宮古島を通過中の建設バブル。
ついに我が家の前までやってきました。
昭和30年代に建設された赤瓦の民家。今は、雨漏り対策のため白くペイントされていますが立派な赤瓦です。
何故わかったかというと、
元の家主が退去した後、購入した不動産屋に見せてもらった家の中。
昭和30年代のカレンダーが子供の手によって壁に糊付けされ、60年を経ても生き残っていたからです。
1959年9月15日に上陸した台風14号サラは、高潮を伴って死者7人、住宅全半壊5,000戸を超える甚大な被害をもたらしました。
このころからブロック積みやコンクリート造りの住宅が増え始め、この住宅もその頃に建設されたものなのでしょう。
解体中の家の中。
天井板をはずしたところですが、瓦を支える屋根板が腐り、瓦が見えています。時にはこのかけらが天井裏に落ちていたはずです。
重機を使って一気に解体。
かくして、路上でのオトーリに参加したり、ケンブリッジ人と山形人の夫婦が住んでいたりの特徴ある民家が消えて行ったのです。
次にこの地に建つ建築物はどんなものになるのでしょうかねぇ