思い想いのたけくらべ・7
透明「それじゃあ、説明しますね
三慢には、
我勝慢(
がしょうまん)
我等慢(
がとうまん)
我劣慢(
がれつまん)
と言うものがあります
これは、人と共存して行く上で
捨てなければならないもの
もしくは、
邪魔になるものをいいます
」
三慢
我勝慢
自分は、あの人よりも勝っていると言う考え
我等慢
自分は、こう想うからあの人もきっとそう想っていると言う考え
我劣慢
自分は、あの人よりも劣っていると言う考え
透明「どうですか

旦那様との生活で、
阿蘇さんが考えていたことと
どれかが当てはまってないですか

」
阿蘇「・・・当てはまっています・・・特に、
我等慢・・・。
我勝慢も・・・。」
透明「とかく生きていると、その原動力として
競争心から来るものや
満足感、
劣等感で物事を計ってしまうことって多いですよね
それに、
自分中心で物事を考えていると
相手の考えすら縛り付けて考えてしまい
相手が自分の意見と違うことに
憤りを感じてみたりします
競争心や
一体感は大切なことですが、
想うだけならまだしも
断定的に考えて
相手にそれを出してしまえば
それが、
トラブルの元となりえます
一度その枠を切り捨てて、対人間として自由な考えを交換し、
共有出来るようにならなければ、
相手のことなんて
一生見えてこないものです
簡単に言えば、
お互いの尊重こそ相手と上手く生きて行く
極意なのかもしれないですね
確証の無い感や予想で人を決めつけて見てはいけない
良い教えだとおもいます

」
阿蘇「・・・そうですね・・・

」
透明「それとね

もうひとつ覚えておいて欲しいんです
人の縁とは、価値観の共有こそが大切
それこそが、
縁を太いものにする材料です
縁あって結ばれた旦那様とは、必ず
価値観を共有出来る
ところがあったはずなんです
いつの間にか、お互いがお互いで
別々の価値観を
持ってしまえば、共有部分が無くなり
個と
個が強くなりすぎてしまう
そこに
愛情があればあるほど、
少しのすれ違いが大きなシコリ
となってしまうことも多いんです
」
阿蘇「
愛情があると、
シコリになるんですか

」
透明「いえいえ、
誤解しないで聞いてくださいね
これは、あくまでも
一般論ですけど、
愛があれば何でも許せる
なんていうのは、
理想論な気がします
本当に相手のことを
愛して止まないなら、
些細なことすら許せなくなることが多い
それは、お互いがお互いを
大切に想っているからこそ
わかり合えると想うからこそ
心の中に受けるものが大きいということだと思います
もちろん、価値観を共有出来ていれば、そんな些細なことも
大きくなる前に、
話し合えば解決してしまうことでしょうけど、
生活のすれ違いで、
コミュニケーションが取れなくなると、
その細かな問題が積み重なり、いつしか取り返しのつかない
ところまで行ってしまうこともあるんです
ですから、阿蘇さんには、旦那様と出会い結ばれた時の
想いと
価値観を取り戻してもらわなければなりません

」
阿蘇「・・・確かに・・・主人ならわかってくれていると想って、
意見がすれ違うと凄く許せなくなったりしていたような・・・
本当にそうですね
他人なら、どうでも良いことでも、
大切な存在だからこそ、
わかってもらいたいと想って、許せなくなってしまうんですね
昔の感情にもどる・・・
わ、私に出来るでしょうか
」
透明「出来るか

ではなく、
やるんです
その為に必要なことは私が教えます
後は、
阿蘇さんのやる気しだい
一度結んだ縁です

そのころの自分に返ることは
やる気しだいで出来ます
阿蘇さんなら出来ると私は信じています
」
阿蘇「
私、頑張ってみます
やり方を教えてください
」
阿蘇さんも本当の意味で、
旦那様と向き合う姿勢が取れた
さて、次は・・・。
続く・・・。
これで多くの人が悩みを解決できるかもしれません

あなたの徳が積めますように

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