セ・リーグは優勝が決まっても、パ・リーグの優勝の行方はなお混沌。
各球団の残り試合は12~17戦。ラスマエのQS達成を語る(12日時点)。
- 日本ハム 69/128(539)
- ソフトバンク 85/129(658)
- ロッテ 69/129(534)
- 楽天 70/126(555)
- 西武 58/131(442)
- オリックス 63/127(496)
最近の10戦または12戦で、各球団は軒並みQS達成の割合を落とした。
最終盤を迎えて、ローテを守ってきた投手が疲れたり負傷したり、
下位球団が来季を視野に若手を試したり、といった事情があると察する。
その中で、ソフトバンクは12戦のうちQS7戦と踏ん張った。
対して、日本ハムは10戦のうちQS3戦。白星がついたのは増井の2戦のみ
しかし、この両球団の勝敗はともに五分<6勝6敗&4勝2分け4敗
ソフトバンクの中継ぎ・抑え投手と打線の不振を物語る数字と言える。
ところで、この時期になると思い出す王球団会長の至言がある。
「ペナントレースは詰まるところ負け数を減らす争いだ」
今季の日本ハムとソフトバンクの競り合いは、この至言がまさに当てはまる。
日本ハムは「ソフトバンクと同じ負け数=パ・リーグ優勝」という状況だからだ
例:ソフトバンクが残り14戦で7勝7敗のケース
ソフトバンクは総計56敗=最終勝率0.594
日本ハムは、残り15戦で7敗の場合、総計56敗=最終勝率0.600で優勝
8敗の場合、総計57敗=最終勝率0.592で2位
前回のエントリーで「直接対決2連戦までの17戦がカギを握る」と述べたが、
上記の通り、ここまでは致命的な差は開いてはいない。
直接対決まで、日本ハム6戦、ソフトバンク5戦。
日本ハムは全6戦を札幌ドームで戦えるが、ソフトバンクより1戦多い。
ソフトバンクは楽天2連戦が敵地だが、日本ハムより1戦少ない。
そして、お互いに本拠地でオリックス3連戦を抱える。
CS自力進出が消えた最下位オリックスが優勝争いを左右するかもしれない。
日本ハムとソフトバンクが、試合消化数を同じくして直接対決を迎える21日、
どんな状況が両球団を待っているのか、楽しみで怖い