線に運休や遅れが発生。
このため、高速バス「九州号」で長崎市内に入り、そこから諫早に折り返すことに。
結果として、試合開始2時間前の午後5時半には諫早に到着。JRよりも安く済んだ
初めて訪れたトラスタについて少し説明する。
正式名称は「トランスコスモススタジアム長崎」 旧名は「県立総合運動公園陸上競技場」
2014年の国体に合わせて県が改修し、13年3月から供用開始。
長崎のマスコット「ヴィヴィくん」のユニスポンサーでもあるトランス・コスモスが
ネーミングライツを取得し、今年8月から3年間、現在の名称を使うことになった。
外観は写真の通り、大規模なショッピングモールという感じだが、
周囲の芝生では、出場停止の高杉選手が子どもとボール遊びに興じるなど実にのどかだった。
そして、雨の日に何よりもありがたい屋根付きのスタンド
ちなみに、ビジョンに映っているのはミニライブ中の中西圭三さん
「ぱわわぷたいそう」希望と先に記したが、
当たらずとも遠からずの「ぼよよん行進曲」の熱唱が聴けてうれしかった。
さて本題の試合。札幌はシュート数5本というスタッツが示す通り、
ポゼッションで優位だったものの、「持たされている」感が強く、
パスを回せているだけで、90分間を通して長崎を崩すには至らなかった。
気温25度・湿度100%のピッチ上は、見た目よりも消耗度が激しかったらしく、
ボールを追う距離よりも給水に走る距離の方が長かった印象
秋が深まってきた北海道と残暑が続く内地の気温差が、アウエーの強敵になってきたか。
それでも無失点で勝ち点1をもぎ取ったのは、最低限の結果と言えるかもしれない。
ただ、群馬のようにガツガツ前から当たるでもなく、ボールを奪う位置が低く、
高精度のプレースキックを蹴る選手がいないので、セットプレーの怖さも乏しい。
そんな低調な長崎を相手にスコアレスという結果には、やはり不満が残る。
実際に怖いと思えた長崎の攻めは前半15分の梶川のシュートぐらい
パス回しだけではなく、1対1で勝負して、もっと揺さぶってもよかったのでは・・・
百歩譲って、今季序盤からのレギュラー陣には疲れがたまっているのかもしれない。
しかし、レギュラー陣の出場停止でチャンスが巡ってきた選手が
ボールを失うリスクを恐れて、無難なプレーに終始していたのはいただけない。
誰とは言わないが、名字と違って全然前を向かなかったし<言ったも同然
よかったところ探しをすると、ヘイスが久々に90分間フル出場したのはよかった
<第22節のアウエーC大阪戦以来11戦ぶり
足元にボールが入った時の安心感が群を抜いているうえに、
トップ下もFWもこなせる選手ゆえ、選手交代の幅を広げる意味でフル出場は助かる。
初スタメンで無得点に終わった町田戦のリベンジを、次節はぜひ果たしてほしい。
- おまけ
「諫早出身の有名人」で最もメジャーかつ旬の人と言えば、体操の内村航平選手だろう。
この写真は21日の故郷凱旋イベントを知らせるJR諫早駅のポスター。
トラスタに隣接する市の体育館にもこんな通称が。
これを見た時は、札幌の13番が爆発しそうな予感がしたのだが。無得点で後半19分に交代