

ちび「はぁ~
お腹いっぱい
」


透明「はぁ~
ねむい~
」


ほくほくとふらふらコンビは、
協会が開くまで、散歩中・・・

透明「しかし、この町は活気があるねぇ~

午前中は、仕入れやら搬入やらの人で
町も大賑わいだ
」

ちび「確かに
ニーゼは物流の町として

有名だからね

その分、美味しいものも多いから
オイラ、一度ニーゼに来てみたかったんだ
」

透明「そういえば、ちびにゃは、あの森から
出たことなかったんでしょ

それなのに、町のこと色々知ってるよね
」


ちび「まあね
おいらたちクーニャは、森を守護して

いるけど、町を守護する神の使いもいるから、
たまにそいつから色々なことを教えて
もらえるんだよ
」

透明「へぇ~
ということは、この町にも幻獣が

いるってことか・・・・

会ってみたいなぁ~
」

ちび「町の守護者は、滅多に人前には現れないよ
」


透明「なんで
」

ちび「もし、町の守護者が一人の人間と交流して
しまったら、その人間に加護がついてしまって、
町の人間は、その人物に逆らえなくなって
しまうからね
」


透明「そ、そんなに、影響力あるんだ
」


ちび「町を害獣から守っているのも、守護者だから、
もし守護者の機嫌を損なえば、町そのものが
保たれなくなる
保たれなくなる

だから、町の人たちは、守護者に感謝しつつも、
畏怖しているところもあるんだ

そういった面では、町に住む者と守護者の
バランスが大切で、町には守護者を祀った
教会がいたるところにあるんだ
」
教会がいたるところにあるんだ

透明「直接、神様を祀らないの
」

ちび「とんでもない



神様は、守護者の上に存在するお方だから、
神様を祀っていいのは、おいらたち守護者で、
人間達は、直接接点のある守護者を祀るもの
なんだよ
」
人間達は、直接接点のある守護者を祀るもの
なんだよ

透明「な、なるほどね・・・・

(この世界では、神はとてつもなく遠い存在
なのかもしれないなぁ
そう考えると、仏様はどうなっちゃうんだ

もっと遠い存在?あるいは、その存在すら
認識できないということもありえる・・・。)」
なのかもしれないなぁ

そう考えると、仏様はどうなっちゃうんだ


もっと遠い存在?あるいは、その存在すら
認識できないということもありえる・・・。)」
ちび「透明
」


透明「あっ
ごめん
ごめん



ということは、ちびにゃは、この世界の生き物に
とっては、神様に近い存在なんだね
」

ちび「め、滅相もない



おいらたちが、神様に近いなんて

それに、おいらたちは、森の守護者だから、
町の守護者とは立ち位置が少し違うんだ
」


透明「どういうこと
」

ちび「町の守護者は、町の人間の信仰対象だけど、
森の守護者は、町の人も敬ってくれるけど、
信仰対象じゃない
信仰対象じゃない

もちろん、町の守護者と肩を並べる存在だから、
おいらたちの機嫌を損なうことが、町の守護者に
影響する可能性があると考えて、気を使ってくれる
のだけどね
」

透明「そうなんだ~

ちびにゃは、町の人にも信仰されたい
」

ちび「い、いや
おいらたちの使命は、そういった

ことじゃないから・・・
・・・。」

透明「(それでも、やっぱり、信仰されたいよね
それに、きっと信仰された分、何かしらの
力関係が、幻獣にもある気がする・・・。)

それに、きっと信仰された分、何かしらの
力関係が、幻獣にもある気がする・・・。)
・・・・大丈夫
」

ちび「
」

透明「ちびにゃは、私が信仰しているから

こんなに可愛くて、モフモフな守護者なら、
信仰対象としても、申し分無し

」



そういうと、ちびにゃに顔を擦り付けて
モフモフする透明先生

ちび「ちょ、ちょっと、と、透明



わっ
あは
あははははっ





やめろ~~~~
くすぐったい~~~
」



そんなこんなで、ちびにゃと信仰を深めていると

ルク「あれ
透明さんとクーニャ様
」


透明「あっ
ルクルクさん
おはようございます
」



ちび「ひぃ~
ひぃ~
お、おはよう
ルクルク
」




ルク「お二人共、仲が良いのですね~
」


ちび「ち、違うぞ
ルクルク
これは、透明が
」




透明「はい
仲良しです

」




ルク「くすくす



あっ
そういえば
昨日、グラーグスが
討伐されたのを知っていますか


討伐されたのを知っていますか

何でも、とても強い英雄が、なんと一人で退治なさった
とかで、今、町はその噂で大盛りあがりなんですよ
」

透明「そ、そうなんですか~
へぇ~、し、知らなかったなぁ~
」




ちび「ふっふっふっ
そのえいゆ


ぐもぐ~~も、むぐううううう
」


咄嗟に、ちびにゃの口を塞ぐ

ルク「
」

透明「ルクルクさん
また、狩りをしたらお店に

寄らせてもらいますね

今日は、これから協会に行かなくては
ならないので、これで失礼します
」


ルク「は、はい
お待ちしていますね
」


そういうと、急いでその場から立ち去る



次回、いよいよ魔法です 

続く・・・。







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