鑑定ファイル１３ー３

鑑定ファイル１３／拓真くん３

透明「拓真くん　少し今の状況知りたいから

　　　目をつむっててくれる」

拓真「うん」

さ～て　木人図にアクセス

拓真くんの今おかれている状況を視て、

いじめをしているリーダーを捜し出し

リーダーの木人図に入り込む

(何か打開策になることはないか)

しかし　今の子供は陰険だなぁ～

拓真くんのおかれている現状は、思った以上に

非道い・・・。

早く何とかしなければ

透明「拓真くん、もういいよ　ありがとう」

拓真「」

透明「拓真くん　拓真くんはクラスのみんなのこと好き」

拓真「うん」

この子は優しい　だからこそ反撃しないのをわかってて

いじめるのかもしれない

きっとこの子は、いじめのターゲットが変わっても

次の子をいじめることは出来ないから、

またいじめられるだろう・・・

透明「拓真くんは、３年２組だよね」

拓真「うん、そう」

透明「１組の男の子で１年生の時に仲良しだった子いる」

拓真「え～と、マコトの事」

透明「そうそう、そのマコトくん　今も仲良い」

拓真「うん　学校では　あんまり遊ばないけど、

　　　学校帰って来てからよくマコトの家で遊ぶよ

　　　お母さんもマコトのお母さんと

　　　クラスメートだったんだって」

透明「学校のみんなは、拓真くんとマコトくんが仲良いの

　　　知らないの」

拓真「う～ん　多分知らない。」

これだ

実は、いじめのリーダーの女の子はこのマコトくんの前では、

異常にしおらしい多分、好意を持っているのだろう

透明「拓真くん　先生から、ひとつお願いしていい」

拓真「えっ　いいよ」

透明「マコトくんと、学校で遊ぶ様にしてくれる」

拓真「えっ　う、うん　それだけで良いの」

透明「うん　でも、なるべく毎日出来る」

拓真「・・・たぶん」

透明「しばらくしたら、いじめっ子の女の子が、

　　　マコトくんと仲良いのって聞いて来るから

　　　親友だよって答えてやって」

拓真「　う、うん」

透明「そうしたら、すぐにいじめられなくなって

　　　また、みんなと元にもどれるから必ずそう

　　　言うんだよ」

拓真「本当」

透明「本当だよ　約束する後ね、もう一つお願い

　　　もし、拓真くんがいじめられなくなっても

　　　誰かがいじめられてたら、助けてあげて欲しいんだ

　　　もう、拓真くんがいじめられることはないから、

　　　また、かばってあげてね」

拓真「うん　わかった」

取り敢ず、これで拓真くんがいじめられることは無くなるだろう

しかし、これでOKとはいかないようだ

もう一つ、大きな問題が拓真くんにはある

それは・・・。

　　　　　　　続く・・・。


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